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575 [2009/08/10]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツ・ファンタジー賞 2009
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツ・ファンタジー賞 2009

 Deutscher Phantastik Preis の本年の最終ノミネート作は、以下のとおり。

□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門

・Claudia Kern / Sturm / 嵐
 ――Der verwaiste Thron「孤独な王冠」三部作第1巻
・Kai Meyer / Dschinnland / 精霊国
 ――Die Sturm Könige「嵐王」三部作第1巻
・Lynn Raven / Der Kuss des Dämons / デーモンの接吻
・Markus Heitz / Blutportale / 血まみれ門
・Markus Heitz / Das Schicksal der Zwerge / 侏儒の運命
・Nina Blazon / Faunblut / 妖魔の血

□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門

・Bernd Perplies / Tarean - Sohn des Fluchbringers / 呪い人の息子タレアン
・Eveline Mattle / Die Saga von Andalaya - Das letzte Zeitalter / アンダラヤ・サーガ――最後の時代
・Ju Honisch / Das Obsidianherz / 黒曜石の心臓
・Siegfried Langer / Alles bleibt anders / 万物流転
・Stephan Russbült / Die Oger / オーガ

□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門

・Brian Keene / Der lange Weg nach Hause / Take The Long Way Home / 長い家路
・Cassandra Clare / Chroniken der Unterwelt - City of Bones / 骨都市――闇世界年代記
・John Scalzi / Die letzte Kolonie / The Last Colony / 最後の植民地
・Neal Stephenson / Principia / プリンキピア
・Patrick Rothfuss / Der Name des Windes / The Name of the Wind / 風の名前

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門

・Christian Endres / Feuerteufel / 火魔
 ――短篇集 Disturbania『ディスターバニア』収録
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
 ――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号
・Heidrun Jänchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
 ――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt『蓮効果』収録
・Linda Budinger / Planet der Riesenfrösche / 巨大ガエルの惑星
 ――短篇集 Der Himmelspfeifer『天の笛吹き』収録
・Thomas Vaucher / Tyrions Wacht / ティリオンの見張り
 ――短篇集 Der Treue geopfert『生贄の忠誠』収録

□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門

・Christoph Marzi / Nimmermehr / もう2度と
・Die Drachenkinder 編 / Geschichten eines Krieges / ある戦争の記録
・Die Geschichtenweber & Christoph Hardebusch 編 / Die Unterirdischen / 地底人類
・Geisterspiegel.de / Dark Future / ダーク・フューチャー
・Torsten Low / Lichtbringer / 光もたらすもの

□ Beste Serie シリーズ部門

・Das Geheimnis von Askir / アスキールの秘密
・Maddrax / マッドラックス
・Mark Brandis / マーク・ブランディス
・Perry Rhodan / ペリー・ローダン
・Vampir Gothic / ヴァンパイア・ゴシック

□ Bester Grafiker / アート部門

・Arndt Drechsler
・Dirk Schulz
・Ernst Wurdack
・Mark Freier
・Swen Papenbrock

□ Bestes Sekundärwerk 二次創作部門

・Hermann Ritter & Michael Scheuch / Magira - Jahrbuch zur Fantasy / マギラ――ファンタジー年鑑
・Mephisto / メフィスト
・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
・phantastisch! / ファンタスティック誌
・Mike Hillenbrand & Thomas Höhl / Star Trek in Deutschland: Wie Captain Kirk nach Deutschland kam / ドイツのスタートレック――カーク船長来独記

□ Bestes Hörbuch / Hörspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門

・Die schwarze Sonne 7: Goldene Morgenröte / 黄金の夜明け
・Gruselkabinett 30: Der Vampir / 吸血鬼
・H. P. Lovecraft / Necronomicon / ネクロノミコン
・James M. Barrie / Peter Pan / ピーター・パン
・Mark Brandis / マーク・ブランディス

□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門

・www.bibliotheka-phantastika.de
・www.fantasyguide.de
・www.geisterspiegel.de
・www.phantastik-couch.de
・www.zauberspiegel-online.de

【関連サイト】
・ドイツ・ファンタジー賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]

36 . Alexander Huiskes / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ

 活劇主体、西暦22世紀が舞台の企画物ヘフト・シリーズ。
 36話構成の最終話。

□ Perry Rhodan-Action 36話「星々のたそがれ」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/12.html ]

 西暦2169年7月、星系ヴェガ――

「フェロン人、サクオラは~」
「秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉の、超ハイテクを濫用」
「超能力者から超能力を奪う超能力者に、なったり」
「超能力者を含む兵隊を集め、〈黒部隊〉を、組織したり」
「フェロン人最高指導者トルト、トサマル・ドロイ2世と、結託したり」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響下に置いたり」
「いわば、超能力テロリスト」
「で」
「精神集合体〈それ〉に派遣された、ホムンクは~」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響から遮蔽して、曰く」
「――〈ワンダラー・バックアップ〉には、安全装置があります」
「――細胞シャワー装置=ヒュジオトロンを、稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」

 星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――

「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、稼働させたので~」
「ステーションの人工の空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「ローダンは~」
「――全員撤退だっ」
「そんな、危機的状況なのに~」
「サクオラ配下の〈黒部隊〉は~」
「――ばーん」
「サクオラの指示どおり、戦闘継続」
「が」
「その背後で」
「首領=超能力テロリスト、サクオラは~」
「――ヒュジオトロンと一緒に、戦略的撤退だ」
「――あ」
「追ってきた、フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世も、一緒に~」
「フィクティヴ転送機で」
「――ひゅん」

 星系ヴェガ第10惑星アブロン――

「――ひゅん」
「超能力テロリスト、サクオラと~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンと~」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「第10惑星アブロンに、到着」
「――おいこら、最高指導者っ」
「――ひーっ」
「超能力テロリスト、サクオラは、超強力」
「でも」
「用意していた隠れ家までヒュジオトロンを運ぶのを、優先したい」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「逃げおおせるのでした」

 星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――

「精神集合体〈それ〉が派遣した、ホムンクは~」
「ローダンに、曰く」
「――あのヒュジオトロンを、許可なく稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」
「――星系ヴェガ全体が、ばーん、です」
「――動作が異常になりはじめたら、余裕は数時間しかありません」
「かくして」
「ローダンの号令一下」
「――探すのだ、サクオラをっ」
「――フェロン艦隊も、太陽系艦隊も、ミュータント部隊もっ」
「――サクオラは、星系ヴェガの中にいるっ」
「――と、ホムンクは言っているっ」

 星系ヴェガ第10惑星アブロン――

「ここは~」
「フェロン人が住むには、寒すぎる」
「なので」
「惑星テラから入植が許可され、それなりの人数が暮らしていました」
「が」
「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、持ちこんだので~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「……」
「惑星アブロンの異変は、周囲の知るところに、なり~」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「ローダンを連れて、惑星アブロンまで~」
「――テレポートっ」
「太陽系帝国艦隊は~」
「――惑星アブロンの住民を、全員避難させろっ」
「で」
「ホムンク、ローダンに曰く」
「――惑星テラで拾ったコルト・ピースメーカーを、持っていますね?」
「――アレは、このホムンクを繋ぎとめる錨です」
「――と、同時に」
「――アレで、サクオラを殺せます」
「――さあっ」
「ホムンクは、ローダンの遮蔽を外す」
「サクオラは、ローダンを制御しようとする」
「でも」
「ローダンとて、そんなに弱くはありません」
「――サクオラーっ」
「――ばーん」

 星系ヴェガ第10惑星アブロン――

「サクオラは、倒したものの~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「もう、ダメな感じに」
「ホムンク、曰く」
「――ヒュジオトロンの自爆装置は、解除不能です」
「ローダンは~」
「――ヒュジオトロンを、宇宙空間に投擲するのだっ」
「でも」
「間に合わず」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「――!」
「星系ヴェガ第10惑星アブロンは、逃げおくれた住民多数を道連れに~」
「一面の荒野と、なりはてたとか」

 星系ソル、連合帝国首都テラニア――

「――という次第で~」
「――第3部・完」
「首都テラニアの街頭で~」
「童話語りロボット、ロビーは~」
「長く、ペリー・ローダンの活劇を、語り伝えたということです」

□ Perry Rhodan-Heft

2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー沼
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポール市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて

□ Perry Rhodan-Heft 2503話「ドガルの罠」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2503.html ]

 新銀河暦1463年――

「搬送筒で、11の銀河を結ぶハイテク遺物、ポリポート駅網」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「傍受した、ポリポート駅相互の通信を、解析すると?」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、自由と平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、征服」
「政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅網を管理する〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族から~」
「招待されたまま、行方不明」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――まあ、いつものことだぜ」
「ポリポート駅《イタフォル》留守居役に、健気に専心」
「ちなみに」
「銀河系の球状星団M-68――またの名を、ドガル星団」
「恒星ソルから、3万8480光年」
「ポリポート駅《イタフォル》は、そこにあるのです」

 ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――

「レク・ハロンは、若い士官」
「死別したガールフレンド宛に、手紙を書くのが、日課です」
「――拝啓、カタリッサ」
「――ボクは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校になりました」
「――といっても、能力が認められた、というわけではなくて~」
「――偉いヒトが本国に帰ったら、司令部付将校の有資格者がボクだけだった」
「――と、いう事情です」
「――ああ、それでも伝説のブリーと一緒に働けるなんて」
「――ボクは、幸運なのかもしれません」
「一方」
「ポリポート駅《ガリレオ》からは~」
「グライダー1000機分とロボット多数からなる増援部隊が、到着」
「ミルトン・デビーア博士と、部下の科学者たちは~」
「いろいろ、突貫工事」
「――これで、ポリポート通信機が、使えるですっ」
「――受信だけでなく、送信もOKですっ」
「――さあっ」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――ならば、人類植民星系スターダストと、連絡をとるのだっ」
「モールス信号を、送ってみました」
「が」
「――ざざざー」
「――ポリポート通信そのものが、全面的にダメ?」
「――原因不明?」

 ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――

「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――搬送筒から、周波王国陸戦隊、襲来?」
「――撃退成功っ」
「すでに、幾度となく、周波王国は搬送筒から陸戦隊を送りこみ~」
「返り討ちに、あっていました」
「でも」
「考えるに~」
「――いつか、艦隊が来るかも?」
「――そうしたら、どうしよう?」
「政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦会議などして~」
「対策を、練ります」

 ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――

「――ギャラクティカム議長が、支援に送ってよこした?」
「――アルコン帝国のグワロン級戦艦が、36隻?」
「――指揮するのは、二陽将ケロナトル・ロクロン?」
「――《イタフォル》への着陸を、求めている?」
「報告を、受けて~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即決して曰く」
「――帰ってもらえ」
「ギャラクティカムの現議長は、アルコン帝国皇帝ボスティク1世」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルとは、犬猿の仲」
「とはいえ」
「帰ってもらいたい理由は~」
「――私怨ではなく、もちろん作戦だ」
「――見せてやれっ」
「――全艦、一瞬だけパロス影バリアを解除っ」
「――ふっ」
「姿をあらわす、アポロ級軽巡洋艦120隻、ジュピター級戦艦20隻」
「つまり」
「――《イタフォル》周囲には~」
「――自由テラナー連盟艦隊が、敵を待ち伏せ、待機中なのだ」
「――納得したら、帰ってもらえ」
「……」
「ところで」
「ポリポート駅《イタフォル》から、距離30光年」
「周波王国の〈戦光艦〉――フォーム・エネルギー製――24隻が、遊弋中」
「指揮するのは~」
「先般、ポリポート駅《ガリレオ》の征服に失敗して~」
「――憶えていろよーっ」
「と、逃走した、周波王国の周波トレーサー、シンナフォック」
「――なるほど、伏兵か……」
「先刻から、監視していたので~」
「《イタフォル》防衛艦隊の布陣は、丸見えでした」
「かくして」
「周波王国の周波トレーサー、シンナフォックは、号令一下」
「――わはは、敵戦力、恐るるに足らず」
「――わはは、正面から出撃だっ」
「――わはは、平伏せよっ」
「ポリポート駅《イタフォル》に、降伏勧告」
「対して~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即答して曰く」
「――否っ」

 周波王国艦隊が、ポリポート駅《イタフォル》に襲いかかる――

「隠れ潜んでいた自由テラナー連盟艦隊も、応戦」
「でも」
「知られていては、奇襲にならず」
「――どどーん」
「周波王国の〈戦光艦〉の、防御兵装は超強力」
「結果」
「周波王国艦隊と自由テラナー連盟艦隊の戦力差は、3対1」
「――どどーん」
「自由テラナー連盟艦隊は~」
「――やむをえん……撤退だっ」
「で」
「丸裸となった、ポリポート駅《イタフォル》に~」
「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――周波王国陸戦隊、突入?」
「――防衛だっ」
「――ばーん」
「熾烈な、白兵戦」
「そこへ」
「――わはは、平伏せよっ」
「周波トレーサー、シンナフォックみずからが、乗りこんでくる」
「――うわー」
「周波王国陸戦隊は、ついに中央荷捌場まで迫ります」
「……」
「レク・ハロンは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校」
「死別したガールフレンド宛に、心で手紙をしたためます」
「――拝啓、カタリッサ」
「――周波王国との艦隊戦にも、負けて」
「――周波王国の陸戦隊にも、負けて」
「――まさか、政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦能力皆無のヒトかも」
「――ボクは、不運なのかもしれません」
「……」
「かくして」
「政庁大臣レジナルド・ブル、絶体絶命」
「かと、思われました」
「が」
「ここで」
「政庁大臣レジナルド・ブル、ニヤリと笑って曰く」
「――作戦発動っ」

 周波王国艦隊のただなかに、《プラエトリア》突入――

「《プラエトリア》――さしわたし21kmにおよぶ機動要塞」
「――!」
「クェーサー級フラグメント船116隻が~」
「ジュピター級ウルトラ戦艦――直径2500mを、核として~」
「合体している、のでした」
「――バリア強度は、116倍っ」
「――総合火力は、何十倍っ」
「――どどどーん」
「さらに」
「――分離っ」
「――各個撃破っ」
「――どどどーん」
「変幻自在な攻撃に~」
「周波王国艦隊、たちまち壊滅」

 ポリポート駅《イタフォル》内部には、ロボット部隊出現――

「隠れていた、タラVII=HU型ロボットたちが~」
「わらわらと、あらわれて~」
「周波王国陸戦隊を、たちまち包囲」
「――!」
「追いつめられた周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――罠……だったのか」
「顔面蒼白」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――降伏したまえっ」
「周波トレーサー、シンナフォックに、降伏勧告」
「対して~」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「受諾すると、見せかけて~」
「――(仕掛けた爆弾を、ばーん、だ)」
「超能力〈パラ忍び足〉で、姿をくらまし~」
「爆弾を点火、しようとします」
「でも」
「タラVII=HU型ロボットは~」
「周波トレーサー、シンナフォックの不審な挙動を、見逃しませんでした」
「――ばーん」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――うっ(やられたっ)」

 戦闘終結後、ポリポート駅《イタフォル》周辺宙域――

「けっきょく~」
「周波トレーサー、シンナフォックの捕獲は、失敗」
「情報は、得られませんできた」
「でも」
「周波王国艦隊の残骸を、調査したところ~」
「――旗艦の残骸から、カードケース大のデータ記録媒体を、回収できた?」
「解析、してみましょう」
「――えーと?」
「――この〈戦光艦〉部隊は、ベンガル星団から来た?」
「――惑星テフロッドの、ご近所の?」
「と、いうことは」
「――アンドロメダ銀河の情勢は、どうなっているのだ?」
「心配なので、偵察に行きたい」
「でも」
「通常艦では、ベンガル星団まで1年半かかる」
「しかし、手段は、ないでもない」
「――《ジュール・ヴェルヌ》なら、2日で行けるはずだっ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 Schlachtlichter を「ハイライター」から「戦光艦」にしてみました。


d-information ◆ 575 [不定期刊] 2009/08/10
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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