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654 [2011/02/14]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2582 . Leo Lukas / Ein Kind der Funken / 火花の子
2583 . Arndt Ellmer / Psi-Inferno / プシ地獄
2584 . Frank Borsch / Der Okrivar und das Schicksal / オクリヴァルと宿命
2585 . Frank Borsch / Der Tanz der Vatrox / ヴァトロクスの踊り
2586 . Wim Vandemaan / Die Sektorknospe / 《芽》

□ Perry Rhodan-Heft 2582話「火花の子」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2582.html ]

 (承前)

 新銀河暦1463年5月、閉鎖空間〈タリン=アンスレスタ〉――

「《ジュール・ヴェルヌ》に、搭乗していた~」
「タニオ・ウクズ中佐は~」
「76年来、ジュリアン・ティフラーの護衛をしてきた、固い人物です」
「が」
「――がぅぅぅっ」
「突然、ジュリアン・ティフラーを、襲撃したり~」
「――ふっ」
「突然、消えてしまったり」
「今は、なんともアブナイ人、になっています」
「……」
「ともあれ」
「タニオ・ウクズ中佐は~」
「突然、消えてしまっても~」
「死んでは、いませんでした」
「――はっ」
「――この見慣れないトコロは~」
「――いったい、どこ?」
「――オレ、妖怪かなにか、になったとか?」
「――でも」
「――さっきまでオレを捕らえていた、不気味な影響力とかは~」
「――もう、ないかも」
「――きっと、この見慣れないトコロに移動したのが~」
「――効果、あったとか?」
「――んでも~」
「――どーやって、戻れば良いのやら」
「まあ、何というか~」
「案ずるより、産むがやすし」
「タニオ・ウクズ中佐は~」
「――むんっ」
「――はっ」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦内の~」
「ジュリアン・ティフラーのいるところへ、無事・帰還」
「ともあれ」
「タニオ・ウクズ中佐は~」
「――さっきまでオレを捕らえていた、不気味な影響力とかは~」
「――また、来るかも」
「ジュリアン・ティフラーの護衛としては、不本意ながら~」
「――少し離れて、歩いてください」
「……」
「ジュリアン・ティフラーと~」
「タニオ・ウクズ中佐は~」
「お互いに、少し離れて、歩きながら~」
「《ジュール・ヴェルヌ》の司令室まで、行ってみます」
「判明した、のは~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》全体のシステムを、起動するのは?」
「――無理ですね」
「ま」
「それは、それとして」
「ジュリアン・ティフラー、考えて曰く」
「――タニオ・ウクズ中佐が、いきなり消えて・現れたのは~」
「――超能力では、なかろうか?」
「――ご両親のことを、話したまえ」
「タニオ・ウクズ中佐、曰く」
「――両親は~」
「――〈バッテリー〉の火花雨に、触れたとか~」
「――聞いたこと、あります」
「タニオ・ウクズ中佐は114歳ですが、そのような歳には見えません」
「――やはり、タニオ・ウクズ中佐は、火花っ子のひとり、ということ?」
「《ジュール・ヴェルヌ》が~」
「閉鎖空間〈タリン=アンスレスタ〉に囚われたところで~」
「潜在していた超能力が、表に現れた」
「ということ、のようです」
「さて」
「タニオ・ウクズ中佐の超能力とは~」
「パラ通信能力――」
「相手のヒトから~」
「それが、メンタル安定化処置をした相手からでも~」
「意識して言葉にした考えを、読みとれたり」
「反対向きに~」
「タニオ・ウクズ中佐の言葉も、伝えられたり」
「加えて」
「エネルギー感知能力+波動スプリンター――」
「――今となれば、はっきりわかるのです」
「――さっきまでオレを捕らえていた、不気味な影響力とかは~」
「――もうありません」
「――波動スプリンターの能力でもって~」
「――最初に、エネルギー流の中に入った、時点で~」
「――アグレステルという警備員の精神の接触は、切れてるのです」
「で」
「ジュリアン・ティフラーは~」
「タニオ・ウクズ中佐に向けて、曰く」
「――アグレステルという警備員を、説得するのだ」
「――キミの新しい能力を、役立てるのだっ」

 商星内部、アキカ・ウリスマキ部隊――

「一同は、数千体のロボットに包囲されて~」
「――ばーん」
「攻撃を、うけたり」

 商星内部、モンドラ・ダイアモンド部隊――

「一同は、数千体のロボットに包囲されて~」
「――ばーん」
「攻撃を、うけたり」
「で」
「そんな中~」
「――あれ……プラルはどうしたの?」
「影マークスのプラルは、肉体から精神を分離させて~」
「いなくなったり」
「で」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「自分のクラスA制御装置を、掲げて~」
「――降参よっ」
「――指揮官は、わたしよっ」
「が」
「ロボットたちは、動く気配もなし」
「会話も、成立しない雰囲気」
「と」
「ここで~」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ホムンクの姿を、見たような~」
「ホムンクのお告げを、聞いたような~」
「そんな感じが、したのでした」
「――機が熟したら、キミはなすべきことを知るだろう」
「――その時は……今だっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「毅然として、ロボットたちに告げました」
「――指揮してるヒトと、話をさせなさいっ」
「――アグレステルを、ここに呼びなさいっ」
「――1234ABCD☆★☆っ」
「と」
「ロボットの1体の中に~」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルの立体映像が、出現」
「――入力されたコードから~」
「――オマエを最高位の権限者、と認めてやりま……す」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――なら、お願いは何でも聞いてくれるのね?」
「ほくそえみます」
「が」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「頭の固い警備の猛者、なのでした」
「――フォグダレさまを殺害した、最高位の権限者、と認めてやりま……す」
「――なので、お願いなんて、何ひとつ聞く耳もちませ……ん」
「で」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ペリー・ローダンが、フォグダレさまを安楽死させるに至った経緯~」
「なんかの録音を再生して、聞かせたりしますが~」
「――こういう音源を作る、最高位の権限者、と認めてやりま……す」
「――オマエのお願いなんて、何ひとつ聞く耳もちませ……ん」
「なかなか厄介な警備員、なのでした」
「なので」
「モンドラ・ダイアモンドさん、説得して曰く」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の拘束場を、解消したり~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の乗員の行動不能な状態も、解消したり~」
「――できるでしょ?」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「――できま……す」
「――でも、オマエのお願いなんて、何ひとつ聞く耳もちませ……ん」
「つまり」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「テラナーたち一行について判断を下せずに、いるのでした」
「とはいえ」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「モンドラ・ダイアモンドさんに、現状を説明して曰く」
「――〈タリン=アンスレスタ〉は、滅亡の危機に瀕しているの……だ」
「――プシ供給装置2基が、ひどく壊れているの……だ」
「――プシ物質を排出できていないの……だ」
「――商星の周囲で、プシ嵐が激化した理由、なの……だ」
「――修理には、現場に行く必要があるの……だ」
「現場に行って修理する唯一の方法は~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》しか、ないわよっ」
「――いっしょに、仕事しましょうっ」
「――だから~」
「――拘束場をっ」
「――乗員をっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「説得を、繰り返します」
「が」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「テラナーたち一行について判断を下せずに、いるのでした」
「そこへ」
「影マークスのプラルが戻ってきました」
「――フォグダレさまは、肉体的に死んでいるけど~」
「――精神の本質的なところは、プシオン網の中に、留まっているよ」
「でも」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「テラナーたち一行について判断を下せずに、いるのでした」

 半空間シュプール・チェンジャー種族アキカ・ウリスマキ――

「モンドラ・ダイアモンドさんが、あれこれ苦労しているのと~」
「並行して~」
「半空間シュプール・チェンジャー種族アキカ・ウリスマキは~」
「自分のクラスA制御装置を使って、調査・実験していました」
「――円盤惑星2万基……ですけど?」
「――ひとつだけ、搬送筒がつながらないのが、あるみたいです」
「――つながらない円盤惑星の、すぐ近くに~」
「――奇妙な物体――直径23km――が、探知できたです」
「……」
「憶えているでしょうか?」
「昔、〈星海〉にいた〈キブ=タイタン〉」
「直径16~17kmのサイバー戦艦〈キブ=タイタン〉のことを」
「テラナーたちの、話によると~」
「なんだか、アレに似ているみたいです」

 超能力者タニオ・ウクズ中佐――

「超能力者タニオ・ウクズ中佐は~」
「超能力の使い方に、だんだん馴れてきました」
「――エネルギー流なんか、ぱっと見つかるぞ」
「――エネルギー流ってことでは、同じだから~」
「――天然のプシオン網だって、使えるぞ」
「ちなみに」
「――最初に入ったエネルギー流って?」
「――《ジュール・ヴェルヌ》のエネルギー網だったのだな」
「ともあれ」
「超能力者タニオ・ウクズ中佐は~」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルと~」
「あらためて、接触して~」
「――双方の利益の、ために~」
「――共同して事にあたるのが、得策ですよっ」
「説得を、してみます」
「で」
「ようやく、納得させることに成功」
「さらに」
「超能力者タニオ・ウクズ中佐は~」
「モンドラ・ダイアモンドさんと~」
「精神的に、接触して~」
「――ふっ」
「直接に、商星内に物質化、してみせたり」
「ま」
「そんな、こんなで~」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルは~」
「とうとう、意地っぱりを、やめました」
「――拘束場を解除してやる……ぞ」

 《ジュール・ヴェルヌ》――

「乗員たちは~」
「――はっ」
「昏睡から、醒めました」
「でも」
「たやすく元気になる、ものでもなく~」
「一歩一歩、時間をかけて回復」
「《ジュール・ヴェルヌ》が、ある程度マトモな状態になるのに~」
「4日間、かかったとか」

 超能力者タニオ・ウクズ中佐――

「超能力者タニオ・ウクズ中佐は~」
「影マークスのプラルと、緊密に共同作業」
「〈タリン=アンスレスタ〉の調査を、進めたり」
「――〈タリン=アンスレスタ〉は?」
「――天然のプシオン網の結び目のひとつ、になってる?」
「――〈タリン=アンスレスタ〉の中に?」
「――エネルギーの通り道が極度に集中しているところ、が2箇所?」
「――1箇所は?」
「――商星の中心部?」
「――もう1箇所は?」
「――あの、つながらない円盤惑星?」

 商星中央部――

「モンドラ・ダイアモンドさん」
「タニオ・ウクズ中佐」
「影マークスのプラル」
「3名は~」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステルの招きで~」
「商星中央部の空洞へ」
「――未解決の謎を、解決するのよっ」
「で」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステル、曰く」
「――〈タリン=アンスレスタ〉の中で~」
「――2箇所、監視不能の場所があるの……だ」
「――1箇所は~」
「――あの、つながらない円盤惑星……だ」
「――もう1箇所は~」
「――商星の中心部=すぐそこのトコロ、なの……だ」
「で」
「タニオ・ウクズ中佐」
「影マークスのプラル」
「〈タリン=アンスレスタ〉の警備員アグレステル」
「3名は~」
「それぞれのやり方で~」
「商星中央部の空洞にある例の構造物に、入ろうとします」
「が」
「――無理」
「――……無理」
「――無理……だ」
「ところが」
「手持ちぶさたの傍観者、モンドラ・ダイアモンドさんが~」
「商星中央部の空洞の内壁に、何気なく、手をつくたりする」
「と」
「――!」
「扉が、開いて~」
「――ここは……隠し部屋?」
「扉の向こうい、ホムンクがいたりする」
「ホムンク、曰く」
「――本当は、ペリー・ローダンを待っていた、のですけれどねぇ」
「――あ……」
「――ペリー・ローダンが、今……」
「――ポリポート駅《ネオ=オリンプ》の隠し部屋に、入りました」
「ホムンクは~」
「モンドラ・ダイアモンドさんに、何の手掛かりも、残すことなく~」
「――ふっ」
「消えるのでした」

 《ジュール・ヴェルヌ》――

「〈タリン=アンスレスタ〉のプシ嵐は~」
「日に日に強さを増して~」
「《ジュール・ヴェルヌ》のパラトロンバリアを~」
「――ごーっ」
「揺さぶったり」
「もう、あまり耐えられそうにありません」
「で」

 5月9日、《ジュール・ヴェルヌ》――

「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「――発進っ」
「しようと、しましたが」
「――失敗?」
「操艦機能が働かず~」
「――逃げられない?」

□訂正:Funkenregen 火花雨

「金色の雨が、ばーっ」
「では……Funken の部分はいったい何?」
「とりあえず……〈放射雨〉にしておこうかな?」
「イメージは~」
「金色の雨が、ぱっ……ぱちぱちぱちっ」
「どうも……〈火花雨〉の方が、より実態に近い気がする」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 聖人の日ですね。


d-information ◆ 654 [不定期刊] 2011/02/14
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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