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526 [2008/09/01]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2454 . Horst Hoffmann / Schiff aus der Ewigkeit / 永遠より来たる船
2455 . Uwe Anton / Sieg der Moral / 士気の勝利
2456 . Arndt Ellmer / Akademie der Mikro-Bestien / マイクロけだものアカデミー
2457 . Arndt Ellmer / Dantyrens Rückkehr / ダンティレンの帰還
2458 . Leo Lukas / Der zweite Dantyren / ダンティレン2号

□ Perry Rhodan-Heft 2454話「永遠より来たる船」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2454.html ]

 新銀河暦1346年4月、タレ・シャルム銀河中心部――

「遭難船《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「コスモクラートの超工廠惑星、エヴォラクスで~」
「生産工程最高検査官ディラメシュに、目をつけられて~」
「修理も、発進も、許可されず」
「足止め中」
「ところが」
「この生産工程最高検査官殿は、配下の種族から、大層評判が悪い」
「ヤコント種族は、2000万年前の〈負サイプロン〉の子孫」
「しかも、とっても〈深淵の騎士〉贔屓」
「で」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスが~」
「遭難船《ジュール・ヴェルヌ》を、訪ねて~」
「〈深淵の騎士〉ペリー・ローダンに、こんな話」
「――2000万年前~」
「――〈負サイプロン〉は~」
「――このタレ=シャルム銀河で~」
「――〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉を、探索していたようです」
「――ところで」
「――6万年前~」
「――このタレ=シャルム銀河の虚空で~」
「――そんな感じの〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉が、発見されたそうです」
「――惑星テストスの遺物博物館に保管中、らしいので~」
「――高速巡洋艦《リリオ》で、ちょいと見学に行くのです」
「――〈深淵の騎士〉ペリー・ローダンさんにも、ぜひ同行を願いたいです」
「で」
「ペリー・ローダン、ふたつ返事」
「イホ・トロトをともない、旅の宙」

 3日後、高速巡洋艦《リリオ》は、星系キナタンに到着――

「遺物博物館のある惑星テストスは、第9惑星」
「周回軌道には、見知った型の宇宙船が、いっぱい」
「――UFO航宙士だ」
「――タレ=シャルム銀河では、テントン人といいます」
「――〈秩序の勢力〉の偉いヒトとして、尊敬されているのです」
「高速巡洋艦《リリオ》は、警戒網を難なく通過して~」
「惑星テストスに、降下」
「ペリー・ローダン」
「イホ・トロト」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスの七人隊」
「一行は~」
「惑星テストスに、上陸」
「……」
「地表では~」
「UFO航宙士のアンドロイドが、警備員」
「遺物博物館の保安活動に、邁進です」
「――展示物に、触れないでくださーい」
「――スイッチを、入れないでくださーい」
「――案内人ロボットを、つけましょう」
「正直いって、かなりうるさい」
「で」
「案内人ロボット――直径50cmの浮遊球体、名はジョルゴ――に導かれ~」
「一行の、遺物博物館めぐり、開始」
「――ほほう」
「――ふむふむ」
「ペリー・ローダン、楽しそう」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスは、次第にイライラ」
「何時間も、連れ回されて~」
「カストゥン・オゴラス、深く静かにキレました」
「――〈深淵の騎士〉殿?」
「――今回の来訪の目的を、よもやお忘れとは、言いますまいな?」
「……」
「ところで」
「そうこう、するうちにも~」
「ペリー・ローダンは、じつは、ひとり熱い視線を感じていたのです」
「――?」
「――誰か、オレを観察してる?」
「――あいつか?」
「――男性だか女性だか……というか、両性具有?」
「――ぞくぞく」
「――いったい、何者だ?」
「とはいえ」
「他には、不審なモノの、姿はなし」
「案内人ロボット・ジョルゴは、ひとりひとりと精神で対話できるようですが」
「警備員アンドロイドの中に、心が読めるモノは、なし」
「一行の本来の目的が、バレる気遣いは、なさそうです」
「……」
「かくして、一行は~」
「案内人ロボット・ジョルゴに、導かれて~」
「――あ、〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉だ」

 〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉――

「全長、580m」
「さしわたし、233m」
「船内は、公開準備も万端、のようですが」
「――乗員のコトを記録したデータは、残っていないみたい?」
「――ロボット船として、機能している?」
「となれば」
「――徹底調査だっ」
「となれば、まず」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラス麾下の七人隊は~」
「もって生まれた、超能力全開」
「――むんっ」
「幽体離脱して精神の塊=パラ・ブロックを、形成」
「一行についてきた安全管理係アンドロイド2体を、影響下に」
「――〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉周囲の監視システムを、無効にせよっ」
「とか」
「調査しやすい、環境づくり」
「その様子を、眺めながら」
「ペリー・ローダンは、ぼけーっ、と考える」
「――あれ?」
「――カストゥン・オゴラスの顎ヒゲって、超能力的に役に立ってる?」
「――超能力の、連携と強化に?」
「――すごいすごい」
「――たいしたもんだ」

 調査開始から3日後、〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉――

「――たまたま、こんなモノを拾ってしまったぞ」
「――直径18cmの円盤だぞ」
「――サイプロンの末裔に見つけられるように、仕掛けてあったようですな」
「早速、分析してみましょう」
「――データベース、というより?」
「――航宙日誌?」
「――けっこう読めない/聞きとれない……んですけど」
「でも」
「ペリー・ローダンは、地獄耳」
「――〈これ以上を望めない安全地帯〉?」
「――〈永劫の旅路の途中駅〉?」
「さて」
「どうしたモノか……と、思っていると~」
「あの両性具有の異人――一行を観察していた――が、来訪です」
「ペリー・ローダン、勝手に推測して、曰く」
「――両性具有の異人と案内人ロボット・ジョルゴ?」
「――両者は、精神的に情報交換とか、していた?」
「――と、いうより?」
「――この両性具有の異人も?」
「――案内人ロボット・ジョルゴも?」
「――直径18cmの円盤も?」
「――じつは?」
「――一個の存在の、個々の存在形態なのかも?」
「と」
「ここで、両性具有の異人」
「――!」
「いきなり、ペリー・ローダンの意識を連れて、心の旅へ」
「――ここは?」
「――2000万年前の、タレ=シャルム銀河?」
「――あれは?」
「――戦線離脱した、負サイプロン1万1530名の〈臆病者の船団〉?」
「――背景に、特徴的な星座が?」
「――憶えないと……憶えたぞ」
「――この場所を探せ、というのか?」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「気になることも、いくつか」
「――オレ、〈負サイプロン〉とは違うけど?」
「――どうして……オレに、情報をくれるの?」
「――というより……アナタは、どなた?」
「両性具有の異人は、ふふふと笑うだけで、質問に応じず」
「――みなさんの遺物博物館退去を、支援しますね」
「ぷつ」
「ここで、精神の接触が、切れました」
「で」
「一同、われにかえって、情報交換」
「判明、したのが~」
「――ヤコント種族7名も?」
「――イホ・トロトも?」
「――全員、同じ状態で、同じ情報をもらったの?」
「ペリー・ローダンだけが特別ではない、のでした」
「ともあれ」
「全員の見解も、一致」
「――〈安全地帯〉を、探すのだっ」
「……」
「両性具有の異人が、支援を約束したとおり~」
「遺物博物館を退去するときも、お咎めなし」
「惑星テストスを発進するときも、お咎めなし」
「そもそも、ここまでのお咎めなし、も~」
「――両性具有の異人の、おかげ?」
「で」
「発進の寸前~」
「両性具有の異人が、ふたたび、接触」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「やはり、回答をもらえていない質問が、気になります」
「――アナタは、どなた?」
「両性具有の異人、いいかげんな、ほのめかしを」
「――名前を聞いたら、あなたもわかるかも……」

 高速巡洋艦《リリオ》――

「ヤコント種族たちは~」
「記憶を、かきあつめて~」
「精神の旅で見た、特徴的な星座を立体映像に」
「――うー、疲れました」
「艦載脳が、2000万年の時間差を埋めて、候補地選定」
「――候補地は、3つ?」
「――アルフィル星域が、最有力候補?」
「――発進ゴーっ」

 4日後、アルフィル星域――

「――何も、ありませんねぇ」
「――でも?」
「――時空連続体の不連続面が?」
「――もしかして?」
「――〈安全地帯〉って、時間バリアで閉鎖されてる?」
「となれば」
「――徹底調査だ」
「となれば、まず」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラス麾下の七人隊は~」
「ふたたび、パラ・ブロックを、形成」
「――むむむむんっ」
「がんばること、2日」
「時間差を超えて、精神的な接触に、なんとか成功」
「さらに、がんばること、数時間」
「精神的な接触を、安定させる」
「と」
「ペリー・ローダンの心眼、の前に~」
「ふたたび、両性具有の異人、降臨」
「――アナタも、ヤコント種族の輪に、混ざりなさい」
「――心をアンロックするのです」
「――そうだ、オレだって、弱いけどテレパスだ」
「――むんっ」
「と、ペリー・ローダン、パラ・ブロックに参加」
「で」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「懲りることなく~」
「――アナタは、どなた?」
「両性具有の異人、ようやく答えてくれました」
「本人は、どちらかというと、自分を女性と認識しているらしくて」
「――〈アム〉って呼んでね」
「とかいう」
「そうして」
「〈アム〉、曰く」
「――ワタシの真の姿は、黒いオベリスク」
「ペリー・ローダンは、ぼけーっ、と認識します」
「――?」
「――黒いオベリスクの中で、生命がたくさん?」
「――〈アム〉って?」
「――〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉に居住していた生命の、集合体?」
「――一部は、遺物博物館の案内人ロボットに入っていて?」
「――親類や縁者が来るのを、ずっと待ってた?」
「――すごいすごい」
「――たいしたもんだ」
「で」
「――ヤコント種族も、来てくれたし?」
「――好奇心も、満たされたし?」
「――さようなら?」
「精神の接触が~」
「だんだん、弱くなってきた、ような」
「――ちょっと、待てっ」
「――まだ、切るなっ」
「〈アム〉、答えて曰く」
「――ここでは、お客さんだから」
「――ホストが許可してくれたこと以外は、できないの」
「――ホスト?」
「――それはね、こーんな姿の……」
「ペリー・ローダンの心眼の前に、映し出されたのは~」
「まばゆく輝く、一個の球体」
「とてつもなく、巨大」
「が」
「ペリー・ローダンにとっては、見知った構造物」
「――〈法〉付与機?」
「で」
「消えゆく、精神接触の中~」
「ペリー・ローダン、〈法〉付与機に呼びかけます」
「――〈深淵の騎士〉ペリー・ローダンが~」
「――避難場所への立入許可を、要請したいっ」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスが、それを増幅」
「――むむんむむんむむーむーむんむ~」
「――むむんむむむーむむむむむむむーむーむーむむー」
「〈法〉付与機は~」
「あっさり、〈深淵の騎士〉のオーラを、通行許可証として確認」
「そこで」
「ぷつ」
「〈アム〉との精神接触が、切れました」
「……」
「数分後」
「――!」
「――高次エネルギーの渦、探知っ」
「視覚的には、捉えられません」
「が」
「なにやら、虚空に通路のようなものが……」
「――突入っ」
「――ごごごごっ」
「高速巡洋艦《リリオ》が、トンネルを抜けると~」
「そこには、1基の〈法〉付与機が、待っていたのでした」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 Gastgeber=Gast+Geber=客に与えるヒト=ホスト。
 Gesetzgeber=Gesetz+Geber=法を与えるヒト=立法機関≒〈法〉付与機。
 おそろしくも紹介困難な駄洒落です。


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