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686 [2011/09/26]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2614 . Christian Montillon / Navigator Quistus / 航宙士キストゥス
2615 . Markus Heitz / Todesjagd auf Rhodan / ローダンを殺す狩り
2616 . Arndt Ellmer / Countdown für Sol / ソルのカウントダウン
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走

□ Perry Rhodan-Heft 2614話「航宙士キストゥス」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2614.html ]

(承前)

 新銀河暦1469年9月、カンダ銀河――

「拿捕された《バジス》は~」
「《アペラス・コッカイア》造船所の、脇のあたりで~」
「分解されて~」
「さらに、まだまだ、分解されていったり」
「で」
「船内の一部では~」
「逃げ残った人たちが、抵抗していたり」

 《バジス》のパーツのひとつ――

「《バジス》船長、エリク・テオンタ少将とか~」
「エルトルス人トレスル・サルゴンとか~」
「乗員たちの一団が~」
「隠し部屋――〈多宇宙接眼〉部屋――に~」
「立て籠もって~」
「前回~」
「攻めてきたドサンティ種族2名を、捕虜にしたり」
「が」
「《バジス》船長、エリク・テオンタ少将とか~」
「エルトルス人トレスル・サルゴンとか~」
「――どうしよう?」
「――どうします?」
「捕虜にした、ドサンティ種族2名は~」
「――オレたちの、パニック放射が、効かないよー」
「――オレたちの、プシ能力が弱くなって、枯渇しちゃったよー」
「――ひぃぃん」
「――こわいよーっ」
「ドサンティ種族の超能力が、効かないのは~」
「〈多宇宙接眼〉部屋のおかげ……なのですが」
「それにしても~」
「哀れな感じです」
「で」
「《バジス》船長、エリク・テオンタ少将は~」
「ともあれ、尋問などしてみようかと」
「……」
「ドサンティ種族は~」
「カンダ銀河の発祥惑星で、細々と暮らしていたのです」
「――ひぃぃん」
「――こわいよーっ」
「とかいう自分の恐怖を~」
「半生体性の壁――ハイパー水晶を大量に含む――の居住洞に籠もって~」
「――うぉぉっ」
「――パニック放射で、オマエらを怯えさせてやるっ」
「とかいう、攻撃性に転化……」
「というか、自分の恐怖を、他人の恐怖に転化したりする~」
「ちょっぴり不憫な生き方のヒトたち、なのでした」
「で」
「半生体性素材の壁は~」
「惑星から持ち出すと、死んでしまう」
「なので」
「ドサンティ種族は~」
「カンダ銀河の発祥惑星で、細々と暮らしていたのです」
「が」
「そこへ」
「キン・シが、やってきて~」
「ドサンティ種族に、半生体性居住洞の代用品を装備した艦船――を、与え~」
「バダック種族――シリンダー状の身体をした――という運転手をつけて~」
「――どなどな~」
「ドサンティ種族は、キン・シの補助種族となり~」
「カンダ銀河の防衛部隊員に、なったのでした」
「……」
「それにしても~」
「哀れな感じです」
「で」
「《バジス》船長、エリク・テオンタ少将と~」
「エルトルス人トレスル・サルゴンは~」
「反対に~」
「なんだか、希望が湧いてきました」
「――まずは~」
「――《バジス》のこのパーツをっ」
「――我らの手に、取り返すのだっ」
「と、いうのも」
「――《バジス》のこのパーツの、ドサンティ種族とバダック種族はっ」
「――少数だっ」
「――外部から、孤立しているっ」
「――外部から、補給もないっ」
「――うぉぉっ」

 ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――

「前回~」
「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「捕虜になり~」
「拷問寸前のところを~」
「エンネルハールの超技術の時間停止の力で~」
「悠然と、脱走したのでした」
「で」
「隠れていると~」
「――発見された?」
「――うわあ、ガスがっ」
「が」
「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「エンネルハールの超技術の偽装の力で~」
「敵兵に見つかることなく~」
「悠然と、逃走」
「――交換部品の備蓄所?」
「新しい隠れ場所を、見つけたり」
「で」
「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「――船内のデータ回線に、気づかれないで、接続できたぞ」
「エンネルハールは~」
「ペリー・ローダンの多機能アームバンドに~」
「データ・パケットを大量にコピーしたり」

 3日後、ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――

「この3日間~」
「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「収集したデータを、解析」
「加えて」
「――カオウェンを監視する立体映像回線を、開いたぞ」
「なんてことまで、していたり」
「が」
「――カオウェンが、また、監視からはずれた?」
「――監視には、気づいていないのに?」
「なんてことが、重なります」
「じつは~」
「カオウェンは~」
「遮蔽された部屋に、行ったり~」
「――これから秘密の仕事だ……邪魔するなっ」
「人払いしたり~」
「謎が、多い」
「……」
「ちなみに」
「並行して~」
「ペリー・ローダンは~」
「データパケットを、解読」
「この《ラドンジュ》の図面なんかも、作っていたり」
「……」
「《ラドンジュ》は~」
「〈モミの実〉というか、〈松ぼっくり〉というか……そんな形状」
「全長4500m、直径1200m」
「転移パーケット技術を、搭載」
「ちなみに」
「転移パーケット技術とは~」
「目下のところ~」
「詳細は、不明ですが~」
「要するに~」
「《バジス》を銀河系からカンダ銀河に転送した技術です」
「……」
「ともあれ」
「ペリー・ローダンは~」
「《ラドンジュ》の図面を、眺めて~」
「格納庫――搭載艇120隻を格納――を、発見」
「――もしかして?」
「――搭載艇1隻を奪取して、逃げられるのでは?」
「とか、思うのです」
「が」
「エンネルハールは~」
「――ここは、まず~」
「――カオウェンが、繰り返し、立ち寄っている~」
「――あの遮蔽が完璧な部屋を、調査したい」
「――なんといっても~」
「――このエンネルハールの超技術でも、見通せなかったのだっ」
「で」
「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「特別に高度な保安コードによって遮蔽された~」
「謎の領域に、調査に向かう」
「……」
「ちなみに」
「特別に高度な保安コードによって遮蔽された……」
「とか、言いますが~」
「そこは、それ……」
「もちろん」
「エンネルハールは~」
「超技術を用いて~」
「ペリー・ローダンを伴い、あっさり侵入」

 ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》、謎の部屋――

「ペリー・ローダンとエンネルハールは~」
「メタン=水素大気の生存環境が作ってあるのを、発見」
「エンネルハールの超技術の偽装の力で~」
「相変わらず、見つかることなく~」
「調査を、進めたり」
「ちなみに」
「――生存環境の中の重力場が?」
「――1Gから9Gまで、可変になっている?」
「――どうして?」
「とか、謎もある」
「と」
「――メタン=水素大気の生存環境の中に?」
「――蛸型種族が2体?」
「――囚われている?」
「観察していると~」
「カオウェンが~」
「生存環境の中に、出現」
「どうやら~」
「蛸型種族2体がここに囚われているのは、確かなようです」
「で」
「カオウェンは~」
「蛸型種族2体に、詰問」
「――ここ最近~」
「――技術装置が、まともに動かないのだっ」
「――キサマらのせいかっ」
「――キサマらが、逃げようとして、やったのかっ」
「蛸型種族は~」
「――ちがいまーす」
「これは、正直な回答です」
「……」
「もちろん」
「ここ最近~」
「カオウェンの技術装置が、まともに動かない……ように見えるのは~」
「エンネルハールの超技術が、理由なのです」
「……」
「ですが」
「カオウェンは~」
「メタン=水素大気の生存環境の、重力場を操作しながら~」
「蛸型種族2体に、さらに詰問」
「――キサマらのせいかっ(9G)」
「――ち、ちがいまーす」
「――キサマらのせいかっ(1G)」
「――ちーがーいーまーすー」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――可変重力は、拷問道具……?」
「ようやく、納得した、次第」
「……」
「さて」
「カオウェンが、帰ってから~」
「ペリー・ローダンは~」
「蛸型種族2体の前に姿をあらわし~」
「――は、はろー?」
「対話を、試みたり」
「と」
「蛸型種族2体は~」
「――ボクは、キストゥスです」
「――女房は、サルメです」
「――ボクたちは、イオトン人です」
「話を、聞いてみましょう」
「……」
「――イオトン人は~」
「――生まれながらにして~」
「――二重にテレキネシス能力を有していて~」
「――ひとつで、無意識に、自分の体を動かして~」
「――もうひとつで、意識的に、別のモノを動かすのです」
「で」
「――別のモノ用のテレキネシス能力は~」
「――大きな負担が、かかるのです」
「が」
「――イオトン人は~」
「――別のモノ用のテレキネシス能力を使って~」
「――宇宙船を、動かしたり~」
「――ハイパー嵐を、切り抜けたり~」
「――ヴィーバド礁を、切り抜けたり~」
「――するのです」
「つまり」
「カオウェンは~」
「イオトン人の価値を、知っていて~」
「イオトン人、キストゥスとサルメを~」
「出会ってからずっと、旗艦《ラドンジュ》で、飼っているのでした」
「……」
「カオウェンは~」
「イオトン人、キストゥスとサルメに~」
「時々~」
「――《ラドンジュ》を、航行させろっ」
「と、命じたりもします」
「が」
「カオウェンは~」
「イオトン人、キストゥスとサルメに~」
「本当は~」
「――もっと大きな使命を、準備中だっ」
「――キサマらは~」
「――このカオウェンのために~」
「――巨大な船を、航行させるのだっ」
「と、言うとかいう」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――ソレって、《バジス》のコトだなよ?」
「――確信するのでした」
「さて」
「とかいう、次第で~」
「ペリー・ローダンは~」
「エンネルハールと~」
「――ごにょごにょ」
「――では、合意ということで」
「相談の上~」
「イオトン人、キストゥスとサルメに~」
「提案して、曰く」
「――解放してあげるから~」
「――《バジス》の航宙士になってはくれまいか?」
「……」
「じつは~」
「よく考えてみると~」
「ペリー・ローダンが提案しているコトは~」
「カオウェンと、大差ないのです」
「が」
「イオトン人、キストゥスとサルメは~」
「もう、本当に……カオウェンが怖かったのでしょう」
「――ごにょごにょ」
「――では、引き受けましょう」
「二つ返事で~」
「ペリー・ローダンの提案を、受け入れたとか」

 ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――

「イオトン人、キストゥスとサルメは~」
「各1基のメタン=水素大気の環境カプセルに入って~」
「ペリー・ローダンとエンネルハールに、同行します」
「……」
「でも」
「カオウェンが、逃走計画を、察知」
「――ぽちっ」
「……」
「――ばーん」
「メタン=水素大気の生存環境は~」
「大爆発」
「ペリー・ローダンと~」
「エンネルハールと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「無事でした」
「が」
「イオトン人、サルメの環境カプセルが~」
「――ぺきっ……しゅううう」
「イオトン人、サルメは~」
「――う……ぐったり」
「で」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――!」
「伴侶の死を目のあたりにして~」
「麻痺したみたいに、無反応に」
「エンネルハールは~」
「イオトン人、キストゥスの環境カプセルを~」
「――おーえすっ(超技術の作動音)」
「牽引して、逃げようとします」
「が」
「ジルス人警備員数名とか~」
「ロボットとか~」
「――待てーっ(ぞろぞろー)」
「追いすがって、きたりして」
「で」
「エンネルハールは~」
「超技術で~」
「――かっ(超技術の作動音)」
「――ばーん」
「ロボットの追っ手を、何体か破壊」
「イオトン人、キストゥスも、なんとか気力を取りもどして~」
「――テレキネシスっ」
「――ばーん」
「ロボットの追っ手を、何体も破壊」

 ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》、格納庫――

「ペリー・ローダンと~」
「エンネルハールと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「搭載艇を目前にして~」
「包囲されたり」
「と」
「――ふっ」
「エンネルハールが、ひとりだけ、姿を消しました」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「取り残されて、孤立無援」
「そこへ」
「包囲陣から、一斉攻撃」
「――ばーん」
「――どどーん」
「このままでは、防御バリアが保ちません」
「と」
「防御バリアが崩壊する、直前……」
「そこらの手摺りの上に、カオウェンが出現」
「――わはは」
「――攻撃やめっ」
「――わはは」
「とか、言うのでした」
「で」
「包囲陣が、攻撃をやめた~」
「わずかな隙に~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――(そそくさ)」
「搭載艇に乗りこんだり」
「と」
「手摺りの上のカオウェンは~」
「ペリー・ローダンの方を、睨んで~」
「――ばっちん」
「ペリー・ローダンとエンネルハールのあいだで~」
「前もって打ち合わせておいた合図を、送ってよこしたり」
「……」
「すなわち~」
「手摺りの上のカオウェンは~」
「エンネルハールが~」
「超技術で偽装した姿なのでした」
「……」
「が」
「イオトン人、キストゥスは~」
「そんなコト、知りません」
「と、いうより~」
「もう、本当に、カオウェンが怖かったのでしょう」
「――準備、完了っ」
「――おい、ちょと待……」
「――発進っ」
「搭載艇は~」
「エンネルハールが乗るのを、待たずに~」
「――ごごごっ」
「カオウェンの旗艦《ラドンジュ》を~」
「離脱、したのでした」

「《アペラス・コッカイア》造船所、周辺宙域――

「イオトン人、キストゥスは~」
「優秀な航宙士です」
「搭載艇は~」
「《アペラス・コッカイア》造船所を、弾除けにしたりして~」
「――ごごご……ふっ」
「搭載艇を、リニア空間に移行させたりして」
「が」
「――あれ?」
「搭載艇は~」
「機能制限がしてありました」

 どこかの宙域――

「超光速航行は、ごく短時間に終わり~」
「――ふっ……ごごご」
「搭載艇は、通常空間へ」
「どこかの酸素大気の惑星の~」
「上空に、実体化」
「で」
「イオトン人、キストゥスは~」
「ベストを尽くしましたが~」
「力およばず」
「――ごごごごごごぉぉぉっ」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「惑星に、墜落するのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 〈モミの実〉……〈松ぼっくり〉とかが、わかりやすいのかな。


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