rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

617 [2010/05/31]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2545 . Michael Marcus Thurner / Vatrox-Tod / ヴァトロクス殺し
2546 . Arndt Ellmer / 26 Minuten bis ITHAFOR / 《イタフォル》まで26分
2547 . Marc A. Herren / Garrabo in den Tod / 死ぬまでガラボ
2548 . Hubert Haensel / Hibernationswelten / 越冬惑星
2549 . Hubert Haensel / Feueraugen / 炎眼
2550 . Michael Marcus Thurner / Die Welt der 20.000 Welten / 2万の世界を持つ世界

□ Perry Rhodan-Heft 2545話「ヴァトロクス殺し」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2545.html ]

 新銀河暦1463年4月、アンドロメダ銀河――

「ローマン・シュライファーは、広く浅くの多芸な科学者」
「精神と肉体をつなぐ〈キ〉なるモノを感じとる才能、もある」
「夢、もある」
「――いつかペリー・ローダンと親しく握手したい」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、乗り組んでは、みたものの~」
「周囲には、各分野ごと、大家が、ぞろぞろ」
「でも」
「マークス科学者グレク17は~」
「ローマン・シュウライファーを、共同研究者に選んでくれました」
「――ともに、クラトーヴィラを完成、させるのです」
「クラトーヴィラとは――」
「別名、U"BSEF捕獲機」
「テラナー一同は、捕魂機と称してみたり」
「もとは〈影マークス〉を捕獲する研究、らしいのですが」
「つまり」
「――死んだヴァトロクス種族の、ヴァムを捕獲する、のです」
「――ヴァムが逃げ帰って再生するなんて、させない、のです」

 周波王国の超兵器=商星を奪取した、アンドロメダ銀河種族連合艦隊――

「商星《ファティコ》の周囲を、固めるのは~」
「《ジュール・ヴェルヌ》」
「マークス艦2万隻」
「テフローダー艦5000隻」
「ポスビ艦1万5000隻」
「そこへ」
「到着したのは~」
「銀河系種族の遠征艦隊」
「ポスビのクェーサー級〈LFT-BOX〉5000隻」
「アルコン帝国のグワロン級艦500隻」
「ハルト人の船団1万隻」
「スプリンガーの大型転子状船500隻」
「ブルー人の大型円盤船4000隻」
「で」
「アトランとペリー・ローダン、合意して曰く」
「――このまま、敵の出方をうかがってばかりでは、腐ってしまうっ」
「――打って、出るのだっ」
「――コタ35星域=〈切り子星雲〉へっ」
「――座標が判明している周波王国の拠点惑星、〈越冬3〉へっ」
「ところで」
「襲撃を成功、させるには~」
「――陽動部隊が、〈切り子星雲〉の随所で、撹乱戦術を展開せねばっ」
「――でも……それは、決死隊では?」
「――安心しろ……主力には、ポスビ船団を使えば良いっ」
「――でも……ポスビだけでは、敵にバレるのでは?」
「――安心しろ……他の種族の志願者も、適当に混ぜれば良いっ」
「――なるほど……ポスビと志願者なら、安心だっ」

 クラトーヴィラ開発現場――

「ローマン・シュライファーと、グレク17は~」
「他の科学者一同の協力を、得て~」
「クラトーヴィラ開発を、ずんずん推進」
「……」
「かつて」
「ポリポート駅《イタフォル》にて~」
「ヴァトロクス種族、シンナフォックが、死亡したとき~」
「カマシュ人、ペルメ・ウムブラルが、計測していて見つけたのが」
「――特異な振幅?」
「――値は、ダッカル基本振動の、9.397399かける10の14乗?」
「値は、シンナフォックのヴァムと判明」
「――もしかして?」
「――いわば、このヴァム・シグナルは、捜索標識?」
「――これにより、越冬惑星との共鳴コンタクトに入る?」
「まだまだ、推測の域を出ません」
「が」
「この命題に、もとづいて~」
「――クラトーヴィラを改造、するのです」
「――強力な誘導シグナルで~」
「――死んでさまようヴァトロクス種族のヴァムを、一網打尽、なのです」
「――越冬惑星で育てられる次のクローン肉体には、行かせない、のです」
「理論的には、問題なく完成」
「でも」
「まだ本番で効果を発揮するか、定かではありません」
「と」
「ペリー・ローダンとアトラン、曰く」
「――《マイケル・フレイトIII》で、最前線へ行けっ」
「――ヴァトロクス種族を1体でも数体でも、目の前で殺して検証だっ」
「――でも……そんな作戦、決死隊では?」
「――安心しろ……《マイケル・フレイトIII》の防御は超強力だっ」
「――なるほど……防御が超強力なら、安心ですねっ」

 銀河系・アンドロメダ銀河連合艦隊、出撃――

「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「〈切り子星雲〉へ向け、先陣を切り~」
「後続のため、ブイを設置し、道を拓く」
「直近の後続は~」
「モトランス・プラットフォーム《マイルズ・カンター》」
「で」
「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「4万5000隻をともなって、状況転送機を通過」
「惑星〈越冬3〉へ、強襲」
「が」
「〈切り子星雲〉各所で陽動しておいた、にもかかわらず~」
「――戦光艦1万隻とクローン=ガイド人艦隊?」
「惑星〈越冬3〉防衛陣側も、かなりの戦力です」
「――どどーん」
「――ばーん」
「戦闘開始」

 クラトーヴィラ開発現場=《マイケル・フレイトIII》艦上――

「ワグナー2世少尉と、ウェルナー・ブレーダー少尉は~」
「――頭でっかちの学者先生が、ふたり、ねえ?」
「――何ができるのか、ねえ?」
「でも」
「両名共、アトランからの特命とあらば、粉骨砕身の心構え」
「かくして」
「《マイケル・フレイトIII》は~」
「――クローン=ガイド艦1隻を、捕らえたぞっ」
「――クローン=ガイド艦に、ヴァトロクス種族が1体いる?」
「――陸戦隊、突入っ」
「願ってもない、状況です」
「ヴァトロクス種族は、死を恐れません」
「――ヴァムあるかぎり、何度でも再生して復讐だっ」
「特攻なんて、あたりまえ」
「さらに」
「その周囲を固めるのは、使い捨てクローンのガイド人」
「洗脳されて、意志もなし」
「と、いうことは」
「攻めこむテラナー側にも、躊躇の2文字がありません」
「アドレナリンを、たぎらせて~」
「――殺せーっ」
「後ろで見ている、ローマン・シュライファーも~」
「――殺せーっ」
「グレク17、だけが冷静に異をとなえたり」
「――でも……あれは、あんまり残酷では?」
「――ヴァトロクスだから、安心ですよっ」
「ローマン・シュライファーは、グレク17をなだめるばかり」
「かくして」
「――ばーん」
「――うっ」
「ヴァトロクス種族の1体が、死ぬと~」
「――ひゅるるる……ぽん」
「クラトーヴィラが、ヴァムを捕獲」
「――成功だっ」
「……」
「ところで」
「《マイケル・フレイトIII》が拿捕した、クローン=ガイド艦には~」
「周波王国の関係者、ばかりでなく~」
「このようなヒトも、こっそり乗艦していました」
「――補助種族オクリヴァルっ……と思って、撃ってしまったら?」
「――オクリヴァルに化けた、アット種族だった?」
「――オクリヴァルに化けて、周波王国の内情を、探っていた?」
「アット種族――アンドロメダ銀河在住の、変形能力者種族」
「重傷でした、が~」
「生来の治癒能力で、回復にむかい~」
「有益な情報を、もたらすのでした」

 周波王国拠点惑星〈越冬3〉攻防戦――

「大事なことなので、繰り返しておくと~」
「ヴァトロクス種族は、死を恐れません」
「――ヴァムあるかぎり、何度でも再生して復讐してやるっ」
「そして」
「周波王国の無謀な攻撃は、無視できない規模の損害につながる」
「――どどーん」
「――ばーん」
「周波王国の艦船は、次第に数を減らしていきます」
「周波王国に、勝機なし」
「しかも」
「降伏を潔しとせず、ヴァトロクス種族が突撃して生命を落とすと~」
「――ひゅるるる……ぽん」
「クラトーヴィラが、ヴァムを捕獲」
「もう、再生される気遣いは、ありません」
「……」
「かくして」
「銀河系・アンドロメダ銀河連合艦隊は~」
「多大な損害を、出しながらも~」
「周波王国の艦隊を、おおむね破壊」
「とはいえ」
「惑星〈越冬3〉上空には、戦光艦の最終防衛線」
「地表の占拠は、まだこれからです」
「そこへ」
「アトランに宛て、自軍のガイド人艦隊から、通信が入る」
「――ワレワレは~」
「――周波王国に、一矢報いたい」
「――突入を、認めてください」
「――よかろうっ」
「アトランは、ふたつ返事」
「ガイド人たちは、アドレナリン類似のモノをたぎらせて」
「――うぉぉぉっ」
「犠牲をいとわず~」
「――ごごごっ」
「戦光艦の最終防衛線を、強引に突破」
「――どどどーん」
「惑星〈越冬3〉の地表に、インターバル砲を撃ちこんだ、という」
「――ばーん」
「……」
「――ひゅるるるるる……ぽぽぽぽぽぽぽぽん」

 周波王国拠点惑星〈越冬3〉攻防戦、終結――

「この日」
「クラトーヴィラが捕獲したヴァム――1億5000万個」
「この日」
「銀河系・アンドロメダ銀河連合艦隊が被った、損害――」
「ガイド人艦1万3500隻」
「マークス艦4000隻」
「銀河系種族の艦隊の2000隻――主には、ポスビ艦」
「……」
「そして」
「ローマン・シュライファーは、夢を叶えます」
「――よくぞ、やってくれたっ」
「ペリー・ローダンと親しく握手」
「――!」
「そのとき」
「ローマン・シュライファーは、輝かんばかりの〈キ〉を感じる」
「そして」
「今にして、思えば~」
「――ボクは、たくさんの知的生命体を、死という牢獄に捕らえてしまった?」
「――それって、あんまり残酷かも?」
「そして」
「ローマン・シュライファーは、悪夢にさいなまれるようになり~」
「ついには、転属を願い出たという」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 いろいろと、残念な話ですね。


d-information ◆ 617 [不定期刊] 2010/05/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]