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622 [2010/07/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2010
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2010

 本年の Kurd Laßwitz Preis を受賞したのは、以下のとおり。
 9月18日、Elster-Con で授賞式の予定。

・Bester Roman 長篇部門
 Andreas Eschbach / Ein König für Deutschland / ドイツに国王を!
 ――LÜBBE社

・Beste Kurzgeschichte 短篇部門
 Ernst-Eberhard Manski / Das Klassentreffen der Weserwinzer / ヴェーゼルヴィンツァー校の生徒集会
 ――短篇集 Rößler, Jänchen 編 Molekularmusikに収録、WURDACK社

・Bestes ausländisches Werk 海外部門
 John Scalzi / Androidenträume / The Android's Dream / アンドロイドの夢

・Beste Übersetzung 翻訳部門
 Ulrich Blumenbach
 ――David Foster Wallace著 Unendlicher Spaß / Infinite jest / はてしない無駄語 の翻訳に対して

・Beste Graphik アート部門
 Franz Vohwinkel
 ――Stephen Hunt著、Das Königreich der Lüfte の装丁画に対して

・Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
 ――該当作なし。

・Sonderpreis 特別賞
 Guido Latz
 ――ATLANTIS社でSFに力を尽くしたこと、および、長年にわたる phantastik.de におけるニューズレター活動に対して

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.kurd-lasswitz-preis.de/ ]
・Phantastik-News の Kurd Laßwitz Preis 2010 のページ
[ http://www.phantastiknews.de/joomla/index.php?option=com_content&id=1532 ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2550 . Michael Marcus Thurner / Die Welt der 20.000 Welten / 2万の世界を持つ世界
2551 . Michael Marcus Thurner / Das Wunder von Anthuresta / アンスレスタ銀河の奇蹟
2552 . Frank Borsch / Totenspiel / 亡者ゲーム
2553 . Frank Borsch / Die Stadt in der Mitte der Welt / 世界の中心にある都市
2554 . Leo Lukas / Die lodernden Himmel / 燃える空
2555 . (未詳)
2556 . Christian Montillon / (未詳)
2557 . (未詳)
2558 . Marc A. Herren / Die Stadt am Ende des Weges / 行き止まりの都市
2559 . Marc A. Herren / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2550話「2万の世界を持つ世界」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2550.html ]

 新銀河暦1463年4月25日、アンドロメダ銀河――

「周波王国の越冬惑星6個は、破壊」
「ヴァトロクス種族は、ほぼ壊滅」
「ヴァトロクス=クールは、消滅し~」
「銀河系+アンドロメダ銀河連合軍VS周波王国」
「ついに、戦闘終結」
「……」
「その時――」
「商星《ファティコ》から~」
「名状しがたい巨大なトンネルのようなモノが~」
「ペリー・ローダン指揮下の《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体を~」
「――ぱっくり」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体、搬送トンネル内――

「乗員一同を襲う、猛烈な頭痛」
「――上下左右も、わからなーいっ」
「ペリー・ローダンも、ついに」
「――うっ」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体、273秒後――

「――ぺっ」
「《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体が、吐き出されたのは~」
「未知恒星の、周回軌道」
「――はっ」
「乗員一同は、順次、意識をとりもどし~」
「――うぅっ」
「途方もない疲労感に、苛まれたり」
「――ワタシノ名前ハ〈ねも〉デス」
「いつもなら頼りになる、艦載脳〈ネモ〉も~」
「――ひなぎくノ歌ヲ歌イマス」
「自己復旧中」
「まずは当面、業務遂行能力ゼロ」
「……」
「《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体は~」
「必須機能から、徐々に復旧」
「操艦に必要な機器は、すべて回復したのです」
「が」
「――ハイパー物理学的なエネルギーが~」
「――見事に、空っぽ?」
「――いつもは打たれ強い、メタランナー技術も~」
「――今回ばかりは、ウンともスンとも?」
「――トラフィトロン変換器も~」
「――周囲で荒れるプシ嵐から、干渉をうけてるみたい?」
「――《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体が周回している恒星も~」
「――単一の不定形で霧っぽいモノに、包まれているような?」
「――他に、恒星は探知できない?」
「――ココは……どこ?」
「そんな、状況下」
「ペリー・ローダン、思うに」
「――この恒星は、《ファティコ》みたく商星が偽装しているに相違ないっ」
「でも」
「艦載脳〈ネモ〉は、全快にはほど遠く」
「検証の手段なし」
「でも」
「しばらく、すると~」
「――恒星に、小さな黒斑が?」
「――黒斑が、大きく?」
「――恒星の中に、毬栗状の施設=商星が見える?」
「――さしわたし、3040km……商星《ファティコ》の倍?」
「そんな、状況下」
「ペリー・ローダンは~」
「早速、クラスB制御装置から商星に、指令を送ってみたり」
「反応なし」
「と、なれば」
「――諸君、上陸準備だっ」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体は、商星へ接近――

「――ごごごっ」
「ハイパー物理学者クカン・ティカは~」
「――えーと?」
「――速度、出し過ぎでは?」
「艦載脳〈ネモ〉は、全快にはほど遠く」
「どうやら、計算を間違えたようです」
「――きききっ」
「《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体は~」
「急制動」
「なんとか~」
「さしたる損傷もなく、不時着成功」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体にて――

「状況確認のため、会議開催」
「ハイパー物理学者クカン・ティカ、曰く」
「――乗員のみならず艦載脳〈ネモ〉さえも見舞った、方向感覚失調ですが~」
「――凝集状態において、気体と固体のあいだを往復するプシ物質と~」
「――艦を取り巻くプシ嵐に、原因があるのかも」
「――《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体は~」
「――こんなプシ物質の帯に、くるまれているのかも」
「ハイパー物理学者クカン・ティカ、冴えわたる」
「……」
「会議終了後――」
「コンセプト、フェルマー/ラスは~」
「ペリー・ローダンに、こっそり報告して曰く」
「――ハイパー物理学者クカン・ティカの心を、探ってみたところ~」
「――脳内に、相談相手がいるようです」
「――名前は……マイルズ・カンター師匠?」
「――今回の着想は……全面的に、その師匠のおかげ?」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体にて――

「影マークス、プラルは~」
「ペリー・ローダンに、報告して曰く」
「――精神的実在をひとつ、感じるのです」
「――偵察に、行きたいです」
「精神体として肉体を抜け出た、影マークス、プラルは、艦外へ」
「直径2天文単位の、プシオン網のようなモノの中を、動き回る」
「――プシオン網の中心は、やはり商星?」
「――外縁ではプシ嵐が激しく、ごーっ、て?」
「――閉鎖された空間の外に、いくつも空間が連なっているみたい?」
「肉体に戻る、途中~」
「商星の近くで、ふたたび感じます」
「――精神的実在が、いる?」
「――煮えたぎる感情で、いっぱい?」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体にて――

「ハイパー物理学者クカン・ティカは~」
「――師匠?」
「マイルズ・カンター師匠との会話を重ねて、知ったのですが」
「――師匠は?」
「――艦周囲のプシ物質と、オレ自身の思いから、生まれた?」
「――同族が、別の乗員の脳内でも、たくさん生まれてる?」
「これら仮想プシ人格を、プシ・フォリオと命名」
「かくして」
「乗員一同の脳内で~」
「各人各様の想いをこめたキャラクターが、話しかけてきたりして」
「ペリー・ローダンの脳内では~」
「――ト……トーラ?」
「最初の奥さんが、蘇ったり」
「とはいえ」
「プシ・フォリオ症は、一時的」
「すぐに峠を越す、との予測のとおり」
「プシ・フォリオたちは~」
「プシ嵐が落ち着くと共に、消滅していったのです」
「が」
「なにごとにも、例外はあったり」
「ハイパー物理学者クカン・ティカの脳内では~」
「――師匠?」
「ペリー・ローダンの脳内では~」
「――トーラ?」
「計5名の脳内で、師匠や妻たちは、踏みとどまるのでした」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体にて――

「現象が、一段落すると~」
「探知機器も、機能を回復」
「――距離3億kmに、さしわたし150kmほどの物体が……」
「――有象無象?」

 《ジュール・ヴェルヌ2》+中央艦体にて――

「ハイパー物理学者クカン・ティカは~」
「――師匠?」
「マイルズ・カンター師匠から聞いて、驚いたのですが」
「――テラナーの思考を、喰って滋養にする?」
「――プシ・フォリオが5体になったのも、たがいに喰い合ったから?」
「――テラナーの力を、利用して?」
「――生き物からエネルギーを、吸い取って?」
「――この艦も制御下に、置いて?」
「プシ物質から、生命体みたいなモノが発展したがって、いるわけで」
「――ちょっと……師匠?」

 一方、商星にて――

「ペリー・ローダンは~」
「シフト多数に分乗した突入部隊を率いて、商星に突入」
「すぐに~」
「――直径10km、高さ4kmのドーム?」
「――中は、巨大な乗換デッキ?」
「――搬送筒のすぐ前に、直径4kmの縦穴が?」
「――深さは、1500km?」
「――諸君、突入だっ」
「ペリー・ローダンは~」
「シフト数台を率いて、縦穴に突入」
「……」
「縦穴の底で~」
「フェルマー/ラスは~」
「――何かと、思念で接触したのです」
「――何かの居場所が、特定できました」
「ペリー・ローダンと、モンドラ・ダイアモンドさんを、連れて~」
「――テレポートっ」
「と」
「――ここは?」
「――ワンダラーの機械都市?」
「――びっくりするほど、似てるわねー」
「ところが」
「――例の何かが居場所を、変えました」
「――テレポートっ」
「なれど」
「――また、何かは居場所を、変えました」
「――テレポートっ」
「こんなことを、続けるうち~」
「フェルマー/ラスの身体に、微細なホコリがまとわりつきます」
「ペリー・ローダンは、被害なし」
「モンドラ・ダイアモンドさんも、被害なし」
「機械都市に散らばる、微細なホコリは~」
「どうやら、顕微鏡的サイズのハイパー水晶」
「フェルマー/ラスの身体を、狙い~」
「やがて、覆わんばかりに」
「――ひーっ」
「とりみだしたフェルマー/ラスは~」
「――テレポートっ」
「――テレポートっ」
「――テレポートぉぉっ」
「テレポート乱発・大暴走」
「ペリー・ローダンと、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「万能宇宙服の探知機能を駆使して、フェルマー/ラスを追跡」
「商星の、さらに深みへ下る」
「と」
「そこには」
「――もうひとつの、乗換デッキ?」
「――搬送筒も、1本だけ?」
「フェルマー/ラスは、ココへ到着して~」
「――あー、やっととれた」
「ようやく、微細ハイパー水晶から、解放されて」
「――そういえば」
「――ココへ来るまで~」
「――思考の切れ端みたいなモノが、いくつか聞こえてました」
「――〈監視者がオカシクなったら、すぐに助けてやらねば〉」
「――単語も、いくつか聞こえてました」
「――〈水晶技師〉?」
「――〈建築士〉?」
「――〈エスヌル〉?」
「――〈偉大な歌〉?」
「ペリー・ローダンに、とっても~」
「フェルマー/ラスに、とっても~」
「はじめて接する、概念ばかり」
「で」
「いまさらながら~」
「ペリー・ローダンは、瞬間切替スイッチ付き」
「ふっ、と思いつきで~」
「クラスB制御装置のスイッチを、入れてみたり」
「と」
「すぐ投影される、立体映像」
「――つまり?」
「――このペリー・ローダンは?」
「――この場所に、導かれるべくして、導かれてきた?」
「立体映像は~」
「――中央の……これは商星自体だな?」
「――近くに……人工惑星ワンダラーと、よく似た物体が2つ?」
「――3つ……4つ……?」
「――なんだ、この数……?」
「――……2万個?」

 ホシュピアン年代記に、曰く――

「新銀河暦1463年をもって始まった、新時代――」
「《ジュール・ヴェルヌ》の転移は~」
「コスモクラートの体制を打破する、一連の過程に通じていたのです」
「この度の、異銀河への旅を経て~」
「ペリー・ローダンは、考えを変えることになります」
「ブレないことが身上の人物が~」
「びっくりするほど、変わってしまうのです」
「新銀河暦1463年――」
「ペリー・ローダンは~」
「大宇宙の新秩序につながる最初の一歩を、踏み出すことに、なるのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 どう変わるのか、興味津々です。


d-information ◆ 622 [不定期刊] 2010/07/05
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