rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

638 [2010/10/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2010
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2010

 Deutscher Phantastik Preis の本年の受賞作は、以下のとおり。

・Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門
 Markus Heitz / Gerechter Zorn - Die Legenden der Albae 1 / 正義の怒り――アルバの伝説・巻1
 ――Piper社

・Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門
 Oliver Dierssen / Fledermausland / 蝙蝠の国
 ――Heyne社

・Bester internationaler Roman 海外長篇部門
 Sergej Lukianenko / Die Ritter der vierzig Inseln (Рыцари сорока островов) / 四十の島の騎士
 ――Heyne社

・Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門
 Karina Cajo / Der Klang der Stille / 静寂の音色
 ――短篇集 Rößler, Jänchen 編 Molekularmusikに収録、Wurdack社

・Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門
 Christian Endres / Sherlock Holmes und das Uhrwerk des Todes / シャーロック・ホームズと死の時計仕掛け
 ――Atlantis社

・Beste Serie シリーズ部門
 Perry Rhodan / ペリー・ローダン
 ――VPM

・Bester Grafiker / アート部門
 Dirk Schulz / ディルク・シュルツ

・Bestes Sekundärwerk 二次創作部門
 Hermann Ritter & Michael Scheuch, Magira / Jahrbuch zur Fantasy / ファンタジー年鑑
 ――Fantasy Clubによる。

・Bestes Hörbuch / Hörspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門
 Oscar Wilde / Das Bildnis des Dorian Gray / ドリアン・グレイの肖像
 ――Titania Medien社

・Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門
 www.fantasyguide.de

【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2566 . Frank Borsch / Oase der Wissenden / 伝承者のオアシス
2567 . Marc A. Herren / Duell an der Schneise / 林道の決闘
2568 . Rainer Castor / Einsatzkommando Infiltration / 潜入コマンド
2569 . Michael Marcus Thurner / Das Goldene Zeitalter / 黄金時代
2570 . Michael Marcus Thurner / Die Falle von MASSOGYV / 《マソギヴ》の罠

□ Perry Rhodan-Heft 2566話「伝承者のオアシス」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2566.html ]

 新銀河暦1463年4月、アンドロメダ銀河、商星《ファティコ》――

「商星は、〈周波王国〉の超兵器」
「商星《ファティコ》は、アンドロメダ銀河における戦略の要」
「が」
「ペリー・ローダンとアンドロメダ銀河連合艦隊に、押されて~」
「商星《ファティコ》司令官ヴァストレアルは、敗走」
「商星《ファティコ》は、敵の拠点になってしまいます」
「で」
「戦況は~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックにとって、大変に、よろしくない」
「――(せっかく、この銀河の最高司令官を、暗殺して~)」
「――(せっかく、この銀河の最高司令官に、出世したのにっ)」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「――このシンナフォックが、商星《ファティコ》奪還作戦の指揮をとるっ」
「が」
「戦況は、さらに悪化」
「――この銀河の越冬惑星が6個とも、破壊された?」
「――ヴァトロクス種族のヴァムは敵装置に捕獲されて、再利用不能に?」
「――ヴァトロクス=クールさまが、やられた?」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックとしては、正念場」
「――特攻だっ」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「戦闘従卒代わりのオクリル、フィリップ」
「腹心の科学者種族オクリヴァル、クルーペル」
「2名を率いて、商星《ファティコ》へ」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「権限最高のクラスC制御装置を、所持しています」
「仇敵ペリー・ローダンのクラスB制御装置なんて、怖れるに足らず」
「商星《ファティコ》は、シンナフォックの思うまま」
「――自動操縦で、転送門を開くのだっ」
「――アンスレスタ銀河の商星《ジェルガル》に、接続するぞ」
「――オレの戦塔艦《ヴァルト》を、、商星《ジェルガル》に転送するのだっ」
「――仇敵ペリー・ローダンの旗艦も、商星《ジェルガル》に転送するのだっ」
「――周波王国のもうひとつの領土で、熱烈歓迎してやるのだっ」
「そして」
「――オレの逃走用に搬送筒を、設定するぞ」
「――行き先は当然、アンスレスタ銀河の商星《ジェルガル》だっ」
「かくして」
「戦塔艦《ヴァルト》を、転送……成功」
「ペリー・ローダンの《ジュール・ヴェルヌ》を、転送……失敗」
「自分たちを、転送……失敗」
「――!」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック」
「オクリル、フィリップ」
「オクリヴァル種族、クルーペル」
「3名は~」
「〈2万の世界を持つ世界〉の世界のひとつ〈ドゥタル〉を、経由して~」
「ようやく~」
「商星《ジェルガル》へ」

 アンスレスタ銀河、商星《ジェルガル》――

「3名が、商星《ジェルガル》の搬送筒に、到着すると~」
「――!」
「ダルチュルカの一個連隊が、武器の安全装置をはずして~」
「――許可なしの来訪者は、厳重注意なのです」
「――動いては、いけないのです」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「――この周波トレーサー、シンナフォックに、武器を向けるというのかっ」
「――武器を、下ろせっ」
「凄んでみます……が、効果なし」
「ところで」
「到着した、3名のうち~」
「オクリヴァル種族、クルーペルは~」
「じつは、水素呼吸生物です」
「――あのー、ワタシ、そろそろタンクの水素が……うっ」
「――ばったり」
「ダルチュルカの一個連隊は~」
「――動いたのでーすっ」
「――ばーん」
「撃ってきました」
「オクリル、フィリップは~」
「――きしゃー(駄目だよー)」
「――きしゃー(やめてよー)」
「ふたりを、体を張って、守ったりしますが」
「一触即発」
「そこへ」
「商星《ジェルガル》司令官=周波メディエーター、デメイロが~」
「――武器を、下ろせっ」
「――すぐに、行くっ」
「――水素を補充、してやるのだっ」
「とか命令して、ようやく収拾がついたという」
「……」
「商星《ジェルガル》司令官=周波メディエーター、デメイロの話では~」
「――貴官が転送した戦塔艦《ヴァルト》は、すでに到着しているっ」
「――転送した敵の旗艦は、行方不明であるっ」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック、思うに」
「――(オレ、何か、失敗したのか?)」
「――(仕方ない……とりあえず~)」
「――(問題の敵艦に仇敵ペリー・ローダンが乗っていたのは、内緒だな)」
「……」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック」
「オクリル、フィリップ」
「オクリヴァル種族、クルーペル」
「3名が、居住区に案内されて、数時間後」
「商星《ジェルガル》司令官=周波メディエーター、デメイロが~」
「居室を訪問して、曰く」
「――貴官の処分が、決まったっ」
「――越冬惑星が6個とも、破壊された責任っ」
「――10億のヴァトロクス種族が死に、ヴァムが捕獲された責任っ」
「――ヴァトロクス=クールさまが、やられた責任っ」
「――すなわちっ」
「――周波王国はじまって以来の、大敗北の責任っ」
「――これら貴官の責任は、万死に値するっ」
「――が」
「――機会を、くれてやろうっ」
「――貴官の戦闘従卒オクリル、フィリップと、決闘するだっ」
「――戦って、勝つのだっ」

 決闘の舞台、惑星バルゲロン――

「およそ800万年前~」
「周波王国が、惑星バルゲロンを、〈解放〉しました」
「以来~」
「惑星バルゲロンは、荒廃したまま」
「荒野のまんなかに、都市の廃墟があったり」
「で」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック」
「つきそいのオクリヴァル種族、クルーペル」
「両名が~」
「都市の廃墟に着陸して、搭載艇を離れると~」
「搭載艇は、ばーん」
「なお」
「都市の廃墟の北側には、もう1隻の搭載艇が着陸」
「乗っているのは、オクリル、フィリップ」
「そちらの搭載艇は、爆発しません」
「すなわち」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック、としては~」
「――フィリップを倒して、搭載艇を奪わなければ、脱出できないっ」
「と、いう状況」
「が」
「同行する~」
「オクリヴァル種族、クルーペル、は~」
「少し前にも、水素欠乏で死にかけたばかり」
「――足手まといでしょうから、ワタシはココに残ります」
「と、オヨビ腰」

 フィリップ対シンナフォック、初戦――

「かくして」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは、単身~」
「オクリル、フィリップに、立ち向かう」
「――おーい」
「――オレだオレ」
「トモダチジャナイカ、と呼びかけてみます」
「が」
「オクリル、フィリップは~」
「脳に埋めこんだ〈帰納細胞〉に、細工をされているので~」
「――きしゃー(近付くモノは、皆殺し?)」
「――きしゃー(説得されても、皆殺し?)」
「とか、危険な状態」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックに対しても~」
「――きしゃー(近付いたし、説得したから、殺していい?)」
「でも」
「――きしゃー(シンナフォックは、立派なヒトだよね?)」
「とかいう、気持ちなんかも、残っているらしく」
「――うわーっ」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックは~」
「敗退は、したものの~」
「なんとか、都市の地下へと、逃げのびたり」

 クルーペルは、単身、都市廃墟に踏みこむ――

「かくして」
「オクリヴァル種族、クルーペルは、単身~」
「都市廃墟へと、踏みこみ~」
「――地下への、階段?」
「まずは、下ってみましょう」
「と」
「――!」
「ガラクタを寄せ集めたようなロボット、と遭遇」
「――ワタシの名前は、エルカヤムです」
「――ようこそお越しくださいました、〈伝承者〉さま」
「なにやら、誤解があるようですが~」
「まずは、〈伝承者〉として、ロボットの昔話を聞いてみましょう」
「――ふむふむ(〈伝承者〉とは、太古の住民のこと?)」
「――ふむふむ(800万年前に、やってきた〈解放者〉が?)」
「――ふむふむ(〈伝承者〉を殺したり、追放したり?)」
「――ふむふむ(ロボット・エルカヤムは〈伝承者〉の帰還を待っていた?)」
「ロボット・エルカヤムが組み立てた、別のガラクタ・ロボットなんかも出現」
「ロボット一同は~」
「〈伝承者〉≒オクリヴァル種族、クルーペルを~」
「地底の一角――巨大な偽装した洞窟――に、案内」
「――ココは、〈伝承者のオアシス〉です」
「――〈解放者〉の攻撃からも、安心です」
「と」
「――!」
「〈伝承者のオアシス〉近くに~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックが、逃げこんできました」
「ロボット・エルカヤム、驚愕して曰く」
「――あいつは〈解放者〉ですっ」
「攻撃しようとします」
「が」
「〈伝承者〉≒オクリヴァル種族、クルーペル、曰く」
「――そのモノは、追われているではないかっ」
「――そのモノも、〈伝承者〉に違いないっ」
「ロボット・エルカヤム、驚愕して曰く」
「――そーだったんですか……ごめんなさいっ」
「かくして」
「〈伝承者〉一同は~」
「〈解放者〉フィリップを倒す作戦、を考えてみたり」

 フィリップ対シンナフォック、第2戦――

「オクリヴァル種族、クルーペルは、単身~」
「オクリル、フィリップに、呼びかける」
「――おーい」
「――シンナフォックさまが、都市の地下に落ちて亡くなったよー」
「オクリル、フィリップは~」
「――きしゃー(死んじゃったの?)」
「――きしゃー(案内してくれるの?)」
「とか、騙されて、ついてきました」
「……」
「地下に下りたところで~」
「800万年前の〈解放〉のとき、ダルチュルカが設置した罠が作動」
「――ばーん×17」
「オクリル、フィリップは、火だるまですが~」
「オクリルは、オクリル」
「この程度では、ピンピンしています」
「オクリヴァル種族、クルーペルは~」
「――『〈帰納細胞〉が燃えてくれたら作戦』は、失敗ですねー」
「と、なれば」
「――『〈帰納細胞〉を手術する作戦』ですっ」
「ロボット・エルカヤムが、オクリル、フィリップに襲いかかり~」
「押さえこむことに、成功」
「でも」
「ロボット・エルカヤムの、損傷も激しく~」
「長くは、保ちそうにありません」
「オクリヴァル種族、クルーペルは、メスを片手に~」
「――そーっと」
「オクリル、フィリップに、近づき~」
「――手術の時間でーすっ」
「と」
「そのとき~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックの心に、声が響きます」
「――ワレは、ヴァトロクス=ダーグであるっ」
「――この勝負、ここまでっ」

 決闘が終わって、惑星バルゲロン――

「超存在ヴァトロクス=ダーグさまは~」
「オクリル、フィリップの体を、ヨリシロとして~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックに、曰く」
「――アンスレスタ銀河の統治を、代行者に任せようと考えておるのだっ」
「――それは、ソナタ(……かもしれぬっ)」
「――代行者の責務は~」
「――まず、仇敵ペリー・ローダンなる者の抹殺」
「――次に、仇敵ヴァトロクス=ヴァムに一矢報いるのだ」
「――それは、ソナタ(……かもしれぬっ)」
「かくして」
「ヴァトロクス種族、シンナフォック」
「オクリル、フィリップ(≒ヴァトロクス=ダーグさま)」
「オクリヴァル種族、クルーペル」
「周波トレーサーと従卒一同、計3名が~」
「搭載艇で、惑星バルゲロン周回軌道上の戦光艦に戻ると~」
「――?」
「別の、周波トレーサーと従卒一同が、いたりする」
「ヴァトロクス種族、ヴァストレアル+従卒サトワさん」
「どうやら~」
「――このシンナフォックの、ライバル?」
「と、いうことらしい」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 そういえば、こいつも出世の鬼なのでした。


d-information ◆ 638 [不定期刊] 2010/10/25
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]