rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

522 [2008/08/04]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2450 . Robert Feldhoff / Evolux / エヴォラクス
2451 . Michael Marcus Thurner / Die Metaläufer / メタランナー
2452 . Christian Montillon / Operation Kobaltblau / コバルトブルー作戦
2453 . Christian Montillon / In der Steilen Stadt / 傾斜都市
2454 . Horst Hoffmann / Schiff aus der Ewigkeit / 永遠より来たる船

□ Perry Rhodan-Heft 2450話「エヴォラクス」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2450.html ]

 時間航行艦《ジュール・ヴェルヌ》――

「全長2400mの、亜鈴型」
「直径800mのアポロ級球形艦《JV1》と《JV2》を~」
「全長800mの円柱状の中央艦体で、繋いだ形」
「総重量1億8700万トン」
「中央艦体に搭載した、高次な技術〈文脈改竄機〉で~」
「2000万年前の、銀河系=ファリスケ・エリゴン銀河へ~」
「ハイパー物理学的抵抗前の、高性能な超光速航行で~」
「距離4500万光年の、タレ・シャルム銀河へ」
「そして、今~」
「満身創痍の《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「――緊急〈文脈跳躍〉っ」
「――帰るのだ、新銀河暦1346年4月19日にっ」
「で」
「2000万年未来に、帰還する乗員、およそ3500名」
「指揮するのは、自由テラナー連盟、政庁首席ペリー・ローダン」
「政庁次官モンドラ・ダイアモンド」
「グッキー」
「アラスカ・シェーデレーア」
「イホ・トロト」
「などなど」
「で」
「2000万年未来に、連れて行かれる客人、およそ200名」
「エカトゥス・アティモス殿――もと、〈混沌の勢力〉の大佐殿」
「サイプロン種族のスフェリカー、4名」
「首領ポタウク以下、泥棒種族ラオソール200名と少し」
「直前に救助した……はずの、〈秩序の勢力〉の女将軍カムコさん」

 新銀河暦1346年4月19日(のはず)、タレ・シャルム銀河中心部――

「――はっ」
「意識回復一等賞は、質実剛健なハルト人、イホ・トロト」
「つづいて~」
「気力で回復、エルトルス人、エプサル人、と、ペリー・ローダン」
「――うぅっ」
「文脈跳躍の、ストレンジネス衝撃は~」
「生体にも、機械にも、正直しんどい」
「――ぶーん」
「《ジュール・ヴェルヌ》の艦載脳、〈ネモ〉は~」
「文脈跳躍の、直前に~」
「シントロニクスから、生体ポジトロニクスに、自己換装済」
「周囲の情報など、着実に司令室に届けはじめます」
「ここは~」
「2000万年前、超知性体アルケティムさまが〈決戦〉を戦った、古戦場」
「巨大ブラックホール、マルギン=クリロクスの、重力圏」
「ハイパーな現象も、ゴーッと」
「――回避だっ」
「とは、いえ~」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、無理を承知の文脈跳躍、の後遺症で~」
「〈文脈改竄機〉も、火災発生・消火困難」
「安定化ホワルゴニウムも、サルクリットも、パー」
「重ねて、現実時のハイパー物理学的抵抗」
「なんとか、リニア駆動」
「4.5時間かけて、わずかに13光年」
「とあるソル型恒星の、周回軌道にたどりつきます」
「で」
「現状を、確認してみましょう」
「――ハイパー水晶を、かき集めても?」
「――行動半径80光年?」
「意を決して、ペリー・ローダン」
「救難信号など、発信」
「さらに」
「現状を、確認してみましょう」
「――乗員……ほとんど意識回復?」
「――でも?」
「――グッキー……いまだ、ストレンジネス衝撃で意識不明?」
「――エカトゥス・アティモス殿も……意識不明?」
「――サイプロン種族のスフェリカー4名……死亡?」
「――超知性体アルケティムさまの〈監視柱〉……崩壊?」
「――女将軍カムコさん……回収したスペース・ジェットごと、行方不明?」
「ところで」
「――首領ポタウク以下、泥棒種族ラオソール200名と少しは……元気?」
「――連中には?」
「――《ジュール・ヴェルヌ》が、未来から来た、とか?」
「――未来に、帰ってしまった、とか?」
「――説明……してない……ぞ?」
「意を決して、ペリー・ローダン」
「ラオソール一党に、対峙します」
「が」
「――そんなコト、知っていたにゃ」
「――ウチの弟リムボクスは、情報盗むの得意だにゃ」
「――〈負の球体〉ハンガイの建設も、いっしょに阻止してやるにゃ」
「一枚上手」

 救難信号をうけて、銀色の魚型宇宙船の船団、到着――

「――ワタシは、ヤコント種族のカストゥン・オゴラス」
「――この船は、エヴォラクス防衛艦隊所属、高速巡洋艦《リリオ》です」
「カストゥン・オゴラス――手足が細い、ヒューマノイド」
「エメラルド・グリーンの、肌」
「ワイン・レッドの制服」
「操る言葉は、〈力強き者〉たちの言語」
「――ヤコント種族は、200万年前~」
「――〈深淵の騎士〉ヴェイルトのイグソリアンさまに、お仕えして~」
「――以来、コスモクラートの仕事を、しているのです」
「――アナタは、〈深淵の騎士〉のオーラを帯びているから、信じましょう」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の臨検も、勘弁しましょう」
「――でも」
「――《ジュール・ヴェルヌ》が、時間航行してきたのは、知っています」
「――そもそも~」
「――ワレワレ、時間跳躍らしき現象を調査、に来たのです」
「かくして」
「ペリー・ローダンは、多くを語らぬまま」
「カストゥン・オゴラスの手配で、事態はとんとん拍子」
「――《ジュール・ヴェルヌ》は、レッカー移動しましょう」
「テンダーに、積まれて~」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、エヴォラクスへ」

 巨大工廠惑星、エヴォラクス――

「周囲には~」
「ヤコント種族の防衛艦隊30万隻・監視要塞2000基」
「立方体型に配置された、白色恒星8個の中央に~」
「褐色矮星くらい……木星を思わせる、惑星ひとつ」
「〈白界〉とか、いわれています」
「地表は、一面、工廠だらけ」
「高次な技術の、賜物で~」
「重力は1Gと少々、酸素の大気」
「地表は、10万1112区画に分割されて~」
「1区画に、1種族」
「軌道上には、1万2000基のステーション――区画を制御しているらしい」
「区画と区画を隔てる壁は、高さ45km」
「9箇所ほど、中心的な感じの工廠が、目につきます」
「……」
「カストゥン・オゴラス、よどみなく」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の、着陸と修理を、申請します」
「生産工程評議会の、生産工程最高検査官ディラメシュは~」
「――軌道上で、待つがよい」

 翌日――

「生産工程最高検査官ディラメシュは~」
「投影像で、《ジュール・ヴェルヌ》を査察」
「身長2.1m」
「黒い瞳に、黒い髪」
「筋骨隆々でも、高貴な雰囲気」
「ペリー・ローダンから見た、第一印象は~」
「――〈力強き者〉ケモアウク?」
「という、感じ」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「事情を説明・協力を得たい」
「が」
「ペリー・ローダンに、ついてまわる~」
「〈深淵の騎士〉のオーラにも~」
「〈コスモクラートの呪い〉にも~」
「〈負の球体〉ハンガイ――〈混沌の勢力〉が目下建設中――にも~」
「興味なし、な感じで~」
「――予備区画への、着陸と修理を許可しよう」

 惑星エヴォラクス、予備区画ゲレファント――

「予備区画ゲレファントには~」
「《ジュール・ヴェルヌ》が、ぽつねんと繋留されて」
「すぐに、天井はエネルギーで封鎖」
「監禁同然」
「――区画の中に、大、中、小、と門らしき施設が3つ?」
「――トライポッド、というらしい?」
「――トライポッド1は、宇宙船用?」
「――トライポッド2は、貨物用?」
「――トライポッド3は、車両と歩行者用?」
「――お隣りに通じるコードを、もらったぞ」
「隣の区画フラルブルには~」
「フララムバー種族――熊っぽい――が、入居中」
「……」
「ところで」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦内では~」
「――この非常用反重力装置?」
「――たしか、壊れていたはず?」
「――でも?」
「――かちっ……うぃぃぃぃん」
「――動くんだよな、コレが、また」
「技術者たちが、怪奇現象に頭を抱えたり」
「……」
「と」
「トライポッド3から~」
「カストゥン・オゴラス、来訪」
「――同行、してください」
「迎えのグライダーに、乗って~」
「ペリー・ローダンは、都市ベリオサへ」

 都市ベリオサ――

「三角形にそびえて、うずたかい形」
「ペリー・ローダンに、いわせると~」
「――古代中国の寺院的な?」
「――ここが、傾斜都市ベリオサです」
「警備員的なヒトたち――サトックス種族――が、うろうろ」
「――警備員的なヒトたちとか、生産工程最高検査官ディラメシュは?」
「――送受信部なしの瞬間移動機能を、利用してる?」
「――惑星規模のテレポート・システム?」
「都市ベリオサの、中央には~」
「――さしわたし30kmの、白い壁?」
「ガラス鉄道で、しゅるしゅる、昇って~」
「生産工程最高検査官ディラメシュの、事務所――都市上空4km――へ」
「で」
「生産工程最高検査官ディラメシュの、事務所には~」
「立体映像仕掛けの、窓のようなモノ」
「ペリー・ローダン、のぞいてみると~」
「――都市中央の、白い壁の、内側?」
「――全長7kmの円筒形のモノ?」
「――コスモクラートの使者が良く使っている、コバルトブルーの転子状船?」
「生産工程最高検査官ディラメシュ、自慢げに」
「――中央工廠1号の内部、である」
「――もうすぐ完成する、《ペンデュルム》なのである」
「――1万年も手塩にかけて、建造しているのである」
「そして、本題は事務的に」
「――《ジュール・ヴェルヌ》には、所定の走査を実施中である」
「――完了するまで、予備区画ゲレファントで、待つがよい」
「――処遇は、それなりに、考えている、のである」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「事情を説明・協力を得たい」
「が」
「生産工程最高検査官ディラメシュは~」
「〈深淵の騎士団〉を、好きではないらしい」

 予備区画ゲレファント――

「モンドラさんは~」
「快復したグッキーや、泥棒種族ラオソールを、お供に~」
「グライダー6機で、区画漫遊」
「――修理工廠クカラン……素敵ねー」
「――本当に、素敵だねー」
「――素敵だにゃー」
「グライダーの後部トランクには~」
「いつのまにか、ハイパー水晶が1.5kg」
「区画漫遊」
「――ホワルゴニウム?」
「――ホワルクリット?」
「――素敵だにゃー」
「ハイパー水晶は、合計10kgに」
「さらに、区画漫遊」
「――このエヴォ・チップって?」
「――通貨……かな?」
「――素敵だにゃー」
「区画漫遊は、大収穫」
「で」
「その間も~」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦内では~」
「――高次観測装置〈カンター型ウルトラ計測器〉が、使えるように?」
「――ホーク・コンヴァーターが、100km毎秒毎秒?」
「これらを、うけて~」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦載脳〈ネモ〉は~」
「――脱出路ヲ、検索シテイマス」
「――修理工廠クカランなら、宇宙への出入りも、自由だわっ」
「――それだっ」

 かくして、エヴォラクス脱出作戦、開始――

「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「全長2400m、総重量1億8700万トン」
「で」
「トライポッド1は、宇宙船用……と、いいながら~」
「入り口は1330m×1060m、重量制限1億トン」
「――通過不能とか?」
「――連中は、思っているだろう?」
「が」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、3パーツからなる合体宇宙艦」
「――分離っ」
「――転送っ」
「――転送っ」
「――転送っ」
「――合体っ」
「予備区画ゲレファントから、修理工廠クカランまでは、転送一瞬」
「合体するまで、たったの2分」
「グッキーが、制御ステーションを攪乱」
「する、隙に~」
「――緊急発進っ」
「45kmの壁を超えて、さらに加速・上昇」
「――がんばれ……もうすぐ、リニア駆動だっ」
「が」
「中間空間に逃げこむ、寸前」
「《ジュール・ヴェルヌ》の前に、何かもやもやしたモノが……」
「――!」
「乗員、意識喪失」

 予備区画ゲレファント――

「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「警備員種族サトックスに、連れもどされて~」
「ふたたび、繋留」
「で」
「生産工程最高検査官ディラメシュが~」
「テレポート・システムで、直接来訪」
「――もう、修理は、許可しない」
「――発進も、許可しない」
「――ここで、区画種族として、働くがよい」
「なんて、尊大な雰囲気」
「トライポッドの動力も、切断されて」
「《ジュール・ヴェルヌ》に漂う、あきらめの雰囲気」
「が」
「その時」
「――(なにを勝手なこと、言ってるのよっ)」
「と、キレた、モンドラさん」
「自分たちが、宝石とか現金とか、盗んだ罪は、ソレはソレ」
「手が、勝手に動いていたという」
「――ばしっ!」
「生産工程最高検査官ディラメシュの、顔面に~」
「素手で一発、モンドラ・パンチ」
「生産工程最高検査官ディラメシュは~」
「肉体的には、鼻血を流し~」
「精神的には、極大のダメージ」
「逃げ帰る、のでした」
「……」
「で」
「その間も~」
「《JV2》では~」
「――このデーリアン原子炉?」
「――たしか、壊れていたはず?」
「――でも?」
「――かちっ……うぃぃぃぃん」
「――動くんだよな、コレも、また」
「が」
「今回は、監視カメラが~」
「原子炉が自然治癒する、驚異の映像を、とらえていました」
「――お?」
「――お!」
「――おおっ」
「数秒毎に、しゃきり・きっちり、機能を回復していく機械の神秘」
「技術者たちは~」
「コスモクラートの超工廠、エヴォラクスの奇蹟に~」
「ただもう驚嘆、するのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 ついに今月、愛の本が。


d-information ◆ 522 [不定期刊] 2008/08/04
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]