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647 [2010/12/27]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2575 . Susan Schwartz / Flucht nach Anthuresta / アンスレスタへの逃避行
2576 . Rainer Castor / Tor nach Terra / テラへの門
2577 . Christian Montillon / Kosmisches Puzzle / 宇宙パズル
2578 . Marc A. Herren / Das mahnende Schauspiel / 警告劇
2579 . Marc A. Herren / Der Spieler und die Toten / ギャンブラーと死人たち

□ Perry Rhodan-Heft 2575話「アンスレスタへの逃避行」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2575.html ]

 ヴァトロクス種族ルクバ・オヴィチャトの思い出話――

「90年に1回の祭典で~」
「ヴァトロクス種族の歴史学者ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「――新開発のホロ=メモ=シミュレーション(略してHMS)は~」
「――皆さんの意識に、過去に先祖が体験したことを、投影するのですぅ」
「と、発表」
「女性陣は、熱狂して賞賛して、感激のあまり殺到」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「かつぎあげられて、もみくちゃにされて~」
「……」
「そのあたりで、どうやら記憶が途切れています」
「――えーと?」
「――つまり……あの時、死んだの?」
「――でも……足も体もあるみたいだし……どういうコト?」
「――だれか、呼んでるみたいだし?」
「――まだ、眠いし……?」
「――だんだん記憶が戻ってくるような?」
「――あー、もう……また、呼んでるみたいだし?」
「――わかったわよ、起きれば良いのよね?」
「……」
「――ぱっちり」
「ルクバ・オヴィチャトさんが、覚醒すると~」
「なぜだか、身体の自由が、利きません」
「ヴァトロクス種族の男性が1名、いたりして」
「――ボクはキタポル」
「――アナタの専従担当者です」
「ルクバ・オヴィチャトさんとしては~」
「――お世話は、女性にしてほしいのですぅ」
「とか、思ったりもします」
「ともあれ~」
「いろいろと、雰囲気が違うので~」
「――ワタシの死後、じつは相当に時間が経過してるのね?」
「とか、気づいたりもするわけで」
「……」
「徐々に~」
「自分の肉体を動かせるように、なってきて~」
「HMS室に、連れていってもらうことに、なりました」
「キタポルは~」
「慎重に、説明を進めたいみたいで~」
「まずは、こんな歴史を、体験させられたり……」

 最初の歴史:ルクバ・オヴィチャトの死後848年――

「ルクバ・オヴィチャトさんの意識は~」
「ヴァトロクス女性セスパ・ブラドギさんを介して、過去を体験」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「同世代のヴァトロクス種族の女性と同じく~」
「考えを読む力、を持っています」
「この力で~」
「セスパ・ブラドギさんとも、意思疎通できました」
「もちろん、キタポルは、気づいていません」
「――キタポルは、ワタシに過去の特定の部分しか見せないつもりだけどぉ」
「――でも、女には、いろいろな手練手管があるのよぉ」
「……」
「ルクバ・オヴィチャトさんの死後~」
「まず」
「女性たちのヴァム教団は、さらに発展」
「ヴァム捕獲者と呼ばれる、特殊能力を持つヴァトロクス女性は~」
「――ヴァムを、捕まえて~」
「――ヴァム貯蔵庫に収めるのが、仕事なの」
「ヴァム貯蔵庫は~」
「――ヴァムナム大陸に、1基」
「――ダーガン大陸に、1基」
「――クールソン大陸に、1基」
「それから」
「――恒星ヴァタルと、褐色矮星ペムが~」
「――チオトロン・ハイパーインパルスを、吸収した副次効果で~」
「――チオヴァム水晶が、生成された?」
「ヴァトロクス種族は~」
「恒星ヴァタルと、褐色矮星ペムから~」
「チオヴァム水晶を、採掘して~」
「ヴァム貯蔵庫の安定化に、使ったり~」
「宇宙航行の発展に、使ったり」
「……」
「300年も、すると――」
「遷移船が、建造されて~」
「ヴァトロクス種族の発祥銀河の探検が、進み~」
「星間帝国が、建設されたり」
「でも」
「ヴァムを有する種族は、他に見あたらず」
「ヴァトロクス種族は~」
「――ワレワレは、ちょっと特殊なのだ」
「と、自認するのでした」

 2番目の歴史:ルクバ・オヴィチャトの死後9178年――

「ルクバ・オヴィチャトさんの意識は~」
「ヴァトロクス女性コンカ・ヴィノカクさんを介して、過去を体験」
「コンカ・ヴィノカクさんは~」
「――あ……ルクバ・オヴィチャトさん?」
「ルクバ・オヴィチャトさんが〈来た〉ことに、すぐ気がつきます」
「コンカ・ヴィノカクさん、解説して曰く」
「――伝説のセスパ・ブラドギさんは~」
「――ルクバ・オヴィチャトさんが〈来た〉ら、すぐにわかるように~」
「――HMSを改造した……みたいです」
「……」
「ヴァトロクス種族は、600億体」
「星系ヴァタルに、120億体」
「他は、1500ある植民星系に居住」
「3大陸のヴァム貯蔵庫は、巨大に膨れあがり~」
「ヴァトロクス種族は~」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体と~」
「話し合いながら~」
「それなりに、やってきました」
「ヴァトロクス種族は~」
「幼少の頃から、教えられます」
「――死んだら、ヴァム集合体の一部になるのよ」
「――死んでも、怖くないのよ」
「――よー」
「ところで」
「長い時間が、経つうちに~」
「ヴァム集合体には、それぞれ固有の意識が芽生えていました」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体は~」
「――ヴァムナム大陸の、ヴァトロクス=ヴァム」
「――ダーガン大陸の、ヴァトロクス=ダーグ」
「――クールソン大陸の、ヴァトロクス=クール」
「と、呼ばれたり」
「でも」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体は~」
「――死んだら、ヴァム集合体の一部になるのだっ」
「――死んでも、怖くないのだっ」
「――だっ」
「なかなか、衝撃的ではあるのですが~」
「ようするに~」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体にとって~」
「生きているヴァトロクス種族の、健康とか幸せは~」
「あまり大事では、ないのでした」
「……」
「ながらく~」
「ヴァトロクス種族は~」
「チオヴァム水晶を~」
「ながらく、ヴァム貯蔵庫の安定化に、使ってきました」
「が」
「恒星ヴァタルと褐色矮星ペムの埋蔵量分は~」
「あらかた、掘りつくしてしまいました」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体は~」
「――もう、そろそろ、臨界点ではないかっ」
「――ヴァムの突発的放出は、なんとしても、回避しなければっ」
「――そのためには、どんなことでもっ」
「かくして」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体、決意して曰く」
「――ワレワレはっ」
「――次回の、褐色矮星ペムの衝、に際してっ」
「――ワレワレから、ヴァムを切り出しっ」
「――惑星に縛られない、新しい集合意識存在を、作ることにしたっ」
「で」
「この前代未聞の出来事に~」
「植民惑星のヴァトロクス種族420億体が~」
「巨大宇宙船およそ100万隻に乗って~」
「星系ヴァタルに、見物に来たりして」
「……」
「褐色矮星ペムの衝が、到来――」
「ヴァム貯蔵庫3基のヴァム集合体意識3体は~」
「3つの輝く球体となって、軌道上へ」
「――莫大なエネルギーが、必要だっ」
「――ヴァトロクス種族270億体くらいは、集団自殺せよっ」
「――!」
「新しい莫大なエネルギーは、新しい存在に流れこみ~」
「――おぎゃぁ」
「新生児は~」
「最初から親3体よりも、力が強く~」
「最初から、恐ろしく腹を空かせていたのでした」
「――おぎゃぁ」
「新生児は~」
「ヴァトロクス=ヴァムに、襲いかかり、同化しようとします」
「ヴァトロクス=ヴァムが、抵抗しても、歯がたたず」
「ヴァトロクス=ダーグとヴァトロクス=クールは~」
「新生児を制止したい」
「でも」
「ヴァトロクス=ヴァムと同化した新生児は、難なく猛攻をはねのけます」
「新生児は~」
「怒りに、まかせて~」
「そこいらにいる、生きているヴァトロクス種族のヴァムを~」
「肉体ごと~」
「――ぱくぱくぱく」
「ヴァトロクス=ヴァムも~」
「最後の抵抗も、空しく~」
「――ぱっくん」
「新生児は~」
「――おぎゃ……あれ、オレって……ヴァトロクス=ヴァムで良くなくない?」
「古くて新しいアイデンティティを、得て~」
「星系ヴァタルから、姿を消したのでした」
「……」
「なかなか、状況は衝撃的です」
「今となっては~」
「植民惑星にいる60億体」
「星系ヴァタルに残った、ほんの一握り」
「たったこれだけが、ヴァトロクス種族の生き残りなのでした」
「で」
「ヴァトロクス=ダーグ」
「ヴァトロクス=クール」
「ヴァム集合体意識2体は~」
「――惑星ヴァトも、ヴァト貯蔵庫も、放棄するしかないっ」
「――アイツが戻ってきて、残りを全部ぱっくんする前にっ」
「頼みのヴァトロクス女性たちは、もうほとんど生き残っていません」
「ヴァトロクス男性たちの尻を叩いて、仕事をさせます」
「ヴァム集合体意識2体は~」
「――アイツを、見ていたらっ」
「――惑星を離れる方法は、わかったぞっ」
「ヴァム貯蔵庫のチオヴァム水晶を非物質化して、吸収すると~」
「拡散した雲、のようなものになって~」
「巨大宇宙船およそ100万隻と、ともに発進」
「で」
「巨大宇宙船は、全植民惑星に散って~」
「ヴァトロクス種族の生き残りを、かき集めます」
「――そーれっ」
「――!」
「船団は~」
「ヴァム集合体意識2体が、精神力で誘発した、遷移を~」
「繰り返し、繰り返し、繰り返し~」
「船団の船は~」
「遷移のたびに~」
「失われ、失われ、失われ~」
「……」
「226年も、すると――」
「船団の残る船は、12万2000隻」
「深層睡眠のヴァトロクス種族の生存者は、14億体」
「わずか10万体が、覚醒して~」
「ほとんど廃船みたいな船の操船に、あたっていました」
「で」
「9000万光年、逃げたところで~」
「巨大な人工物と、遭遇」
「――《芽》?」
「《芽》に乗り組んでいた、アンスリアン人ショルキラさんは~」
「――助けましょう」
「――新しい故郷を、あげましょう」
「ヴァトロクス=ダーグ」
「ヴァトロクス=クール」
「ヴァム集合体意識2体は~」
「アンスリアン人の申し出を、受け入れます」
「で」
「アンスリアン人の《芽》は~」
「――そーれっ」
「――!」
「プシ物質を、使って~」
「船団を~」
「まず~」
「ブラ=ノク=ゾ銀河へ」
「そこから~」
「ドゥエシャン銀河へ」
「で」
「ヴァトロクス種族は~」
「とある未開の酸素惑星に、定住することに」
「さらに」
「アンスリアン人は~」
「ヴァトロクス種族が住む惑星の軌道上に、ポリポート駅を設置」
「――自由に、使ってください」
「――閉じこもっても、良いですし~」
「――ポリポート駅を使って諸銀河へ行ってみても、良いですし~」
「――そのへんは、ご自由に」
「とにかく、親切です」
「アンスリアン人は~」
「ヴァトロクス種族に~」
「超ハイテクと、高水準のハイパー水晶まで、くれました」
「馬鹿がつくくらい、親切です」
「が」
「新しい故郷に、落ち着いても~」
「ヴァトロクス=ダーグと、ヴァトロクス=クールの、心の痛みは~」
「癒えませんでした」
「――ある日突然に、アイツが来るっ」
「――ヴァトロクス=ヴァムが来るっ」
「ヴァトロクス=ダーグと、ヴァトロクス=クールの、心の痛みは~」
「生きているヴァトロクス種族のヴァム、にも伝染したり」
「――来るっ」
「――きっと、来るっ」
「ところで」
「深層睡眠のヴァトロクス種族の生存者14億体を、蘇生させてみると~」
「ヴァトロクス女性は、全員が脳死状態でした」
「でも」
「偶然から~」
「とあるヴァトロクス男性のヴァムが、脳死のヴァトロクス女性を~」
「――はっ」
「蘇生させたりして」
「……」
「やがて、しばらくすると~」
「ヴァトロクス種族は~」
「ヴァムを使って死者を再生する手段、を確立したのでした」

 3番目の歴史:ルクバ・オヴィチャトの死後3万8402年――

「ドゥエシャン銀河に来て、2万9000年」
「ヴァトロクス種族は、不穏なことを考えはじめたようです」
「――甘ちゃんなアンスリアン人の技術を、使ってっ」
「――もっと甘い汁を吸うことは、できないものかっ」
「ヴァトロクス種族は~」
「アンスリアン人と対立、するようになり~」
「アンスリアン人を凌駕する手段、を探しはじめたり」
「すでに~」
「ヴァムをクローン肉体に入れて再生する技術は、完成」
「でも、完璧では、ないのです」
「再生したとき、記憶に空白があるのです」
「ヴァトロクス=ダーグや、ヴァトロクス=クールの中、にいるときに~」
「ヴァムの小さな部分を、残してきてしまうのです」
「さらに」
「ヴァトロクス種族は~」
「クローン再生を始めたことで、男性が子種を作れなくなってしまって~」
「総人口は、20億体のまま」
「それでも」
「野望は、一人前」
「――もう一度、星間帝国を建設したいっ」
「――ドゥエシャン銀河も、アンスレスタ銀河も、オレたちのものにしたいっ」
「じつは」
「アンスレスタ銀河にも~」
「すでに、ヴァトロクス種族は潜入していたり」
「――ヴァトロクス種族が再生するための極秘惑星が、8つあるのです」
「――ドゥエシャン銀河に、6つ」
「――アンスレスタ銀河に、2つ」
「ヴァトロクス=ダーグと、ヴァトロクス=クールは~」
「自分たちの貯蔵ヴァムの一部を、極秘惑星に物質化して~」
「ヴァムを捕捉するアンカー、として配置していたりする」
「……」
「ある日」
「星系ヴァタルから積んできて、忘れられていたものが、再発見されたり」
「その中には~」
「――血液検査?」
「――伝説の……ルクバ・オヴィチャトさんの血液?」
「さいわいにも~」
「ヴァトロクス=クールが~」
「ルクバ・オヴィチャトさんのヴァムを、持っていたので~」
「――はっ」
「ルクバ・オヴィチャトさんを、再生できたのでした」

 ルクバ・オヴィチャトの思い出話、の続き――

「ルクバ・オヴィチャトさんは、歴史を知って、あらためて考える」
「――と、いうことは?」
「――今いるのは、アンスレスタ銀河の2つの極秘惑星のひとつ……とか?」
「……」
「ルクバ・オヴィチャトさんが、依頼された仕事は~」
「――アンスリアン人の知的資産の研究?」
「――アンスリアン人について、ほとんど何も知られていない?」
「――知られているところでは……5億体くらいはいるらしい?」
「――でも、アンスレスタ銀河の全域で?」
「――石化したアンスリアン人が、500億体も見つかっている?」
「――なんで、そんなことに?」
「とりあえず」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「――えーと、これはアンスリアン人の実験の資料?」
「――別のモノを、作ろうとして?」
「――けっきょく、エスヌル種族が、できてしまった?」
「――だから、失敗ということになってしまった……実験?」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「この実験を応用して、あれこれ、やってみました」
「と」
「――できたですぅ」
「――記憶を記録する埋めこみ器官が、できたですぅ」
「――これを使えば、再生のときに、記憶の欠落をなくせますぅ」
「この器官は、帰納細胞、と命名されて~」
「これより、先~」
「ヴァトロクス種族の頭部に埋めこまれる、ことになるのです」
「ところで」
「男性たちによって抑圧されてきた、女性たちのヴァム教団ですが~」
「じつは~」
「あいかわらず、地下活動を続けているようです」
「ルクバ・オヴィチャトさんとしては~」
「――男性たちの優位を、いつか覆してくれると良いな」
「と、思ったり」
「……」
「ある日のこと――」
「――アンスリアン人――石化してるけど生きている――が、発見された?」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「研究の期待に胸膨らませて、ある球状星団へ」
「ところが」
「到着するや、否や~」
「同行してきたヴァトロクス兵士たちが~」
「いきなり」
「――ばーん」
「石化して瞑想中と思われるアンスリアン人を、攻撃しはじめたり」
「――!」
「ルクバ・オヴィチャトさんの頭脳は、高速回転」
「――アンスリアン人を、これから研究しようとしてるのに?」
「――なんで、早まって攻撃してるの?」
「――でも、こんなことでアンスリアン人があっさり倒されたり、したら?」
「――男性たちは、いきなり自信過剰になって?」
「――もう、クーデターまっしぐら……てな雰囲気に、なってしまうかも?」
「――いけないですぅ」
「――ここで、調子にのってる、この男性たちを、止めないとっ」
「ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「アンスリアン人を、かばって~」
「――やめるですっ!」
「――うっ」
「――あー、これで死ぬのは2回目ですぅ……がっくり」
「死んでしまいました」
「で」
「死んだ、ルクバ・オヴィチャトのヴァムは~」
「石化したアンスリアン人の隣にあった、巨大結晶〈雪玉〉に~」
「――ひゅるるる……ごっくん」
「吸引され、呑みこまれて、しまうのでした」

 時は、流れて――

「星系スターダストの~」
「スペース・アカデミー訓練生スチュワート・レクサたちが~」
「巨大結晶〈雪玉〉に、侵入したとき~」
「ルクバ・オヴィチャトさんのヴァムは~」
「――はっ」
「意識を、とりもどしました」

 さらに55年後の時が、流れて――

「スチュワート・レクサ中将が~」
「アトル人シク・ドルクスタイゲルさんを、連れて~」
「巨大結晶〈雪玉〉に、再度、侵入したとき~」
「ルクバ・オヴィチャトさんのヴァムは~」
「――一体化して、ここから逃れたいのぉ」
「とか思って、試みたのです」
「が」
「――!」
「アトル人シク・ドルクスタイゲルさんが持参した〈魂魄房〉に~」
「――ひゅるるる……ぽん」
「吸引され、拘留されて、しまうのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 もう年末ですね。


d-information ◆ 647 [不定期刊] 2010/12/27
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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