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643 [2010/11/29]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2571 . Wim Vandemaan / Die zeitlose Welt / 時を止めた惑星
2572 . Arndt Ellmer / Homunks Botschaft / ホムンクのメッセージ
2573 . Wim Vandemaan / Dorksteigers Dilemma / ドルクスタイゲルのジレンマ
2574 . Susan Schwartz / Das Lied der Vatrox / ヴァトロクスの歌
2575 . Susan Schwartz / Flucht nach Anthuresta / アンスレスタへの逃走

□ Perry Rhodan-Heft 2571話「時を止めた惑星」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2571.html ]

 エスヌル種族クルンスタル――

「エスヌル種族――」
「微細なハイパー水晶の欠片が~」
「――さらさらー」
「――むっくり」
「というかんじで集まった、やせた長い頸と丸い頭をした、知的生命体」
「……」
「太古――」
「エスヌル種族に属する、クルンスタルは~」
「2万の世界を持つ世界〈タリン・アンスレスタ〉で~」
「アンスリアン人フォグダレさまのお側に、仕えていたのです」
「が」
「昨今――」
「長い眠りから、地道に覚醒してみると~」
「――記憶が、大きく欠落しているんですぅぅっ」
「あまり良好な状態、ではない」
「――フォグダレさまぁぁっ」
「悲しい別れなんかも、経験」
「で」
「ペリー・ローダンという異人に、同行して~」
「〈タリン・アンスレスタ〉から、アンスレスタ銀河へ」
「周波王国――現在、アンスレスタ銀河を抑圧している――と戦っている~」
「エスヌル種族の子孫――ハイパー水晶生命体エッサ・ヌル種族――や~」
「その同盟者――シャゾル種族、ジャウール人、〈塵騎兵〉――と~」
「知り合ったのです」
「で」
「ペリー・ローダンと抵抗運動組織のあいだの話が、いろいろ長いので~」
「――ここはもう、別行動で、良いかも?」
「なんて、思って~」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「エッサ・ヌル種族カルティンとともに~」
「ジャウール人の搭載艇に、乗って~」
「種族の歴史+自分を探す旅に、出てみることにしたのでした」
「……」
「かくして」
「ジャウール人の搭載艇は、〈時を止めた惑星〉へ」

 〈時を止めた惑星〉――

「地表には~」
「植物種族ニシャイの集落が、いくつか点在していたり」
「地表の、あちらこちらには~」
「ハイパー水晶に覆われた広い平原が、あったり」
「で」
「ハイパー水晶の平原では、不気味なことばかり起こるので~」
「植物種族ニシャイは、ハイパー水晶の平原を〈幽霊広場〉と呼んでいます」
「ある日~」
「植物種族ニシャイの研究者、アギンジャンとムンスグジュは~」
「なにかが、空から降りてきて~」
「なにかが、ハイパー水晶の平原に着陸するのを発見」
「植物種族ニシャイの研究者、アギンジャンとムンスグジュは~」
「好奇心から、様子をうかがい~」
「――そーっと」
「聞き耳を立ててみたり、するのでした」

 〈時を止めた惑星〉、ハイパー水晶の平原のひとつ――

「エスヌル種族のクルンスタルが~」
「搭載艇から、降りると~」
「と」
「――さらさらー」
「――むっくり」
「ハイパー水晶の堆積の中から、エッサ・ヌル種族がひとり顕現」
「――ウドキゴム、というです」
「――案内+情報提供します」
「――ワタシが全部憶えている、というのではないです」
「――ハイパー水晶の平原には~」
「――エッサ・ヌル種族の外部記憶が、貯めてあるです」
「――記憶は、1000万年に及ぶのです」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「エッサ・ヌル種族ウドキゴムに、触れてみる」
「すると~」
「エッサ・ヌル種族ウドキゴムの案内+情報提供機能が働いて~」
「ハイパー水晶の平原にあるハイパー水晶=エッサ・ヌル種族の外部記憶が~」
「それぞれ異なる輝度で輝きはじめた、ように、見えました」
「エッサ・ヌル種族ウドキゴム、説明して曰く」
「――触れてみると、記憶が読めるです」
「――輝度が高いほど、現在に近いです」
「で」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「まず最初に~」
「明るく輝いているハイパー水晶に、触れてみました」

 エッサ・ヌル種族の最近の記憶――

「エッサ・ヌル種族の〈時を止めた惑星〉は~」
「とても強烈な青い光を放つ恒星を、巡っているので~」
「最近まで、来訪する者は、ありませんでした」
「エッサ・ヌル種族は、宇宙船を有していませんが~」
「――いつか宇宙に、出て行きたい」
「エッサ・ヌル種族に野心がない、わけではない」
「そこへ~」
「トリョニック同盟から、代表団3名が、来訪しました」
「エッサ・ヌル種族から、水晶議長3名が、出迎えます」
「トリョニック同盟の代表団は~」
「――エッサ・ヌル種族の論理的な才能は、すばらしいっ」
「――記録容量も、際立っていますっ」
「――ぜひ、トリョニック同盟の艦で、勤務してほしいっ」
「エッサ・ヌル種族にとっては、願ってもない機会」
「なのです、が」
「エッサ・ヌル種族の水晶議長3名は~」
「――イヤです」
「――軍事活動は非論理的なので、参加できません」
「信念を、貫いたのでした」

 現在:〈時を止めた惑星〉、ハイパー水晶の平原――

「エスヌル種族クルンスタルは~」
「つづいて~」
「それほど明るくないハイパー水晶に、触れてみました」

 エッサ・ヌル種族の少し昔の記憶――

「大広間で~」
「――きゅいーん」
「アンスリアン人たちが、歌いはじめて~」
「動かなくなりました」
「と」
「――!」
「大広間に、プシ物質からなる人工物が、実体化するのでした」

 現在:〈時を止めた惑星〉、ハイパー水晶の平原――

「エスヌル種族クルンスタルは~」
「さらに~」
「もう少し暗いハイパー水晶に、触れてみました」
「――!」
「もっと暗いハイパー水晶に、触れてみました」
「――!」
「過去へ過去へと、遡っていくのでした」

 エッサ・ヌル種族=エスヌル種族の大昔の記憶――

「今回~」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「エスヌル種族ゴスファジェルの目から、記憶の世界を見ていました」
「……」
「時は~」
「2万の世界を持つ世界〈タリン・アンスレスタ〉の建設の時代」
「場所は~」
「2万の世界を持つ世界〈タリン・アンスレスタ〉の指令センター」
「そこへ」
「事件発生」
「――円盤世界オブジェクト2861号で、データ転送が阻害されてる?」
「エスヌル種族ゴスファジェルは~」
「同行者1名とともに~」
「宇宙船に乗り組み、緊急出動」
「――行くよ、パパっ」
「――了解だ、息子よっ……このクルンスタル=パパにすべてまかせろっ」
「……」
「ところで」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「記憶を見ながら、思うに」
「――(この同行者って……クルンスタル、つまり、オレ?)」
「――(このゴスファジェルって……オレの息子?)」
「てなことに、気づいたりするのです」
「……」
「円盤世界オブジェクト2861号を、探索してみると~」
「――エスヌル種族が?」
「――洞窟に隠れて、獣を焼いて、喰ってる?」
「もちろん~」
「エスヌル種族に偽装した、不審者一味です」
「――何をしているっ」
「――!」
「エスヌル種族両名は、逆に不審者一味に捕獲され~」
「転送機で、不審者一味の拠点惑星へ」
「……」
「不審者一味の拠点惑星で~」
「不審者一味は、偽装を解いて~」
「翼が3対6枚ある竜、のような姿をあらわします」
「――ワレワレは、〈対等な者〉だ」
「やっていることは、産業スパイのようなコト、みたいですが」
「ともあれ~」
「〈対等な者〉一党は~」
「エスヌル種族両名を、地下500mの空洞に閉じこめたり」
「……」
「地下空洞には~」
「〈対等な者〉一党が盗んできた機械が1台、保管してありました」
「――名前は、〈クーム0505〉?」
「――生物の細胞質から栄養を補給してる?」
「――自意識を持っている機械?」
「で」
「〈クーム0505〉の協力を、とりつけて~」
「エスヌル種族両名は、脱出を敢行」
「――まずはっ」
「――取り上げられた〈可変バイザー〉を取り戻さないとっ」
「〈対等な者〉アン・ブレストが持っていた1台を、取り返し……」
「……」
「ところで」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「記憶を見ながら、思うに」
「――(時々、黒い稲妻みたいなノイズが入るけど?)」
「黒い稲妻が、スローモーションみたいに、やってくると~」
「頭が引き裂かれてしまう、かのようなのでした」
「……」
「さて」
「クルンスタル=パパが~」
「不審者一味の拠点惑星から脱出しようと~」
「転送機のスイッチを、入れたところで~」
「〈対等な者〉たちが、撃ってきます」
「――どどーん」
「〈クーム0505〉は~」
「――ばーん」
「破壊され~」
「エスヌル種族ゴスファジェルは~」
「――うっ……ぐったり」
「死んでしまうのでした」

 現在:〈時を止めた惑星〉、ハイパー水晶の平原――

「――ゴスファジェルぅぅっ」
「エスヌル種族クルンスタルが~」
「号泣しながら、ようやく記憶の底から這い上がると~」
「――さらさらー」
「――むっくり」
「黒い色した、〈時を止めた惑星〉の守護者が~」
「エスヌル種族クルンスタルと~」
「エッサ・ヌル種族ウドキゴムに向けて、曰く」
「――記憶の濫用は、許可できませんっ」
「叱られました」
「でも」
「黒い色した、〈時を止めた惑星〉の守護者は~」
「エスヌル種族クルンスタルに、曰く」
「――このハイパー水晶に、触れてみるです」
「そのハイパー水晶は~」
「ものすごく弱々しい感じで、輝いていました」

 とても大昔の記憶――

「目を覚ますと~」
「――ここは……自走する機械の中?」
「――自分は……自律的データ保管装置として、作られた?」
「目の前に、いるのは~」
「アンスリアン人タンファケルさま」
「アンスリアン人フォグダレさま」
「……」
「当時~」
「アンスリアン人フォグダレさまは~」
「ハイパー水晶を使って~」
「〈考える機械〉を、作ろうとしていました」
「――自律して考えるモノをっ」
「――学んで、直感とかもするモノをっ」
「で」
「〈考える機械〉は、できたのですが~」
「――これって……生きてる?」
「作りたかったのは、あくまでも機械なので~」
「アンスリアン人フォグダレさまとしては、正直複雑です」
「――オマエの名前は、何にしよう?」
「――えーと……クルンスタル」
「という名前を、つけてくれた、という」

 現在:〈時を止めた惑星〉、ハイパー水晶の平原――

「エスヌル種族クルンスタルは~」
「――〈時を止めた惑星〉で知ることができるのは、ここまで?」
「と、いうことで」
「エスヌル種族クルンスタルは~」
「ふたたび、ジャウール人の搭載艇に乗りこんで、発進」
「種族の歴史+自分を探す旅は~」
「続きます」

 現在:〈時を止めた惑星〉――

「植物種族ニシャイの研究者、アギンジャンとムンスグジュは~」
「なにかが、ハイパー水晶の平原から発進するのを~」
「――そーっと」
「見送ってみたり、するのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 この場合、zeitlos って「時間が意味なくした」くらい?
 悩みどころですが、ここは「時を止めた」で。


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