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676 [2011/07/18]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011

 Deutscher Phantastik Preis の本年のノミネート作は、以下のとおり。
 授賞式は10月15日の予定。

□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門

・Bernd Perplies / Magierdämmerung 1 - Für die Krone / 魔術師の黄昏1――王冠のために
 ――LYX社

・Christoph Marzi / Grimm / グリム
 ――Heyne社

・Ju Honisch / Jenseits des Karussels / 回転木馬の向こう側
 ――Feder & Schwert社

・Kai Meyer / Arkadien brennt / アルカディア燃ゆ
 ――Carlsen社

・Markus Heitz / Judastöchter / ユダの娘
 ――Knaur社

□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門

・Ales Pickar / In den Spiegeln 1 - Die dunkle Stadt / 鏡の中1――暗黒都市
 ――Vedra社

・Carsten Zehm / Staub-Kristall / 塵水晶
 ――Acabus社

・Gesa Schwartz / Grim - Das Siegel des Feuers / グリム――炎の鏡
 ――LYX社

・Harald A. Weissen / Begegnung mit Skinner / スキナーと遭う
 ――Sieben社

・Ralph Haselberger / Fast tot / 瀕死
 ――Persimplex社

□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門

・Brom / Der Kinderdieb / The Child Thief / 子供泥棒
 ――Pan社

・Iain Banks / Welten / Transition / 転移
 ――Heyne社

・Michael Laimo / Dämonenfeuer / Fires Rising / 悪魔炎
 ――Otherworld社

・Neil Gaiman / Der lächelnde Odd und die Reise nach Asgard / Odd and the Frost Giants / にんまりオッドとアスガルドへの旅
 ――Arena社

・Scott Westerfeld / Leviathan-Die geheime Mission / Leviathan (Leviathan, Band 1) / レヴィアタン
 ――CBJ社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門

・Gunter Arentzen / Scham / 羞恥
 ――短篇集 Dark Vampire に収録、Geisterspiegel.de社

・Michael Zandt / Nazi Zombie Holocaust / ナチ・ゾンビ・ホロコースト
 ――短篇集 Das Buch der lebenden Toten に収録、Evolver社

・Nadine Boos / Finja-Danielas Totenwache / フィーニャ・ダニエラの通夜
 ――短篇集 Die Audienzに収録、Wurdack社

・Sören Steding / Frederika und der kleine Zombie / フレデリカと小さなゾンビ
 ――短篇集 Das Buch der lebenden Toten に収録、Evolver社

・Vanessa Kaiser & Thomas Lohwasser / Das Herz des Jägers / 狩人の心臓
 ――短篇集 Geschichten unter dem Weltenbaum に収録、Low社

□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門

・Geisterspiegel.de / Dark Vampire / ダーク・ヴァンパイア
 ――Romantruhe社

・Hans-Stephan Link編 / Weltentor / 世界門
 ――Noel社

・Lothar Mischke編 / Geschichten unter dem Weltenbaum / 世界樹の下の物語
 ――Low社

・Stefan Cernohuby編 / Von Feuer und Dampf / 炎と蒸気から
 ――Arcanum社

・Thomas Fröhlich & Peter Hiess編 / Das Buch der lebenden Toten / 生ける死者の書
 ――Evolver社

□ Beste Serie シリーズ部門

・Maddrax / マッドラックス
 ――Bastei社

・Mark Brandis / マーク・ブランディス
 ――Wurdack社

 Perry Rhodan / ペリー・ローダン
 ――VPM

・Richard Schwartz / Das Geheimnis von Askir / アスキールの秘密
 ――Piper社

・Vampir Gothic / ヴァンパイア・ゴシック
 ――Romantruhe社

□ Bester Grafiker / アート部門

・Arndt Drechsler
・Christine Schlicht
・Ernst Wurdack
・Mark Freier
・Thomas Thiemeyer

□ Bestes Sekundärwerk 二次創作部門

・Fandom Observer / ファンダム・オブザーバー

・Hither Shore - Jahrbuch der Deutschen Tolkien Gesellschaft / 独トールキン協会年鑑
 ――Scriptorium Oxoniae

・Hermann Ritter & Michael Scheuch / Magira - Jahrbuch zur Fantasy / マギラ――ファンタジー年鑑
 ――Fantasy Club e.V.

・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
 ――Abenteuer Medien社

・phantastisch! / ファンタスティッシュ
 ――Achim Havemann

□ Bestes Hörbuch / Hörspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門

・Ernst Vlcek & Neal Davenport / Dorian Hunter 10: Der Folterknecht / ドリアン・ハンター10『拷問者』
 ――Zaubermond社

・Gruselkabinett 40/41 Jane Austen: Northanger Abbey / ジェーン・オースティン『ノーサンガー・アベイ』
 ――Lübbe社

・Gruselkabinett 44/45 H. P. Lovecraft: Berge des Wahnsinns / H・P・ラヴクラフト『狂気の山脈』
 ――Lübbe社

・Mythos & Wahrheit 5 / Dracula / ドラキュラ
 ――Stimmbuch社

・R. A. Salvatore / Drizzt 13: Das Vermächtnis / 遺産
 ――Lausch社

□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門

・www.bibliotheka-phantastika.de
・www.fantasyguide.de
・www.geisterspiegel.de
・www.phantastik-couch.de
・www.zauberspiegel-online.de

【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2604 . Wim Vandemaan / Die Stunde der Auguren / アウグル人の時間
2605 . Verena Themsen / Die Planetenbrücke / 惑星橋
2606 . Hubert Haensel / Unter dem Stahlschirm / 鋼傘の下
2607 . Wim Vandemaan / Der Fimbul-Impuls / フィムブル=インパルス
2608 . Hubert Haensel / Konflikt der Androiden / アンドロイドたちの紛争

□ Perry Rhodan-Heft 2604話「アウグル人の時間」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2604.html ]

 新銀河暦1469年9月5日、テラニア標準時間18:31――

「直径1光年の、ほのかに紫色に光るヴェールが~」
「星系ソルを、包みこんで~」
「――ふっ」
「星系ソルは、一瞬にして、転移」

 どことも知れないところ、星系ソル――

「――ががが」
「月面のネーサン」
「太陽系政庁のラオツェ」
「大型の計算脳は、どれもシステムダウンしてから」
「順次、再起動して機能を回復」
「……」
「空には~」
「見知った星座は、見えません」
「うっすらと蜂の巣模様の赤いもの……が見えていたり」
「……」
「探知装置を、向けても~」
「銀河系は、観測できず」
「ハイパー無線を、つなごうとしても~」
「銀河系とは、つながらず」
「……」
「大西洋の霧ドームは~」
「タラニス島経由で、星系スターダスト他と連結していたのですが~」
「色褪せてしまって、通行不能」
「ポリポート駅《ガリレオ》は~」
「他のポリポート駅と、つながりません」
「モトランス・プラットフォーム《ソルシステム》は、爆発し~」
「転送機通路も、途絶です」

 惑星テラ――

「星系ソル転移に際して発生した、宇宙震と~」
「星系ソル転移の後遺症で~」
「――うぅ……」
「住民たちは、激しい疲労感」
「と」
「――ひゅぅぅぅぅ……どーん」
「岩が、降ってきました」
「――ひゅぅぅぅぅ……どーん」
「雨のように、降る」
「――ひゅぅぅぅぅ……どーん」
「通常、隕石みたいなものは~」
「惑星テラの周囲の防衛施設が、処理するのです」
「が」
「現在、さまざまなものが停止中の惑星テラ」
「この隕石みたいなものも、捕捉されずに~」
「――ひゅぅぅぅぅ……どーん」
「惑星テラの地表の、けっこうな部分が荒廃するのでした」
「……」
「その後――」
「順次、探知施設が機能を回復」
「――この隕石群は~」
「――エッジワース・カイパーベルトにあった、小天体かも?」
「――オールト雲にあった、小天体かも?」
「――星系ソルが転送された、とき~」
「――小天体は、星系ソルの内部に、転送されて~」
「――結果的に、惑星テラに降ったのかも?」
「ちなみに」
「隕石群は~」
「火星にも~」
「金星にも~」
「水星にも~」
「雨のように、降ったのでした」

 惑星テラ――

「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさん」
「政庁首席レジナルド・ブル」
「両名は~」
「関係者を招集し、災害対策会議」
「で」
「会議の席上~」
「少し前から、世間と関係者の話題に、上がっていた~」
「〈重力断裂〉現象のことが、もっと、わかったり」
「〈重力断裂〉現象の効果が、明らかになったり」
「……」
「――〈重力断裂〉現象は~」
「――重力の変動を、引き起こすのです」
「――無重力から、4.3Gのあいだで、変動するのです」
「さらに」
「――さらに、こんな現れ方も、あるのです」
「――〈重力逸脱〉現象は~」
「――対象を、まさしく、凍りつかせるのです」
「さらに」
「――さらに、こんな現れ方も、あるのです」
「――涅槃現象は~」
「――分子、原子、原子内部……なんかの事物の関係性を~」
「――きれいに解消、してしまうのです」
「――たくさんの人が~」
「――五感がおかしくなった……と苦しんでいるのです」

 翌日――

「遠距離探知施設が、いくらか修繕できました」
「で、わかってきたのが」
「――星系ソルは?」
「――空間泡の中にある?」
「――この空間泡は……直径150光年以上ということはない?」
「――この空間泡の中には?」
「――いまのところ、47個の恒星が見つかっている?」
「ちなみに」
「――紫のヴェール――星系ソルの転移時に現れた――は~」
「――完璧に、消えたみたいです」
「――が」
「――星系ソルの周囲の自然法則が?」
「――なんだか、変わってしまっている、ような?」
「はたして」
「――自然なことなのか?」
「はたまた」
「――自然法則が操作されたのか?」
「問題です」
「……」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》のヌルーズマン大佐に~」
「――星系ソルの周囲を、探索するのだっ」
「――エクスプローラー船《ボンベイ》、発進っ」
「――よろよろ~」

 火星と惑星テラのあいだ――

「突然」
「釘型船――全長2600m――3隻が、出現」
「で」
「――そこの不審船、止まりなさいっ」
「が」
「釘型船3隻は~」
「誰何に、応じることなく~」
「だんだん、惑星テラに接近」
「……」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――釘型船3隻を、捕獲するのだっ」
「――テラ艦隊の12隻、、発進っ」
「ちなみに」
「テラ艦隊の艦船は~」
「星系ソルの転送の後遺症や、自然法則の微妙な変化の影響で」
「――よろよろ~」
「非常に限られた範囲でしか、真価を発揮できない状態」

 火星と惑星テラのあいだ――

「テラ艦隊12隻は~」
「――どどーん」
「威嚇射撃して~」
「釘型船3隻に、進路を変えさせよう、としてみたり」
「が」
「釘型船3隻は~」
「砲火を、無視」
「誰何に、応じることなく~」
「テラ軌道に、近付き~」
「テラ軌道を、通過して~」
「だんだん、恒星ソルに接近」
「で」
「恒星ソルの深いところ、に潜って~」
「探知できなく……なってしまったり」

 惑星テラ――

「じつは~」
「星系ソルが転移させられる、少し前から~」
「アウグル人とかいう得体の知れない異星人が~」
「惑星テラに、出現していました」
「……」
「外形は、人類と区別ができない」
「でも」
「皮膚は、真珠色」
「瞳は、金色で……瞳孔が斜め線になっていたり」
「ビジュアル系だから、見た目でモロわかりです」
「ちなみに」
「国籍は、不明」
「いつの間にやら~」
「惑星テラに出現し~」
「――キミたちは、もうすぐ新しい空を見るだろうっ」
「なんて、叫んでみたり」
「で」
「テラナーたちは~」
「素性不明・挙動不審な、この異星人を~」
「――アウグル人」
「と、呼ぶように、なったとか」
「……」
「ちなみに」
「アウグルとは~」
「古代ローマの卜占官・鳥占官のこと、らしい」
「……」
「さて」
「――ぎゅぅぅぅん」
「アウグル人は、演奏します」
「言葉と演奏のライブで~」
「三十歳未満の人々の心を、ほぼ例外なく、わしづかみ」
「語るのです」
「――ぎゅぅぅぅん」
「――時代の変革が、間近に迫っているっ」
「――テラナーの時代の始まりだっ」
「――最終試験を、乗り越えてっ」
「――テラナーは、自由になるっ」
「――人類の新フォーマットが始まるっ」
「――ぎゅぅぅぅん」

 惑星テラ――

「シャムスール・ラウスは~」
「娘のアニセーさんに、手を焼いていました」
「アニセーさんは~」
「アウグル人の追っかけです」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「娘を追っかけて、ハンブルグへ」

 ハンブルグ――

「ちなみに」
「シャムスール・ラウスは~」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんの元夫……だったりします」
「が」
「娘のアニセーさんを、どーにかするには~」
「世間体とか、道義とか……細かいことには、あまり構っていられません」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「アウグル人、ストラドナレルが~」
「誰からも、そこにいる、と気取られずに~」
「群集のあいだを、するすると移動していくのを~」
「こっそり尾行」
「アウグル人、ストラドナレルと~」
「もうひとりのアウグル人の会話を~」
「盗み聞き、したり」
「――フォーマット前処理の、決定的局面の最終段階が……(ひそひそ)」
「……」
「ちなみに」
「――ぎゅぅぅぅん」
「アウグル人のライブでは~」
「演奏の合間にサブリミナル的な音が、挿入されていたり」
「アニセーさんや、若者たちは~」
「――ぎゅ……ぅ……ぅ……ぅ……ん」
「何か聞いていたり、します」
「が」
「シャムスール・ラウス――当然、30歳以上――は~」
「――ぎゅぅぅぅん」
「気がつきません」
「――アイツらは、どーやって若者をたぶらかしてるんだろう?」

 9月9日、首都テラニア――

「アウグル人、ストラドハイルドのライブは~」
「3万人以上の若者を、集めたり」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「――アイツらは~」
「――見えないところで、人心操作戦争を仕掛けていたんだっ」
「と、思ってみたり、していますが~」
「証拠も、止める手段も、ありません」
「……」
「アウグル人、ストラドハイルドのライブは~」
「大盛況」
「――ぎゅぅぅぅん」
「――大人たちは、落第だっ」
「――キミたちに、警告するっ」
「――大人の言葉に、耳を貸すなっ」
「――さもないとっ」
「――いっしょに、落第だっ」
「――ぎゅぅぅぅん」
「アウグル人、ストラドハイルドは~」
「恒星ソルを、指さしたり」
「と」
「――!」
「シャムスール・ラウスは~」
「――うぅ……」
「いきなり、とんでもない頭痛を、感じたり」
「――うぅ……」
「大人たち全員が~」
「猛烈な頭痛を、感じたり」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「――アイツらは、恒星ソルを狙っているのか?」
「――アイツらは、何が目的だ?」
「――アイツらは、恒星ソルに?」
「――何か固有のハイパー物理学的なアイデンティティを与えたのか?」
「でも」
「シャムスール・ラウスは、考え至りませんでした」
「この、猛烈な頭痛は~」
「恒星ソルにいる釘型船3隻のせい、かもしれないわけです」
「が」
「シャムスール・ラウスは~」
「恒星ソルを通じて、何か衝撃が来たかのように感じただけ、でした」
「ぐったり」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 30歳が若者の境界、ですか……。


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