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544 [2009/01/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]

20 . Andreas Kasprzak / Splitter des Feindes / 敵のかけら
21 . Achim Mehnert / Die Puppe Tanisha / 人形タニシャ
22 . Hermann Ritter / Feinde des Lebens / 生命の敵たち
23 . (作者未詳) / Jagdziel Rhodan / 獲物はローダン
24 . (作者未詳) / Kristallschmerz / 水晶の痛み

 隔週刊の企画物ヘフト・シリーズ。
 今回は、第2部 Kristallmond-Zyklus / 水晶月サイクル の8冊目を……。

□ Perry Rhodan-Action 20話「敵のかけら」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/20.html ]

 西暦2167年6月、星系ナラル――

「第3惑星は、エクハス」
「アルコン帝国植民惑星にして、名高い奴隷貿易惑星」
「第5惑星は、ダマラク」
「8つの衛星は、いずれも〈明るい色の振動水晶〉が産出するという」
「この〈水晶〉――」
「昨今、連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、付け狙う~」
「もと〈エネルギーの君主〉ロク=アウラジンの、超能力の源」
「先だっても、この〈水晶〉を産する天体が~」
「自律航行はするし、マグマは吐くし」
「名付けて、オプル衛星」
「――それが……8つも?」
「――採掘された恨みで、惑星エクハスを、破壊する?」
「それでも」
「――なんとか、オプル衛星と和平を」
「とかいう希望が、生まれたわけです」
「が」
「第1惑星レマラクで~」
「ロク・アウラジンは~」
「リアールさんを人質に、リアールさんのグライダーを奪って、逃走」
「リアールさんは~」
「惑星エクハスの、首席金融トレーナーにして、奴隷体制の絶対者です」

 ロク・アウラジン、逃亡中――

「グライダー機内で~」
「捕らわれのリアールさんは、こっそりサーボロボットを起動」
「ロク・アウラジンの、目を盗んで~」
「機内の隠し場所から、銃をとりだす」
「――ばーん」
「――ぼこぼこっ」
「グライダー機内で、戦闘勃発」
「結果は、身体能力優勢なロク・アウラジンの、勝利」
「――殺す前に~」
「――星系防衛システムの命令コードを、吐かせてやるっ」
「リアールさんは、自殺も考えますが~」
「誇りが、それを許さない」

 第1惑星レマラク――

「レカ型円盤艇――アルコン製ガゼルのようなもの――3機が~」
「救助に、到着」
「ペリー・ローダン」
「アルコン人剣闘士奴隷レットカル」
「超能力者ベティ・タウフリーさん」
「3名を、戦艦に案内」
「救出作戦の指揮をとる、秘密情報局員レーンコン、曰く」
「――リアールさん探知の試みは、すべて失敗です」
「――身につけた発信器は、破壊されたようで」
「――体内の発信器は、到達距離が短いのです」
「ペリー・ローダン、思いついて、曰く」
「――タニシャを、目覚めさせれば」
「――リアールさんの居場所に、テレポートできるのだが」
「タニシャ・カビルちゃんは、超能力者」
「オプル水晶を身につけて、各種能力も発現、していましたが~」
「生来のテレポート能力は、目標限定」
「一度でも触ったことがあれば、そのヒトを標識にして跳躍できる」
「が」
「ベティ・タウフリーさん、猛反対」
「――ダメよっ」
「――タニシャちゃんは、オプル水晶を緊急摘出して~」
「――惑星エクハスで、昏睡状態なのにっ」
「――わたしが、テレパシーで接触するから」
「ベティ・タウフリーさん、超能力発揮」
「――タニシャちゃーん?」
「――ロク・アウラジンの居場所、わかるー?」
「――ぷつっ」
「テレパシー、通信途絶」
「で」
「救出作戦の指揮をとる、秘密情報局員レーンコン」
「ベティ・タウフリーさんに、曰く」
「――レカ型円盤艇1隻を、貸します」
「――惑星エクハスに行って、直接テレパシー会話してください」
「ベティ・タウフリーさんは、単身、惑星エクハスへ」
「……」
「待機中の」
「アルコン人剣闘士奴隷レットカル」
「ペリー・ローダンに、曰く」
「――どうやら、自分、リアールさんに惚れてしまったようです」

 惑星エクハス――

「ベティ・タウフリーさんは~」
「昏睡状態のタニシャ・カビルちゃんの枕元で、超能力発揮」
「――タニシャちゃーん?」
「御簾越しに話しているような、塩梅ですが」
「――ロク・アウラジンの居場所、わかるー?」
「――パ……リアトン」
「聴きとれました」
「ベティ・タウフリーさんは~」
「すかさず、ペリー・ローダンに連絡」
「――ロク・アウラジンの居場所は、第2惑星パリアトンよっ」
「……」
「第2惑星パリアトン――」
「重要な金融中枢で、あったり」
「USO秘密拠点――ペリー・ローダンしか知らない――が、あったり」
「とかいう、惑星です」
「……」
「ベティ・タウフリーさんは~」
「タニシャ・カビルちゃんの主治医フハンドゥン先生の診断を、聞く」
「――オプル水晶がはずれて、身体的には快方に向かってますね」
「ところで」
「政府内部には~」
「オプル水晶を、埋めこまれ~」
「いまだ、オプルの意志を体現する人々多数」
「医師たちは、なんとかしたいと、思っているのですが」
「――なんとも、ねえ」
「で」
「ベティ・タウフリーさんは~」
「第1惑星レマラクの闘技場の設備のコトを、思い出す」
「……」
「ペリー・ローダン+アルコン人剣闘士奴隷レットカル」
「VS」
「ロク・アウラジン」
「戦闘が、この闘技場に舞台を移した、とき~」
「――びびびっ」
「闘技場の設備が発する、エネルギー場が~」
「3名の、服も、武器も~」
「ロク・アウラジンのオプル水晶も~」
「肉体以外のすべてを、消去」
「――サア、裸デ闘ウノダっ」
「という、仕組み」
「……」
「――アレを、つかってみたら、どうかしら」

 第2惑星パリアトン、ロク・アウラジン――

「ロク・アウラジンとリアールさんのグライダーは~」
「対探知バリアに隠れて、惑星パリアトンに着陸」
「ロク・アウラジンは~」
「リアールさんの顔の真ん中を、殴りつけ~」
「――ぼこっ」
「ルクスス村へ、引きずっていく」
「ルクスス村は、無人の村」
「けっこう前に、殺戮があったみたい」
「ロク・アウラジンは~」
「この村を、オプル水晶の集積所として、利用していたようです」
「……」
「ロク・アウラジンは~」
「リアールさんに、曰く」
「――オレは、ペリー・ローダンとオプル衛星を、滅ぼしたい」
「――協力すれば、惑星エクハスに、危害はおよぼさん」
「嘘に、決まっています」
「が」
「リアールさんは~」
「惑星エクハスの、首席金融トレーナーにして、奴隷体制の絶対者」
「――わかったわ」
「ところで」
「ロク・アウラジンは~」
「リアールさんの肉体を走査して、肩に埋めこんだ発信器を発見」
「――しゃきーん」
「メスを構えて、残酷な笑いを浮かべたりする」

 第2惑星パリアトン、救出部隊――

「――ぴこーん・ぴこーん」
「――リアールさん体内の、発信器だ」
「急行した場所には、半壊したリアールさんのグライダー」
「座席の上には、血まみれの発信器」

 第4惑星クレッター――ガス巨星――軌道上――

「ロク・アウラジンは、リアールさんを連れて~」
「無人のロボット・ステーション――星系防衛システム制御施設――へ、到達」
「リアールさんの掌紋と網膜と暗証コードで、施設内へ」
「ロク・アウラジンは~」
「早速、星系防衛システムの攻撃プログラム、登録開始」

 第2惑星パリアトン、救出部隊――

「救出部隊は~」
「第4惑星クレッターに向かう両名の動きを、捕捉します」
「エクハス艦隊の戦艦150隻が~」
「第4惑星クレッターへ、急行」
「ペリー・ローダンも、本国に通信」
「――太陽系帝国艦隊の一隊を、救援によこすのだっ」
「そして」
「ペリー・ローダン」
「アルコン人剣闘士奴隷レットカル」
「エクハス救出部隊の一行も~」
「第4惑星クレッターへ」

 第4惑星クレッター軌道上、ロボット・ステーション――

「ペリー・ローダンと、アルコン人剣闘士奴隷レットカルは~」
「揚陸部隊とともに~」
「ロボット・ステーションに、突入」
「――ばーん」
「地雷にやられて、揚陸部隊の一部に死傷者」
「数分のうちに、さらに凶報がひとつ」
「――オプル衛星たちが、このステーションに向かっている?」
「――急がないとっ」
「……」
「ペリー・ローダンと、アルコン人剣闘士奴隷レットカルは~」
「揚陸部隊とともに~」
「ロボット・ステーションの司令室に、到達」
「ロク・アウラジンは~」
「人質リアールさんを抱えて、仁王立ち」
「――ペリー・ローダンの身柄と、引き替えだっ」
「――よかろうっ」
「ペリー・ローダンが、武器を捨て、歩みよる」
「ロク・アウラジンが、ペリー・ローダンに武器を向ける」
「と、その時」
「リアールさん、決死の反撃」
「自分の後頭部で、ロク・アウラジンの顔の真ん中を~」
「――ぼこっ」
「そのまま、床に身を投げる」
「ロク・アウラジン、発砲するも、誰にも命中することなし」
「アルコン人剣闘士奴隷レットカルが~」
「――うぉぉぉっ」
「突撃して、ロク・アウラジンに、組みつく」
「と」
「ロク・アウラジンは~」
「アルコン人剣闘士奴隷レットカル、共々~」
「テレポートして、逃走するのでした」

 第4惑星クレッター軌道上、ロボット・ステーション――

「残された、数分で~」
「ペリー・ローダンは~」
「星系防衛システムの攻撃プログラムを、解除しようとする」
「が」
「時、すでに遅し」
「――どどーん」
「ロボット・ステーションは、オプル衛星に砲門を開き~」
「無益な戦闘が、始まってしまいました」
「オプル衛星は、星系全域に向けて、致死性放射線・放射開始」
「ペリー・ローダンと、揚陸部隊は~」
「自爆装置・設定後、リアールさんを連れて緊急脱出」
「で」
「星系防衛システム 対 オプル衛星」
「結果~」
「オプル衛星3つが、全壊」
「残る5つが、重傷」

 惑星エクハス――

「タニシャ・カビルちゃんが、意識回復」
「ベティ・タウフリーさんに、曰く」
「――オプル……死んじゃった」
「――衛星も……子供たちも」
「です、が」
「……」
「同じ頃」
「惑星エクハス・宇宙測候所では」
「――超空間に、周期的なゆらゆら?」
「――恒星ナラルに、広範囲のゆらゆら?」
「――探知エコーが、いっぱい?」
「……」
「タニシャ・カビルちゃんの、血圧が高めです」
「ささやいた言葉が、曰く」
「――オプル衛星……何百も」

□ Perry Rhodan-Heft

2472 . Michael Marcus Thurner / TRAICOON 0096 / 《反逆コーン0096》
2473 . Leo Lukas / Verrat auf CRULT / 《クルルト》での反乱
2474 . Hubert Haensel / Zwei Psi-Emitter / 2つのプシ放射体
2475 . Hubert Haensel / Opfergang / 犠牲行
2476 . Horst Hoffmann / Kommando der Friedensfahrer / 平和ドライバー部隊

□ Perry Rhodan-Heft 2472話「《反逆コーン0096》」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2472.html ]

 新銀河暦1347年6月、銀河系――

「ロワ・ダントン指揮下~」
「仮装〈反逆タンク〉――乗員は、精神安定化済――は~」
「星系ソルから、〈裏門〉転送機を抜けて、移動転送基地〈モトランス〉へ」
「マイクロけだもの部隊も、乗艦しています」
「――野郎ども、いくわよっ」
「マイクロけだもの、リンカ・ポロルは、訓練熱心」
「戦闘シミュレーションの消費電力、湯水のごとし」
「ロワ・ダントンは、たまりかね~」
「――3時間、休憩っ」
「――ぶー」
「マイクロけだもの指揮官、セネゴ・トラインズは、不満気ですが」
「――作戦会議だ。部隊長5名も参加してっ」
「――おー」
「で」
「作戦会議――」
「ロワ・ダントン、戦況を総括して曰く」
「――〈ニュークリアス〉は、3ヶ月のうちに~」
「――星系ソル防衛の任を離れ、ハンガイ銀河に向かうっ」
「――その前に~」
「――〈暗黒捜査官〉反逆同盟の援護のもと~」
「――執務城《クルルト》に、一矢報いねばならぬっ」
「――計画を、説明しよう」
「ロワ・ダントン、計画を説明して曰く」
「――銀河系に配属された多数の双頭生物の1体を、捕獲っ」
「――父上が2000万年前から持ち帰った、アトレントゥス処置技術で~」
「――〈ラボラトの爪〉の強制力から、解放っ」
「――執務城《クルルト》に、〈プシ放射体〉2基を持ちこませる」
「――で……どっかーん」
「――執務城《クルルト》の主〈進歩維持者〉ビトヴェルトのアンタクルに~」
「――目にモノ見せてくれようっ」
「ロワ・ダントン、見せびらかして曰く」
「――片時も離さない、この黒い小箱」
「――保安上の理由から、中身は極秘だが」
「――ただ、これだけは語っておこう」
「――この黒い小箱の中身、なんとしても〈黒灰球〉に送り届けねばならぬっ」
「執務城《クルルト》の中心にそびえる、高さ1kmの銀色の塔」
「銀色の塔に収められた、直径120mの球状構造――〈黒灰球〉」
「〈黒灰球〉は、〈進歩維持者〉ビトヴェルトのアンタクルの座」
「執務城《クルルト》の中枢です」
「ところで」
「どこで、どの双頭生物を、捕獲するのでしょう」
「――敵陣の通信から、1体の双頭生物の所在地がわかった」
「――偶然にも~」
「――因縁浅からぬ銀河系制圧司令官、双頭大佐ゼルベロフだっ」
「――戦隊要塞《反逆コーン0096》と共に~」
「――惑星ウッドラークの近くに、いるらしい」

 惑星ウッドラーク――星系ソルから2000光年――近傍――

「戦隊要塞《反逆コーン0096》の~」
「艦内の、居室にて」
「双頭大佐ゼルベロフは、難攻不落の敵星系ソルのことなど、考えていました」
「――投入した戦力と、ぜんぜん引き合わなくない?」
「――一種族の殲滅にこだわるのって、格好悪くない?」
「双頭大佐ゼルベロフには、頭がふたつあります」
「向かって左側は、モルダエル人ゼルボン――トカゲのような戦士種族」
「向かって右側は、ガンシュカル人アロフ――鳥のような技術種族」
「相談の結果~」
「――時機を、待つ?」
「――情報を、収集しよう」

 惑星ウッドラーク近傍、仮装〈反逆タンク〉――

「ロワ・ダントンは、モルダエル人の扮装」
「――こちら、《反逆タンク8733353》です」
「――部隊はテラナーにやられて、本艦以外は全滅です」
「――1、2週間、ドック入りして、艦載機器の修理をしたいのです」
「適当な、状況説明で~」
「難なく、戦隊要塞《反逆コーン0096》に、ドック入り」
「で」
「ロワ・ダントンは~」
「――まず、科学者の一隊を連れて、潜入する」
「――目的は~」
「――双頭大佐ゼルベロフの着ぐるみ作成のための、情報収集だ」

 戦隊要塞《反逆コーン0096》――

「双頭大佐ゼルベロフは~」
「――先ほど入梁した〈反逆タンク〉?」
「――素姓が、でたらめ?」
「探って、みると~」
「――まさか」
「――〈進歩維持者〉ビトヴェルトのアンタクルさまの、特命部隊?」
「――銀河系を、周航してる?」
「――オレの、監査に立ち寄ったのか?」
「――そうなのかっ?」
「思いこみというのは、怖ろしい」
「相談の、結果~」
「――さわらぬ神に祟りなし」
「が」
「それが、間違いでした」

 戦隊要塞《反逆コーン0096》――

「艦内の、居室にて」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「――離せーっ」
「マイクロけだもの部隊に、拘束されて~」
「――アトレントゥス処置っ」
「――ぷすっ」
「注入されたナノマシンが、〈ラボラトの爪〉抑制・開始」
「――うーっ」
「昏睡すること、3、4日」
「……」
「その間~」
「双頭大佐ゼルベロフの居室は、侵入者たちの思うまま」
「パソコンのデータも、解析対象」
「――星系ソル破壊を上申する、つもりだった?」
「――他種族の抵抗運動への相乗効果は、無視できない?」
「……」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「――うー……はっ」
「――うー……はっ」
「意識を取りもどしてみると、心が自由過ぎて」
「――ひーっ」
「一時、ショック状態」
「鎮静剤の投与で、落ち着いてきました」
「と」
「そこへ」
「司令室から、緊急連絡」
「――こちら、か……カルバロンのアウォコですっ」
「で」
「ロワ・ダントン、声色で応じて曰く」
「――双頭大佐ゼルベロフであるっ」
「――探知衛星が、ちょ……直径1126kmの金色球体を探知したのですっ」
「ロワ・ダントンとしては、隠蔽したい情報です」
「――他言無用っ」
「――上には、この双頭大佐ゼルベロフが、報告しておくっ」
「さらに」
「ロワ・ダントンは~」
「双頭大佐ゼルベロフの着ぐるみを、着用」
「司令室に、出向いて、曰く」
「――先刻の探知データは、全消去っ」

 戦隊要塞《反逆コーン0096》――

「艦内の、居室にて」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「完全覚醒」
「ロワ・ダントンの提案なんかも、聞かされて」
「ふたつの頭で、話し合い」
「向かって右側、ガンシュカル人アロフは~」
「――テラナーって?」
「――良い連中かも?」
「と、好印象」
「向かって左側、モルダエル人ゼルボンは~」
「――テラナーだって~」
「――〈進歩維持者〉ビトヴェルトのアンタクルさまと、大差なかろう」
「――ふんっ」
「と、冷笑的」
「と」
「そこへ」
「司令室から、双頭大佐ゼルベロフの居室へ訪問者」
「ドアホンで、確認すると~」
「――こちら、か……カルバロンのアウォコですっ」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「ふたつの頭を、見合わせますが」
「ロワ・ダントン、信頼しきった様子で曰く」
「――早く開けないと、怪しまれるぞっ」
「――お……おうっ」
「――そ……そうだなっ」
「つられた、双頭大佐ゼルベロフ」
「テラナー一味を、部屋の奥に隠すと」
「ドアを、開けました」
「――何用だっ」
「ドアの向うには、カルバロンのアウォコと、部下数名」
「何かあったのかも……と思えば、当然の保安措置なのですが」
「通常なら、許されない行為です」
「双頭大佐ゼルベロフは、怒ったふり」
「超心理能力――内因性の苦痛をあたえる――を、行使」
「――むんっ」
「――ひぃぃぃっ(ああ……でもいつもの双頭大佐ゼルベロフさまだっ)」
「カルバロンのアウォコと部下たちは~」
「納得して、戻っていきました」
「……」
「こうして」
「双頭大佐ゼルベロフは、ふたつの心を決めました」
「――別に、キサマらのために、ではないが~」
「――執務城《クルルト》攻略戦に、参加してやっても良いぞ」
「――ふんっ」

 戦隊要塞《反逆コーン0096》、修理ドック――

「ロワ・ダントンが、仮装〈反逆タンク〉に戻ると~」
「――何百体の、輸送ロボットが、来てる?」
「伝票を、見ると」
「――双頭大佐ゼルベロフからの、贈答品?」
「――マイクロけだもの用の戦闘服、3000着?」
「さらに」
「――星系ソル包囲艦隊、削減?」
「――えーと……」
「――双頭大佐ゼルベロフって?」
「――本当に、良いヤツかも?」

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