rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

570 [2009/07/06]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2009
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2009

 本年の Kurd Laßwitz Preis を受賞したのは、以下のとおり。
 9月12日、Dresden の Penta-Con で授賞式の予定。

・Bester Roman 長篇部門
 Dietmar Dath / Die Abschaffung der Arten / 種の廃絶
 ――Pendo 社

・Beste Kurzgeschichte 短篇部門
 本年は得票同数のため、ダブルクラウン。
・Andreas Eschbach / Survival-Training / サヴァイヴァル訓練
 ――短篇集 Andreas Eschbach 著 Eine unberührte Welt『処女惑星』収録。BASTEI 社
 Heidrun Jänchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
 ――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt『蓮効果』収録。WURDACK 社

・Bestes ausländisches Werk 海外部門
 Charles Stross / Das Glashaus / The Glasshouse / グラスハウス

・Beste Übersetzung 翻訳部門
 Sara Riffel
 ――Peter Watts 著 Blindflug / Blindsight『無視界飛行』の翻訳に対して

・Beste Graphik アート部門
 Carsten Dörr
 ――Frank Hebben 著 Prothesengötter『サイボーグ神々』の装丁画に対して

・Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
 Bodo Traber & Tilman Zens / Die Flüsterer / ささやく人々
 ――ラジオ局 WDR の番組。監督 Petra Feldhoff。昨年10月16日放送

・Sonderpreis 特別賞
 Ernst Vlcek
 ――その生涯の業績にたいして(没後受賞)

【関連サイト】
・Phantastik-News の Kurd Laßwitz Preis 2009 のページ
[ http://www.phantastik-news.de/modules.php?name=News&file=article&sid=5275 ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2498 . Uwe Anton / Die Duale Metropole / 双大都市
2499 . Uwe Anton / Das Opfer / 犠牲
2500 . Frank Borsch / Projekt Saturn / サターン計画
2501 . Christian Montillon / Die Frequenz-Monarchie / 周波数君主国
2502 . Christian Montillon / Im Museumsraumer / 博物館空間にて
2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠

□ Perry Rhodan-Heft 2498話「双大都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2498.html ]

 新銀河暦1347年11月、星系ソル――

「自由テラナー連盟首都テラニアにそびえる、太陽系政庁で~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは、指揮をとる」
「――〈平和ドライバー〉のオレオン・カプセル1000基が、到着した?」
「――500基を、銀河系に展開だっ」
「――ハンガイ銀河で戦局好転、のニュースを、広めるのだっ」
「とはいえ」
「――気を、抜くなっ」
「――オレの勘は、あたるのだ」
「と、じっと親指を見たりする」
「……」
「で」
「ブリーの勘は、あたりました」
「――機動要塞《プラエトリア》の代行司令から、緊急連絡?」
「――超高次元周波帯で衝撃波前線が際立つ、特異なエネルギー反応?」
「――!」
「――〈混沌の勢力〉の超要塞《ヴルタファー》が?」
「――〈反逆タンク〉26万隻を連れて、出現した?」
「強力すぎる、敵の布陣に~」
「ブリー、采配して曰く」
「――先制攻撃したって、やられるだけだっ」
「――攻撃禁止っ」
「――専守防衛っ」
「――〈テラノヴァGS〉は、操業全開っ」
「――〈テラノヴァ・バリア〉で、防ぎきるのだっ」

 同じ頃、ハンガイ銀河――

「ネガティヴな超知性体コルトロクは~」
「――双大都市まで来い、ペリー・ローダンっ」
「と、挑戦状」
「これを、うけて~」
「《ジュール・ヴェルヌ》では~」
「――応じるべきか、無視するべきか?」
「――だれを、ともなうべきか?」
「なんて」
「白熱した議論が、続いて」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「周囲の警告・説得には、耳を貸さず」
「――わたしが単身、おもむこうっ」
「きっぱり、宣言」
「で」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「周囲の空気に、目もくれず」
「――ここは、わたしが同行よ」
「勝手に、予告」
「となれば」
「モンドラ・ダイアモンドさんも~」
「ペリー・ローダンの意向を、完全無視」
「――何と言われても、付いていくっ」
「なんて」
「白熱した主張が、続いて」
「で」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「ネガティヴな超知性体コルトロクの歴史を、ふたたび紐解き~」
「聞いたペリー・ローダン、思いつくのが」
「――超知性体コルトロクは~」
「――インカディエさんのコトを、ココロの母と認識している?」
「――ならば?」
「――巧く利用、すれば?」
「――超知性体コルトロクを破滅させられる、かも?」
「……」
「かくして」
「ペリー・ローダンは、出撃準備」
「指程度の2つの部品からなる装置を、身に帯びて」
「――わはははは、頼りにしてるぞ、〈降格器〉」
「武器に、呼びかけてみたり」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「――パラポーラライゼーターっ」
「を、大量装備」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――タルニー・コルトロク種族の卵?」
「を、ポケットにしのばせる」
「……」
「《ジュール・ヴェルヌ》が、惑星ヴァトゥキムに到着すると~」
「ペリー・ローダン」
「ゾルゴル人、インカディエさん」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「3名は~」
「〈コンタクト森〉に、頼みこみ~」
「超知性体コルトロクの逗留地まで~」
「――しゅんっ」

 ハンガイ銀河中心部、超知性体コルトロクの逗留地――

「3名の到着は~」
「〈弦特使〉――超知性体コルトロクの使い魔のようなもの――たちに~」
「すぐ、見つかって、しまいます」
「でも」
「〈弦特使〉たちは~」
「3名の装備を、取り上げるでもなく」
「格別、邪魔をするでもなく」
「で」
「3名が、気がついたのが」
「――誰か、空を飛んでる?」
「見れば~」
「種々雑多な種族が、多数、宙をふらふら漂っているような」
「ヘルメット内蔵ポジトロニクスで、分析してみましょう」
「――宙を漂っている、のではなくて?」
「――仮想都市とでも言えそうなモノの中を、歩き回っている動き?」
「――仮想都市というより、本当は実在していて?」
「――位相的にズレるか何かで、見える人には見えるはず?」
「で」
「3名は、あれこれ、見て回り」
「――!」
「空に垂直にそそりたつ、円盤状の巨大構造物の形を、確認」
「――片面は、明るくて?」
「――片面は、暗い?」
「――これが?」
「――〈双大都市〉?」
「入ってみましょう」

 〈双大都市〉内――

「〈弦特使〉たちは~」
「鏡能力を駆使して、3名に、いろいろな光景を見せる」
「――つまり、これは?」
「――超知性体コルトロクの、記憶?」
「さらに」
「〈弦特使〉たちは~」
「鏡能力を駆使して、3名に、星系ソルの光景を見せる」
「――つまり、これは?」
「――《ヴルタファー》を使った、脅し?」
「考えてみましょう」
「――つまり、超知性体コルトロクは?」
「――心理戦を、展開しようと?」
「さらに」
「〈弦特使〉たちは~」
「鏡能力を駆使して、3名に、意味不明の光景を見せる」
「――ゲジル?」
「――ヒスモーム?」
「――なぜ、昔話の神々のコスプレで登場?」

 〈双大都市〉内――

「そして」
「ついに、超知性体コルトロク、到着」
「転送機を抜けて、出現した仮の姿は~」
「――双頭生物?」
「――一方は、見目麗しいヒューマノイド?」
「――一方は、昆虫生物?」
「そんな姿の、超知性体コルトロクが~」
「――〈双大都市〉へ、ようこそっ」
「――とりあえず、散歩でも、いかがかなっ」
「……」
「超知性体コルトロクは~」
「ペリー・ローダンと、肩を並べて歩き~」
「ゾルゴル人、インカディエさんと~」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「両名に、続く」
「で」
「超知性体コルトロクは~」
「――上司のクズレインがー」
「――〈負の球体〉がー」
「あれこれ、ローダンに話かけ~」
「フレンドリーな会話に巻きこんだ、あげく」
「提案して、曰く」
「――星系ソルを見逃す、代わり~」
「――〈混沌の勢力〉の側に、転職するというのは、どうかな?」
「よもや」
「ヘッドハンティングされるとは、思ってもみずにいたペリー・ローダン」
「――(えーと、オレどうすればどうすれば)」
「――(とりあえず、時間稼ぎだっ)」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――宇宙における、コスモクラートとカオタークの役割がー」
「――宇宙に生きる生命の、自立と選択肢がー」
「あれこれ、超知性体コルトロクに話かけ~」
「フレンドリーに煙に巻いた、ところで」
「超知性体コルトロク、切り返して、曰く」
「――キミとテラナーたちは~」
「――コスモクラートの挙動や倫理を、ずーっと納得できないでいるのに~」
「――どうして?」
「――コスモクラートから、自立しようとしないのかな?」
「ペリー・ローダン、応じて曰く」
「――仰るとおり、なのだ」
「――でも、転職は、断るっ」
「超知性体コルトロク、曰く」
「――わたしは、キミが求めるすべてに応えたいと、思っているが?」
「ペリー・ローダン、それでもきっぱり」
「――断るっ」

 〈双大都市〉内――

「超知性体コルトロクは、しばし呆然」
「でも、くじけない」
「気を、取りなおすと~」
「あらためて提案して、曰く」
「――星系ソルを見逃す、代わり~」
「――キミの〈深淵の騎士〉のオーラを、差し出すというのは、どうかな?」
「このあたりは」
「ペリー・ローダンとしても、想定内」
「――(強奪は、できないのだな)」
「――(もし、差し出せば~)」
「――(〈深淵の騎士〉のオーラで、〈秩序の勢力〉を、欺したりして~)」
「――(多くの銀河の多くの種族が、苦しむことに、なるんだろーな)」
「即答して、曰く」
「――断るっ」
「で」
「このあたりは」
「超知性体コルトロクとしても、想定内」
「――いたしかた、ないか」
「と」
「遠いトコロに、指令を送信」
「――星系ソル殲滅戦、開始だ」
「が」
「その瞬間、事態は急転します」
「……」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「自分という最終兵器を投入すべき時を、良く心得ていました」
「――!」
「いきなり、飛び出した~」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「――パラポーラライゼーターっ」
「持参した全部に、点火」
「超知性体コルトロクを、攻撃」
「――ばーん」
「超知性体コルトロクは~」
「攻撃を、難なく防ぎました」
「が」
「反射的に~」
「ゾルゴル人、インカディエさんを~」
「――うっ」
「殺して、しまいます」
「周知のとおり~」
「超知性体コルトロクは~」
「インカディエさんのコトを、ココロの母と認識しています」
「――え?」
「――ボク……ママを殺してしまった?」
「――マ、ママーっ」
「――ほ、ほえーっ」
「超知性体コルトロクは、しばし錯乱」
「この隙に~」
「――逃げるわよ、ペリーっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんと、ペリー・ローダンは~」
「辛くも、逃走成功」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 苦悩の声。


d-information ◆ 570 [不定期刊] 2009/07/06
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]