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582 [2009/09/28]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2510 . Hubert Haensel / Die Whistler-Legende / ホイッスラー伝説
2511 . Hubert Haensel / Schatten im Paradies / 楽園に射す影
2512 . Christian Montillon / Die TRAITOR-Marodeure / 〈反逆者〉落伍兵
2513 . Christian Montillon / Der verborgene Hof / 隠された駅
2514 . Arndt Ellmer / Ein Fall für das Galaktikum / ギャラクティカムを嵌める罠

□ Perry Rhodan-Heft 2510話「ホイッスラー伝説」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2510.html ]

 新銀河暦1394年、星系スターダスト――

「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「ホイッスラー=スターダスト社のトップにして、富豪」
「カリスマ性には、自信がありました」
「が」
「新銀河暦1377年、地元執政官選挙の遊説中に、グライダーの墜落事故」
「ほとんど全身、培養組織と人工臓器」
「政界からも、完全引退」
「ホイッスラー=スターダスト社の本店が位置する~」
「惑星アヴェダ、スターダスト・シティのホイッスラー島で~」
「不調続きの肉体と、向き合う、毎日」

 2月26日、惑星アヴェダ、スターダスト・シティ――

「――今日も~」
「――富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrさんの手術です」
「――肺の残りも、もうダメみたいなので、人工臓器と交換です」
「医師団の一員、女医ベイロナ・アンシンさんは~」
「家系をたどればアコン人ですが、星系スターダストに生まれた世代」
「グライダー墜落事故の後~」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrを~」
「切ったり、つないだり、するうちに~」
「――ああ、なんだかこのヒトが、愛おしいかも」
「……」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「記憶を、想起する」
「――墜落するっ」
「――救出されたっ」
「こんな記憶も、想起する」
「ダンカン・ラグランジュ――腹心というか、喧嘩友達というか――が~」
「グライダーの機関に細工して、事故を演出したという、調査報告」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJr、問い詰めました」
「――ダンカン、キサマがやったのかっ」
「ダンカン・ラグランジュ、否定しました」
「――オレじゃないっ……オレと似てるけど、オレじゃないっ」
「けっきょく」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「ダンカン・ラグランジュ――ホイッスラー=スターダスト社支配人――に」
「――キサマは、クビだっ」
「――だから、オレじゃなーい」
「ダンカン・ラグランジュは、以後、消息不明」
「で」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「そんな追憶に、苦しみながら~」
「……」
「手術後」
「富豪の邸宅で~」
「――ワシは、まだ完全にロボットには、なっておらーん」
「――人間的な器官が、残っておるぅー」
「女医ベイロナ・アンシンさんと~」
「人間的な行為に、いそしむのでした」

 新銀河暦1405年2月19日、スターダスト・シティ――

「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrと~」
「女医ベイロナ・アンシンさん、の会話」
「――キミと、子供を作りたい」
「――クローンに、しましょう」
「――キミに、産んでほしい」
「――じつはね……アナタって、生殖腺は残ってるけど、タネなしなのよ」
「――?」
「――わたしね……自然な方法で、妊娠したいしー」
「――!」
「――そうよね……子供は、ちゃんと母胎で、育てたいしー」
「そこへ」
「――ティムバーさま宛に、惑星アレスから声の手紙が来ております」
「――暗号化、されているようです」
「暗号コードは~」
「――〈高みの地〉」
「解読、できました」
「――ボクは、ショーン・ラグランジュ、15歳」
「――ダンカン・ラグランジュの息子です」
「――助けてください」
「かくして」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――《ニュー・グッドホープ》、発進っ」
「アレス・シティの最下層階で~」
「金欠で死にかけた孤独な少年を、連れかえる」
「――息子と思って、育てよう」
「その後」
「ショーン・ラグランジュは~」
「惑星トロンドガーデンのスペース・アカデミーへ入学」
「親友=悪友も、できました」
「スチュワート・レクサは、マクシミリアン・レクサ提督の息子」
「父親同士は、TLD時代に相棒でした」
「緊張関係にある同級生も、います」
「クラトン・フルトクは、星警党、リコフ・フルトクの息子」
「父親同士も、政策なんかで緊張関係にありました」
「そうして」
「ショーン・ラグランジュは~」
「努力の甲斐あって、スペース・アカデミーを卒業することに」

 新銀河暦1408年3月16日、惑星アヴェダ、スターダスト宇宙港――

「到着した、スペース・アカデミーの訓練艦《ナイク・キント》は~」
「新開発のアレス級艦――直径500m」
「本日から2日間、一般公開」
「で」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrも、やってきます」
「――ほほう」
「訓練船《ナイク・キント》を、ながめていると~」
「――は、はろー?」
「ナート人の3名連れが、話しかけてきました」
「――70歳くらいですか?」
「――160歳?」
「――お若いですねー」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、サイボーグです」
「でも」
「そこは適当に、誤魔化したり」
「――〈黄金放射雨〉に、あたったのですよ」
「〈黄金放射雨〉は~」
「10年くらい前から知られるようになった、怪奇現象」
「これまで、通算1123人が、接近遭遇」
「遭遇者は、以来、老化が止まっている、とかいう」
「……」
「スペース・アカデミーの訓練艦《ナイク・キント》は~」
「ティモン司令官のもと、訓練航行へ発進」
「士官候補生3名」
「――ショーン・ラグランジュっ」
「――スチュワート・レクサっ」
「――クラトン・フルトクっ」
「なんかも、乗艦しています」
「さらに」
「――ようこそ、星警党、リコフ・フルトクさまっ」
「なんかも、同乗」
「で」
「星警党、リコフ・フルトクは~」
「――本艦の命令権を掌握する、作りつけの秘密優先命令コードがあるのだ」
「――(こっそり)」
「と、座標を、変更」
「――さあ、行くのだっ」
「――惑星ファースト・ファウンドへっ」

 3月20日、惑星ファースト・ファウンド――

「星系スターダストは~」
「球状星団ファー・アウェイ――直径200光年――の中に、あります」
「球状星団を囲むのは、6次元ベール」
「外縁部は、探知不能で突破不能」
「……」
「18年前――」
「マクシミリアン・レクサ提督と~」
「星警党、リコフ・フルトクは~」
「星団外縁部をさまよう無人探査機の経路を、さかのぼり~」
「惑星ファースト・ファウンドを、発見」
「惑星上で、太古都市の遺跡を発掘」
「――身長50mの巨人が?」
「――たぶん、水を満たして、住んでいた?」
「リコフ・フルトクは~」
「――巨大な結晶を、発見したぞぉっ」
「と」
「その時、何かにあてられて~」
「――うっ」
「3年間も、昏睡状態」
「それ以来――」
「リコフ・フルトクは~」
「――もう一度、あの結晶を探すのだ」
「――たぶん、微量のプシ物質を含んでいるぞ」
「再発見したくて、たまらない」
「機会をうかがって、いたのでした」
「……」
「現在――」
「科学者たちが~」
「惑星上で、太古都市の遺跡を調査」
「調査隊長が~」
「――奇妙な〈雪の結晶〉を、発見したぞ」
「――プシ的影響を、およぼすらしいぞ」
「――たぶん、微量のプシ物質を、放出しているぞ」
「――放出したプシ物質は、すぐ拡散するみたいだ」
「で」
「なんて報告を耳にした、星警党、リコフ・フルトクは~」
「――そ、それだっ」
「息子クラトン・フルトクとしては~」
「このところ挙動不審な父親リコフ・フルトクが、気がかりです」
「――追わないとっ」
「で」
「ショーン・ラグランジュと、スチュワート・レクサも~」
「――追うぞっ」
「かくして」
「リコフ・フルトクが、結晶に触れると~」
「一同を呑みこむ、閃光が」
「――かっ」
「……」
「――はっ」
「一同が、目覚めると~」
「――地底の通路?」
「――進んでみよう」
「――ここは?」
「――巨大な機械室の、はずれ?」
「と」
「異人、出現」
「――骨ばって、ガリガリの、ヒューマノイド?」
「――羊皮紙みたいな、ヒビ割れた、黒い皮膚?」
「――後頭部に、高さ5cmのマゲっぽいものが、ついて?」
「――なんだか、耐えがたい孤独な感じ?」
「と」
「異人――プロジェクションみたいなもの――が、襲いかかる」
「スチュワート・レクサが~」
「異人に、憑かれ~」
「――うっ」
「とてつもない苦痛、襲来」
「リコフ・フルトクは~」
「息子の級友スチュワート・レクサを、救おうと、進み出て~」
「異人に、憑かれ~」
「――うっ」
「とてつもない苦痛、襲来」
「リコフ・フルトクは、さすが骨太の星警党です」
「――こんな、モノっ」
「自分に、銃を向けると」
「――ばーん」

 新銀河暦1409年9月15日、惑星アヴェダ――

「ショーン・ラグランジュは~」
「宇宙航行免許を、取得」
「これを機に、意を決して~」
「養父・富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrを、訪問」
「――あれ、義母さんは?」
「女医ベイロナ・アンシンさんは~」
「今は、富豪の邸宅から、離れ~」
「中央医療クリニックに勤務、しているとか」
「……」
「それは、それとして」
「ショーン・ラグランジュは~」
「養父・富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrに~」
「実父ダンカンの思い出を、語ります」
「――父は、グライダー墜落事件の犯人では、ありません」
「――でも、アナタが信じてくれないので、落ちこんで~」
「――身を持ち崩して、酒と女に溺れて~」
「――ボクの母も、そういう女性のひとりでした」
「――それで……」
「――父は母と共に、トンネル崩落事故で亡くなったんです」

 新銀河暦1410年1月5日、惑星ゼウスの衛星クリアン――

「ショーン・ラグランジュ」
「スチュワート・レクサ」
「クラトン・フルトク」
「3名が乗るスペースジェット1隻は~」
「惑星ゼウスの衛星クリアンへの、訓練航行中~」
「――氷層の1000m以上下に、何かある?」
「――金属製の構造物?」
「――八芒星の形?」
「――さしわたし4km、厚さ200m?」
「――突入だ」
「構造物内部は~」
「――戦闘の跡が、ある?」
「――でも、死体が、ない?」
「スペースジェットに戻る、途中~」
「――20cm×30cmの容器をいくつも、見つけたぞ」
「――中身が空っぽの容器、ばかり?」
「――これ1個だけ、中身が詰まっている……持っていこうっ」
「ところが」
「――うわ……この容器、表面がむちゃくちゃ点滅しはじめたぞ」
「――捨てろ・捨てろ」
「――うわーっ」
「外へと投げ捨てた、数秒後に」
「――ばーん」

 12月31日、惑星ゼウスの衛星クリアン――

「3名が発見した構造物は~」
「科学者たちの調査も空しく、つまらないコトしか、わかりませんでした」
「――転送機、みたいですねー」
「とりあえず」
「構造物は、牽引場で衛星軌道に、乗せました」
「――《ネオ・オリンプ》と命名するっ」

 惑星アヴェダ――

「惑星アヴェダの、天然記念物的な巨岩」
「形は、3000年前の月宇宙船《スターダスト》を、思わせます」
「その内部には~」
「超知性体〈それ〉の置き土産、〈1000の試練のセンター〉」
「その内部には~」
「巻物のようなもの、1000巻」
「で」
「その1巻に描かれていた〈点線の円で囲んだ星印〉」
「いつの間にやら~」
「囲みの円が、消えているのでした」

 新銀河暦1411年6月30日、星系スターダスト――

「ショーン・ラグランジュは~」
「中尉に、昇進」
「オケアノス級コルヴェットを、任されることになりました」
「で」
「養父・富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「大祝賀会を、開催」
「――そもそも、わが息子、ショーンは……」
「なんて、一席ぶっていると~」
「――!」
「突然」
「茶色の滴のようなものが、ぱらぱら、降ってきて~」
「集まって、人間の形をとりました」
「――〈黄金放射雨〉?」
「――なんだか、後頭部に髪が薄い個所が、あるわねー」
「その姿は~」
「絶望的な、感じ」
「なんだか、苦しそうです」
「――助けを……ぼくらを助けてくれ……もう一度死ぬのは……」
「消えました」
「で」
「その姿が、誰か歴史上の人物を思わせる」
「――フェルマー・ロイド?」
「――新銀河歴1169年に、超知性体〈それ〉がオカシクなって?」
「――すべての細胞活性装置を、回収したとき?」
「――あの時、亡くなったヒト?」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 なつかしい、ヒト登場。


d-information ◆ 582 [不定期刊] 2009/09/28
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