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642 [2010/11/22]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2570 . Michael Marcus Thurner / Die Falle von MASSOGYV / 《マソギヴ》の罠
2571 . Wim Vandemaan / Die zeitlose Welt / 時なき世界
2572 . Arndt Ellmer / Homunks Botschaft / ホムンクのメッセージ
2573 . Wim Vandemaan / Dorksteigers Dilemma / ドルクスタイゲルのジレンマ
2574 . Susan Schwartz / Das Lied der Vatrox / ヴァトロクスの歌
2575 . Susan Schwartz / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2570話「《マソギヴ》の罠」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2570.html ]

 アンスレスタ銀河、《ミクル=ジョン》、逃走中――

「ペリー・ローダン指揮下の《ミクル=ジョン》は~」
「トリョニック同盟《パカデモ》から、逃走中~」
「周波王国の戦光艦隊に、追いつめられて~」
「やむなく~」
「網のような影っぽいモノ――〈タリン・アンスレスタ〉にもいた――に突入」
「で」
「網のような影っぽいモノは、《ミクル=ジョン》をくるむと~」
「〈タリン・アンスレスタ〉でやったみたいに、遷移」

 アンスレスタ銀河、あるトリョルタン喉から1万5000光年――

「遷移してから、ずっと~」
「網のような影っぽいモノは、《ミクル=ジョン》をくるんだまま」
「トリョルタン喉のハイパー嵐から、守ってくれたり」
「で」
「フェルマー/ラス、曰く」
「――網は、よくわからないけど、生きてる感じがする?」
「――自称……網職工?」
「――こういうのは経験したコトないから、意思疎通は難しいかな?」
「――でも?」
「――敵意がないのは、確かみたい?」
「ところで」
「網のような影っぽいモノにくるまれた《ミクル=ジョン》で~」
「ペリー・ローダンは~」
「――なんでだろう?」
「――眠るたびに、同じ夢を見るような?」

 どこかの海浜都市:ペリー・ローダンの夢――

「――はろー?」
「ペリー・ローダンに、話しかける人がいます」
「――げ……コスモクラート、タウレク?」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――(コイツとは、あまり良い思い出がないしー)」
「――(どうせ、コレ、夢だよな?)」
「――(無視しとこう)」
「それでも~」
「コスモクラート、タウレクは、しつこく話しかけてきたり」
「――キミの奥さん、ゲジルは、コスモクラートの血縁だしー」
「――キミの娘さん、エイレーネも、コスモクラートの血縁だしー」
「……」
「そうなのです」
「新銀河暦1173年~」
「コスモクラート、タウレクは~」
「――〈物質の泉〉の彼岸に、帰郷したい」
「ペリー・ローダンの妻と娘を、手土産に~」
「〈物質の泉〉の彼岸への帰郷、を果たしたのでした」
「……」
「――キミの奥さんと娘さんが、どうなったか知っているかい?」
「とか、言われると~」
「鉄面皮のペリー・ローダンも、さすがに無視できません」
「――どうなった、というんだ?」
「コスモクラート、タウレク、曰く」
「――片方は、無事だけどねー」
「――片方は、あんまりそうではない」
「――片方は、キミのことを気にしてるけどー」
「――片方は、あんまりそうではない」
「――片方は、〈物質の泉〉の彼岸に帰る決断をして、正解だったけどー」
「――片方は、あんまりそうではない」
「コスモクラート、タウレクは、この先、何も語らず」
「ペリー・ローダンを、海浜都市の中央の高台まで、案内したり」
「そこには~」
「――ドウク・ラングル?」
「――ソト・タル・ケル?」
「――ペーテルレ?」
「――ブラゾ・スルファト?」
「――顔見知りのテラナーが、いっぱい?」
「混乱の坩堝に~」
「――ひとりだけ、知らないのが、いる?」
「――あれは……網職工?」
「――名前は……〈抽象のラディル〉?」
「網職工〈抽象のラディル〉は~」
「――ずずーっ」
「海浜都市の中央の高台にいた、全員を~」
「――ずずずーっ」
「吸収して、しまいました」
「――あれ?」
「――コスモクラート、タウレクだけ、残ってる?」
「ま」
「それは、それとして」
「ペリー・ローダン、ひらめきました」
「――前回、閉鎖空間〈タリン=アンスレスタ〉で遷移させられたときも?」
「――今回、アンスレスタ銀河で遷移させられたときも?」
「――精神から何か流れ出ていくような、ヤバげな感じがしてた、けど?」
「――つまり?」
「――網職工が、夢とか記憶とかを、こうやって喰っていたんだな」
「なお」
「ペリー・ローダンの記憶それ自体は、どうやら残っている、らしいので~」
「どうやら、丸ごと喰われている、わけでは、なく~」
「単なるつまみ喰い程度、のカワイイもの、らしいのですが」

 2日後、網職工〈抽象のラディル〉は、《ミクル=ジョン》から離脱――

「――すぐ近くに、ジャウール人のエネルギー泡がいる?」
「早速、ペリー・ローダンは、通信をつないで~」
「シャゾル種族、ムルカドと会談を約束」
「ジャウール人のエネルギー泡は、《ミクル=ジョン》を収容」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「コンセプト、フェルマー/ラス」
「ハイパー水晶生命体、エスヌル種族のクルンスタル」
「ウルフ・リー――もと、揚陸部隊〈ヤング・ボーイズ〉隊員」
「3名を連れて、いざ会談へと出陣」
「迎えたのは~」
「シャゾル種族、ムルカド」
「エッサ・ヌル種族、カルティン」
「〈塵騎兵〉種族――浮遊する粒子雲みたいな――、ゴムラク」
「一行は~」
「大空洞――酸素大気があって、都市がひとつすっぽり入っている――へ」
「と」
「ペリー・ローダン、これを見て思い出したのが~」
「――惑星グラウギシュトの海底都市?」
「惑星グラウギシュトは~」
「アルフォニー星団、恒星デミルトレの第3惑星」
「700万年前に封印された〈星海〉のひとつに、あって~」
「〈ジャモンディの守護者〉カリャ・アンダクシと~」
「配下のショズ人たちが、拠点にしていた惑星」
「――つまり?」
「――似てる、とは思ってたけど?」
「――シャゾル種族=ショズ人、てこと?」
「ともあれ」
「会談開始は、ぎこちなく」
「シャゾル種族、ムルカドからは、まず堅苦しく、大事な質問がありました」
「――き……貴君とトリョニック同盟との関係や如何?」
「――プ……プシ物質は何処から持ち来たるか?」
「ペリー・ローダンとしては、率直に答えてみたりする」
「――トリョニック同盟からは、追われているのだ」
「――プシ物質は、〈タリン・アンスレスタ〉から持ってきたのだ」
「そうこう、するうちに~」
「シャゾル種族、ムルカド、ずいぶんと堅さもとれて、曰く」
「――ところで?」
「――〈タリン・アンスレスタ〉って、何のコトですか?」
「……」
「ともあれ」
「情報交換は、友好的に進行」
「アンスレスタ銀河の現状が、わかってきました」
「――だいたい130年前、周波王国があらわれて?」
「――アンスレスタ銀河の種族を、抑圧しはじめた?」
「――一番やられてしまったのが、トリョニック同盟?」
「――狭い星域にいて、脅されて、逃げることもできず?」
「――アンスレスタ銀河の諸種族は、抵抗運動を組織?」
「――シャゾル種族とジャウール人と〈塵騎兵〉とエッサ・ヌル種族と?」
「――無敵の網織工……が、参加してくれると、うれしい?」
「抵抗運動としては~」
「――周波王国の情報を、収集し?」
「――潜在的同盟者を募っている、段階?」
「ペリー・ローダンは、これに対して~」
「――かくいう、このペリー・ローダンは~」
「――ポリポート駅網を私物化せんとする、周波王国の~」
「――アンドロメダ銀河の拠点なんかを~」
「――ちぎっては投げ、ちぎっては、投げ~」
「武勇伝を、語る・語る」
「シャゾル種族、ムルカドは、もう完全に尊敬のまなざしで、曰く」
「――ところで?」
「――ポリポート駅網の建設者って、誰のコトですか?」
「……」
「ともあれ」
「ペリー・ローダン一行と、アンスレスタ銀河抵抗運動は~」
「協定を、結ぶことに」
「で」
「これと平行して~」
「エッサ・ヌル種族、カルティンは~」
「エスヌル種族、クルンスタルと、個別に話なんかもしてみたり」
「――エスヌル種族=エッサ・ヌル種族の祖先は~」
「――水晶技術者として、ポリポート駅システムの初期構築に携わった?」
「両名は、エッサ・ヌル種族の歴史を、紐解きはじめ~」
「両名だけの世界に、行ってしまいました」
「……」
「ともあれ」
「シャゾル種族、ムルカド、ペリー・ローダンに提案して曰く」
「――アナタたちが周波王国の橋頭堡を占拠するのを、助けたいです」
「――アナタのクラスB制御装置で、特攻……もとい攻略するのに~」
「――都合の良さそうな物件が、あるのです」
「――傍受したのは、けっこうあわてた通信だったのですが……」
「――何でも~」
「――ポリポート駅《マソギヴ=4》とやらに~」
「――未確認船が攻撃してきた、とか何とか……」

 周波王国陣営――

「ヴァトロクス種族、シンナフォック」
「その腹心のオクリヴァル科学者、クルーペル」
「その現地調達の戦闘従卒――オクリル――フィリップ」
「以上、3名からなる1チーム」
「一見、ヴァトロクス種族+従僕という構成の一団、ですが~」
「じつは~」
「オクリル、フィリップには~」
「超存在ヴァトロクス=ダーグさまの断片が、憑依していたり」
「やりにくい関係、です」
「一方」
「ヴァトロクス種族、ヴァストレアル」
「その戦闘従卒ブストリン」
「その現地調達の従卒――テフローダー・クローン――サトワさん」
「以上、3名からなる1チーム」
「一見、ヴァトロクス種族+従僕という構成の一団、ですが~」
「じつは~」
「ヴァトロクス種族、ヴァストレアルは~」
「超存在ヴァトロクス=ダーグさまから、とっくに見限られていたり」
「実権を有しているのは、ブストリン+サトワさん、なのでした」
「情けない関係、です」
「で」
「この6名からなる2チームが~」
「じつは、アンスレスタ銀河周波王国の、次期首長候補」
「現時点でも、アンスレスタ銀河周波王国・最高首脳陣、だったりします」
「さて」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「〈自分のライバル〉はヴァトロクス種族、ヴァストレアルだと思っています」
「ので~」
「〈ライバルの配下〉サトワさんが超有能、と知ると~」
「――ワタシの配下に、なってはくれまいか?」
「早速、引き抜きに、かかります」
「もちろん」
「サトワさんは~」
「〈自分のライバル〉はヴァトロクス種族、シンナフォックだと思っています」
「ので~」
「――ありえないっ」
「一瞬で、拒否」
「いろいろと厄介な関係、なのでした」

 周波王国、ポリポート駅《マソギヴ=4》――

「今回の作戦は~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックが、指揮していたり」
「――憎きペリー・ローダンを~」
「――ポリポート駅《マソギヴ=4》におびきよせて~」
「――抹殺するのだっ」
「で」
「餌を、まいて~」
「待つこと、しばし」
「網織工3体に、運ばれて、出現したのが~」
「《ミクル=ジョン》と……少し距離を置いて、抵抗運動艦隊」
「――かかれっ」
「襲いかかる、戦光艦隊」
「抵抗運動艦隊は、逃走しますが~」
「逃げ遅れた《ミクル=ジョン》は、包囲され~」
「――撃てっ」
「――どどーん」
「――ばーん」
「周波王国陣営に、歓声が響く」
「が」
「そんな中~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは、ただひとり~」
「――えーと?」
「――ペリー・ローダンの船の爆発……何だか、おかしくないか?」
「首をかしげて、いたのでした」

 同時刻、ペリー・ローダン指揮下、ポリポート駅占拠部隊――

「ペリー・ローダンは~」
「ミクル――《ミクル=ジョン》のツクモ神のようなモノ――が投影する~」
「立体映像――外観は、ヴァトロクス種族――の着ぐるみを、着用」
「ポリポート駅に、通信をつなぎ~」
「ポリポート駅を指揮する周波トレーサーを、呼び出します」
「――ワレワレは、ディクティヨン銀河からきた支援部隊ですっ」
「なんて、適当なコトを、言いながら~」
「《ミクル=ジョン》は、ポリポート駅に接近」
「やがて~」
「ペリー・ローダンが所持するクラスB制御装置が、圏内に」
「――搬送筒を、すべて閉鎖だっ」
「これで~」
「ポリポート駅は、完全孤立」
「ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅を指揮する周波トレーサーに、いきなり最後通牒」
「――無条件降伏して、ポリポート駅を明け渡すのだっ」
「ポリポート駅を指揮する周波トレーサーは、即決」
「――拒否するっ」
「ペリー・ローダンは~」
「クラスB制御装置に命じて~」
「――バリアに、隙間を作れっ」
「《ミクル=ジョン》が、ポリポート駅に着陸すると~」
「搭乗していた、〈塵騎兵〉数百名が、出陣」
「――わらわら~」
「勝負は、一瞬」
「――やむを得んっ」
「ポリポート駅を指揮する周波トレーサー、ツリマエは、降伏」
「ポリポート駅《エシュディム=3》を、明け渡したのでした」
「……」
「もちろん~」
「抵抗運動艦隊によるポリポート駅《マソギヴ=4》攻撃は、陽動でした」
「破壊された《ミクル=ジョン》も、偽物でした」
「と、いうことは~」
「破壊された《ミクル=ジョン》は、何だったのでしょうか?」
「じつは~」
「ペリー・ローダンも、少し前に気づいたコト、なのですが~」
「ジャウール人は~」
「プシ物質をあれだけ巧みに収集していたことから、わかるとおり~」
「〈プシ物質をフォーム・エネルギーのように操る能力〉を持っていたのです」

 周波王国、ポリポート駅《マソギヴ=4》――

「――えーと?」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「首をかしげた、まま~」
「――ペリー・ローダンの船の爆発……を調べてみると?」
「――計測データが?」
「――エネルギーのパターンが、思っていたのと違う?」
「――これって?」
「――やはり……してやられた?」
「気づいたからには~」
「即刻、行動を起こすべき、なのですが」
「折悪しく~」
「――!」
「――未確認船が攻撃してきた?」
「超存在ヴァトロクス=ヴァム配下のジャラノク種族が~」
「周波王国への総攻撃を、開始したのでした」

 ポリポート駅《エシュディム=3》――

「ペリー・ローダンは~」
「――星系スターダストまで行って、増援を頼みたい」
「星系スターダストのポリポート駅《ネオ=オリンプ》に~」
「つないでみます」
「つながりません」
「球状星団ファー・アウェイ内のもうひとつのポリポート駅《十字輪》に~」
「つないでみます」
「つながりました」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「フェルマー/ラス」
「精鋭部隊を、それなりの人数」
「タラ型戦闘ロボット10台」
「以上を、引き連れ~」
「ポリポート駅《十字輪》行きの搬送筒、を抜けようとします」
「が」
「――!」
「――搬送筒が、金色に光ってる?」
「――何というか……」
「――網織工〈抽象のラディル〉の夢と同じ、イヤな感じが……」
「――まさか、コスモクラート、タウレクとかが、マジで関係してる?」
「思い返せば~」
「網織工〈抽象のラディル〉の夢の中で~」
「コスモクラート、タウレクだけ、何だか違っていたような」
「――話してたし」
「――残ってたし」
「――まさか、夢の中であの夢だけは別の夢だった?」
「――オレ、アイツに、本当に会ってた?」
「――そういえば……」
「――あのとき、アイツ、変なコトを言ってなかったか?」
「――もと女房と娘が……」
「――何だっけ?」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 最近、昔の資料を引っ張り出すのが大変で……。


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