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646 [2010/12/20]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2574 . Susan Schwartz / Das Lied der Vatrox / あるヴァトロクスの歌
2575 . Susan Schwartz / Flucht nach Anthuresta / アンスレスタへの逃走
2576 . Rainer Castor / Tor nach Terra / テラへの門
2577 . Christian Montillon / Kosmisches Puzzle / 宇宙パズル
2578 . Marc A. Herren / Das mahnende Schauspiel / 警告劇
2579 . Marc A. Herren / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2574話「あるヴァトロクスの歌」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2574.html ]

 太古、惑星ヴァト――

「星系ヴァタルには~」
「恒星ヴァタル」
「褐色矮星ペム」
「惑星が7つ」
「そのひとつ、惑星ヴァトで~」
「ヴァトロクス種族は、進化をとげたのです」
「で」
「ヴァトロクス種族の成人女性の、大半は~」
「考えを読む力、を持っていました」
「ヴァトロクス種族の成人男性も、ごく少数は~」
「考えを読む力、を本当にわずかながら、持っていたり」
「どうして、そんなことになっているかは~」
「よく、わかりません」

 太古=およそ1000万年前――

「最初のハイパー物理学的抵抗増大の時代に入って1万年たった頃~」
「ヴァトロクス種族の歴史学者ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「――この機械は、何十年にわたる研究開発の成果よぉ」
「――ホロ=メモ=シミュレーション(略してHMS)と名づけましょうぅ」
「で」
「90年に1回の祭典で~」
「歴史学者ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「研究成果を、披露」
「――HMSは~」
「――みなさん(男性陣を除く)の意識に~」
「――過去の出来事を、投影するのですぅ」
「実演の前に、列席者に解説しましょう」
「――ずっと昔のことですぅ」
「――どこかの誰かが~」
「――チオトロン・ハイパーインパルスを、発信しましたぁ」
「――チオトロン・ハイパーインパルスは~」
「――ほとんど減衰せずに、宇宙の端から端まで広がるですぅ」
「――チオトロン・ハイパーインパルスは~」
「――星系ヴァタルも、通りぬけたのです、がぁ」
「――90年に1回の~」
「――褐色矮星ペムが、恒星ヴァタルに、大接近する時期だったので~」
「――チオトロン・ハイパーインパルスが、引っかかったようなのですぅ」
「――これにより~」
「――チオトロン・ハイパーインパルスを、吸収して~」
「――恒星ヴァタルは、変化しましたぁ」
「――恒星ヴァタルの変化に、よって~」
「――ヴァトロクス女性は~」
「――考えを読む力を、発達させたですぅ」
「さて」
「HMS、動作開始」
「……」
「憶えているでしょうか?」
「その昔~」
「ゾーベル帝国という星間帝国が、滅亡に瀕したとき~」
「チオトロニクスに蓄えられた、ゾーベル帝国の英知は~」
「プリオール波動という、宇宙の果てまで減衰しないインパルスに、乗り~」
「宇宙全体に、送信されました」
「プリオール波動を、うけて~」
「超知性体〈テルムの女帝〉が、誕生したり」
「どこかで、知性種族が、誕生したり」
「なんてことが、あったのでした」

 太古から4722年前――

「この頃~」
「ヴァトロクス種族は、当時、惑星間航行文明の段階」
「――貨物船《アスタヴェル》が、星系外縁で遭難?」
「――救援よっ」
「《ヴァスタル》――船長カグラ・ホノヴォクさん――が、急行」
「救助は、ぎりぎり間に合いました」
「ところで」
「《ヴァスタル》船長カグラ・ホノヴォクさんは~」
「気になることが、ひとつ」
「――貨物船《アスタヴェル》に乗船していた妹の考えが読めた気がするけど?」
「――こんなの、はじめてだわね」
「……」
「《ヴァスタル》船長カグラ・ホノヴォクさんは~」
「惑星ヴァトに戻った、ところを~」
「――ちょっと同行してもらえませんか?」
「秘密組織ヴァム教団の本部に、招待されたり」
「――ヴァム教団は~」
「――ヴァトロクス種族の精神の発展を、促進するのです」
「――というか」
「――ヴァトロクス女性の精神的発展を、促進するのです」
「――同志に、なってください」
「《ヴァスタル》船長カグラ・ホノヴォクさんは~」
「――なりましょう」

 太古から4334年前――

「この頃~」
「ヴァトロクス女性の98%と男性の1%が~」
「考えを読めるように、なっていました」
「同時に~」
「――名状しがたい精神背景ノイズみたいなものが、存在してる?」
「死者多数をともなう災厄が迫ると~」
「精神背景ノイズというか、衝動みたいなものが~」
「はっきりと、強くなるのです」
「で」
「ヴァム教団としては~」
「――この現象を、子細に調査するのです」
「……」
「同志ガハ・ホノヴォクさんは~」
「夫をともなって、噴火寸前の火山に向かう」
「夜になると、子供を作ったりして」
「どうやら、災厄の兆候を見逃したようです」
「子供を作った次の日~」
「――どっかーん」
「火山は、大噴火」
「麓の村の住民は、溶岩に呑まれて全滅」
「同志ガハ・ホノヴォクさんの夫も、死亡」
「同志ガハ・ホノヴォクさんだけ、かろうじて救助が間に合うのでした」

 太古から2187年前――

「ヴァム教団の同志トワ・イテムバさんは~」
「ンノグロ・プロスモと、いけない情事・妊娠です」
「収監されたトワ・イテムバさんは~」
「ヴァム教団指導者に、懇々と諭され~」
「罪を悔いあらため、許されるのでした」

 太古――

「90年に1回の祭典は、最高潮」
「ヴァトロクス種族の女性たちは~」
「何百万人の意識が相互接続する精神結合〈大輪〉を作る」
「――精神背景ノイズは?」
「――これまで生きたヴァトロクス種族の、不滅の意識の集まり?」
「――不滅の意識=ヴァム?」
「過去に生きたヴァトロクス種族の声を、聞けるようにした~」
「歴史学者ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「もう、何というか、すごいヒト」
「女性陣は、熱狂して賞賛して、感激のあまり殺到」
「歴史学者ルクバ・オヴィチャトさんは~」
「かつぎあげられて、もみくちゃにされるのでした」

 次号に続く。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 2格の der Vatrox を「ヴァトロクス種族の女(単数)=あるヴァトロクス(女性)=歴史学者ルクバ・オヴィチャトさん」と読むか「ヴァトロクス種族の女たち(複数)」と読むか……。


d-information ◆ 646 [不定期刊] 2010/12/20
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