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602 [2010/02/15]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Extra 10

 3月19日刊行の、〈特別編集版〉ヘフト10冊目。
 こんな話が、収録されるそうです。

 Frank Borsch / Hauch der ESTARTU / エスタルトゥの息吹

□ Perry Rhodan-Heft

2530 . Frank Borsch / Der Oxtorner und die Mehandor / オクストーン男とメハンドール女
2531 . Marc A. Herren / Das Fanal / 烽火
2532 . Michael Marcus Thurner / Der Tod eines Maahks / あるマークスの死
2533 . Wim Vandemaan / Reise in die Niemandswelt / 無人惑星への旅
2534 . Christian Montillon / Der Gesandte der Maahks / マークスの使節

□ Perry Rhodan-Heft 2530話「オクストーン男とメハンドール女」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2530.html ]

 新銀河暦1463年、銀河系、スプリンガー船《ウールム》――

「メハンドール種族は、いわゆる、銀河商人スプリンガー」
「族長ヴァンドゥルは~」
「――ウールミン氏族の族長になって、120余年でのぉ」
「――ワシも、老いたかのぉ」
「――息子たちの誰かが、ワシの地位を狙っておるでのぉ」
「と、日々、警戒を怠らぬ日々」
「――キタラ……信頼できるのは、オマエだけだのぉ」
「愛娘キタラさんは、身体は子供+頭は大人、というハンデを抱え~」
「――けっこう、毎日楽しいですよ」
「元気溌剌、暮らしておりました」

 ある日――

「――救難信号?」
「――損壊した、スペースジェット?」
「早速、格納庫に収容」
「族長ヴァンドゥル」
「キタラさん」
「武装したスプリンガー野郎どもが、包囲する中~」
「損壊したスペースジェットから、あらわれたのは~」
「――は、はろー?」
「スティーリオン・ハルトク――オクストーン人」
「フィリップ――オクリル」
「シンナフォック――周波王国の周波トレーサー」
「――よ、ようこそ、《ウールム》へ」
「シンナフォックの素姓に、愚昧なスプリンガー野郎ども、思いもつかず」
「シンナフォック、騙って曰く」
「――われわれ、求道の巡礼なのデス」
「――魂の平穏を、探し求めているのデス」
「――最寄の惑星まで、ヒッチハイクさせてほしいのデス」
「難船者2名+1匹は、居住区に一部屋を与えられ~」
「――ふう……ようやく、一息だぜ」
「とか、くつろいだ、ところで~」
「オクストーン人、スティーリオン・ハルトク、気づいて曰く」
「――あれ?」
「――なんだか、記憶が……いまひとつ?」
「――オレ……スティーリオン・ハルトク」
「――オレ……宇宙心理学者」
「――アレ……そこから先が、思い出せないっ」

 それから――

「周波トレーサー、シンナフォック、危惧して曰く」
「――もし?」
「――スプリンガー野郎どもが、考えを変えたら?」
「――きーっ」
「魂の平穏を、取り戻すには~」
「――行くぞ……スティーリオン・ハルトクっ」
「――行くぞ……フィリップっ」
「――武力制圧するのだ……司令室をっ」
「――むん」
「――きしゃぁぁっ」
「あっけなく、成功」
「ところが」
「オクストーン人、スティーリオン・ハルトクも~」
「周波トレーサー、シンナフォックも~」
「――スプリンガー野郎どもの、ポジトロニクスって?」
「――スプリンガー船の、操船って?」
「――きーっ」
「――うまくいきません」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「司令室に詰めていたスプリンガーのひとり、イェミンを、ボコって~」
「――キサマが、操船するのだっ」
「ところが」
「――あれ?」
「――なんだか、操船が……うまくいかない?」
「――そうか……司令室の外から、ロックされてる?」
「――そうか……副司令室から、オヤジが乗員たちに指示して?」
「――わはは……さすが、古狸っ」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――きーっ」
「司令室要員イェミン――じつは族長ヴァンドゥルの息子――を、はがいじめ」
「――コイツを、殺されたくなければ、言うことを聞けぇっ」

 倉庫――

「族長ヴァンドゥルは~」
「――緊急氏族集会を、開催するでのぉっ」
「――侵入者と、戦うかのぉっ」
「――おおっ」
「キタラさんを除き、全員賛同」
「――ちょっと……みんな、待ってくださいです」
「――調べたら、シンナフォックってヒト~」
「――自由テラナー連盟が、指名手配してるです」
「――だから、通報さえできれば……あ……だからぁ」
「――ちょっと……待ちなさいっ」
「――もう」
「――困ったちゃんたち、ですねぇ」

 司令室――

「族長ヴァンドゥルは~」
「秘密通路から、司令室へと、突入成功」
「が」
「――バレバレなんだよっ」
「――無念っ」
「反対に、周波トレーサー、シンナフォックに捕らわれてしまう」
「かくして」

 スプリンガー船《ウールム》は、指示に従い、星系オアへ――

「星系オア――」
「惑星オアゴニルには~」
「2000万年前、〈アルケティム至聖所〉が、あったという」
「……」
「指令室の操縦席のひとつに、腰かけた~」
「オクストーン人、スティーリオン・ハルトクは、無意識と意識のはざまで~」
「――あれ?」
「――ついつい、右手が……ハイパー通信のメニューを開いて?」
「――ついつい、口が……勝手に動いて?」
「――ついつい、コノフネハ、ワクセイ〈おあにごる〉ヘ……」
「――うわわわっ」
「左手で、メニューを閉じました」
「――なんか、いろいろ分からなくなってるな……オレ」
「……」
「――ふう……悪いコでは、なさそうですねぇ」
「換気口で、独りごちる声」
「普通なら到底通行不能の、細いダクトの迷路の中」
「でも」
「キタラさんは、身体は子供+頭は大人」
「元気溌剌、通行可能」
「さらに~」
「困った野郎どものあしらいにも、少々心得えがある、のでした」
「で」
「周波トレーサー、シンナフォックが、うたた寝をはじめると~」
「オクストーン人、スティーリオン・ハルトクに、語りかけます」
「――あれ?」
「――なんだか、女のヒトの声がする?」
「――ああ……思い出せないけれど、昔の担任の先生、みたいな?」
「――そう……たしかにシンナフォックは外道、だよ?」
「――そう……たしかにシンナフォックはダメなヒト、だよ?」
「――そう……そんなヒトについてきた、オレって?」
「――オレ……騙されてた?」
「オクストーン人、スティーリオン・ハルトクは~」
「キタラさんの言葉で、良心に目覚めたわけで」
「――そう、良いコ良いコ、です」
「かくして」
「スプリンガー船《ウールム》は、こっそり打電」
「――こちら、ハルトク」
「――シンナフォックは、オアへの途上にあり」

 スプリンガー船《ウールム》から、星系オアに到着――

「このあたり~」
「惑星オアニゴルの軌道に、補給船がいる程度」
「と」
「――!」
「――ごごごっ」
「突如、超空間から~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル指揮下」
「《レイフ・エーリクソン》、出現」
「――スプリンガー船《ウールム》、投降せよっ」
「――シンナフォック、降伏せよっ」
「狙いを、さだめます」
「が」
「周波トレーサー、シンナフォックにも、奥の手が……」
「――!」
「――ごごごっ」
「突如、超空間から~」
「周波王国の〈戦光艦〉1隻が、出現」
「――どどーん」
「集中砲火」
「この奇襲に~」
「《レイフ・エーリクソン》は、かろうじて撃沈をまぬがれ、やむなく撤退」
「で」
「〈戦光艦〉の搭載艇が~」
「するすると、スプリンガー船《ウールム》の格納庫へ」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「指令室要員を楯に、格納庫へ」
「周波トレーサー、シンナフォックが~」
「〈戦光艦〉の搭載艇へと、乗りこもうとします」
「そこへ」
「――お待ちなさい、ですっ」
「キタラさんが、小さな銃をかまえて、飛び出しますが」
「――きしゃぁぁっ」
「――ひーっ」
「オクリル、フィリップに反撃されて、キタラさん、重傷」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「オクリル、フィリップを連れて、行ってしまいました」

 それからの、スプリンガー船《ウールム》――

「傷も癒えた、キタラさんは~」
「――キタラ族長っ」
「――キタラ族長っ」
「と、スプリンガー野郎どもに敬愛される日々」
「……」
「一方」
「心の支柱が折れた、もと族長ヴァンドゥルと~」
「心に傷を負った、オクストーン人、スティーリオン・ハルトクは~」
「スペースジェット――レジナルド・ブルから贈られた――に、乗りこむと~」
「自分探しの巡礼行に、発進したという」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 オクストーン野郎VSメハンドール娘、とか、してみたかった。


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