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683 [2011/09/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2611 . Marc A. Herren / Gegen den Irrsinn / 狂気に立ち向かう
2612 . Michael Marcus Thurner / Zielpunkt BASIS / 目標《バジス》
2613 . Michael Marcus Thurner / Agent der Superintelligenz / 超知性体の工作員
2614 . Christian Montillon / Navigator Quistus / 航海士キストゥス
2615 . Markus Heitz / Todesjagd auf Rhodan / ローダンを殺す狩り
2616 . Arndt Ellmer / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2611話「狂気に立ち向かう」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2611.html ]

 (承前)

 〈調和の帝国〉の銀河、異常空間の中で――

「搭載艇《ロトル=グ》は~」
「安全装置により、自沈」
「アラスカ・シェーデレーア」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼル」
「フィリビリム種族、メル=アンタ=セル」
「3名が乗る、救命カプセルは~」
「エスカリアン人の行政宮殿に、戻ってきたり」
「……」
「先般から、明らかな、とおり~」
「アラスカ・シェーデレーアの顔面のカピン片の、放射は~」
「異常空間の中で~」
「ずんずん、強くなったり」
「異常空間のストレンジネスを、中和したり」
「その反面~」
「異常空間の中で~」
「エスカリアン人が、ストレンジネスに適応するのを、阻害して~」
「――だるーい」
「――頭いたーい」
「与えて~」
「――し、心臓がっ」
「――し、死にそうっ」
「本当に、死者まで出る始末」
「……」
「さて」
「今回、あらためて~」
「アラスカ・シェーデレーアが、行政宮殿に、戻ってくると~」
「――!」
「カピン片の放射の、困った影響は~」
「とんでもない、ところまで」
「――ひーっ」
「――へげもげさまっ」
「――村の衆、みんなで、へげもげさまを殺るだっ」
「――へげもげーっ」
「――ばーん」
「――どどーん」
「……」
「――えーと?」
「――何が起こって、いるかというと?」
「乗員=エスカリアン人たちは~」
「狂気に、囚われて~」
「幻覚に、怯えて~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「仲間同士で、殺し合っているようです」

 行政宮殿――

「エスカリアン人の中には~」
「かろうじて、正気を保っているヒトたちが、いたりします」
「近衛少尉プリドンは~」
「行政宮殿を統べる〈調和の女大公〉に進言して、曰く」
「――アラスカ・シェーデレーアの主張は、筋が通っていますっ」
「――アラスカ・シェーデレーアの放射を、利用すれば~」
「――行政宮殿を、異常空間から脱出させられるかもですっ」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「と」
「いう具合に~」
「エスカリアン人の中には~」
「かろうじて、正気を保っているヒトたちが、いたりします」
「が」
「あくまでも~」
「かろうじて……だったり、するわけで~」
「たとえば」
「〈調和の女大公〉、近衛少尉プリドンに応じて曰く」
「――乗員を救うには?」
「――つまり?」
「――アラスカ・シェーデレーアを?」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「――始末すれば、良いのね?」
「……」
「アラスカ・シェーデレーア」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼル」
「フィリビリム種族、メル=アンタ=セル」
「3名に向けられた戦闘ロボットの攻撃は~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「激化したりする」

 行政宮殿――

「近衛少尉プリドンは~」
「かろうじて~」
「アラスカ・シェーデレーアのところに~」
「クモ型ロボット――固有名、ショロウブワ――を、派遣」
「……」
「クモ型ロボット=ショロウブワには~」
「生体要素が、ついています」
「――アラスカ・シェーデレーアのもとに行くには~」
「――生体要素を、非活性化するです」
「――生体要素ヲ……非活性化シマシタ」
「……」
「クモ型ロボット=ショロウブワは~」
「アラスカ・シェーデレーアのもとに行って、曰く」
「――行政宮殿ヲ、異常空間カラ、逃スノデス」
「――あらすか+しょろうぶわ=絶対デキルデス」
「アラスカ・シェーデレーア~」
「――共に、事態を解決しようっ」
「がしっ」
「……」
「かくして~」
「クモ型ロボット=ショロウブワは~」
「アラスカ・シェーデレーア一行を連れて~」
「行政宮殿の、司令室へ」

 行政宮殿――

「〈調和の女大公〉は~」
「――近衛少尉プリドンの独断専行は~」
「――同意できないのよ」
「――でも?」
「――行政宮殿を、異常空間から脱出させる唯一の方法は?」
「――つまり?」
「――アラスカ・シェーデレーアを、行政宮殿の……?」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「――運転手に採用すれば、良いのね?」

 行政宮殿――

「かくして」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「クモ型ロボット=ショロウブワの手を借りて~」
「行政宮殿を、運転して~」
「異常空間から、脱出させよう……と、試みる」
「――全駆動区画、稼働っ」
「――ごごごっ……」
「――がががっ……」
「――ばーん」
「最初のうち~」
「エネルギー炉が、何基か爆発したり」
「が」
「――ごごごごごっ」
「行政宮殿は~」
「のろのろ……と、ではありましたが~」
「異常空間の縁を、目指し~」
「どうやら、動き始めたみたいです」

 行政宮殿――

「そうする、うちにも~」
「アラスカ・シェーデレーアに発する、放射の効果は~」
「絶え間なく、拡大の一途」
「……」
「アラスカ・シェーデレーアは、行政宮殿の中央にいるので~」
「――全乗員は、行政宮殿の縁の方に待避だっ」
「が」
「命令が間に合わなかったエスカリアン人も、いるわけで~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「行政宮殿の中では~」
「あいかわらず~」
「さらに、いっそう~」
「オカシクなったエスカリアン人たちが~」
「仲間同士で、殺し合いを続けるのでした」
「……」
「アラスカ・シェーデレーアは、行政宮殿の中央にいるわけで~」
「近衛少尉プリドンとしては~」
「〈調和の女大公〉に進言して、曰く」
「――ここは、キケンですっ」
「――自分の護衛艦《和音》に、移乗してくださいっ」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「……」
「もちろん~」
「正気で考えれば、簡単にわかる話」
「なのですが~」
「護衛艦《和音》が、〈調和の女大公〉を乗せて~」
「護衛艦《和音》が、行政宮殿から、離脱すれば~」
「護衛艦《和音》と〈調和の女大公〉は~」
「異常空間に、置き去りなのです」
「……」
「司令室で~」
「アラスカ・シェーデレーアが、気づきました」
「――近衛少尉プリドンの、護衛艦《和音》が?」
「――発進しよう、としてる?」
「――なぜ?」
「――おーいっ」
「で」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「とりいそぎ~」
「司令室から、拘束場を使って~」
「護衛艦《和音》の発進を、阻止」
「……」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「――きーっ」
「〈調和の女大公〉は、暴れたという」

 行政宮殿――

「と」
「そんな~」
「いろいろと難しい状況、のもとで~」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「――!」
「――《光力》から、通信?」
「《光力》の現・指揮官ファルン・ヴィラウフから~」
「連絡が、来たりして」
「――こちらに向かってる?」
「……」
「《光力》は~」
「異常空間に、突入」
「アラスカ・シェーデレーアの指示のもと~」
「行政宮殿を、牽引ビームで、加速する……」
「はず……でした」
「が」
「異常空間は、やはり……異常な空間でした」
「――!」
「《光力》の船載脳〈ダン〉は~」
「《光力》の現・指揮官ファルン・ヴィラウフに~」
「――残念なお知らせが、ございますです」
「――《光力》の機能が、まったく制御できないでございま……」
「……」
「《光力》の姿は~」
「ちらつき、はじめて~」
「――ふっ」
「突然、跡形もなく消えたという」

 行政宮殿――

「クモ型ロボット=ショロウブワは~」
「アラスカ・シェーデレーアを、手伝っていました」
「が」
「クモ型ロボット=ショロウブワには~」
「生体要素が、ついています」
「で」
「――生体要素ガ……完全ニ非活性化デキナイ部分ガ……ガガガ」
「かなり、オカシクなってきました」
「どうしようも、なくなって~」
「ついに~」
「クモ型ロボット=ショロウブワは~」
「司令室を離れようとしたり」
「と」
「近衛少尉プリドンと、ばったり」
「――ドウシタノデスカ?」
「――司令室ニモドルノデスカ?」
「――体調ガ悪クテ歩ケナイカラ、背中ニ乗セテイケ、デスカ?」
「で」
「近衛少尉プリドンは~」
「クモ型ロボット=ショロウブワの背中に、乗せられて~」
「かろうじて~」
「司令室に、戻り~」
「――ううっ……」
「――乗員を救うには?」
「――つまり?」
「――アラスカ・シェーデレーアを?」
「――うっ(あー、頭が痛いっ)」
「――始末すれば、良いのだっ」
「――ばーん」
「もちろん、撃った相手は、アラスカ・シェーデレーアです」
「――!」
「咄嗟に~」
「フィリビリム種族、メル=アンタ=セルは~」
「――もふもふっ」
「近衛少尉プリドンの手首を、上から抑えて~」
「ビームの射線を、そらしたりして~」
「アラスカ・シェーデレーアの生命を、救うのです」
「が」
「それたビームは~」
「当然、下を向くわけで~」
「近衛少尉プリドンが、乗っている~」
「クモ型ロボット=ショロウブワに、当たったりして」
「――ぐしゃぐしゃ」
「クモ型ロボット=ショロウブワは、ほとんど全壊」
「さらに」
「至近距離で、すごい熱」
「近衛少尉プリドンは~」
「――ずぶずぶ~」
「クモ型ロボット=ショロウブワが、壊れて熔けるのに~」
「巻きこまれてしまって、重傷です」

 直後、行政宮殿は、異常空間を脱出――

「行政宮殿が~」
「異常空間の周囲の律動ゾーンに、到達すると~」
「困った事態は~」
「ようやく、沈静化」
「アラスカ・シェーデレーアの顔面のカピン片の、放射は~」
「異常空間を出ると、突然、弱くなったり」
「ついには、完全に止まったり」
「……」
「ところで」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルには~」
「気になることが、あります」
「――《光力》は?」
「――どこにいるレスか?」
「異常空間を出たら、姿が見えるかも~」
「とか、思っていたのですが」
「――気配もない?」
「――どこにも、いないのレス」
「で」
「代わりに、といっては何ですが~」
「――あれは?」
「飛来する、泡状の物体が~」
「およそ、数千」
「フィリビリム種族を、乗せているようです」
「で」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「フィリビリム種族、メル=アンタ=セルに、問いかけて曰く」
「――種族のところに、戻りたいか?」
「――もふもふっ」
「フィリビリム種族、メル=アンタ=セルは~」
「アラスカ・シェーデレーアの首に、巻きついて~」
「――もふもふっ」
「この先も、同行したい……と、意思表示するのでした」

 行政宮殿――

「〈調和の女大公〉は~」
「アラスカ・シェーデレーアと謁見して、曰く」
「――助けてもらって、礼を言うわっ」
「――でも」
「――エスカリアン人が何人も死んだ責任は、消えないわよっ」
「さらに、曰く」
「――何にしても~」
「――もう、船がないのでしょう?」
「――船がないなら、行政宮殿に乗ったまま~」
「――〈調和の帝国〉に、来れば良いのよっ」
「――そこで~」
「――許されるかどうか……とにかく、試練を受けると良いわっ」
「で」
「アラスカ・シェーデレーアとしては~」
「肯くしか、ありません」
「……」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルも~」
「アラスカ・シェーデレーアと、立場は同様」
「――ぼー(《光力》が……)」
「居室に軟禁状態のまま~」
「――ぼー(《光力》が……)」
「目的地に到着するのを、ただ、待つのでした」

 行政宮殿――

「近衛少尉プリドンは~」
「とてつもない、大手術のすえ~」
「生き延びたそうです」
「……」
「クモ型ロボット=ショロウブワは~」
「どうしようもなく、壊れています」
「〈調和の女大公〉は~」
「――あー、これは、修理できないわねー」
「思うのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 頑張れば、報われることも、たぶん、あります。


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