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650 [2011/01/17]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2578 . Marc A. Herren / Das mahnende Schauspiel / 警鐘劇
2579 . Marc A. Herren / Der Spieler und die Toten / 演ずる者と死人たち
2580 . Christian Montillon / Handelsstern im Visier / 商星に照準を
2581 . Leo Lukas / Wunder in Gefahr / 驚異は危機に瀕している
2582 . Leo Lukas / Ein Kind der Funken / 火花の子

□ Perry Rhodan-Heft 2578話「警鐘劇」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2578.html ]

 コスモクラート製の青い転子状宇宙船《光力》――

「《光力》の船長、エントン人のサンブリ・ユラさんは~」
「ボットネットを、救おうとして~」
「ボットネットもろとも、キン・シの手に、落ちてしまいました」
「で」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「《光力》に乗り~」
「《光力》の船載脳〈ダン〉と~」
「《光力》の小人アンドロイド3名と~」
「サンブリ・ユラさんを、鋭意・捜索中」
「前回~」
「コナジェント市=群青色都市――時空を航行する都市のひとつ――で~」
「捜索の手掛かり=〈歌うブラックホール〉の座標を、入手」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――あー、乱暴にしたから、仮面が割れちゃったよー」
「――粘着テープで、応急処置しておこー」
「準備もなくて、はじめた長旅に~」
「いろいろと、ナサケナイことになっています」
「ともあれ」
「《光力》は、〈歌うブラックホール〉へ向かうのでした」

 宇宙船《光力》、エントン人村――

「《光力》の船内には~」
「サンブリ・ユラさんの情緒航海記、みたいな場所があったりして」
「ウサギや猫がいる不思議の世界を、抜けた先に~」
「エントン人たちが暮らす、昔の田舎の風景があったりする」
「で」
「本日も~」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「エントン人の村を訪問、していたのです」
「と」
「――トランプの謎々が……これって、司令室から連絡?」
「――燕尾服のウサギが……司令室への道は、こっち?」
「呼び出されて、司令室へと向かうのでした」

 宇宙船《光力》、司令室――

「《光力》の小人アンドロイド3名の指揮官、エロイン・ブリゼル、曰く」
「――〈歌うブラックホール〉の近所に~」
「――妙なモノが、あるのです」
「――人工的なモノです」
「――もしかすると、時間連続体の裂け目、みたいなモノ」
「――と、いうか~」
「――もしかすると、次元と次元をつなぐ通路、みたいなモノ」
「――〈ハイパー穿孔〉ですね」
「さらに、曰く」
「――〈歌うブラックホール〉の近所に~」
「――G型恒星を惑星がひとつだけ公転する星系が、あるのです」
「――が~」
「――〈歌うブラックホール〉と〈ハイパー穿孔〉と小星系」
「――三つは、きれいな正三角形を作っている、みたいです」
「で」
「《光力》の小人アンドロイド3名も、感じていたのですが~」
「――惑星から、妙な放射が出てるです」
「《光力》の技術も、なんとしたことか、影響をうけてしまったり」
「――いつもの機能が、発揮できないです」
「どうやら~」
「――惑星が、弱い放射を発していて~」
「――放射の強度が、変化すると~」
「――ブラックホールが、共鳴というか、共振というか~」
「――るるるー」
「〈歌うブラックホール〉と呼ばれる由縁、なのでした」

 宇宙船《光力》――

「じつは」
「この宙域一帯には、いろいろな種族の船が数百隻もいたり」
「で」
「《光力》は、超優秀な対探知機構を備えているので~」
「発見される、ことなく~」
「無線を傍受して、いろいろ探ってみたり」
「――開幕を、待っている?」
「――この惑星の23年に1度だけ、上演される?」
「――演目は……〈涙の海の警鐘劇〉?」
「ここのあたりで」
「アラスカ・シェーデレーア、直感して曰く」
「――もしかすると~」
「――〈歌うブラックホール〉と〈ハイパー穿孔〉と星系との、正三角形は~」
「――ショロウブワ氏が、構築したのかもしれない?」
「……」
「ショロウブワ氏とは~」
「ボットネットの設計者」
「少し前――」
「コナジェント市=群青色都市を襲った、ヴァトロクス=ヴァムの〈欠片〉は~」
「博物館ホールに、収納してあった~」
「ショロウブワ氏の遺産を~」
「手中に収めたり、したのでした」
「……」
「《光力》は、超優秀な対探知機構を備えているので~」
「発見される、ことは~」
「ないはずです」
「が」
「――《光力》宛に、通信?」
「アラスカ・シェーデレーアが~」
「応対してみると~」
「ヒューマノイド女性――目は三つ――の映像が、映りました」
「――秘書のエヴォンといいまーす」
「――劇場運営部を代表して、歓迎いたしまーす」
「――貴船を、貴賓として厚遇いたしまーす」
「――特別なお客様だけに開放された惑星トルマルに、着陸を許可しまーす」
「で」
「《光力》の小人アンドロイド3名は、心配に思ったり」
「――胡散臭いです」
「――遠距離からの撤退に使える〈超高次元周波帯の窓〉が、機能しないです」
「――《光力》の特定の機能だけが~」
「──狙い撃ちされたみたいに、使えなくなったのは~」
「──変です」
「でも」
「アラスカ・シェーデレーアは、ここは主張を通したいと思っていたり」
「――自分でも、どうしてだか、わからないのだが~」
「――惑星トルマルに、行って~」
「――〈涙の海の警鐘劇〉の上演を、ぜひ観劇したいっ」
「さらに」
「《光力》の船載脳〈ダン〉は、ごそごそ古い記録を調べています」
「――以前に、ここに来た記憶は、まるきりないのですが」
「――どうして、先方は当方のコトを良く知っている風なのでしょう?」
「と」
「――また、《光力》宛に、通信?」
「アラスカ・シェーデレーアが~」
「応対してみると~」
「――劇場管理人のクレンストルフといいまーす」
「――アラスカ・シェーデレーアさまも~」
「――《光力》の小人アンドロイド3名さまも~」
「――大歓迎でーす」
「とか、いう具合で~」
「――どうして、先方は当方のコトに詳しいのでしょう?」
「あからさまに、怪しいのでした」
「……」
「ともあれ」
「いろいろと分担、することにして~」
「《光力》は~」
「調査のため、〈歌うブラックホール〉と〈ハイパー穿孔〉へ」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「搭載艇《ロトル=グ》で、惑星トルマルへ」
「──惑星トルマルは、大部分がハイパー水晶みたいですね」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ヒューマノイド女性、ヴェトリさんが~」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルを~」
「出迎えます」
「――演劇タワーホテルのスイートルームを用意してございます」
「――お食事になさいますか、お風呂になさいますか、それとも……?」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「なんというか~」
「ドキドキ、というか、メロメロ、というか~」
「心穏やかならず」
「で」
「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアを、案内して~」
「〈涙の海の警鐘劇〉の出演者5名に、紹介したり」
「――ノセル・ネトブラ氏、でいらっしゃいます」
「――演じられる役は、老王さま」
「――オルセン・タファラ氏、でいらっしゃいます」
「――演じられる役は、首相」
「――アルデン・ドラブー嬢、でいらっしゃいます」
「――演じられる役は、王女さま」
「――ゴムリク・ドラナト氏、でいらっしゃいます」
「――演じられる役は、宮廷道化師」
「――レニュイ・ヘムデブ氏、でいらっしゃいます」
「――演じられる役は、高次勢力の使者」
「――そうして、こちらは~」
「――アラスカ・シェーデレーア氏、でいらっしゃいます」
「合間をみて」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「ヴェトリさんに~」
「――サンブリ・ユラさんという名前を、知っているかな?」
「聞いてみた、のでしたが」
「――いいえ、存じ上げておりません」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「アラスカ・シェーデレーアに、耳打ちして曰く」
「――なんだか、話が噛み合ってない感じが、するです」
「――何かの影響を、受けているのでは、ないですか?」
「でも」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――大丈夫だ。問題ない」
「聞く耳を、持ちません」
「で」
「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアを、案内して~」
「劇場へ」
「ロビーにて~」
「アラスカ・シェーデレーア、ながめて思うに」
「――役者の立像が、たくさんあるなあ」
「――あの長身で仮面を着けた立像……オレに似てるような?」
「――でも、役者の立像の中に、オレがいるはずないよなあ」
「さらに」
「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアと」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルに~」
「上演の仕方を、説明したり」
「――ここの上演の仕方は、素晴らしいのでございます」
「――役者と観客は、共感して一体となるのでございます」
「――舞台の裏に、ソンタロン=ジェネレータが、仕掛けてございます」
「――役者の感情を捉えて、増幅するのでございます」
「――感情を、惑星トルマルのハイパー水晶に、送るのでございます」
「――感情を、さらに、増幅するのでございます」
「――感情を、周囲2光年以上にまで、放射するのでございます」
「さらに」
「ヴェトリさんは~」
「演目を、説明したり」
「――演目は~」
「――あらゆる銀河の種族たちに向けた、私的な警鐘なのでございます」
「――〈調和の帝国〉の滅亡を、語っているのでございます」
「――〈調和の帝国〉は、平和なユリカゴでございました」
「──でも、その平和は~」
「――高次勢力の使者が、老王さまのもとを来訪し~」
「――ある存在に仕えるように、と告げるまで~」
「──だったのでございます」
「合間をみて」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「ヴェトリさんに~」
「――その存在の名前を、知っているかな?」
「聞いてみた、のでしたが」
「――いいえ、申し上げることは許されてございません」
「さらに」
「ヴェトリさんは~」
「演目を、もう少し説明したり」
「――その存在に眩惑された、首相は~」
「――ためらう老王さまを、説得し~」
「――高次勢力の要請を、受諾させたのでございます」
「で」
「アラスカ・シェーデレーア、思うに」
「――最後まで聞かなくても、結末は予想がつくぞ」
「――〈調和の帝国〉は~」
「――高次勢力と高次勢力の戦線にまきこまれて、滅んだに決まっているっ」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ホテルに戻ってから~」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「あらためて、聞きこみに、出かけたり」
「――ショロウブワ氏という名前を、知っていますか?」
「――サンブリ・ユラさんという名前を、知っていますか?」
「――キン・シを、知っていますか?」
「成果なし」
「が」
「両名は~」
「――〈調和の帝国〉は、かつて少なくとも一度は存在したのですぞ」
「とか、主張する~」
「演劇評論家マルツス――カエル似――と、知り合ったり」
「で」
「演劇評論家マルツス、曰く」
「――ショロウブワ氏も~」
「──サンブリ・ユラさんも~」
「──キン・シも~」
「──知っては、おらんですが~」
「――ワタシの船に戻れば、データベースが使えるのですぞ」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアを、市内に連れ出すと~」
「――劇場都市は、劇場管理部が管理しているのでございます」
「――劇場管理組合は~」
「――できる限り多くの種族に観劇してもらう、ことを~」
「――理念としているのでございます」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ホテルに戻ってから~」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「アラスカ・シェーデレーアに、要望して曰く」
「──なんだか、ヤバイです」
「――アナタは、目的を、見失ってるです」
「――今すぐ、《光力》に戻るです」
「でも」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――大丈夫だ。問題ない」
「聞く耳を、持ちません」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「〈涙の海の警鐘劇〉の出演者数名との会合を、手配」
「席上~」
「ゴムリク・ドラナト氏――宮廷道化師役――は~」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルを~」
「眼中にない感じで、軽んじたりするのでした」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルからすれば~」
「いろいろと、わからないこと、だらけ」
「あらためて、考えてみると~」
「役者たち5名が~」
「7者の〈力強き者〉たちと同格の存在、とかに思えてきたり」
「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「アラスカ・シェーデレーアに、耳打ちして曰く」
「──本当に、ヤバイです」
「――観劇なんか、やめてください」
「――すぐに搭載艇《ロトル=グ》に乗って~」
「――演劇評論家マルツスの船を、訪問して~」
「――サンブリ・ユラ船長の手掛かりを、探すのです」
「でも」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――大丈夫だ。問題ない」
「聞く耳を、持ちません」

 惑星トルマル、劇場都市――

「ヴェトリさんは~」
「アラスカ・シェーデレーアだけを~」
「1名乗りカプセルに、案内すると~」
「――これに乗って、上演に参加していただくのでございます」
「――ごごごっ」
「宇宙に、打ち上げたり」
「で」
「1名乗りカプセルが~」
「惑星トルマルを離れる、につれて~」
「アラスカ・シェーデレーアに、正気が戻ってきました」
「――なんだか、話が噛み合ってない……感じがする」
「――何かの影響を、受けていた……かもしれない」
「さらに」
「漠然と、思うに」
「――なんだか、エロイン・ブリゼルと、もう会えない……気がする」
「で」
「1名乗りのカプセルは~」
「一路、舞台へ」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――オレ、どうやら、役者のひとり?」
「なしくずしに、引きこまれていくのでした」

 演劇評論家マルツスの宇宙船――

「《光力》のアンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「演劇評論家マルツスの船へ」
「が」
「――死んでる?」
「――なんだか……百年とか千年とか前に、死んだみたい?」
「演劇評論家マルツスの遺体は~」
「すっかりミイラ化していたという」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 つづく……わけですね。


d-information ◆ 650 [不定期刊] 2011/01/17


d-information ◆ 650 [不定期刊] 2011/01/17
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