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564 [2009/05/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]

30 . Hans Kneifel / Das dunkle Korps / 黒部隊
31 . Hermann Ritter / Das Erbe des Divestors / 能力剥奪者の遺産
32 . Marc A. Herren / Eismond Iridul / 氷衛星イリドゥル
33 . Alexander Huiskes / Zwischen 42 Welten / 42惑星の間
34 . (作者未詳) / Kind des Asteroiden / 小惑星の子
35 . (作者未詳) / Zielpunkt Physiotron / 標的ヒュジオトロン
36 . (作者未詳) / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ

 活劇主体の企画物ヘフト・シリーズ。
 第3部 Wega-Zyklus / ヴェガ篇 の第6話。

□ Perry Rhodan-Action 30話「黒部隊」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/6.html ]

 西暦2169年7月、星系ヴェガ、惑星フェロル――

「超能力テロリスト、サクオラに、誘拐されて~」
「宇宙ステーション《ワンダラー・バックアップ》から、脱走した~」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダン」
「身体の調子が、はかばかしくない」
「――むー」
「で」
「転送機を抜けて、再物質化したところは~」
「ナドシュル家の、ブドウ農園」
「――!」
「――近くで、争う音?」
「――醸造所が、襲撃されている?」
「そーっと近づき、醸造所の作業場のひとつに隠れようとして」
「――黒服の襲撃者たち?」
「――黒服の中に、能力は弱いけれどテレポーターがいる?」
「――数mごと、ジャンプして?」
「良いように暴れた、黒服の襲撃者たちは~」
「――これは、黒部隊の警告であるっ」
「ラウドスピーカーで、叫んで、帰って行きました」

 ナドシュル家――

「ローダンは、ナドシュル家の人々の前にあらわれて~」
「ヘルナント」
「グリマラ」
「オバンダ」
「マルミ」
「襲撃で負傷した従業員ケルザとウグスタンの手当を手伝って、信頼を得たり」
「――あなた……まさか、あのペリー・ローダン?」
「グリマラ・ナドシュルが、正体に気がつきます」
「で」
「ナドシュル家の人々から、惑星フェロルの現状を聞いて、思うに」
「――黒部隊は、サクオラの手先?」
「で」
「ローダンは~」
「――とにかく、首都トルタに行って、支援を得ねば」
「ところが」
「先刻の襲撃で~」
「通信機もグライダーも、全部ダメ」
「徒歩で、11km先のティコ製粉所に行くことに」
「ヘルナント・ナドシュルが案内してくれることに」

 ティコ製粉所――

「ティコ製粉所のヒトの話で、知ったのですが~」
「ヘルナント・ナドシュルの長男サンゲルは、影響力ある政治家」
「――黒部隊に、断固たる措置をっ」
「と、主張」
「黒部隊が、ナドシュル家に、脅しを掛ける理由なのでした」
「ティコ製粉所の社長ティコ・タピは~」
「自家用グライダーに、ローダンとヘルナント・ナドシュルを乗せて~」
「首都トルタへ」

 首都トルタ――

「住民たちは、黒部隊に怯え~」
「警察、青親衛隊、赤親衛隊は、黒部隊と交戦中」
「都市の随所に、火の手が上がっています」
「ローダン、としては~」
「同行者、ヘルナント・ナドシュルと、ティコ・タピを、横目に~」
「――これ以上、一般人に迷惑はかけられんなあ」
「――分かれて、ひとりで統治者トルトに公衆電話から電話しよう」
「とか、思うところへ~」
「――!」
「黒部隊と、ばったり」
「襲われている、ところへ~」
「――!」
「警官隊に、救われたり」
「ローダン、としては~」
「警官隊に頼るのが、なにより」
「――統治者トルトのところまで、案内を頼みたい」

 首都トルタ――

「じつは、すでに、7月2日には~」
「連合帝国副執政官レジナルド・ブルが~」
「連合帝国の《ジュピターの怒り》と、軽巡60隻と、重巡20隻で~」
「惑星フェロルに、到着していたのです」
「もちろん、目的は~」
「――フェロン人の超能力テロリスト、サクオラを、逮捕だ」
「――誘拐された、ウチのペリーを、捜索だ」

 7月10日夜、首都トルタ――

「連合帝国副執政官レジナルド・ブルは~」
「おつきの担当官、カリフ・ノルク少佐を連れて~」
「政庁・赤宮殿へ」
「現職のトルト、トサマル・ドロイ2世と、会談」
「トルトの秘書、トガン・ファラハミーも、同席して」
「トルト、トサマル・ドロイ2世、曰く」
「――もと外交官サクオラの、逃走後の情報は、ありません」
「――犯罪者と黒部隊には、断固とした措置を、とります」
「と、きっぱり」
「ブリー、思うに」
「――だったら、黒部隊を2週間近くも放置するなよー」
「――政治家も、何人か殺られてるんだろ?」
「――捜査、まったく進展なしだろ?」
「――おい、こら」
「……」
「ブリーの心の声が、聞こえたかのように~」
「その日の夜半、至急の連絡」
「――黒部隊のアジトが、わかった?」
「――不渡り出して倒産したアルペベルド・メガプリントの敷地内?」
「――よしっ」
「ブル指揮下~」
「赤親衛隊と銀河系秘密情報局、選抜50名からなる部隊が~」
「――突入」
「が」
「――ばーん」
「爆弾の罠があるばかりで、もぬけの殻」
「ブリー、思うに」
「――トルトの側近に、内通者がいる?」
「――おい、こら」
「――トルトに会ったら、直接、苦言を呈してやるぜ」
「……」
「ブリーが、足取り重く帰到すると~」
「――婦人警官、タヘリ・カヴスさん?」
「――市街で黒部隊に襲われているペリーを、仲間と一緒に助けた?」
「――ペリーは、自力でトルトに会おうとしてた?」

 7月11日、首都トルタ――

「早朝、政庁・赤宮殿で~」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダン」
「連合帝国副執政官レジナルド・ブル」
「現職のトルト、トサマル・ドロイ2世」
「朝食でも摂りながら、現状確認」
「で」
「――むー」
「身体の調子が、はかばかしくない、ローダンは、病院へ」
「不安なことも、あるのです」
「――誘拐された時、胸郭開けられて手術されたんです」
「――悪夢も、見たし」
「4時間におよぶ、検査のあいだ~」
「ローダンは、悪夢を見たり」
「――胸の奥に、蛸が足を広げてるよー」
「――蛸と細胞活性装置とヒュジオトロンの、三題噺?」
「――むー」
「医師、曰く」
「――検査の結果~」
「――肺のあいだに、変な生き物が巣くっていました」
「――手術、しましょう」
「ローダン、応じて曰く」
「――あわてて手術なんて、危険であろう?」
「きっぱり、拒否」
「と」
「そこへ、ブリーから至急の連絡」
「――星系ヴェガに、艦隊出現?」
「――超重族艦30隻?」
「――スプリンガーの転子状船、小が60、大が30?」

 一方、首都トルタ、赤宮殿――

「現職のトルト、トサマル・ドロイ2世の、もとへ~」
「超能力テロリスト、サクオラが、やってきました」
「トルト、報告して曰く」
「――ローダンは、計画どおり動いていますな」
「――わはは」

□ Perry Rhodan-Heft

2492 . Uwe Anton / KOLTOROC / コルトロク
2493 . Leo Lukas / Der WELTWEISE / 世界賢
2494 . Arndt Ellmer / Retroversion / 反転
2495 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Feuer / コルトロクの火
2496 . Hubert Haensel / Chaotender gegen Sol / カオテンダー、ソルへ
   (途中不詳)
2500 . Frank Borsch / Projekt Saturn / サターン計画

□ Perry Rhodan-Heft 2492話「コルトロク」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2492.html ]

 新銀河暦1347年11月、ハンガイ銀河――

「アトラン指揮下、《ソル》中央艦体は~」
「単独で、ハンガイ銀河〈核壁〉内部へ」
「宇宙都市コルトゴルから~」
「――逃げ出してきた、ゾルゴル人の、女のヒト?」
「保護、したのですが」
「――うーん」
「ゾルゴル人、インカディエさんは~」
「昏睡状態」
「生死の境を、行ったり来たり」
「超能力者トリム・マラート、曰く」
「――プシオン的な現象のせいで、精神エネルギーが枯れかけてるような」
「そこで」
「超能力者トリム・マラート」
「超能力者スタータック・シュレーダー」
「両名が~」
「――むん」
「プシオン的なエネルギーを、供給」
「インカディエさんは~」
「消去されていた昔の記憶を、なぜか回復」
「過去の出来事を、語るのです」

 7000万年前、セルドラゴン銀河――

「昆虫種族コロゴムと、ヒューマノイド種族アウペル・コモの、大戦勃発」
「アウペル・コモ種族は、著名な太古種族ヴ・アウペルティアの直接の子孫」
「〈秩序の勢力〉コスモクラートから~」
「ゾルゴル人、インカディエさんと~」
「パートナー、ジョカシュンが、派遣されて~」
「大戦を調停」
「和平の象徴=光都パラゴルが、建設されたり」
「……」
「光都パラゴル――」
「両種族の多種多様な建築様式を盛りこみ、建設」
「両種族の最初の和平対談を、実現です」
「ゾルゴル人、インカディエさんは、張り切ります」
「――対話の場には、一個のポテンシャル場を、生成するわっ」
「――両種族の精神財でもって、生命を吹きこんでっ」
「――争議仲裁の役目を、させるのよっ」
「コスモクラートからもらった、ポテンシャル場は~」
「播生素から、出来ています」
「そこに~」
「生命を吹きこみ~」
「ポテンシャル場、完成」
「かくして」
「インカディエさん、曰く」
「――このポテンシャル場を、ゾルゴル人の言語で~」
「――〈希望を運ぶ者〉=コルトロクと、命名するわっ」

 7000万年前、セルドラゴン銀河――

「なんて、〈秩序の勢力〉の活動を~」
「〈混沌の勢力〉が嗅ぎつけるのは、自明の理」
「かくして」
「コルトロク完成直後~」
「〈混沌の勢力〉は~」
「物理法則の欠如=〈暗黒のエレメント〉を、派遣」
「――きしゃあ!」
「対して」
「迎え撃つ、コルトロクには~」
「生命と進化のエネルギー=播生素が、くっついています」
「――ざっくり!」
「引き裂かれた〈暗黒のエレメント〉、あえなく逃走」
「でも」
「――逃走時に?」
「――わたしの船《アスリフ》を、奪っていった?」
「――コスモクラートから貰った船、なのにー」
「プチ残念な損害、ですが」
「じつは」
「深刻に残念な損害が、ひとつ」
「播生素が、〈暗黒のエレメント〉を引き裂いた、瞬間に~」
「いくらかの暗黒量子=播生素+〈暗黒のエレメント〉が、発生」
「ポテンシャル場に、混入してしまったのです」
「相容れない2要素は、ポテンシャル場内部に、双対の精神を育み~」
「コルトロクは、次第に~」
「――きょきょきょ」
「精神分裂症……気味に」
「かくして」
「インカディエさん、曰く」
「――コルトロク計画は、失敗ねっ」
「――破壊しましょう」
「インカディエさんの指示、のもと~」
「光都パラゴル在住のセルドラゴン銀河の諸種族が、コルトロクを攻撃」
「ところが」
「――!」
「全員、返り討ち」
「かくして」
「生き残ったインカディエさん、思うに」
「――コルトロクが、自意識を発展させてる?」
「インカディエさんが、ポテンシャル場と精神接触、してみると」
「――ボクには、3人のママがいる?」
「――両種族も、ママ?」
「――わたしも、ママ?」
「インカディエさんは~」
「――コスモクラートに、なんとか報告をっ」
「とか、いっても」
「《アスリフ》なしには、逃走もままならず」
「光都パラゴルに留め置かれ、コルトロクの影響下に置かれ~」
「コルトロクの、命じるまま」
「――光都パラゴル、発進ね?」
「――セルドラゴン銀河を、離脱よね?」
「その後~」
「インカディエさんは、深層睡眠させられます」

 1000年経過――

「インカディエさんが、覚醒して見たモノは~」
「光都パラゴルを覆う、薄暗い雲」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「コルトロクの自己表現、のようです」
「インカディエさんは~」
「無言の抗議」
「で」
「コルトロクは~」
「――ママ……逃がさないよ」
「――だって、コスモクラートに、報告されたら困るもの」

 セルドラゴン銀河を離れて、1万年経過――

「インカディエさんが、覚醒して見たモノは~」
「物質的な、プロジェクション肉体」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「コルトロクの自己表現、のようです」
「インカディエさんは~」
「――ヘタね」
「で」
「コルトロクは~」
「――ぐっすん」
「通りすがりの宇宙船団の乗員を、まとめて殺害しては~」
「精神成分を、吸収」
「成長、していきます」

 セルドラゴン銀河を離れて、2万年経過――

「光都パラゴルは、セルドラゴン銀河へ帰郷」
「数年のうちに、征服に乗り出す」
「目立たぬように、生命体の精神成分のごく一部だけを、奪いとり~」
「全銀河を、呪縛の下に置く」
「ポテンシャル場、コルトロクは~」
「いつしか、進化の階梯を一段、上がり~」
「超知性体コルトロクに」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「――ねえ、凄いでしょ?」

 100万年後――

「超知性体コルトロクは~」
「幾多の銀河を擁する〈力の球形体〉を、統治」
「高次な勢力とも接触するように、なりました」
「でも」
「――ボク、〈物質の泉〉にも〈物質の沼〉にも、進化したくないよ」
「――うー」
「ひとりで、進路が決められない」
「で」
「超知性体コルトロクは~」
「幾度も、インカディエさんを、覚醒させるたびに~」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「――ねえ、凄いでしょ?」
「インカディエさんは~」
「――アナタ、ヒト使いが、荒いしねー」
「――仲介者や使者として、こき使われたからねー」
「――わたしは、もう、ヘトヘトよっ」
「糾弾する、ばかり」
「相談相手に、なってくれません」

 ある日――

「〈混沌の勢力〉の使者――サドライカル人――が、光都パラゴルに来訪」
「――貴殿の進化史を、拝見したところ~」
「――〈物質の沼〉へ進化するのは、もう決定です」
「――だから、〈混沌の勢力〉に与するべきです」
「――これまでも、いくつも終末戦隊が、造られましたが~」
「――今般、新たに建造中の、終末戦隊〈反逆者〉」
「――貴殿に、この最高指揮権を、委ねたい」
「――まずは〈負の球体〉で、研修をどうぞ」
「インカディエさんも仰天、したのですが」
「超知性体コルトロクは、即決」
「――ママ……ボク、ひとりで決められたよ?」
「――ねえ、凄いでしょ?」
「宇宙艦隊と宇宙ステーション群も~」
「光都パラゴルも~」
「都市コルトゴルも~」
「タルニー・コルトロク――コロゴム種族の退化した末裔――の巣船群も~」
「全部、やわらかいバリアに、くるんで~」
「――ママ……ボク、立派になるよ」

 時は流れて、〈負の球体〉――

「超知性体コルトロクは、インカディエさんを覚醒させて」
「――ママ……〈負の球体〉研修は、もうすぐ卒業試験だよ」
「超知性体コルトロクは~」
「〈負の球体〉の核へ」
「〈負山〉――〈秩序の勢力〉の〈創造の山〉の対概念――へ」
「――〈究極の第3の謎〉の回答を、ボクの手にっ」
「――ママ……ボクはやるよっ」
「――どどどっ」
「卒業試験に、無事合格」
「悟りを開いた、超知性体コルトロクは~」
「終末戦隊〈反逆者〉を指揮する資格を、取得したのでした」

 時は流れて――

「超知性体コルトロクは、インカディエさんを覚醒させて」
「――ママ……宇宙都市アスルゴスへ、行ってみてよ」
「宇宙都市アスルゴスでは~」
「コロゴム種族のあまり知られていない枝族が、わずかに暮らす」
「と」
「そこに、初めて見る巨大昆虫が」
「――〈弦特使〉?」
「〈弦特使〉どうしは~」
「とてつもない距離を越えて、両者の思考と体験を交換できるとか」
「超知性体コルトロクは、この〈弦特使〉をさらに品種改良」
「〈双球体〉として、投入したいとか」
「インカディエさん、思うに」
「――つまり?」
「――対になった2体の一方を、手元に置いて?」
「――対になった2体のもう一方を、派遣して?」
「――ヒモつきの大使として、活用しよう、とか?」
「さらに、思うに」
「――このコ、自分が2つの性向を持ってるからって?」
「――2体1組に〈双〉原理を、理想としてるの?」

 時は流れて――

「超知性体コルトロクは~」
「〈反逆装甲車〉を、開発」
「〈反逆グト〉工場も、開発」
「〈反逆スカルム〉小舟も、開発」
「さらに」
「〈反逆スカルム〉小舟で、初めて双頭生物の製造に成功」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「コルトロクの自己表現、のようです」
「インカディエさんは~」
「――つまり?」
「――このコ、自分が2つの性向を持ってるからって?」
「――双頭生物を、自分の似姿と捉えているの?」
「加えて」
「〈弦特使〉の改良も、進み~」
「〈弦特使〉は単独でも、〈魂鏡〉能力を、獲得」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「――ねえ、凄いでしょ?」

 時は流れて――

「超知性体コルトロクは、インカディエさんを覚醒させて」
「――カオターク〈クズレイン〉さんが、来るんだ」
「――ママ……同席してよ」
「で」
「〈負都市〉の〈時のアーケード〉に、カオターク〈クズレイン〉到着」
「カオターク〈クズレイン〉」
「付き添いの〈ママ〉を見て、仰天して曰く」
「――超知性体タルモノ〈まま〉ナンゾニ依存シテハナラヌ」
「――是認シ難イ事態デアル」
「――過去ノシガラミハ切リ捨テルノダ」
「超知性体コルトロクは~」
「その場でインカディエさんを処分しないで済んで、ほっとしたとか」
「そうして」
「インカディエさんは、光都パラゴルに戻されて~」
「もう、深層睡眠も、なし」
「もう、かまわれることも、なし」

 それから幾年――

「光都パラゴルに幽閉、されたまま~」
「インカディエさんは~」
「破壊工作を目論む、こともなく~」
「コスモクラートに連絡をとる、こともなく~」
「入電する通信くらいは、盗聴していると~」
「――アイツが?」
「――双頭生物に指示して?」
「――光都パラゴルに替わる大宇宙都市を、建設させてる?」
「大宇宙都市建設に、より~」
「インカディエさんの処分の件は、うやむやに」

 数百年経過――

「光都パラゴルに幽閉、されたまま~」
「インカディエさんは~」
「気がつきます」
「――深層睡眠も、してないのに?」
「――わたし、老化していない?」
「さらに」
「インカディエさんは~」
「気がつきます」
「――光都パラゴルに、他に誰かいる?」
「――フィクティヴ転送機を、組み立ててる?」
「近寄ってみた、インカディエさん」
「転送機技術者――粘液生物――は~」
「――ぺとぺと(ああ、丁度良い実験動物がいた)」
「――転送してくれない?」
「――ぺとぺと?(暑いところ? 寒いところ?)」
「――光都パラゴルの外なら、どこでも良いわ」
「なんて」
「思いがけなく、光都パラゴル脱出の好機」
「超知性体コルトロクが、介入することも、なく~」
「邪魔も、入らず~」
「インカディエさんは、フィクティヴ転送機で~」
「――ひゅん」
「到着したところは~」
「都市コルトゴルだったという」

 都市コルトゴル――

「インカディエさんは、確信する」
「――つまり?」
「――このコは、過去のしがらみを、切り捨てるつもりなんてなし?」
「――カオターク〈クズレイン〉の指示も、無視して?」
「超知性体コルトロク、曰く」
「――ママ……これで、また、ずーっと一緒だよ」
「――ママ……ボクって凄いでしょ?」
「インカディエさんは、これからもずっと虜囚のままなのでした」
「しかも」
「驚いたことに~」
「――わたしの船《アスリフ》が、なぜここに?」
「――〈暗黒のエレメント〉が奪っていったはず……でしょ?」
「いろいろ想像すると、怖いことになってしまいますが」
「それは、ともかく」
「――こんなコ、生成するんじゃなかった」
「インカディエさんの絶望は、深まるばかり」
「でした、が」
「ようやく、先日~」
「《ソル》中央艦体で到着したアトランたちに、救出されたという」

 現在、《ソル》中央艦体――

「インカディエさんは、心に溜まっていたモノを、語り終えたら~」
「なんだか、スッキリ」
「供給されたプシオン的なエネルギーの、おかげで~」
「健康状態も、持ち直し~」
「回復のため、あらためて眠りにつく」
「で」
「アトラン、思うに」
「――つまり?」
「――超知性体コルトロクは?」
「――単に、終末戦隊〈反逆者〉の指揮官、というだけでなく?」
「――支点というか、軸というか、そういうモノということ?」
「と」
「そこへ、報告が」
「――〈振動プシ〉が、消えた?」

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◆今回のひとこと

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