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634 [2010/09/27]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2562 . Susan Schwartz / Die Tryonische Allianz / トリョニック同盟
2563 . Susan Schwartz / Im Zentrum des Feuerauges / 炎眼の中心で
2564 . Marc A. Herren / Die verlorene Stimme / なくした声
2565 . Michael Marcus Thurner / Vastrears Odyssee / ヴァストレアルの放浪
2566 . Frank Borsch / Oase der Wissenden / 伝承者のオアシス

□ Perry Rhodan-Heft 2562話「トリョニック同盟」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2562.html ]

 アンレスタ銀河――

「アンスレスタ銀河の4種族」
「アトル人、と~」
「アシャイ人、と~」
「アルキ人、と~」
「アナ人、は~」
「トリョニック同盟なるものを、結成しています」
「が」
「じつは、トリョニック同盟は~」
「ヴァトロクス種族の周波王国の強力な指導下、にあります」
「とはいえ」
「圧政に喘いでいる、とかいう感覚はないらしく~」
「――周波王国あればこそ、アンスレスタ銀河は平和なのだっ」
「と、いう考え方が、大勢を占めていたり」

 星系タッグ、惑星ガンロイ――

「アトル人の、ドルクスタイゲル家は~」
「惑星ガンロイでは、ちょっとした名士の家柄」
「旦那さまのアランムは~」
「大農場の経営主、であり~」
「市議会議員、であり~」
「で」
「旦那さまのアランムと、奥さまのレバンナさんの、あいだには~」
「シクさまという、お嬢さまが、ありました」
「田舎の惑星、のことですから」
「――シクお嬢さまは、将来、農場をお継ぎになる御方、ですだよ」
「――シクお嬢さまは、将来、市会議員におなりあそばす御方、ですだよ」
「と、周囲は誰も、思っている」
「でも」
「シクお嬢さまは~」
「頭が良くて~」
「ちっちゃなころから、数学に秀でていました」
「――難しい問題も、ひとりで解けるもん」
「で」
「ちっちゃなシクお嬢さまは、いつも思うのです」
「――学者に、なりたいかなあ」
「――お星さまの世界に、行きたいかなあ」
「トリョニック同盟は~」
「独自の宇宙航行技術こそ、有していませんが~」
「周波王国のヴァトロクス種族と、つきあっている、わけですから~」
「まったく知らない、ということでもない」

 惑星ガンロイ、ドルクスタイゲル家の農場――

「ちっちゃなシクお嬢さまは~」
「大農場の、ひとりっ子」
「仲良しの、ウルドゥと、ラルフは~」
「どちらも、アトル人……とか、ではなく~」
「農場で飼っているドルクとダレルグ、だったりします」
「で」
「シクお嬢さま、12歳のとき~」
「――偉ぶっているあいつ……ウッフィルを、震えあがらせてやるのよっ」
「――さあ、お行きなさい、ウルドゥっ」
「――!」
「さいわい、大事には至らず」
「でも」
「父=アランム旦那に、怒られて~」
「――ばかもんっ」
「――被害者に、謝罪に行くのだっ」
「――しばらくは、遊びに出るのは、禁止だっ」
「――農場で飼っているドルクとダレルグ全部の世話、をするのだっ」
「母=レバンナ奥さまも、かばってくれませんでした」

 惑星ガンロイ、ドルクスタイゲル家の農場――

「ところで」
「シクお嬢さまには~」
「頭が良すぎる、ファルドワスという困った伯父さまがいました」
「――無政府主義、万歳っ」
「――周波王国の支配に、断固反対するっ」
「困りモノの、ファルドワス伯父さまは~」
「シクお嬢さまの頭の良さに、以前より着目し~」
「――このコも、権力者の圧政を、いつか看破するであろうっ」
「勝手に期待、しているので~」
「今年も、農場に、やってきました」
「当然ながら~」
「名士のアランム旦那とは、顔を合わすごとに、喧嘩・勃発」
「とはいえ」
「シクお嬢さまには~」
「――権力者? 圧政?」
「困りモノの、ファルドワス伯父さまから、問いかけられても~」
「――周波王国あればこそ、アンスレスタ銀河は平和……じゃないの?」
「と、世間的なご意見」
「困りモノの、ファルドワス伯父さまは~」
「しゅん、としますが~」
「帰りぎわに~」
「シクお嬢様のところに~」
「反動的な手紙+〈自由主義の詩〉を入れた封筒を、置いていきました」
「シクお嬢様は~」
「あんまり危険なので、手紙は処分してしまいます」
「が」
「〈自由主義の詩〉とかは、気に入ったらしく~」
「封筒ごと、保管してあったり、するのです」

 ドルクスタイゲル家の農場――

「ある日――」
「皮剥ぎ職人が~」
「ウルドゥ――シクお嬢さまの友達――を連れていってしまいました」
「シクお嬢さまは、怒って……必死で両親に掛け合います」
「が」
「父=アランム旦那は、きっぱり」
「――あのドルクは、処分すると決めたのだっ」
「母=レバンナ奥さまも、かばってくれませんでした」
「……」
「しばらくして――」
「シクお嬢さまの耳に入ったのが」
「――今度は、ラルフが連れていかれる?」
「シクお嬢さまは、決意します」
「――家出してやるっ」
「ところが」
「事態は、急転直下」
「――!」
「突如~」
「周波王国の戦光艦が~」
「ドルクスタイゲル家の農場を、来訪」
「シクお嬢さまを、連れていこうとします」
「両親は、泣きながら……必死で掛け合います」
「が」
「ヴァトロクス種族は、きっぱり」
「――遺伝子試験して合格したから、連れていくと決めたのだっ」
「本人=シクお嬢さまは、何がなにやら」
「そのまま」
「周波王国の戦光艦に乗せられて、惑星オラナタへ」

 惑星オラナタ――

「住みやすい惑星ながら、住民はおらず~」
「寄宿学校のようなモノが、あるだけ」
「シクお嬢さまも~」
「ここでは、トリョニック同盟4種族から集められた~」
「雑多な子供たちの、ひとり」
「しかも、最年少」
「ただの1年生、アトル人のシク・ドルクスタイゲルさん、です」
「寄宿舎の同室は~」
「――……アシャイ人の、え……エディティ・サッチです(おどおど)」
「――アナ人の、アストゥラ・ミラグよっ」
「先生は、ヴァトロクス種族」
「――本日から諸君らを教える、ボンディロンであるっ」
「――諸君らは、遺伝子試験に合格したのであるっ」
「――特別な才能を持っているのであるっ」
「で」
「1年生は~」
「全教科を勉強です」
「――え"ー」
「シクさんは~」
「――ワタシを正しく評価するなんて、目が高いじゃない?」
「喜んでいる、ようです」
「そして」
「授業開始」
「先生たちが仕掛ける、落とし穴だって~」
「――負けないわっ」
「闘志が、湧いてくるのです」
「……」
「そんな、こんなで~」
「とある晩、図書館で~」
「シクさんは~」
「――アナ人のファリュト・ビュラスク?」
「と、出会いました」
「アナ人のファリュト・ビュラスクは~」
「シクさんより、ちょっと年長で~」
「ちょっと目立って、できる少年」
「――るるる~」
「ファリュトが、メランコリーな歌を、歌っているのを見て~」
「シクさんは、心惹かれるものを感じたり」
「両名は~」
「これをきっかけに、親しくなります」
「が」
「同時に~」
「お互いの力量を、認め合い~」
「良きライバルにも、なったのでした」
「……」
「1年生の最終試験で~」
「シクさんに与えられたのは、ハイパー物理学分野の課題でした」
「――でも、やったことないコトなのよっ」
「が」
「――!」
「コンビの相手は、幸運にもファリュトでした」
「両名は、力を合わせ~」
「見事、課題をクリア」
「……」
「ちなみに」
「課題ができなかった生徒は~」
「どうしたことか~」
「翌日から、姿が見えなくなって~」
「――エディティ?」
「――アストゥラ・ミラグ?」
「そのまま、ずっと、会えないままなのでした」

 翌年、惑星オラナタ――

「――2年生になる諸君らに、話しておくことがあるっ」
「曰く」
「――ヴァトロクス=ダーグさま」
「――ヴァトロクス=クールさま」
「――ご両名は~」
「――宿敵ヴァトロクス=ヴァムと、戦っておられるが~」
「――ヴァトロクス種族は~」
「――ご両名を勝利に導くための秘策を、持っているっ」
「――〈パラロクス武器庫〉を、探索し~」
「――宿敵ヴァトロクス=ヴァムを、攻撃するのだっ」
「――〈パラロクス武器庫〉の探索、こそ~」
「――諸君らの、真の課題となるであろうっ」
「……」
「2年生、アトル人のシク・ドルクスタイゲルさん」
「2年生、アナ人のファリュト・ビュラスク」
「2名の前で、新しい先生――やはりヴァトロクス種族――、曰く」
「――本日から諸君らを教える、ティゲホンであるっ」
「――諸君らだけが、100点だったのであるっ」
「――諸君らは、クラストップなのであるっ」
「2年生となった、両名は、ハイパー物理学を専攻」
「両名は~」
「ずんずん成長し~」
「――シクさんっ」
「――ファリュトっ」
「1回は、夜明けのコーヒーなんかを一緒に飲んだりもします」
「が」
「両名は~」
「ずんずん成長し~」
「――シクさんっ」
「――ファリュトっ」
「会うと、ハイパー物理学の論戦になってしまう」
「壮絶な、ハイパー物理学の論戦になってしまう」
「ので……2回目以降はなかったという」

 5年後、惑星オラナタ――

「6年生、アトル人のシク・ドルクスタイゲルさん」
「6年生、アナ人のファリュト・ビュラスク」
「――本日から諸君ら2名を教える、ホカロンであるっ」
「――諸君らを、ただの優秀なハイパー物理学者ではなくっ」
「――優秀な将校に、育てるのであるっ」
「6年生は~」
「――え……こんなに教育費かけて、大丈夫なの?」
「と、いうくらい」
「――そうれ、これが宇宙船の技術じゃっ」
「――そうれ、これが武器の技術じゃっ」
「――そうれ、これが宇宙船の指揮じゃっ」
「……」
「ちなみに」
「この頃に、なると~」
「――シクさんっ」
「――ファリュトっ」
「ハイパー物理学以外のところでも~」
「考え方の違いが、わかってきています」
「ファリュトは、主張して曰く」
「――ボクの両親は、政治的な陰謀にかかって、暗殺されたんだっ」
「――周波王国は、トリョニック同盟を支配し搾取しているのにっ」
「――なんで、キミはわからないんだっ」
「シクさんは、あいかわらず~」
「――周波王国あればこそ、アンスレスタ銀河は平和……じゃないの?」
「と、思っていたり」
「噛み合う道理が、ありません」

 演習:密林惑星――

「シクさん」
「ファリュト」
「両名は~」
「突撃部隊を指揮して、密林惑星の奥深くへ」
「と」
「――〈塵騎兵〉の襲撃だぁぁっ」
「――うわー」
「〈塵騎兵〉とは~」
「アンスレスタ銀河における、周波王国に敵対するロボット勢力」
「――ばーん」
「――さらさら~」
「いくら撃っても、命中する直前に、勝手に塵のように崩れてしまう」
「――さらさら~」
「そうして、また塵が集まって〈塵騎兵〉になる」
「――いやーっ」
「――こわいよーっ」
「が」
「両名は、さすが秀才」
「――えーと……状況を、冷静に判断すると?」
「――これって、仮想現実ってことかしら?」
「――仮想現実なら……助かった……すぐ覚醒しようっ」
「――いやよ」
「――?」
「――この機会に、〈塵騎兵〉の機能を調べたいじゃない」
「かくして」
「両名は~」
「好奇心に負けて、任務を失敗してしまいます」
「先生=ヴァトロクス種族のホカロンに、怒られて~」
「――ばかもんっ」
「――次は、もっと巧くやれっ」

 演習の合間:休憩時間――

「いきなりですが」
「ファリュトが、〈気になる体験〉というのを、語りはじめます」
「――ボクの両親は、政治的な陰謀にかかって、暗殺されたんだっ」
「――それで~」
「――少し前に~」
「――ドクタリ・アンヴェリっていう女先生がいたよね?」
「――そのドクタリ先生が、ある日、ボクにこう言ったんだ」
「――ボクの両親を殺した犯人に会ったら、どうする……って」
「――回答は、決まっている」
「――殺してやります……って」
「――そうしたら~」
「――そのドクタリ先生が、ボクにこう言ったんだ」
「――ワタシが、その犯人よ……って」
「――でも~」
「――次の日に、ドクタリ先生は姿を消していて~」
「――けっきょく、復讐はできなかったんだ」
「で」
「シクさんが~」
「――ファリュトは、いったい何を言いたいのよ?」
「なんて、考えていると~」
「――!」
「ヴァトロクス種族のホカロンが、警報発令」
「――円錐台型宇宙艦の艦隊が、攻撃してきたぞっ」
「どうやら、仮想現実では、ないようです」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 いきなり寒く……なりましたね。


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