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627 [2010/08/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2555 . Leo Lukas / Kante des Untergangs / 滅びの縁
2556 . Christian Montillon / Im Innern des Wunders / 奇蹟の内側
2557 . Arndt Ellmer / Der Mentalpilot / メンタル・パイロット
2558 . Marc A. Herren / Die Stadt am Ende des Weges / 行き止まりの都市
2559 . Marc A. Herren / Splitter des Bösen / 悪の欠片

□ Perry Rhodan-Heft 2555話「滅びの縁」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2555.html ]

 (承前)

 閉鎖空間にある2万の円盤世界のひとつ、フレリノ――

「ペリー・ローダン指揮下、円盤世界偵察部隊は~」
「商星から、円盤世界フレリノへ」
「商星で知り合った、ハイパー水晶生命体クルンスタルも、同行します」
「で」
「――は、はろー?」
「フレリン人の神秘主義者一党+オルキズ新婚夫妻中と、最初の接触」
「神権政治のもとで生きる、フレリン人にとって~」
「これは、それなりに衝撃的な出来事」
「でも」
「神秘主義者一党は、そもそも異端者」
「体制側が押しつけた教義は、まともに信じていないわけで」
「――統計的視点から~」
「――円盤世界フレリノ以外にも、生命はいるだろう」
「――とか、考えていたのです」
「――そんなコトより~」
「――現状は、円盤世界フレリノが崩壊するかも、という危機的状況なのです」
「さらに」
「体制側のオルキズ新婚夫妻中――フレリン人は性が3つある――にしても~」
「――そもそも、ワタシらは~」
「――円盤世界フレリノの危機について、探るため~」
「――異端者=神秘主義者に、接触を図ったのです」
「――ならば」
「――異人だって、利用するのは同じでは?」
「出会ったフレリン人たちは~」
「たまたま、現実的なヒトたち、だったのです」
「かくして」
「テラナーたちとフレリン人――ただし非主流派――の関係は、滑り出し快調」
「で」
「円盤世界フレリノ存亡の危機、について」
「神秘主義者一党、曰く」
「――先日、円盤世界フレリノの外縁に遠征、したのですが~」
「――集めたデータが、残念でした」
「それを、聞いて~」
「ペリー・ローダン、曰く」
「――貴君のところの技術水準とか計測機器が残念だから、だな?」
「――このローダンが~」
「――技術革新を、後押ししようっ」
「――もちろん、次回の遠征にも、同行しようっ」

 翌朝、円盤世界フレリノ外縁部遠征隊、発進――

「フレリン人たちは~」
「探検車27台に、分乗」
「テラナーたちも~」
「グライダー3台、タラ型戦闘ロボット50台を、率いて参加」
「が」
「――外縁部に接近するに、つれて?」
「――身体が……鉛のように重い?」
「――円盤世界フレリノの外縁部で、プシ物質が崩壊して?」
「――イヤな放射を、出している?」
「ハイパー水晶生命体クルンスタル――商星から同行――だけが~」
「問題の放射をうけて、むしろ元気になっているらしい」
「――フェルマー/ラスさんが、間に立って、〈翻訳〉してくれなくても~」
「――直接、ヒトの思考を読めるように、なったです」
「もちろん」
「フレリン人たちも~」
「――外縁部に接近するに、つれて?」
「――身体が……鉛のように重い?」
「テラナーと同じ症状に、苦しみます」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「新婚夫妻中の使徒オルキズ(中性)に、曰く」
「――遠征を、中断しようっ」
「でも」
「使徒オルキズ(中性)は、きっぱり断る」
「――聖遺物を持参してるから、大丈夫ですよ」
「――守ってくれるし、助けてくれるですよ」
「テラナーたちは~」
「――放射の凄いのが、来るっ」
「――このままでは、全員丸焦げだっ」
「――グライダーを縦に並べて、楯にするのだっ」
「――ごごごっ」
「身構えます」
「と」
「使徒オルキズ(中性)が~」
「聖遺物の蓋を開け、中に入っていたプシ物質を解放」
「――ごごごっ」
「――ふじゅううううっ」
「たしかに~」
「聖遺物のプシ物質は~」
「円盤世界フレリノ外縁部の、変質したプシ物質と、結合し~」
「円盤世界フレリノ外縁部の崩壊プロセスを~」
「部分的・一時的であれ、抑えた、みたいな」
「とはいえ」
「無理に、こういうコトをすると~」
「自然界では、よく、揺り戻しのようなモノ、が来ます」
「――ごごごっ」
「――!」
「フレリン人たちの探検車27台は、翻弄され~」
「――うわわっ」
「最前列にいた使徒オルキズ(中性)は、当然、負傷」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――全員、撤退だっ」
「しかし」
「――!」
「プシ物質の放射が、猛威を振るう中~」
「――現実感が……喪失してしまう?」
「――堪える、のだっ」
「――テラナーの根性を見せてみろ、なのだっ」
「――タラ型戦闘ロボットは、救援モードで人命最優先っ」
「――グライダーは、フレリン人の探検車を救助っ」
「コンセプト、フェルマー/ラスも、危険を冒して~」
「――テレポート……あ、距離が足りてないっ」
「など、して」
「けっきょく、遠征隊は、無残な撤退」
「テラナーたちは~」
「おおかた無事では、あるけれど~」
「フレリン人の探検車は~」
「27台から、16台に、減っていました」

 遠征隊は、神秘主義者一党の基地倉庫に帰到――

「ペリー・ローダン、曰く」
「――分析の結果~」
「――円盤世界フレリノは、最悪にどーしよーもなく危機的なのだっ」
「――このままでは~」
「――プシ物質が大量に変質して、崩壊し~」
「――円盤世界フレリノも、ばーん、なのだ」
「――奥の手も、ないではないが~」
「――ここは、全面疎開も考えねばなるまいっ」
「フレリン人にとって~」
「これは、相当に衝撃的な宣告」
「でも」
「神秘主義者一党のリカファ、やはり、かなりに現実的」
「――疎開を、手配するには~」
「――司教庵を説得しなければさ」
「オルキズ新婚夫妻中のひとり、セビュリさん(女性)は~」
「司祭階級配下の秘密工作員」
「まずは~」
「セビュリさんが、司教庵に、状況を報告することに」
「でも」
「――誰も、話を真面目に聞いてくれないの?」
「どころか」
「司教庵は、セビュリさんに曰く」
「――危険思想の持ち主、使徒オルキズを、暗殺せよっ」
「もう、こうなると~」
「――やってられないわっ」
「使徒オルキズも、怪我をおして奮起するわけで」
「――行こうっ」
「――行くのだっ」
「――行くのよっ」
「――発進ゴーっ」

 テラナーのグライダー5台+フレリン人の関係者一行は、首都フレル市へ――

「ペリー・ローダンは、いろいろ、具体的に考える」
「――円盤世界フレリノの中心にある首都フレル市には~」
「――搬送筒があるっ」
「――稼働させて、疎開の準備を進めたいっ」
「コンセプト、フェルマー/ラスも、いろいろ考える」
「――状況は、どんどん悪くなっている、かも?」
「――円盤世界の中心にいる、はずなのに~」
「――身体が鉛のように重くて、超能力が巧く使えないし」
「――神権政治の頂点にいる大司教を、探知したいのに~」
「――ぜんぜん、テレパシーにかからないよー」
「が」
「探知できなかった、原因は~」
「じつは~」
「フェルマー/ラスの超能力の鈍化が理由、ではありませんでした」
「――?」
「――大司教は?」
「――サイバネティックな皮膚……だけしかない?」
「――中のヒトたち――女性司祭たち――が、よってたかって動かしてる?」
「けっこう、凄い技術です」
「――女性司祭長は?」
「――サイバネティックな埋めこみで、生命延長してる?」
「けっこうどころではない、凄い技術です」
「――つまり?」
「――司教庵は、本当はハイテク技術者集団で?」
「――わざと神権政治体制を敷いて、円盤世界フレリノを支配してる?」
「ならば、と」
「ペリー・ローダンとコンセプト、フェルマー/ラスは~」
「女性司祭長を、追いつめようとして~」
「――!」
「女性司祭長の罠に、はまり~」
「ハイパー水晶生命体クルンスタルに助けてもらって、無事脱出」
「あいかわらず、他力本願的ではありますが~」
「なんとか、女性司祭長を、取り押さえることに成功」
「……」
「ところで」
「いまさら、ですが~」
「ペリー・ローダン、曰く」
「――じつは……奥手の手が、巧くいったみたいでな」
「――疎開は……しなくて、良くなったのだ」
「……」
「じつは、これより少し前~」
「ペリー・ローダンの指示のもと~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》が~」
「商星の周囲から、プシ物質を、引きはがし~」
「先般、聖遺物から放出したより、はるかかに多量のプシ物質を~」
「円盤世界フレリノの不安定な領域へと、放出」
「――ふじゅううううううっ」
「……」
「これにて~」
「円盤世界フレリノの消滅の危機は、回避され~」
「使徒オルキズは~」
「夫妻中のフォルテラ(男性)を、大司教に」
「夫妻中のセビュリさん(女性)を、女性司祭長に」
「本人、使徒オルキズ(中性)は、中位聖職者修道会の議長に」
「それぞれ、就任させると~」
「――これからは、良い世の中を作るんだ」
「――神権政治を、変えていくんだ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 SF大会でした。


d-information ◆ 627 [不定期刊] 2010/08/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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