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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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523 [2008/08/11]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]

10 . Timothy Stahl / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊

 4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。隔週刊。その10冊目。

 □ Perry Rhodan-Action 10話「ファルカンの没落」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/10.html ]

 西暦2166年4月、デメトリア星団、惑星ファルカン――

「アルコン貴族ファルカンのアトゥルンが、統治する~」
「ファルカン侯爵領の、中心惑星」
「の、深海には~」
「――〈エネルギーの君主〉一党の、太古の旗艦《アウラティア》がっ」

 惑星ファルカン、洋上――

「――どどーん」
「攻撃して、くるのは~」
「〈エネルギーの君主〉一党が派遣した、ロボット部隊」
「――ぐらっ」
「攻撃を、くらったのは~」
「ローダン一行を救出した、惑星ファルカンの旗艦《ヴィスケリウス》」
「――もう、だめだっ」
「――総員待避っ」
「アルコン貴族ファルカンのアトゥルンは、転送機で脱出」
「ローダン一行も、脱出」
「乗員たちも――可能なかぎりは――脱出」

 惑星ファルカン、水深9000mの海底――

「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、率いる~」
「ケル=サウォラク」
「セル=パルスリン」
「オルル=メスニタ」
「〈エネルギーの君主〉一党、4名」
「じつは~」
「〈エネルギーの君主〉の構成員は、もうひとり」
「テラナー植民惑星トラファルガーに潜入中、なのですが~」
「先日来、音信不通」
「ここは」
「4名で、ふんばるしか、ありません」
「――旗艦《アウラティア》の全制御を、手中にするのだっ」
「と、奮闘中」

 惑星ファルカン、地表――

「ローダンは~」
「――負傷したゴラチンを、すぐ、医者にっ」
「アラス医師ノアルト先生、他アルコン人医師1名は~」
「――危篤の患者っ」
「――手術っ」
「イワン・イワノヴィッチ・ゴラチンは、一命をとりとめます」

 惑星ファルカン、海底、旗艦《アウラティア》――

「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、率いる~」
「〈エネルギーの君主〉一党は~」
「――ごーっ」
「流れる罠は、テレキネシスで、なんなく渡る」
「――しゅーっ」
「毒ガス罠は、〈メンタ君主〉オルル=メスニタの尽力で、なんとか通過」
「――(こんなにツボを突いた罠が、次々と?)」
「――(まさか……この中に、裏切り者が?)」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、率いる~」
「ケル=サウォラク」
「セル=パルスリン」
「オルル=メスニタ」
「〈エネルギーの君主〉4人は、疑心暗鬼」

 惑星ファルカン、地表、アトゥルンの御殿――

「アルコン貴族ファルカンのアトゥルン、ローダンに曰く」
「――これ以上~」
「――貴公の戦闘に捲きこまれるのは、ゴメンじゃのぉ」
「ところが」
「――あーれー」
「と、悲鳴が遠く聞こえて」
「――妃が?」
「――ミルファニーが、誘拐されたじゃと?」
「さらに」
「――全土の宙港が?」
「――ロボット部隊に、攻撃されておると?」
「〈エネルギーの君主〉たちからすれば、アルコン人は仇敵」
「無関係」
「と、いうわけにも、いきません」
「で」
「とりいそぎ~」
「ローダン、指揮して曰く」
「――宙港に、ついては~」
「――協力してくれるグラル種族さんたちを、複数の部隊に編成っ」
「――ミュータント部隊員に、各部隊の指揮をまかせるっ」
「――出撃だ、ゴーっ」
「さらに~」
「ローダン、アトゥルン御殿の防犯ビデオを調査して、曰く」
「――奥方ミルファニーさん誘拐犯は~」
「――テレポートする、アンドロイド?」
「とか、やって、いると」
「いきなり」
「別のテレポートできるアンドロイド1体、出現」
「――ワタシノ名前ハ、まんとるデス」
「で」
「話を、まとめると、こう」

 テレポート・アンドロイド、マントルと兄弟4体――

「1万3000年前~」
「グラルの最高奴隷戦士オ=マレ=テスカは~」
「〈エネルギーの君主〉一党の旗艦《アウラティア》を、奪取」
「惑星ファルカンの海底に、隠したのです」
「で」
「旗艦《アウラティア》にいた5体のアンドロイドを、改造」
「まずは~」
「プログラムを、変更」
「――〈エネルギーの君主〉一党に、刃向かいなさいっ」
「つづいて~」
「ア水晶を、増設」
「――これで、テレポートできますっ」
「5体は、自称~」
「――ワレワレハ、お=まれ=てすかノ子供タチデス」
「5体のうち1体が~」
「――ワタシノ名前ハ、まんとるデス」
「……」
「が」
「つい、先日~」
「〈エネルギーの君主〉一党が~」
「旗艦《アウラティア》を、発見・潜入」
「ロボットの操縦電波の送信機を、稼働させると~」
「――!」
「4体は、〈エネルギーの君主〉一党の下僕に、逆戻り」
「マントルは、出奔」
「――兄弟ガ誘拐シタヒトノ探索、手伝イマス」

 惑星ファルカン、海底、《アウラティア》――

「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、率いる~」
「〈エネルギーの君主〉一党は~」
「――ばーん」
「ケル=サウォラク、死亡」
「残り3人」

 惑星ファルカン、地表、アトゥルンの御殿――

「アルコン貴族ファルカンのアトゥルンは~」
「――妃が?」
「――ミルファニーが、深海洞窟に?」
「かくして」
「ミルファニーさん救出部隊――」
「ローダン」
「アルコン貴族ファルカンのアトゥルン」
「テレポーター、タコ・カクタ」
「アラス医師、ノアルト先生」
「テラナー植民惑星トラファルガーの執政官コスマイ・セトラさん」
「テレポート・アンドロイド、マントル」
「計6名は~」
「〈名誉ノ聖杯〉――領主直轄の精鋭宇宙戦闘機500機――護衛、のもと~」
「出陣」
「……」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「先日、亡くなった、片思いのヒトのことを、引きずっています」
「――ジャン・ツォウ先生……ぐっすん」
「――でも、任務に専念するよ、約束だからね……ぐっすん」
「引きずり、ながら~」
「――テレポートっ」
「――テレポートっ」
「一行を、つぎつぎ深海洞窟へ、運ぶ」
「同時に」
「――どどどっ」
「宇宙戦闘機隊〈名誉ノ聖杯〉500機が、海水を掻き分け深海洞窟に肉薄」
「その隙に」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「捕らわれていた、ミルファニーさんを、救助しようと~」
「――テレポートっ」
「が」
「――ばーん」
「――うっ」
「テレポーター、タコ・カクタ、手に被弾」
「で」
「アルコン貴族ファルカンのアトゥルンは~」
「海上で待機中の戦力に、コードシグナル発信」
「――ソウコウゲキカイシっ」

 壮絶な闘い……たとえば、アルコン人戦闘機乗りロヴォンの場合――

「ロヴォンの宇宙戦闘機は~」
「――がしっ」
「アンドロイドに、組み付かれ~」
「――墜落?」
「――墜落する先に、居住施設が?」
「――ああ、生まれてくる息子よ……自爆するパパを許せっ」
「――ばーん」

 深海洞窟――

「負傷した、テレポーター、タコ・カクタを~」
「アラス医師、ノアルト先生が、治療中」
「――輸血終了っ」
「――それ、興奮剤」
「――しゃきっ」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「――テレポートっ」
「ミルファニーさんと、ノアルト先生を、安全なところへ」
「一方」
「テレポート・アンドロイド、マントルは~」
「――テレポートっ」
「ローダンと、アトゥルンを、安全なところへ」
「が」
「――ばーん」
「最後のテレポートの際~」
「テレポート・アンドロイド、マントルは、やられてしまうのでした」

 惑星ファルカン、海底、《アウラティア》――

「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、率いる~」
「〈エネルギーの君主〉一党は~」
「――捕まえたぞっ」
「1万3000年前、旗艦《アウラティア》を奪取した~」
「グラルの最高奴隷戦士オ=マレ=テスカ」
「の、クローンを、捕獲」
「――拷問だっ」
「――《アウラティア》の制御を、手中に収めるのだっ」

 アトゥルン御殿――

「グッキー指揮下のグラル種族さん部隊は~」
「なんとか、任務達成・無事帰還」
「ローダンたちも~」
「任務達成・無事帰還」
「で」
「アトゥルン御殿のバルコニー」
「テラナー植民惑星トラファルガーの執政官コスマイ・セトラさんは~」
「――大執政官……ペリーのコトが、ちょっと好きかも」
「――でも、これって、イケナイことよね」
「なんて、妄想中」
「と」
「――ざざざっ」
「――ごごごごっ」
「遠く、海面を割って浮上する~」
「全長900mの宇宙艦」
「――《アウラティア》?」
「で」
「アトゥルン御殿のバルコニー」
「テラナー植民惑星トラファルガーの執政官コスマイ・セトラさんは~」
「――そろそろ心を決めなくっちゃ、だわ」
「――でも、これって、イケナイことよね」
「――だって、わたしは〈エネルギーの君主〉だもの」

 以下、次号。

□ Perry Rhodan-Heft

2451 . Michael Marcus Thurner / Die Metaläufer / メタランナー
2452 . Christian Montillon / Operation Kobaltblau / コバルトブルー作戦
2453 . Christian Montillon / In der Steilen Stadt / 傾斜都市
2454 . Horst Hoffmann / Schiff aus der Ewigkeit / 永遠より来たる船
2455 . Uwe Anton / Sieg der Moral / 士気の勝利

□ Perry Rhodan-Heft 2451話「メタランナー」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2451.html ]

 新銀河暦1346年4月、タレ・シャルム銀河中心部――

「遭難船《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「コスモクラートの超工廠惑星、エヴォラクスへ」
「そこは~」
「高次な技術の、賜物で~」
「重力は1Gと少々、酸素の大気」
「地表は、10万1112区画に分割されて~」
「1区画に、1種族」
「区画と区画を隔てる壁は、高さ45km」
「で」
「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「予備区画ゲレファントに、がっちり繋留」
「エヴォラクス生産工程最高検査官、ディラメシュ、曰く」
「――区画間転送機トライポッドは、閉鎖だ」
「――修理は、許可しない」
「――発進も、許可しない」
「――ここで、区画種族として、働くがよい」
「なんて、高圧的に言い渡されて」
「おとなしくする理由は、ありません」

 ゲレファント区画――

「ペリー・ローダンは~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》艦内に、トンネル掘りの専門家は?」
「――壁の下に、トンネルを掘るのだ」
「ウォーキド人の土木技術者、エジェル・ケブラダは、さっそく工事開始」
「――どどどっ」
「――がががっ」
「――地下60mで、ウルトラ高密度な物質が、ありまして」
「――そこから先は、どーやっても無理、です」
「……」
「ところで」
「例の怪奇現象は、あいかわらず」
「――《ジュール・ヴェルヌ》艦内の、故障した機器が?」
「――まだまだ、自然治癒してる?」

 《ジュール・ヴェルヌ》艦内――

「エヴォラクス生産工程最高検査官、ディラメシュの指示のもと~」
「――すーっ」
「メタランナー3名が、棚卸走査中」
「――すーっ」
「艦載脳〈ネモ〉は、まっさきに操作したから~」
「気づかれる、はずもなし」
「――平行歩法……すーっ」
「わずかに平行宇宙に移行して、活動するので~」
「乗員に気づかれる、はずもなし」
「が」
「――あ……異星技術が、壊れてる?」
「――(無意識の行動)」
「――あ……また修理しちまった」
「うっかり修理してしまうこと、数知れず」
「乗員に気づかれない、はずもなし」
「くわえて」
「――てとてと」
「乗員のペット、ミニ象のノーマンは~」
「単身、平行歩行の足跡を、たどってみては」
「――ぱ(リンゴは、修理できない)お(の)?」

 ゲレファント区画――

「閉鎖されたはずの、区画間転送機トライポッド、ですが」
「トライポッド3――車両・歩行者用――が、開いて~」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスが、来訪」
「――ヤコント種族の非公式な指導者……というか~」
「――実質指導者、ワン・アーリマンが、お話ししたい、と」
「――つきましては~」
「――ぜひ同行を、願いたいです」
「で」
「ペリー・ローダン、ふたつ返事」
「イホ・トロトをともない、居住区画マカロへ」

 居住区画マカロ、都市マク・ライ――

「イホ・トロトは~」
「――ここは、〈英雄苑〉――ヤコント種族の墓地?」
「――墓碑が……オベリスク?」
「よくよく、見ると」
「――墓碑に……影がない?」
「すなわち」
「――ヤコント種族は?」
「――2000万年前の〈負サイプロン〉の、子孫?」
「ペリー・ローダンも、同意見」
「――ヤコント種族の9人評議会のヒトに会ったら、聞いてみよう」
「が」
「対面してみると~」
「ワン・アーリマンと配下8人の評議員は~」
「なぜか、全員、医療カプセルの中」
「――ヤコント種族の悩みを、聞いてください」
「聞いて、みましょう」
「……」
「――工廠惑星エヴォラクスの、居住種族たちは~」
「――コスモクラートのコバルトブルー転子状船の、建造を~」
「――自分たちの意志で、遂行してきました」
「――ワン・アーリマンと8人の評議員は~」
「――工廠惑星エヴォラクスの管理部門と政治権限を、まかされて~」
「――職務邁進、していたのです」
「――でも」
「――900年前~」
「――コスモクラートは~」
「――生産工程最高検査官ディラメシュさんを、派遣してきました」
「――ヤコント種族の9人評議会は、全員、更迭・病院送り」
「――居住種族は、全員、単なる労働者あつかい」
「――効率1番・やる気は2番っ」
「――生産性0.39%・向上っ」
「――これまでは~」
「――好きな仕事だからこそ、些細なミスもなく」
「――これからは~」
「――不具合とか・不具合とか・不具合とか?」
「――そうしたら~」
「――工廠惑星エヴォラクス自体、どうなってしまうことか」
「――心配で・心配で」
「……」
「――ふむふむ」
「と、ペリー・ローダン」
「――今度は、《ジュール・ヴェルヌ》の話を、聞いてはもらえまいか」
「2000万年前にあった、あんなこと」
「現在における、あんなこと」
「《ジュール・ヴェルヌ》の素姓も、包み隠さず」
「――これが、〈負サイプロン〉の情報だ」
「と、データ水晶を、手渡し~」
「――これは、、サイプロン指導者から、もらったものだ」
「と、ランダ・エイスの〈護符〉も、手渡す」
「――わたしには読めない情報なんかも、書いてあるようなのだ」
「――お気づきの点があれば、知らせてはもらえまいか?」
「……」
「で」
「会談の最後に~」
「ヤコント種族代表、明言して曰く」
「――ヤコント種族は~」
「――〈深淵の騎士団〉を、崇拝しています」
「――生産工程最高検査官ディラメシュさんは、ヒトとして難ありと思います」
「――でも」
「――権威は、権威です」
「――コスモクラートに反逆したいのでは、ないのです」
「――つまり」
「――ヤコント種族と《ジュール・ヴェルヌ》のつきあいは~」
「――あくまでも、非公式、ということで」
「――信頼の証に~」
「――トライポッド3は、(うっかり)開けておくことにします」

 同じ頃、《ジュール・ヴェルヌ》艦内、エカトゥス・アティモス――

「エカトゥス・アティモス殿は~」
「もと、〈混沌の勢力〉の双頭大佐」
「いまは、縁あって、ペリー・ローダンと友達付き合い」
「2000万年前からの〈文脈跳躍〉で~」
「意識をなくして、昏睡状態」
「で」
「もともと~」
「エカトゥス・アティモス殿の肉体は~」
「〈負の球体〉の〈振動プシ〉に、完全順応」
「悪くいうなら、中毒状態」
「長く離れれば、禁断症状」
「が」
「今回の治療中、医療チームは発見しました」
「――この神経伝達物質が、原因?」
「――薬物カプセルを移植して、これを抑制すれば?」
「――体質改善できる……かも?」
「あとは、本人の順応力・体力勝負」
「で」
「――はっ」
「覚醒した、エカトゥス・アティモス殿」
「まず、気になるのは~」
「――この時間で、オレの超能力は有効なのか?」
「試して、みましょう」
「――ぽっとん」
「――パラポーラライゼーターっ」
「涙滴型の構造物を、1回1粒」
「さすれば~」
「別のエネルギー水準に、移行して~」
「人も、すーっと、やりすごす」
「壁も、すーっ」
「バリアも、すーっ」
「――パラポール・ベールっ」
「これで、誰にも、見つからない」
「ところが」
「――!」
「――《ジュール・ヴェルヌ》艦内を?」
「――黒くて、太鼓腹で、ずんぐりした、ヒューマノイドみたいな影が?」
「――こわいよー」
「――ペリー?」
「相談したいのに、友達ペリー・ローダンは外出中」
「仕方、ありません」
「モンドラ・ダイアモンドさんに、相談しましょう」

 《ジュール・ヴェルヌ》艦内、モンドラ・ダイアモンドさん――

「――それよっ……例の〈緑の小人〉だわっ」
「――いや……肌は黒いって、説明しただろ?」
「――さあ……パラポーラなんとかで追跡よっ」
「――て……オレは、病みあがりだぞ?」
「――わかったわ……休み休みで良いから、来てちょうだい」
「適宜休憩を、挟みながら」
「――パラポーラライゼーターっ」
「エカトゥス・アティモス殿」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「土木技術者エジェル・ケブラダ」
「3名が~」
「――パラポール・ベールっ」
「隠れて、いると~」
「黒くて、太鼓腹で、ずんぐりした、ヒューマノイドみたいな影が」
「――すーっ」
「モンドラ・ダイアモンドさん、曰く」
「――アンドロメダ銀河の宇宙エンジニア種族パドラーと、そっくり?」
「だから」
「――コスモクラートのエンジニア種族エラント人とも、そっくり?」
「追跡して、みましょう」
「3名は~」
「適宜休憩を、挟みながら」
「――パラポーラライゼーターっ」
「ゲレファント区画の、地底へ潜る」
「土も岩も、すーっ」
「地下60mのウルトラ高密度な物質も、すーっ」
「と」
「地下125mで、地下トンネルを、発見」
「たどって、みると~」
「――巨大ホールだ」
「――蜂の巣箱みたいな……〈緑の小人〉の都市?」
「と」
「――!」
「土木技術者エジェル・ケブラダが、緊張に耐えられず、錯乱・発砲」
「――ばーん」
「〈緑の小人〉も、応戦です」
「――ばーん」
「土木技術者エジェル・ケブラダは、両脚を撃たれて重傷」
「エカトゥス・アティモス殿は、麻痺銃にやられ~」
「モンドラ・ダイアモンドさんも、麻痺銃にやられてしまう」
「でも」
「しばらくすると、麻痺も解けて~」
「――は、はろー?」
「意外と簡単に、誤解も解けて~」
「〈緑の小人〉は、3名をメタ車に乗せて~」
「《ジュール・ヴェルヌ》まで、送ってくれたり」
「土木技術者エジェル・ケブラダも、治療をうけて快復順調」
「……」
「ちょうど帰到した、ペリー・ローダンは~」
「〈緑の小人〉に、類縁と思われる種族のことを、尋ねてみます」
「が」
「――ボクたちは、メタランナー種族です」
「――パドラーて、誰ですか?」
「――エラント人て、誰ですか?」
「という」
「――そんなコトより」
「――ボクたちメタランナー種族の悩みを、聞いてください」
「聞いて、みましょう」
「……」
「――修理は、芸術です」
「――修理は、転職です」
「――修理を、生甲斐です」
「――仕事は、ちゃんとしますから」
「――報酬として、ちゃんと修理もさせてほしい」
「――でも」
「――生産工程最高検査官、ディラメシュさんは~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》を勝手に修理をするな、という」
「――もう、いやです」
「……」
「でも」
「会談の最後に~」
「メタランナー種族代表、明言して曰く」
「――メタランナー種族は~」
「――生産工程最高検査官ディラメシュさんは、ヒトとして難ありと思います」
「――でも」
「――コスモクラートに反逆したいのでは、ないのです」
「――だから」
「――メタランナー種族は《ジュール・ヴェルヌ》の修理は、請け負えません」
「――請け負うわけには、いかないのです」

 ゲレファント区画、《ジュール・ヴェルヌ》――

「区画間転送機トライポッド3から~」
「ヤコント種族、カストゥン・オゴラスが、またまた来訪」
「――〈護符〉を調査して、わかったのですが」
「――2000万年前~」
「――〈負サイプロン〉は~」
「――このタレ=シャルム銀河で~」
「――〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉を、探索していたようです」
「――その〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉は~」
「――〈負サイプロン〉と~」
「――〈振動プシ〉による死を免れようと〈負サイプロン〉と同盟した種族」
「――いずれにも、深い関わりが?」
「――ところで」
「――6万年前~」
「――このタレ=シャルム銀河の虚空で~」
「――そんな感じの〈漆黒のオベリスク型宇宙船〉が、発見されたそうです」
「――惑星テストスの博物館に保管中、らしいのです」
「――ヤコント種族評議員ワン・アーリマンは~」
「――高速巡洋艦《リリオ》で、ちょいと見てこい、と言うのです」
「――つきましては~」
「――〈深淵の騎士〉ペリー・ローダンにも、ぜひ同行を願いたいです」
「で」
「――モンドラさん……留守は頼んだ」
「ペリー・ローダン、ふたつ返事」
「イホ・トロトをともない、旅の宙へ」

 その後、ゲレファント区画、《ジュール・ヴェルヌ》――

「――すーっ」
「メタランナー種族、ノクス・ハウトルンの指揮下~」
「《ジュール・ヴェルヌ》の棚卸走査は、続く」
「が」
「――というか……メタランナー種族の数が、増えたような?」
「――というか……こんなものまで、直ってるよ」
「仕事は、仕事」
「自由時間は、自由時間」
「――すーっ」
「――すーっ」
「どうやら~」
「非番のメタランナーが、《ジュール・ヴェルヌ》に全員集合」
「趣味であれこれ、修理しているらしい」
「そうして~」
「壊れた機器は、つぎつぎ、新品同様に」
「――というか……性能が、上がってる?」
「――というか……この部品は、何?」
「気がつけば~」
「いろいろなモノが、未知の領域に踏みこみつつあった、という」

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