rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

640 [2010/11/08]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2568 . Rainer Castor / Einsatzkommando Infiltration / 潜入コマンド
2569 . Michael Marcus Thurner / Das Goldene Zeitalter / 黄金時代
2570 . Michael Marcus Thurner / Die Falle von MASSOGYV / 《マソギヴ》の罠
2571 . Wim Vandemaan / Die zeitlose Welt / 時なき世界
2572 . Arndt Ellmer / Homunks Botschaft / ホムンクのメッセージ

□ Perry Rhodan-Heft 2568話「潜入コマンド」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2568.html ]

 過去:新銀河暦1345年、銀河系、USOキント・センター――

「――できたっ」
「――ヴァリオ1000型ロボットっ」
「完成したプロトタイプは、3体」
「生体ポジトロニクスは、創造的かつ直感的な思考能力を有し~」
「有機知性体と同様に、自律的な意識をもって行動できるのです」
「……」
「〈混沌の勢力〉が、銀河系を制圧し~」
「唯一、自由テラナー連盟の主星系ソルだけが~」
「〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉で、なんとか自立を保っていた~」
「そんな、時代、ですから~」
「製作者一同、としては~」
「――オレたちの、ヴァリオ1000型ロボットを~」
「――〈混沌の勢力〉との戦いに、投入したい」
「が」
「なかなか、機会は到来せず……」

 新銀河暦1346年、〈混沌の勢力〉に包囲された、星系ソル――

「到来した~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテ、曰く」
「――〈遠隔転送転轍機〉を、設置しました」
「――〈遠隔転送転轍機〉の向こうは~」
「――避難所=星系スターダストです」
「――星系スターダストがある球状星団ファー・アウェイの座標は~」
「――極秘です」
「――が」
「――避難したい人は、どうぞ急いで避難をっ」
「――〈遠隔転送転轍機〉が使えるのは、11月13日まで、です」
「で」
「9月1日から11月13日までの、2ヶ月半のあいだに~」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrが、組織した移民団」
「自由テラナー連盟が、組織した移民団」
「8億人以上が~」
「〈遠隔転送転轍機〉を抜けて、星系スターダストに移住」

 9月6日、星系ソル――

「そんな、事態、ですから~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルと~」
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズは~」
「――ヴァリオ1000型ロボット3体を、星系スターダストへ?」
「――こっそり、送っておきましょう」

 11月9日、星系スターダスト――

「星系スターダストに、コンテナ3つが到着」
「中身は、ヴァリオ1000型ロボットの部品+繭マスクが、3セット」
「ロボット1体に、お世話役のウィリー1体が、同行し~」
「繭マスクのひとつに、入っていたり」

 11月13日、星系スターダスト――

「22時39分、〈遠隔転送転轍機〉閉鎖」
「で」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは~」
「星系スターダストの人々に、別れを告げたあと~」
「――(こっそり)」
「舞い戻って、ヴァリオ1000型ロボットのコンテナに、忍びこみ~」
「隠してある~」
「ヴァリオ1000型ロボット3体の、生体ポジトロニクスに~」
「――(こそこそ)」
「小細工、するのでした」
「……」
「その後――」
「お世話役のウィリーの1体が~」
「お世話しているヴァリオ1000型ロボットの異常に、気がつきました」
「――小細工されてる?」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは~」
「生体ポジトロニクスに、怪しげなナノ粒子を注入していました」
「お世話役のウィリーは、がんばります」
「――でも、ナノ粒子を、分離できないっ」
「――でも、小細工の中身も、解析できないっ」
「――でもっ」
「――ここから、ここまでを、マズイ時に切り離せるようにすればっ」
「安全策を、組みこみましたが~」
「正しく作動するかどうかは、わかりません」
「かくして~」
「まともになったになったつもりの、ヴァリオ1000型ロボットは~」
「――するりんっ」
「繭マスクをかぶって、出撃したという」

 そうして、星系スターダストに、時は流れる――

「星系スターダスト初代執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「もとTLD工作員ダンカン・ラグランジュから~」
「――住んでいる、コンテナに~」
「――ヴァリオ1000型ロボットを、有していたのですが~」
「――錯乱したので、破壊したのです」
「と、報告をうけたり」
「……」
「その後――」
「星系スターダスト執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「交通事故で再起不能の重傷を負って、機械の体になり~」
「――親友のダンカン・ラグランジュが、グライダーに仕掛けした?」
「証拠の映像が、提出されて~」
「――それは、オレじゃない……オレと似てるけど、オレじゃないっ」
「ダンカン・ラグランジュは~」
「必死で弁明、しますが~」
「無念のうちに失踪してしまう」
「とかいう、事件があったり」
「……」
「その後――」
「ただの富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「ショーン・ラグランジュという少年から~」
「――ボクは、ダンカンの息子です」
「――貧乏なんです」
「と、連絡をうけ~」
「養父になって、アカデミーに通わせたり」
「……」
「その後――」
「ショーン・ラグランジュと友人たちが~」
「惑星ゼウスの衛星クリアンに、訓練航行中~」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》を、発見したり」
「ショーン・ラグランジュが~」
「国防大臣に、出世したり」
「ただの富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「星系スターダスト執政官に、返り咲いたり」
「……」
「その後――」
「周波王国が、ポリポート駅網に侵攻をはじめ~」
「国防大臣ショーン・ラグランジュ」
「スチュワート・レクサ中将」
「両名は、《カタラクト》に、搭乗し~」
「35隻を率いて~」
「球状星団ファー・アウェイのもうひとつのポリポート駅《十字輪》へ」
「この遠征に、おいて~」
「国防大臣ショーン・ラグランジュ」
「スチュワート・レクサ中将」
「両名は~」
「周波王国を敵とみなす、エルファド人の一団と、同盟を結び~」
「エルファド人、最高防衛隊長ベリル率いる一隊とともに~」
「星系スターダストへ帰郷しよう、としていました」
「ところが」

 現在:新銀河暦1463年2月11日、星系スターダストまで、数光年――

「国防大臣ショーン・ラグランジュ」
「スチュワート・レクサ中将」
「両名の、《カタラクト》と~」
「35隻と~」
「エルファド人たちは~」
「星系スターダストの近くまで、来たのですが~」
「――星系スターダストが、見えない?」
「高次な機器で、観察すると~」
「星系スターダストが、6次元ヴェールに覆われていたり」
「さらに」
「星系スターダストのすぐ手前で~」
「ヴァトロクス=ダーグ+周波王国の戦光艦隊」
「対」
「ヴァトロクス=ヴァム+ジャラノク種族」
「という、超対決・勃発」
「……」
「ヴァトロクス=ヴァムは~」
「ヴァトロクス=ダーグを、追い払い~」
「周波王国の戦光艦隊は、すごすごと退却していきます」
「……」
「ヴァトロクス=ヴァムは~」
「周辺の知性体に、激しい影響を与えます」
「――うっ」
「乗員たちを襲う、高次元周波帯の拡散放射」
「乗員たちは~」
「激しい頭痛を感じて、ばたばたと意識を喪失」
「スチュワート・レクサ中将も、もう駄目な感じ」
「そんな中~」
「意識を保っていたのは~」
「国防大臣ショーン・ラグランジュを、含め~」
「ほんの一握りの乗員だけ」
「で」
「国防大臣ショーン・ラグランジュは~」
「――とにかく、状況を確認しなければっ」
「――星系スターダストと、ハイパー通信をっ」
「つながりません」
「どうやら~」
「――星系スターダストに、まともに応答できる者がいない?」
「……」
「すでに~」
「ヴァトロクス=ヴァムは~」
「6次元ヴェールに、穴を開けて~」
「星系スターダストに、侵入していたのです」
「……」
「国防大臣ショーン・ラグランジュは~」
「――とにかく、どこかと、ハイパー通信をっ」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》と、つながりました」
「ちなみに」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》は、惑星ゼウスを周回しています」
「ちなみに」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》も、惑星ゼウスを周回しています」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》と~」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》のあいだは~」
「3億1700万km」
「……」
「国防大臣ショーン・ラグランジュは~」
「――無事な者の中から、突入部隊の志願者を募るっ」
「――転送機で、宇宙ステーション《ソラー・システム》へっ」
「――うまくいくようなら~」
「――さらに、ポリポート駅《ネオ=オリンプ》へっ」
「――突撃するのだっ」
「志願者は~」
「三等航海士ビョルン・セイント=ジャーマイン」
「どうやら、片親が〈黄金放射雨〉に触れたことがあるらしい」
「サージョ・ペッポラーニ少尉」
「どうやら、片親が〈黄金放射雨〉に触れたことがあるらしい」
「ルクレチア・ドゥハル曹長」
「どうやら、両親とも〈黄金放射雨〉に触れたことがあるらしい」
「そうした、〈黄金放射雨〉関係者に、加え~」
「エルファド人15名」

 星系スターダスト、宇宙ステーション《ソラー・システム》――

「国防大臣ショーン・ラグランジュの突入部隊は~」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》に、到着」
「一行は~」
「ヴァトロクス=ヴァムが存在を主張している雰囲気、に呑まれそう」
「エルファド人の2名が、硬直して意識喪失」
「それでも~」
「一行は~」
「ヴァトロクス=ヴァムの影響下に置かれてしまう、こともなく~」
「――諸君、前進だっ」
「国防大臣ショーン・ラグランジュなんかは、ひとり、元気いっぱい」
「……」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》の80万人は~」
「大半が、意識喪失、あるいは死亡」
「ほんの少数が、意識を保っていますが~」
「まともに動けている、感じではない」
「その上~」
「――ざっざっざっ」
「ジャラノク種族1万名が、要所を占拠していたりする」
「……」
「そんな中~」
「ルクレチア・ドゥハル曹長は~」
「――あれ?」
「――なにか、聞こえる?」
「〈黄金放射雨〉関係者に良くある感じで~」
「テレパシー的な能力が、開花したようです」
「が」
「――?」
「国防大臣ショーン・ラグランジュの思考だけは、読みとれない」
「じつは~」
「国防大臣ショーン・ラグランジュの中身は~」
「ヴァリオ1000型ロボット、なのでした」

 ヴァリオ1000型ロボットの回想――

「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテの小細工を~」
「とりあえずの安全装置で何とかした、つもりの~」
「ヴァリオ1000型ロボットは~」
「もとTLD工作員ダンカン・ラグランジュの繭マスクをかぶって~」
「星系スターダスト初代執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrと~」
「知り合いました」
「――住んでいる、コンテナに~」
「――ヴァリオ1000型ロボットを、有していたのですが~」
「――錯乱したので、破壊したのです」
「と、申し出たのは~」
「当然、まるごと偽装でした」
「……」
「その後――」
「星系スターダスト執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「交通事故で再起不能の重傷を負って、機械の体になり~」
「証拠の映像が、提出されて~」
「――それは、オレじゃない……オレと似てるけど、オレじゃないっ」
「ダンカン・ラグランジュ=ヴァリオ1000型ロボットは~」
「無念のうちに、失踪してしまう」
「とかいう、事件があったり」
「……」
「その後――」
「ヴァリオ1000型ロボットは~」
「ショーン・ラグランジュという少年の繭マスクをかぶって~」
「ただの富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrに~」
「連絡をとりました」
「――ボクは、ダンカンの息子です」
「――貧乏なんです」
「と、申し出たのは~」
「当然、まるごと偽装でした」
「……」
「ところで」
「ヴァリオ1000型ロボットが~」
「グライダーに仕掛けした理由、については~」
「ヴァリオ1000型ロボットにも、よくわかっていません」
「が」
「推測するに~」
「――超知性体〈それ〉は?」
「――ティムバー・F・ホイッスラーJrに?」
「――どうにかして、長生きしておいて欲しかったのかな?」
「ちなみに」
「――他の2体は、いったい今どこで何をしているのかな?」

 現在:宇宙ステーション《ソラー・システム》――

「国防大臣ショーン・ラグランジュの突入部隊が~」
「回線経由で、観察していると~」
「――ジャラノク種族たちが、あわてている?」
「――えーと、惑星カタラクトで、わけもわからず?」
「――えーと、ヴァトロクス=ヴァムの影響下の人間が、いなくなってる?」
「――つまり?」
「――われわれ以外にも、抵抗勢力がいるってこと?」
「さらに~」
「――!」
「タラニス島に集結した〈黄金放射雨〉関係者により~」
「ヴァトロクス=ヴァムに向けて、お試し的なプシオン攻撃が、あったり」
「で」
「ヴァトロクス=ヴァム+ジャラノク種族の陣営は~」
「宇宙ステーション《ソラー・システム》の占拠~」
「どころでは、なくなったようです」
「――撤退していく?」
「――これで、邪魔されずに、ポリポート駅《ネオ=オリンプ》へ行けるぞっ」

 ポリポート駅《ネオ=オリンプ》――

「国防大臣ショーン・ラグランジュの突入部隊は~」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》に、到着」
「と」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》は~」
「ヴァトロクス=ヴァムの影響を、うけないみたいで~」
「――ここの人たちは、全員無事?」
「で」
「国防大臣ショーン・ラグランジュは~」
「自分のクラスA制御装置を、あれこれして~」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》の中に、隠し部屋を発見」
「――この部屋は?」
「――タラニス島の〈四天宮〉に?」
「――転送機みたいにして、つながってる?」
「――でも?」
「――今は、施錠されてる?」
「……」
「で」
「ポリポート駅《ネオ=オリンプ》の隠し部屋が~」
「〈四天宮〉とつながるようになったのは~」
「ようやく~」
「――!」
「タラニス島に集結した〈黄金放射雨〉関係者により~」
「ヴァトロクス=ヴァムに向けて、本格的なプシオン攻撃が、あったり」
「で」
「〈四天宮〉が〈第五天〉=惑星テラと、接続したときでした」

 4月26日、20時35分、銀河系、星系ソル、惑星テラ――

「レジナルド・ブルは~」
「遠い目をして、いたりする」
「――少し前に~」
「――アトラン指揮下の《ジュール・ヴェルヌ1》が~」
「――星系ソルの前に到着したって、連絡があったよなー」
「――ま、これは、良い報せだぜ」
「レジナルド・ブルは~」
「さらに遠い目をして、みたりする」
「――20時ちょうどに~」
「――星系ソル防衛用の〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉を~」
「――また、展開したんだよなー」
「――と、いうのも~」
「――17時55分ごろに~」
「――星系ソル外縁=恒星ソルから499億5000万kmのところに~」
「――変わったエネルギー現象を、探知したんだよなー」
「――あれって、炎眼てヤツだよね?」
「――ま、これが、困った報せの1個だぜ」
「レジナルド・ブルは~」
「もっと遠い目をして、みたりする」
「――その少しあとに~」
「――惑星テラの大西洋のアトランティス大陸があった、あたりに~」
「――霧のドームが、出現したんだよなー」
「――少し前から、何度か、出たり消えたり、していたけれど~」
「――今度は、消えないよー」
「――直径2650km、高さが100kmも、あるんだって?」
「――霧のドームの、周りで?」
「――次元断層だか、時空崩壊だか、起こってるんだって?」
「――ま、これが、困った報せ――だよね?――の2個目だぜ」
「レジナルド・ブルは~」
「ずーっと遠い目をして、みたりする」
「――炎眼て、速度を上げて接近してるんだって?」
「――近いうちに、〈テラノヴァ・クリスタル・バリア〉に接触するよなー」
「――ことによると、ヤバいかもなー」
「――やれやれだぜ」
「レジナルド・ブルは~」
「はるか遠いところを、睨んでみたりして~」
「行方不明の最高責任者のことを、ちょっぴり怨んでみたり、するのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 いろいろと、寒くなってきました。


d-information ◆ 640 [不定期刊] 2010/11/08
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]