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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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648 [2011/01/03]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2576 . Rainer Castor / Tor nach Terra / テラへの門
2577 . Christian Montillon / Kosmisches Puzzle / 宇宙パズル
2578 . Marc A. Herren / Das mahnende Schauspiel / 警告劇
2579 . Marc A. Herren / Der Spieler und die Toten / ギャンブラーと死人たち
2580 . Christian Montillon / Handelsstern im Visier / 商星に照準を

□ Perry Rhodan-Heft 2576話「テラへの門」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2576.html ]

 新銀河暦1463年4月26日、星系ソル――

「自由テラナー連盟の主星系ソル、の近傍に~」
「――周波王国の炎眼1基が、出現?」
「――こちらに、向かってくる?」
「――この速度だと?」
「――太陽境界面まで、あと2日」
「周知のとおり~」
「周波王国は~」
「気に入らない種族の居住星系の、恒星に~」
「プシ物質を、投入して~」
「超新星に、変えてしまったりします」
「アンドロメダ銀河では~」
「テフローダーの居住星系シカテモが~」
「プシ物質13グラムで~」
「――ばーん」
「だったとか」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル、命じて曰く」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉展開っ」
「……」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉――」
「ロレッタ級テンダーからなる、テラノヴァ艦隊が~」
「星系ソル全域で~」
「恒星ソルが、ゴーっと吹きだす、太陽風を~」
「高次元な領域で、あれこれ、操作」
「すると~」
「太陽境界面=ヘリオポーズ――すなわち~」
「太陽圏=ヘリオスフェア――太陽風の届く範囲――の、外縁部が~」
「水晶みたいに、青白く輝き~」
「触れたものすべてを、パラ現実に投げこむっ」
「超強力なバリアが、発生するのです」
「ちなみに」
「〈混沌の勢力〉が星系ソルを包囲した時代、には~」
「モノクローム・ミュータント意識集合体〈ニュークリアス〉が~」
「黄金の雨みたいにして、降ってきて~」
「惑星テラ、ガラパゴス諸島のバルトロメ島に、鎮座して~」
「恒星ソルに埋まった、超知性体アルケティムの遺体から~」
「高次なエネルギーを、抽出して~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉を~」
「超高次元な領域で、あれこれ、強化」
「星系ソル防衛ボランティア、グロービストたちも~」
「魂を削って~」
「モノクローム・ミュータント意識集合体〈ニュークリアス〉を、応援」
「超々強力な〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉が、発生したのです」
「そんな、〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉に守られて~」
「星系ソルは~」
「〈混沌の勢力〉の包囲にも、耐えてみせたのでした」
「が」
「現在」
「モノクローム・ミュータント意識集合体〈ニュークリアス〉は~」
「ハンガイ銀河、負の球体化の〈反転〉に、その身を捧げてしまったので~」
「もう、いません」
「〈ニュークリアス〉が遺した、〈バッテリー〉も~」
「黄金色の雨みたいにして、飛散して~」
「もう、いません」
「つまり」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉は~」
「当初の設計思想にもとづく~」
「単なる、超バリア」
「に、過ぎないのです」

 星系ソル、到着したばかりの《ジュール・ヴェルヌ1》――

「《ジュール・ヴェルヌ1》を指揮する、アトランは~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉展開の様子を、見物していたり」
「――たかだかバリアの展開に、なんで2時間もかけてるの?」
「――なんだか、とっても心配に思えてきたぞ」
「――そういえば?」
「――炎眼・出現と、ほとんど同じに?」
「――惑星テラの大西洋、アゾレス諸島あたりに、霧ドームが出現したとか?」
「――以前にも、何度が出現しては消えていたが?」
「――今回は、ずっと、消えない?」
「――関連が……ないはずがないっ」
「――ここは、このアトランの出番なのかも……だぞ」
「アトランは~」
「――《ジュール・ヴェルヌ1》の超探知装置を、駆使してっ」
「――霧ドームを、調査だっ」
「すると」
「幾多の情報が、収集できたり」
「――惑星テラの大西洋にある、霧ドームと?」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉と?」
「――恒星ソルに埋まった、超知性体〈アルケティム〉の遺体と?」
「――3つのあいだに、なにやら共鳴するものがある?」
「さらに」
「――惑星テラの大西洋にある、霧ドームは?」
「――どこかにつながる入口、というか?」
「――しっかりした時空の隙間、みたいな?」
「――でも?」
「――まだ、安定していない?」
「なんて」
「アトランが調査を進めていると~」
「精神の声が、響いて曰く」
「――〈四天の門〉が、開かれた!」
「アトランは~」
「――《ジュール・ヴェルヌ1》の超先進的な探知施設〈白い部屋〉でっ」
「――霧ドームを、調査だっ」
「すると」
「幾多の視覚イメージが、押し寄せたり」
「――惑星テラが、重なりあって、たくさん?」
「――時空が安定していない、みたいな?」
「――ここは?」
「――過去の惑星テラ……なのかな? 違うのかな?」
「――大西洋に、陸が……〈アトランティス大陸〉がある?」
「――〈アトランティス大陸〉の近く、ほんの海面下数メートルに?」
「――オレが寝ていた、海底ドームらしきもの、が見える?」
「――黄金の雨が、雪崩みたいに降ってきて?」
「――連れていかれて?」
「――ここは?」
「――人工惑星ワンダラー?」
「――うわ……極寒だよ」
「――全部、氷づけだよ」
「――高さ800mの大瀑布が、氷河みたいになってるよ」
「――つまり?」
「――霧ドームは、人工惑星ワンダラーにつながっていて?」
「――超知性体〈それ〉を元気づけるために?」
「――超知性体アルケティムの遺体から、高次のエネルギーを送ろう?」
「――とか、いうこと?」
「ちなみに」
「アトランが見た、霧ドームの中の〈アトランティス大陸〉は~」
「星系スターダストの人たちが言う、タラニス島」
「あるいは、相似の場所らしいのです」
「もちろん」
「そんなこと、現時点のアトランには、知る由もありません」
「ともあれ」
「アトランは、霧ドームへの突入を即決」
「グッキーと、ともに~」
「《ジュール・ヴェルヌ1》搭載巡洋艦《アトランティス》に~」
「搭乗すると~」
「――発進っ」

 惑星テラ、巡洋艦《アトランティス》は、大西洋の霧ドームに突入――

「――進入すれば、するほど、抵抗が強くなる?」
「――六次元ヴェールみたいな?」
「――ならば、全力前進っ」
「――!」
「……」
「――えーと?」
「――前進も、後退も、できなくなった?」
「――えーと?」
「――なにやら、超高次元周波帯で噴出するものが、凄い勢いで?」
「――HÜバリアが、限界?」
「――!」
「HÜバリア崩壊と、同時に~」
「霧ドームの外と、連絡がとれなくなってしまいました」

 星系ソル、《ジュール・ヴェルヌ1》――

「《ジュール・ヴェルヌ1》の超探知装置で、見ると~」
「――霧ドームの中に?」
「――ハイパー物理学的な集中豪雨みたいなモノが?」
「――!」
「――巡洋艦《アトランティス》が……探知できない?」
「……」
「――えーと?」
「――同時に?」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉と?」
「――恒星ソルに埋まった、超知性体〈アルケティム〉の遺体と?」
「――2つのあいだの共鳴が、強くなったみたいな?」

 惑星テラ――

「報道によると~」
「――かつて~」
「――〈ニュークリアス〉の黄金の雨に触れたグロービスト~」
「――あるいは~」
「――〈ニュークリアス〉の黄金の雨に触れたグロービストの子孫~」
「――の、あいだで~」
「――『頭痛が、するよぅ』」
「――『太陽が膨らんでいく幻影が見えるよぅ』」
「――次第に~」
「――星系ソルの各地で~」
「――グロービストと子孫たちは~」
「――身近な、GS跡地に集結している、とのことです」

 惑星テラ、首都テラニア――

「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――避難計画〈ネオ=ソル〉、第一段階に移行だっ」
「避難計画〈ネオ=ソル〉の推進基地は~」
「小惑星カリーナに置かれた巨大建機《ツォイト42》」
「巨大建機《ツォイト42》上に、恒星エネルギー収集装置は設置済み」
「ちなみに」
「避難計画〈ネオ=ソル〉とは~」
「絶体絶命の危機に際して~」
「惑星テラと衛星ルナ」
「火星」
「金星」
「以上を~」
「状況転送機で~」
「恒星〈ネオ=ソル〉――距離328光年――に転送しよう、とかいう」
「――とにかく、準備を急ぐのだっ」
「……」
「さらに」
「――巨大建機《ツォイト80》を、投入だっ」
「すでに~」
「アトランの指示により~」
「巨大建機《ツォイト80》は~」
「アンドロメダ銀河の恒星転送機ホロイン恒星五角形から~」
「球状星団ケンタウルス座オメガの恒星転送機カラグ恒星12面体を経由し~」
「星系ソルに、向かっていました」
「巡洋艦《アトランティス》失踪の数時間後には~」
「ソル系に、到着」
「政庁大臣レジナルド・ブルの作戦とは~」
「炎眼の、目の前に~」
「半空間トンネルを、いきなり設置して~」
「アンタレス星域の超危険なハイパー暗礁に転送してしまおう、とかいう」
「――とにかく、実行あるのみ、なのだっ」
「が」
「――!」
「――炎眼は……半空間トンネルを、無理矢理、突き破って?」
「――星系ソルに向け、直進してる?」
「――余波で?」
「――ハイパー嵐とか?」
「――トリョルタン喉が、連続発生してる?」
「失敗のようです」

 4月28日、星系ソル外縁――

「炎眼は~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉に、到達」
「――どどーん」
「攻撃の初回は~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉内部には、さしたる副次効果もなく~」
「防衛成功」
「炎眼は、パラ現実に投げこまれて、消滅しました」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉と~」
「――恒星ソルに埋まった超知性体アルケティムの遺体とのあいだで~」
「――パラノーマルな共鳴交換のようなものが、巧く機能したみたいですな」
「……」
「でも」
「3時間47分後――」
「炎眼は~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉の前に、戻ってきました」
「一定の距離を置いて、様子をうかがっているらしい」
「――計測の結果~」
「――炎眼は、数十グラムのプシ物質を消費したようですな」

 惑星テラ――

「グロービストと子孫たちは~」
「それぞれのGS跡地で~」
「超知性体アルケティムの補助種族だった、ショハーク種族たちは~」
「ガラパゴス諸島のバルトロメ島で、円陣を組んで~」
「――むん」
「瞑想状態に入りました」

 星系ソル外縁――

「炎眼は~」
「――どどーん」
「さらに、続けて、4回の攻撃」
「防衛成功」
「その都度~」
「炎眼は、パラ現実に投げこまれて、消滅して~」
「また、数時間後に、戻ってくる」
「――計測の結果~」
「――炎眼は、毎回特定量のプシ物質を消費するようですな」
「で」
「そのうち~」
「――残り、1キログラムのようですな」

 惑星テラ、首都テラニア――

「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――女房から、電話?」
「……」
「政庁大臣レジナルド・ブルの妻、フラン・イミスさんは~」
「すでに、163歳」
「じつは、もう何年も前に~」
「――老いる姿を見せたくないの」
「と、失踪していたのです」
「が」
「電話に映ったフラン・イミスさんは~」
「まったく、そんな歳には見えません」
「そういえば~」
「以前~」
「モノクローム・ミュータント意識集合体〈ニュークリアス〉の~」
「黄金の雨に、触れたことが、ありましたか」
「……」
「ともあれ」
「何十年ぶりに、夫婦の会話」
「――なに? これから、星系ソルに帰ってくる? だから、ここは危険……」
「――おい……あ、切りやがった」

 霧ドーム内、巡洋艦《アトランティス》――

「音信不通となってから、何日も経過」
「いまでは~」
「艦内にまで、霧が立ちこめています」
「乗員たちは~」
「いくつものヴィジョンに、襲われたり」
「アトランと、グッキーが、見たのは~」
「――星系スターダストの連中が?」
「――ヴァトロクス=ヴァムに、抗戦してる?」
「そうこう、するうち~」
「巡洋艦《アトランティス》は~」
「なんとかして~」
「〈アトランティス大陸〉≒タラニス島に、到着」
「アトラン、多少は驚いたのですが」
「――あれ?」
「――やっぱり?」
「――〈アトランティス大陸〉の近く、ほんの海面下数メートルに?」
「――オレが寝ていた、海底ドームらしきもの、が見える?」
「アトランは~」
「ラオソール種族カトヴィナルを、連れて~」
「海底ドームへ、突入してみる」
「と」
「――おかえりなさいませ、ご主人さま」
「出迎えたのは、ロボット・リコ」
「と」
「――ヴァリオ1000型ロボットが、1台?」
「説明によると~」
「超知性体〈それ〉は~」
「使者ロト・ケレーテを使って~」
「星系スターダストに搬送されたヴァリオ1000型ロボット3台の~」
「プログラムを、変更させて~」
「手駒として、使っているらしい」
「で」
「ヴァリオ1000型ロボット、曰く」
「――ワタシは~」
「――〈第五天につながる門〉の案内役として~」
「――アトランティス大陸からタラニス島への往来の案内役として~」
「――機能するように、と言われてきました」
「対する、アトランは~」
「心に念じて、思うに」
「――グッキー、うさんくさいんだが、どう思う?」
「――アンタと同じように思うさ」
「グッキーは~」
「海底ドームにテレポートしてきて~」
「――カチリ」
「ヴァリオ1000型ロボットのスイッチを、切ってしまったり」

 4月30日20時22分、星系ソル、外惑星軌道――

「――!」
「――炎眼が?」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉を、無理矢理、突き破って?」
「――海王星軌道と天王星軌道のあいだに、出現?」
「――余波で?」
「――プシ嵐が、発生?」
「で」
「グロービストと子孫たちは~」
「――むん」
「プシ嵐による被害を、緩和してみせたり」
「……」
「ところで」
「プシ嵐の、他にも~」
「いろいろと、オカシナことが、発生しているようです」
「――惑星オーロラとの転送経路が、つながらない?」
「――星系アルコンとの転送経路も、つながらない?」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉の構造通路も、全面不通?」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉解除だっ」
「ロレッタ級テンダーからなる、テラノヴァ艦隊は~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉関連機器のスイッチを、切る」
「ところが」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉が……消えない?」
「どうやら~」
「――炎眼が、攻撃に使用したプシ物質が~」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉の中に、残っておるようですな」
「――だけでなく~」
「――星系ソルと外界を、完全に遮ってしまっておるようですな」
「つまり」
「――避難計画〈ネオ=ソル〉は、実現不可能……ということか?」
「で」
「惑星テラと衛星ルナ」
「水星」
「金星」
「火星」
「大型のガス惑星の主要な衛星」
「以上は~」
「ともあれ、個々にパラトロン・バリアなど、展開してみます」
「で」
「――炎眼は~」
「――〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉を越える際に~」
「――かなりのプシ物質を、使ったようですな」
「――でも」
「――まだ、800グラムほど、残っているようですな」
「炎眼は~」
「このままの速度と進路を、維持すると~」
「5月15日には、恒星ソルに到達」
「――残ったプシ物質でも~」
「――恒星ソルを超新星に変えるには、充分すぎますな」

 海底ドーム――

「グッキーは~」
「――あれ?」
「――なんだか懐かしい精神の声が、聞こえる……これって?」
「――イルツ?」
「死後、超知性体〈それ〉の中にいた~」
「グッキーの妻、ネズミビーバーのイルツが、やってきました」
「続いて登場したのが~」
「――タコ・カクタ?」
「――ベティ・タウフリー?」
「――リバルド・コレッロ?」
「アトラン、思うに」
「――つまり?」
「――超知性体〈それ〉の中にいた、昔の超能力者たちが~」
「――グロービストたちのパラブロックを、支えて?」
「――超知性体アルケティムの遺体から、高次のエネルギーを汲み出して?」
「――超知性体〈それ〉を元気づけるのに、役立てていた?」
「――炎眼の侵攻を緩慢にする役にも、立っていた?」
「ともあれ」
「懐かしい顔ぶれが、迎えにきたなら~」
「うさんくさい話も、別の話になったりする」
「アトランは~」
「海底ドームを離れて~」
「巡洋艦《アトランティス》と共に~」
「〈アトランティス大陸〉≒タラニス島の中央の雲みたいな柱=〈四天宮〉へ」
「が」
「〈四天宮〉から通じているはずの~」
「星系スターダストの惑星4つには、行けないようです」
「――星系ソルでプシ嵐が暴れているので、通行止めにしてある?」
「と、いうことは?」
「――超知性体アルケティムの遺体から、高次のエネルギーを汲み出して~」
「――超知性体〈それ〉を元気づけるのに、送っていたはずだが?」
「――そっちの方は、大丈夫なのか?」
「話によると~」
「――なんとか、がんばっている?」
「――でも」
「――星系スターダストの超能力者に、尊い犠牲が?」
「――グロービストにも、尊い犠牲が?」
「関係者は~」
「ばたばたと、昏睡状態に陥っているとかいう」

 5月7日――

「リバルド・コレッロには~」
「高次元の物質を操る能力、があります」
「で」
「これまでも、あれこれで、相当に衰弱してはいましたが~」
「パラブロックに助けられ、自分の能力を強化して~」
「――炎眼のプシ物質を、掌握するのだっ」
「――むん」
「果敢に、挑みますが~」
「――!」
「反撃を、くらって」
「――うっ」
「戦死です」
「ジョン・マーシャル」
「バルトン・ウィット」
「両名も、道連れになって~」
「――うっ」
「遺体は、崩れて塵となりました」
「――さらさらー」
「どうやら~」
「超知性体〈それ〉に戻ることなく、『死んだ』みたいです」
「……」
「星系ソルでは~」
「炎眼」
「プシ嵐」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉」
「超知性体アルケティムの遺体」
「4つの要素が、たがいに関係し合って、なんだか激しい事態に」
「で」
「恒星ソルに埋まった超知性体アルケティムの遺体、のプシ物質も~」
「不安定になり~」
「高次エネルギーの汲み出し効率は、目に見えて悪化」
「……」
「アトラン、思うに」
「――ここは、このアトランの出番なのかも……だぞ」
「――つまり?」
「――星系スターダストの惑星4つには、行けなくても?」
「――人工惑星ワンダラーには、行けるということでは?」
「アトランは~」
「人工惑星ワンダラーにつながる門へ、突入」
「そこで」
「超知性体〈それ〉の使者ホムンクと、再会したり」
「――超知性体〈それ〉は~」
「――凍えている、というより~」
「――もう、凍ってしまってます」
「――本当に、ヤバイです」
「――〈パラロクス武器庫〉捜索を、最優先課題としてお願いします」
「で」
「アトラン、思うに」
「――アンドロメダ銀河には~」
「――クラトーヴィラ=U"BSEF捕獲機で捕獲したヴァムが~」
「――14億あるのだが?」
「――超知性体〈それ〉の腹の足しに、なりはすまいか?」
「――そのためには~」
「――ペリー・ローダンが~」
「――一度、星系スターダストを離れて~」
「――移送なんかの手配のため、こちらに来る必要があるだろうが」
「――もちろん」
「――現在、星系スターダストへの門は不通だが~」
「――オールドタイマーの〈銀球〉なら、連絡がとれるはずであろ?」
「すると」
「ホムンク、曰く」
「――ワタシが授ける、オプションパーツがあれば~」
「――問題はクリアできるでしょう」
「ホムンクは~」
「アトランにオプションパーツを授けた、ところで~」
「凍って、動かなくなってしまいました」
「アトランにしても~」
「――うわ……オレまで凍ってしまうっ」
「あわてて、惑星ワンダラーを、撤退するのでした」

 5月8日――

「アトランは~」
「〈アトランティス大陸〉≒タラニス島へ、帰還」
「と」
「聞こえてきたのは~」
「――うぎゃぁぁぁっ」
「すなわち」
「――ロード・ツヴィーブス?」
「――タッチャー・ア・ハイヌ?」
「――ダライモク・ロルヴィク?」
「断末魔の絶叫、だったという」
「どうやら~」
「超知性体〈それ〉に戻ることなく、『死んだ』みたいです」

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◆今回のひとこと

 年が明けました。


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