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637 [2010/10/18]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Extra 11

 10月15日刊行の、〈特別編集版〉ヘフト11冊目。
 こんな話が、収録されています。

 Verena Themsen / Galaktisches Garrabo / 銀河のガラボ

「新銀河暦1341年――」
「ハイパー物理学的抵抗が、増大した後~」
「〈混沌の勢力〉が、襲来する前~」
「一見平和な銀河系で、2つの勢力が鎬を削っておりました」
「アルコン帝国――率いるは、皇帝ボスティク1世」
「自由テラナー連盟――率いるは、ペリー・ローダン」
「ふたりは犬猿の仲、ということで」
「ちなみに、ガラボとは――」
「アルコン伝統のチェスのようなモノ、だそうです」

□ Perry Rhodan-Heft

2565 . Michael Marcus Thurner / Vastrears Odyssee / ヴァストレアルの放浪
2566 . Frank Borsch / Oase der Wissenden / 伝承者のオアシス
2567 . Marc A. Herren / Duell an der Schneise / 林道の決闘
2568 . Rainer Castor / Einsatzkommando Infiltration / 潜入コマンド
2569 . Michael Marcus Thurner / Das Goldene Zeitalter / 黄金時代

□ Perry Rhodan-Heft 2565話「ヴァストレアルの放浪」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2565.html ]

 新銀河暦1463年4月、アンドロメダ銀河、商星《ファティコ》――

「商星は、〈周波王国〉の超兵器」
「アンドロメダ銀河の一角に配置された、商星《ファティコ》は~」
「戦略の要、だったのです」
「が」
「捕獲したペリー・ローダンに、あれこれ、されたり~」
「アトラン指揮下のアンドロメダ連合艦隊4万隻に、群がられたり~」
「ダルチュルカ部隊の防戦も、むなしく~」
「みるみる、占拠されて」
「かくして」
「商星《ファティコ》司令官ヴァストレアル」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん(+ピュ・スカルブンク)」
「計3名は~」
「――ここで捕獲されるわけには、いかないっ」
「搬送筒からポリポート駅網に飛びこみ、脱出」
「拠点惑星〈越冬3〉へ」

 アンドロメダ銀河、コタ35星域、周波王国・拠点惑星〈越冬3〉――

「拠点惑星〈越冬3〉司令官クモソンは~」
「敗軍の将ヴァストレアルに、厳しく」
「――キサマの警告……弁解なんて、聞きませんっ」
「――商星《ファティコ》を奪われるとは、情けないっ」
「――厳罰ですっ」
「とか、やっている」
「と」
「――!」
「ダルチュルカ3体が、ヴァストレアルを襲撃……」
「――させるものかっ」
「戦闘従卒ブストリンが介入して、事なきを得たり」
「――ちっ」
「この状況に、陰で舌打ちするのは~」
「現地調達従卒のサトワさん」
「じつは~」
「ヴァストレアルも、知らないところで~」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「両名は~」
「――オレが、気に入られて、出世するのだっ」
「――アタシが、気に入られて、出世するのよっ」
「熾烈な出世争いを、繰り広げていたのです」
「……」
「ついに~」
「アンドロメダ連合艦隊が~」
「拠点惑星〈越冬3〉に、攻撃開始」
「で」
「拠点惑星〈越冬3〉司令官クモソンは~」
「敗軍の将ヴァストレアルを再利用しよう、と考えた」
「――ヴァトロクス種族の要員が、不足してるのですっ」
「――キサマは、戦光艦を指揮して前線に行くのですっ」
「とか、言われて、戦光艦に乗りこもうとする」
「と」
「――!」
「またも、ヴァストレアルを襲撃する者が……」
「――させないわよっ」
「現地調達従卒のサトワさんが介入して、事なきを得たり」
「で」
「ヴァストレアル、思うに」
「――クモソンが、やったのか?」
「――この、ヴァストレアルを亡き者にするには、手段を選ばぬと?」
「――きーっ」
「……」
「とか、やっている」
「と」
「拠点惑星〈越冬3〉に、噂が飛び交います」
「――攻めてきている敵が?」
「――死んだヴァトロクス種族のヴァムを、捕獲してる?」
「――連中にやられて死んだら、もう再生されない?」
「――ひーっ」
「拠点惑星〈越冬3〉のヴァトロクス種族は、怯えまくりです」
「さて」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「両名は、ヴァストレアルが死んだら、出世できない立場です」
「――ここで殺されるわけには、いかないですよー」
「――あくまでも、戦略的撤退ですよー」
「――さあ、行きますよー」
「――こっち、こっちよー」
「説得する・説得する」
「――そ……そうか?」
「ヴァストレアル」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「計3名は~」
「拠点惑星〈越冬3〉が破壊される、寸前に~」
「搬送筒からポリポート駅網に飛びこみ、脱出」
「拠点惑星〈越冬4〉へ」

 アンドロメダ銀河、周波王国・拠点惑星〈越冬4〉――

「敗軍の将ヴァストレアルは、到着してから大いに反省したそうです」
「――部下の言葉に、つい戦略的撤退したけれどっ」
「――よく考えたら、単なる敵前逃亡だしっ」
「――もう、これ以上は逃げないぞっ」
「ところが」
「ヴァストレアルの、知らないところで~」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「両名は~」
「――拠点惑星〈越冬4〉破壊も、時間の問題っ」
「――ヴァストレアルさまが、自決したら?」
「――元も子も、ないわっ」
「――オレの出世が?」
「――アタシの出世が?」
「――ここは……力づくでも?」
「――何としても……逃げていただきましょうっ」
「共通の目的のため、側近2名は力を合わせます」
「で」
「――!」
「側近2名は、ヴァストレアルを襲撃……」
「――さあ、これがヴァストレアルさまの、クラスC制御装置よっ」
「――さあ、搬送筒をアンスレスタ銀河につなぐぞ……?」
「――どしたの?」
「――直接は、無理みたいだっ」
「――もう、どっか手近なコトで良いから、早くっ」
「かくして」
「ヴァストレアル――昏睡状態」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「計3名は~」
「拠点惑星〈越冬4〉が破壊される、寸前に~」
「搬送筒からポリポート駅網に飛びこみ、脱出」
「アンスレスタ銀河を、目指す」

 ポリポート駅網――

「――はっ」
「もう単に敵前逃亡しているだけのヴァストレアルが、気づいたときには~」
「搬送ソリで、ポリポート駅網を移動中、でした」
「――オレの、クラスC制御装置を返せっ」
「――あら、ヴァストレアルさまの意識が戻った」
「――もうすぐ、ディクティヨン銀河の配送デポ《アルタ》に到着ですよ」
「――だから……オレのクラスC制御装置を返せっ、て……」
「……」
「ディクティヨン銀河、配送デポ《アルタ》――」
「――マークスやテフローダーが攻めてきて、目下、交戦中?」
「――なら、すぐ次へ行きましょうっ」
「――だから……オレのクラスC制御装置を……おーい」
「……」
「ブラ=ノク=ゾ銀河、配送デポ《コラン》――」
「――おーい……」
「……」
「商星《ガロンフォ》――」
「商星《バグノラン》――」
「――あーっ」
「目的地=商星《ジェルガル》に、到着」

 アンスレスタ銀河、商星《ジェルガル》――

「商星《ジェルガル》司令官デメイロ本人が~」
「搬送筒の前で、待ち構えていました」
「――ずいぶん、待たせたな」
「――さあ、早く来るのだ」
「ヴァストレアル」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「計3名が、商星《ジェルガル》の中枢部に、到着すると~」
「――!」
「超存在ヴァトロクス=ダーグさま、降臨して曰く」
「――ずいぶん、待たせたな」
「――役立たずのヴァストレアルが、商星《ファティコ》を失った件は~」
「――許すまじっ」
「――敵前逃亡の件も~」
「――周波王国の法にてらして、厳罰っ」
「――たとえ、このヴァトロクス=ダーグに報告するため、だとしても~」
「――ダメダメだっ」
「けっきょく」
「ヴァストレアルにとって、不名誉な状況は変わらず」
「とはいえ」
「痩せても枯れても、ヴァトロクス種族」
「会見の途中に、こんなコトを感じたりもします」
「――え……宿敵ヴァトロクス=ヴァムが……ご近所にいる?」
「さらに、こんなコトまで感じたりもします」
「――え……アンドロメダ銀河のヴァトロクス=クールさまが……死んだ?」
「まさか、まさか……の衝撃的な出来事、なのでした」
「……」
「いずれに、せよ~」
「ヴァトロクス=ダーグさまの判定に、もとづき~」
「役立たずのヴァストレアルの復権・復職は、もうあり得ません」
「となれば」
「側近A、戦闘従卒ブストリン」
「側近B、現地調達従卒のサトワさん」
「両名は、ヴァストレアルがダメだと、出世できない立場です」
「で」
「戦闘従卒ブストリン、思うに」
「――オレの出世のためにっ」
「――ヴァストレアルさまの名誉回復をっ」
「――そのために……たとえば?」
「――現地調達従卒のサトワは裏切者……ってことにして?」
「――ヴァストレアルさまは何にも悪くない……ってことにしたら?」
「かくして」
「戦闘従卒ブストリン、訴え出て曰く」
「――ヴァストレアルさまを襲撃した最初の暗殺部隊の黒幕は~」
「――現地調達従卒のサトワ、なのですっ」
「もちろん」
「現地調達従卒のサトワさんは~」
「――アタシはやってないわ……ほら、証拠っ」
「と、反撃」
「加えて」
「――あたしの出世のためにっ」
「――ヴァストレアルさまの名誉回復をっ」
「――そのために……たとえば?」
「――戦闘従卒ブストリンは裏切者……ってことにして?」
「――ヴァストレアルさまは何にも悪くない……ってことにしたら?」
「かくして」
「現地調達従卒のサトワさん、訴え出て曰く」
「――ヴァストレアルさまを襲撃した第2の暗殺部隊の黒幕は~」
「――戦闘従卒ブストリン、なのですっ」
「……」
「超存在ヴァトロクス=ダーグさまは~」
「この光景を、高いところから見ていて、大爆笑」
「――つまり?」
「――ヴァストレアルの最初の暗殺事件は?」
「――戦闘従卒の方が、格好良いトコみせたくて、自作自演?」
「――ヴァストレアルの第2の暗殺事件は?」
「――現地調達従卒の方が、格好良いトコみせたくて、自作自演?」
「――上司をそそのかして、戦略的撤退させてみたり?」
「――上司を殴打して+引きずって、戦略的撤退させてみたり?」
「――上司の復権のために、同僚に平気で濡れ衣を着せる?」
「――それもこれも、出世のため?」
「――あー、腹痛い……」
「――その執念や、良しっ」
「かくして」
「……」
「超存在ヴァトロクス=ダーグさま、降臨」
「戦闘従卒ブストリン」
「現地調達従卒のサトワさん」
「両名を呼びよせて、曰く」
「――ソナタたちは、昇進だっ」
「――ソナタたちは、チームとなって~」
「――以前のヴァストレアルの階級まで、出世だっ」
「――ちなみに~」
「――役立たずのヴァストレアルは、お飾りとして添えておくっ」
「――でも、指揮命令権はいっさい持たせないから、安心して良しっ」
「その上で」
「チーム〈ヴァストレアル〉、最初の任務とは~」
「――ヒト探しを、するのだっ」
「――その者は、特殊なクラスC制御装置を、所持しておるっ」
「――このヴァトロクス=ダーグの脅威になる、かもしれぬのだっ」
「で」
「戦闘従卒ブストリン」
「現地調達従卒のサトワさん」
「両名は、早速、作戦を立てます」
「が」
「情報が、あまりに少なすぎます」
「――まあ、ヴァトロクス=ダーグさまの脅威になる、ってコトは?」
「――遅かれ早かれ、アンスレスタ銀河に来るのでは?」
「……」
「ところで、その頃――」
「役立たずのヴァストレアルは~」
「遺伝子検査をうけたり、していました」
「ヴァストレアル、思うに」
「――アンスレスタ銀河には~」
「――アンドロメダ銀河みたいに〈ヴァムを捕獲する強敵〉はいないし~」
「――いざとなったら、オレ、再生してもらえるんだよね」
「――ふん」
「――そーだよ、オレ、痩せても枯れてもヴァトロクス種族だもん」
「――従卒なんかより、偉いのだもん」
「とかいう、プラス思考の思いこみ」
「で」
「わざわざ」
「現地調達従卒のサトワさんのところまで、行くと~」
「――と、いうことだ……憶えていろよっ」
「と、宣戦布告みたいなコトまで、してみたり」
「それを聞いた、サトワさんは~」
「――この上司、本当に、おめでたいわねー」
「とか、あきれて、思うのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 出世の鬼……って。


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