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550 [2009/02/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2478 . Christian Montillon / LICHT VON AHN / アーンの光
2479 . Arndt Ellmer / Technomorphose / テクノモルフォーゼ
2480 . Uwe Anton / Die Prognostiker / 予後学者
2481 . Wim Vandemaan / Günstlinge des Hyperraums / 超空間の寵児
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
   (中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地

□ Perry Rhodan-Heft 2478話「アーンの光」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2478.html ]

 2000万年前、タレ=シャルム銀河――

「〈混沌の勢力〉が建設中の〈負の球体〉を~」
「〈秩序の勢力〉所属、超知性体アルケティムさまは~」
「――ごーん」
「これを、阻止」
「で」
「このとき――」
「2000万年の未来、から~」
「《ジュール・ヴェルヌ》とか、いう船が~」
「――〈負の球体〉建設阻止の手法を、見学したい」
「とか、乱入・邪魔ばかり」
「超知性体アルケティム陣営の女将軍、カムコさんは~」
「不幸な事件の連鎖、の結果~」
「決戦当日、《ジュール・ヴェルヌ》に、おりました」
「――なんとか、旗艦《タロシ》に、戻らないとっ」
「スペースジェット《SJ=10》を借りうけ、単独発進」
「が」
「このとき――」
「すでに、決着は、ついてしまっていたのです」
「原〈負の球体〉タレ=シャルム銀河は、〈反転〉完了」
「吹き荒れる、壮絶なプシ嵐」
「スペースジェット《SJ=10》は~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、引き返そうとして~」
「到着の瞬間」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、2000万年の未来へと〈文脈跳躍〉」
「――!」
「カムコさん装着の〈夜光鎧〉は、〈秩序の勢力〉の超技術」
「完全装着、すれば~」
「――すっきり・すっきりだわっ」
「超空間のいろいろなモノとか、認識できるのですが」
「――スペースジェット《SJ=10》は?」
「――《ジュール・ヴェルヌ》のn次元場に、引っかかっては、いるけれど?」
「――《ジュール・ヴェルヌ》から、どんどん遅れていくっ」
「――うっ」
「カムコさん、意識喪失」

 8時間後、ふたつの銀河の間の虚空、スペースジェット《SJ=10》――

「――はっ」
「カムコさん、意識回復」
「スペースジェット《SJ=10》は、ほとんど操艦できません」
「どちらも遠く見える銀河は~」
「――タレ=シャルム銀河でも、ない?」
「――ファリスケ・エリゴン銀河でも、ない?」
「――ここは、どこ?」
「虚空の中で、孤独な時間」
「弱気にもなるし、内省もする」
「――超知性体アルケティムさまから~」
「――女将軍の任をうけたのに、肝心のところでお力になれなくて」
「そうして、心に誓って曰く」
「――もう二度と、〈夜光鎧〉で戦わない」
「でも」
「折り畳んで、腰の小箱に収納した、ベクトル・ヘルメットが~」
「――小箱から、出してよ~」
「――ボクを、かぶってよ~」
「と、、語りかけてくるような、気がするわけで」
「サーボ・ロボットの1体を、プログラム変更して~」
「――もしもし……ボク、デプロトちゃん」
「デプロト――〈悲嘆〉の意――ちゃんと、名づけて~」
「話相手に、してみました」
「……」
「カムコさんは~」
「何か、心理的条件付けをされていた、のでしょう」
「〈夜光鎧〉を、脱ぎ捨てることが、できない」
「で」
「以後ずっと」
「〈夜光鎧〉は、カムコさんの老化を阻止」

 109年後――

「カムコさんは~」
「――比較的近所に、放浪する小惑星?」
「スペースジェット《SJ=10》のエネルギー消費を、最小限にして~」
「接近・着陸」
「――25万年前くらい前の、何かの施設跡?」
「――ハイパー無線機?」
「スペースジェット《SJ=10》の機材を使って、修理して~」
「救難信号を、送ってみます」

 10日後、救難信号に応えて、1隻の異船が出現――

「――われわれは、シンサラ種族です」
「――そちらは、〈秩序の勢力〉のヒトですね」
「カムコさん装着の〈夜光鎧〉は、〈秩序の勢力〉の超技術」
「見る人が見れば、わかるのでしょう」
「――われわれの故郷銀河、アーン=アールホヴェンに招待します」
「で」
「道中、トン語――エントン人の言語――を、学ぶのです」
「――シンサラ種族は、超知性体〈アーンの光〉の補助種族?」

 アーン=アールホヴェン銀河――

「シンサラ種族の船は、とある惑星へ」
「溶岩ばかりの惑星、ですが~」
「ぽつんと1カ所、緑のオアシス」
「――〈光の島〉です」
「――超知性体〈アーンの光〉の、力の記念碑なのです」
「で」
「〈灼熱軍団〉の審査を、経て~」
「エントン人に、導かれ~」
「カムコさんは、超知性体〈アーンの光〉に拝謁」
「クレーター山の上に浮かんだ、竜の頭が~」
「語ります」
「――吾輩は、超知性体〈アーンの光〉っ」
「――〈秩序の勢力〉と〈混沌の勢力〉の間で、〈第三の道〉を歩む者っ」
「――吾輩に、仕えてみては、くれまいか?」
「――〈夜光鎧〉が、超知性体アルケティムの形見なのは、わかったっ」
「――ソナタが、望まぬかぎり~」
「――ソレを着て、戦闘を指揮せよとは、言わぬっ」
「なんて、謁見の中で~」
「カムコさんは、告げられます」
「――〈負の球体〉タレ=シャルムの戦いから、すでに2000万年?」
「――超知性体アルケティムさまは、もう伝説のヒト?」
「さらに、告げられたのは」
「――超知性体〈アーンの光〉が所属する超知性体同盟は?」
「――〈エレメントの支配者〉の〈負の球体〉と、戦おうとしている?」
「――〈エレメントの支配者〉は?」
「――疑似コスモ・ヌクレオチド〈アカホ=トリークレ〉を、生成して?」
「――コスモ・ヌクレオチド〈トリークレ=9〉の、抜けた穴を?」
「――埋めて、戻れぬようにしてしまえ、という計画?」
「超知性体〈アーンの光〉の決意、とは」
「――疑似コスモ・ヌクレオチド〈アカホ=トリークレ〉を、断固破壊っ」
「――いつの日にか~」
「――コスモ・ヌクレオチド〈トリークレ=9〉が、帰還できますようにっ」
「で」
「カムコさんは~」
「超知性体〈アーンの光〉の要請を、受諾」
「与えられた任務、は~」
「――銀河間諜報機関の創設を、担当してはくれまいか?」

 アルタシント銀河――

「ここは~」
「アーン=アールホヴェン銀河からも~」
「〈エレメントの支配者〉の〈負の球体〉からも、遠く離れた宙域」
「で」
「カムコさんは、エントン人とヴァリア人を、指揮して~」
「――星系ロゼラ・ロザドを、改築よっ」
「――巨大ガス惑星スムナトの、周りに~」
「――衛星8個を、同一軌道に配置するのよっ」
「さらに」
「――〈宇宙林道〉に沿って、〈宇宙停留所〉を建設よっ」
「〈宇宙停留所〉、550基」
「――オレオン・カプセルを、建造よっ」
「オレオン・カプセル、9000隻」
「あっという間に、歳月は過ぎて~」

 アルタシント銀河に来てから、700年後――

「超知性体〈アーンの光〉+〈光の島〉が~」
「超大艦隊――〈灼熱軍団〉率いる――と、共に~」
「星系ロゼラ・ロザドを、来訪」
「ここから、〈エレメントの支配者〉との戦いに、出撃するという」
「で」
「超知性体〈アーンの光〉、カムコさんに曰く」
「――この遠征隊を、指揮してみては、くれまいか?」
「〈夜光鎧〉が」
「――指揮しようよー」
「――戦おうよー」
「と、語りかけてくるような、気がするわけで」
「でも、カムコさんは~」
「――ごめんなさい」
「超知性体〈アーンの光〉の要請を、冷たく拒絶」
「まあ、約束は、約束です」
「超知性体〈アーンの光〉は~」
「それ以上、何も言わず」
「星系ロゼラ・ロザドのエントン人とヴァリア人、全員を遠征隊に配備」
「出撃して、いくのでした」
「……」
「カムコさんは、ひとり、残され~」
「――これで、本当に良かったの?良かったの?」
「自問する、日々」
「星系ロゼラ・ロザドの工事は、中途のまま」

 7ヶ月後、星系ロゼラ・ロザド――

「宇宙ドック1基が~」
「星系ロゼラ・ロザドに、出現」
「――アーン=アールホヴェン銀河の戦艦修理用ドック?」
「直径8.5kmの修理ドックは、超空間にあって、外から見えない」
「恒星ロゼラ・ロザドに、錨を下ろしています」
「――即刻退去、しなさいよっ」
「最初」
「カムコさんは、気に入りませんでした」
「が」
「次第に、わかってきたことに~」
「――ハイパー回廊を投影して、行き来できる?」
「――個体転送機でも、行き来できる?」
「――アンドロイドが、1万8000体」
「――超知性体〈それ〉さんからの、贈答品?」
「――自由に使って、かまわない?」
「かくして」
「カムコさんは~」
「星系ロゼラ・ロザドの、建設工事を完了」

 48年後、星系ロゼラ・ロザド――

「超知性体〈アーンの光〉+〈光の島〉が~」
「わずかな護衛艦と共に~」
「星系ロゼラ・ロザドに、帰還」
「――吾輩らは……」
「――疑似コスモ・ヌクレオチド〈アカホ=トリークレ〉を、破壊した……」
「――だが……」
「――吾輩ら〈光の艦隊〉も、壊滅的打撃をうけた……」
「――〈エレメントの支配者〉と終末戦隊〈反逆者〉は……」
「――とにかく、強力であった……」
「――ぶくぶく」
「超知性体〈アーンの光〉+〈光の島〉は~」
「恒星ロゼラ・ロザドに、沈み~」
「恒星ロゼラ・ロザドは、ハイパー物理学的放射な輝きを放つ宝石に変異」
「……」
「カムコさんは~」
「鬱々と、当初の任務を果たすべく~」
「〈平和ドライバー〉の第一次募集・開始」

 17年後、星系ロゼラ・ロザド――

「〈灼熱軍団〉の戦艦《ユルカダ》が~」
「〈礼拝堂衛星〉オスペラに、墜落」
「乗員は、生きのびました」
「カムコさんは~」
「戦艦《ユルカダ》の〈灼熱軍団〉に、曰く」
「――わたしに仕えてみては、もらえない?」
「――仕えなさいよっ」
「以後」
「カムコさんは、〈カムコ〉の名を隠し~」
「〈平和ドライバー〉の〈創設母〉を、自称することに」

 18年後、星系ロゼラ・ロザド――

「ヴァリア人1万名と、エントン人329名が~」
「星系ロゼラ・ロザドに、帰還」
「遠征を生きのびたのは、これだけでした」
「で」
「エントン人、ボルギン・ソンディセレネを、初代〈出資者〉として~」
「〈平和ドライバー〉組織、正式に発足」
「……」
「以後、次第しだいに~」
「カムコさんは、〈平和ドライバー〉組織と没交渉に」
「――〈秩序の勢力〉のロボット、カイロルが?」
「――〈平和ドライバー〉組織の存続を、条件に?」
「――〈出資者〉ボルギン・ソンディセレネの娘を、連れ去った?」
「知っていながら、介入せず」
「……」
「その後も~」
「――〈平和ドライバー〉組織、順調に発展?」
「隠れて、ぼーっと見てるだけ」

 2500年後、星系ロゼラ・ロザド――

「ハイパー物理学的抵抗の増大でハイテクがみんなダメ、な時代の到来」
「――もしもし、デプロトちゃん?」
「――もしもーし……?」
「話相手のサーボロボット、デプロトちゃんのシントロニクスも~」
「ダメになりました」
「修理ドックのハイパー回廊も、投影不能」
「で」
「ベクトル・ヘルメットを、かぶると~」
「――救難信号が、聞こえる?」
「――ああ、でも、もう何にもしたくないのっ」
「――ごめんなさい」

 新銀河暦1347年、恒星ロゼラ・ロザド、超空間の修理ドック――

「〈平和ドライバー〉カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「――ここは、造船施設?」
「転送機室から、造船施設へ侵入」
「と」
「――ばばーん」
「造船ロボット――侵入者・断固阻止を命じられていた――の、猛攻撃」
「……」
「その頃」
「カムコさんは、自分の殻に閉じこもったまま~」
「――なんて、役立たず役立たず役立たず」
「――超知性体アルケティムさまの、力になれなかった」
「――超知性体〈アーンの光〉の、力になれなかった」
「〈夜光鎧〉との間で、問答ぐるぐる」
「――生きていても、仕方ない?」
「――もう、そっとしておいてよっ」
「と」
「なにやら、修理ドックの内部が、騒がしい」
「――〈平和ドライバー〉2名が、侵入した?」
「カムコさんは~」
「〈灼熱軍団〉を、呼び寄せて~」
「無断侵入した〈平和ドライバー〉2名に、厳しい試練を与えます」
「――厳しすぎるよー」
「――死ぬよー」
「――助けてー」
「――(死んでしまえっ)」
「と、思っていた、カムコさん、ですが~」
「侵入した〈平和ドライバー〉の一方を、良くみれば」
「――あれ?」
「――まさか、あれはアノヒトの遺伝子っ」
「カムコさん、迅速介入」
「造船ロボットたちは、攻撃中止」
「カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「助かりました」

 恒星ロゼラ・ロザド、超空間の修理ドック――

「カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「〈平和ドライバー〉組織の〈創設母〉=カムコさんと対面」
「……」
「憶えて、いるでしょうか――」
「カムコさんは、アエガン人」
「アエガン人は、異類と交配するのが、本性です」
「2000万年前~」
「カムコさんは~」
「《ジュール・ヴェルヌ》を指揮するペリー・ローダンの遺伝子に、惹かれ~」
「求婚したことが、ありました」
「そして」
「カンティランは、ペリー・ローダンの息子」
「その遺伝子、見落とすはずもない」
「……」
「カンティラン、カムコさんに向かって曰く」
「――アナタには、義務があるのでは?」
「――〈負の球体〉建設を、阻止するはずでは?」
「でも」
「2000万年の歳月は、カムコさんを変えてしまいました」
「――(わたしなんて、役立たず役立たず役立たず)」
「――(もう、そっとしておいてよっ)」
「と、逡巡」
「そこで」
「カンティランは、一計を案じ~」
「カムコさんの手をとって、視線を合わせて、曰く」
「――《ジュール・ヴェルヌ》は、ハンガイ銀河に突撃したのです」
「――もちろん、ペリー・ローダンを乗せて」

 9月11日、星系ロゼラ・ロザド、衛星フマト――

「カンティランは、コスミュエル・ケインさんと~」
「カムコさんを伴い、衛星フマトへ」
「到着して、まず」
「〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバルから~」
「――カンティラン、〈出資者〉選挙はキミの圧勝だ」
「――!」
「カンティランは~」
「留守にしている間に~」
「〈平和ドライバー〉組織の最高指導者に、なっていました」
「で」
「カンティランは、〈平和ドライバー〉たちに、語りかける」
「――このお方こそ、誰あろう~」
「――〈創設母〉カムコさんで、あらせられるっ」
「〈平和ドライバー〉一党は、どよめいて」
「――うおおっ」
「――打倒〈負の球体〉っ」
「とか、歓喜の嵐」
「この、凄い状況に~」
「ひとり〈創設母〉カムコさんは、事態を把握できていない」
「――なんで?」
「――いつの間に?」
「――どうして、勝手に、〈負の球体〉と戦うことに、なっているの?」

解説:平和ドライバーの経営陣

「der Patron 〈後援者〉が1名」
「der Garant 〈保証人〉が11名と一緒に、Patronat を構成」
「全体を、der Revisor 〈監査役〉が、監視するとか」
「機能は、代表取締役、取締役、取締役会、監査役、みたいな」
「言葉は、ローマ時代からイメージを借りてる?」
「最初の頃に der Patron を〈出資者〉と訳してみたのが、間違いのもと」
「訳語の相互関係、目下、変なコトになっています」
「――Patron は〈父〉だから~」
「――カムコさんの〈母〉と対になるイメージも?」
「良案、検討中」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 いつものように、550号。


d-information ◆ 550 [不定期刊] 2009/02/16
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