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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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518 [2008/07/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]

7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . Achim Mehnert / Sternentod / 星間の死
9 . Marc A. Herren / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . Timothy Stahl / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊

 4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。隔週刊。その7冊目。

 □ Perry Rhodan-Action 7話「グラルの蜂起」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/7.html ]

 西暦2166年3月27日、デメトリア星団――

「連合帝国の大執政官、ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、暗殺未遂事件を、発端に~」
「〈エネルギーの君主〉たちを、追跡」
「惑星スペジムへ」
「ザナド山地の、ロマロス山へ」
「〈エネルギーの君主〉たちのステーションへ」
「〈高主の血室〉へ」
「突入」
「超能力が抑制される、プシ霧の中~」
「目下」
「〈精神の君主〉シン・トラグと、交戦中」

 〈精神の君主〉シン・トラグVSペリー・ローダン――

「プシ霧の中~」
「〈パーペト君主〉=〈精神の君主〉シン・トラグは、仁王立ち」
「額には、水晶がはまった、サークレット」
「全身から、超強力な、メンタル放射」
「――ペリー・ローダンめっ」
「襲いかかる」
「対する~」
「ペリー・ローダン」
「五里霧中」
「防戦さえも、ままならず」

 ネズミビーバー、グッキー――

「やはり、五里霧中」
「テレパシーは、弱いながらも、なんとかなるので」
「――むん」
「――〈精神の君主〉シン・トラグの思考を、もう一度……」
「――あれ?」
「――プシ霧の中から、誰か来る?」
「――マガドゥ?」
「デメトリア星団の原住民マガドゥ――または〈孤高の哲学者〉――」
「〈エネルギーの君主〉たち=太古マガドン人とは、縁続き」
「今回の戦いとは、直接関係ない、はずですが」
「――わたしは、〈17のロウマ〉です」
「――お助けしましょう」
「プシ霧から、抜けだし~」
「案内、されたのは~」
「地下の、広大な洞穴」
「マガドゥ数ダースが暮らす、地底村」
「――やれやれ、だねー」
「ほっと、ひといき」

 〈精神の君主〉シン・トラグVSペリー・ローダン――

「〈精神の君主〉シン・トラグは~」
「――生き埋めだっ」
「精神の力で、巨大な地割れ、生成」
「ペリー・ローダン」
「――うわぁぁぁぁぁぁっ」
「最後の瞬間、戦闘服の反重力装置で、一時停止」
「岩底激突は、なんとか回避」
「――とりあえず?」
「――これで、逃げられた?」
「地割れの底は、光苔が群生する地底世界」
「……」
「〈精神の君主〉シン・トラグは~」
「――まだまだっ」
「精神の力を、地底に伸ばす」
「……」
「ペリー・ローダン」
「光苔をながめて、悠長に〈ベーコン苔〉なんかを、回想していると」
「――!」
「光苔に埋もれて、巨大なカエル、みたいなもの」
「――眠ってる?」
「――あ、目開いた」
「――きしゃああああっ」
「〈精神の君主〉シン・トラグが、遠隔操縦する~」
「〈エネルギーの君主〉たちの、太古の実験生物なのでした」
「刃物みたいに、鋭い糸が~」
「ペリー・ローダンを、襲う・襲う」
「絶対絶命」

 マガドゥ地底村、ネズミビーバー、グッキー――

「――わたしは、〈17のロウマ〉の娘、シアンです」
「――よろしくねー」
「とか」
「グッキー、のどかに、友達の輪を、ひろげながら~」
「――仲間たちは、無事かなー」
「心配します」

 〈精神の君主〉シン・トラグVSペリー・ローダン――

「〈精神の君主〉シン・トラグは~」
「――ははは、苦しいか……ペリー・ローダンっ」
「嗤いに、降りてきました」
「が」
「窮鼠は、猫を噛むのです」
「――!」
「ローダンが弾いた、刃物みたいに、鋭い糸が~」
「〈精神の君主〉シン・トラグの顔面を、かすめる」
「――うっ」
「額のサークレットの水晶に、傷が一条」
「――憶えていろよ……ペリー・ローダンっ」
「〈精神の君主〉シン・トラグ、一時退却」
「ペリー・ローダンも、戦闘服の反重力装置で、その場を脱出」
「……」
「この戦闘は~」
「ご近所のスプリンガー探知ステーションに、おいて~」
「激しい地震だか、なんだか、として~」
「記録された、という」

 マガドゥ地底村――

「マガドゥたちは~」
「テレポーター、タコ・カクタ」
「透視能力者、ウリウ・セング」
「ふたりを見つけて、やはり、マガドゥ地底村へ案内」
「さらに」
「マガドゥたちは~」
「火を灯して、弱いながらも精神の力、発揮」
「――ろろろ~」
「歌いながら~」
「マガドゥ種族の歴史を、物語ったり」
「〈精神の君主〉シン・トラグの思考をとらえて、助言をくれたり」
「グッキーは、それを手がかりに」
「――あ、〈精神の君主〉シン・トラグの思考、とらえたよ」

 〈高主の血室〉内部、突入部隊の医師ふたり――

「ノアルト先生は、アラス医師」
「永遠の生命の探索を、使命と心得て~」
「〈高主の血室〉に、興味津々」
「ジャン・ツォウ先生は、太陽系帝国艦隊の勤務医」
「なりゆきで、事件にまきこまれた、わけで」
「だから、調査の手法も異なります」
「で」
「ノアルト先生は、インプラントで~」
「さっそく、〈高主の血室〉の計算システムに、ハッキング」
「――ちゅぅぅぅーっ」
「データ検索」
「ジャン・ツォウ先生は、足をつかって~」
「そこらへん、うろうろ」
「――これは?」
「――6個の細胞活性装置がついた、杖のようなもの?」
「――もしかして、武器?」
「――びりびりびりっ」
「――うっ」
「不用意に触れて、感電・失神」
「で」
「ノアルト先生は~」
「――こらこら、何やっとる」
「――さささ」
「治療迅速」
「――うぅっ」
「ジャン・ツォウ先生の、意識回復」
「とか、やっていると」
「――ばーん」
「〈高主の血室〉の監視ロボットたちに、発見されてしまいました」
「ノアルト先生は~」
「――おいおい、邪魔するなって」
「手にとった、のは~」
「ジャン・ツォウ先生が見つけた、武器のようなもの」
「――これでも、くらえっ」
「――ぴぴぴぴっ」
「ロボットも、生き物も、方向感覚をなくし~」
「ロボットは、同士討ちして、自滅」
「両先生は~」
「――くらくら~」
「――なんだか、眩暈が……」
「そういえば」
「ノアルト先生は、インプラント装備」
「――ぐらぐら~」
「で」
「ジャン・ツォウ先生が~」
「――あらあら、何やってるの」
「――ごきっ」
「破壊迅速」
「武器のようなものは、機能を停止」
「ノアルト先生は、なんとか無事でした」
「とか、やっていると」
「――ばーん」
「今度は、ローダンに、攻撃されました」
「――あれは、ローダン顔のアンドロイドよっ」
「ジャン・ツォウ先生が~」
「――ばーん」
「応戦迅速」
「ノアルト先生は、インプラントで~」
「――ちゅぅぅぅーっ」
「データ検索を、続けます」
「で」
「わかってきました」
「……」
「――太古、マガドン人は、さまざまな種族を実験材料に?」
「――でも、使い物になったのはグラル種族だけ?」
「――グラル種族の脳組織、が?」
「――高性能のクォーツみたいで、アンドロイドの製造と制御に最適?」
「――グラル種族の脳を集めて、精神エネルギーを、汲み上げて?」
「――〈精神の君主〉シン・トラグの、額のサークレットの水晶も?」
「――その精神エネルギーと、リンクしてる?」
「……」
「とか、やっている間も」
「――ばーん」
「――ばばーん」
「何度も、ロボットの攻撃」
「ノアルト先生とジャン・ツォウ先生は~」
「〈高主の血室〉から、やむなく撤退」
「で」
「逃走途中」
「ノアルト先生が、思いついたのが」
「――そうじゃっ」
「――囚われているグラル種族を、解放するのじゃっ」

 グッキー、タコ・カクタ、ウリウ・セング、行動開始――

「3人と~」
「マガドゥの協力者さんたちを、ともなって~」
「〈エネルギーの君主〉たちのステーションへ」
「再度・突入」
「……」
「透視能力者、ウリウ・セング、超能力発揮」
「――むんっ」
「――〈エネルギーの君主〉たちのロボットと?」
「――グラル種族が?」
「――ものすごい、戦闘?」
「――ノアルト先生……ってば」
「――グラル種族を楯にして、逃げようと?」
「で」
「グッキーは、決断・迅速」
「――だめだよ、ノアルト先生っ」
「仲間に叫んで、曰く」
「――グラル種族を援護するんだ、超能力で」
「が」
「そこへ」
「〈精神の君主〉シン・トラグ」
「介入」
「まずは」
「マガドゥの協力者さんたちから、生命エネルギーを」
「――ちゅぅぅぅーっ」
「マガドゥの協力者さんたち、全員死亡」
「――!」
「グッキー、少なからず、ショックです」
「――だって、マガドゥの協力者さんたちは……」
「――ボクが協力してって、お願いして……」
「呆然自失」
「で」
「〈精神の君主〉シン・トラグ」
「つづいて」
「グラル種族を、テレキネシスで~」
「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」
「阿鼻叫喚」
「と」
「そこへ」
「遅ればせながら、ペリー・ローダン到着」
「まずは」
「状況分析・作戦立案」
「――なるほどっ」
「――ならばっ」
「グラル種族の生存者2体の、手を引いて~」
「逃げる・逃げる」
「それも」
「ステーションの、中心部へ」
「〈高主の血室〉へ」
「当然」
「〈精神の君主〉シン・トラグ、追ってきます」
「そして」
「〈高主の血室〉内部」
「ペリー・ローダンは、ノアルト先生の話をもとに~」
「――そこだっ」
「――ばーん」
「グラル脳保存設備を、損壊」
「〈精神の君主〉シン・トラグは、怒り心頭」
「――ペリー・ローダンっ」
「飛びかかります」
「が」
「グッキーが、介入」
「――テレキネシスっ」
「〈精神の君主〉シン・トラグの、額のサークレットの水晶をロック」
「――!」
「〈精神の君主〉シン・トラグ」
「――防御バリアっ」
「すでに、まともに機能しない」
「――緊急テレポートっ」
「数メートルしか、逃げられない」
「で」
「――あ(うっかり)」
「暴徒と化したグラルの群れの中に、落ちて~」
「踏みつぶされて~」
「――ひぃぃぃっ」
「〈精神の君主〉シン・トラグ、原型もとどめず」
「同時に」
「――ぴた」
「すべてのロボット、活動停止」

 〈エネルギーの君主〉たちのステーション、戦闘終了後――

「ノアルト先生、曰く」
「――〈高主の血室〉の計算システムから、わかったのじゃが」
「――これが~」
「――〈エネルギーの君主〉たちの故郷惑星の座標じゃ」
「……」
「グッキーは~」
「マガドゥの協力者さんの遺体を、マガドゥ地底村に搬送」
「――ごめんなさい・ごめんなさい」
「身内のヒトに、罵倒されるのも、覚悟していたけれど」
「――みんな、一言も、ボクを責めないんだ」
「で」
「自由になったグラル種族たちは~」
「――オレたちも、戦うだっ」
「と、協力を宣言」
「でも」
「ペリー・ローダンは、ちょっと複雑」
「――憎しみからは、何も生まれないぞ」
「なんて、つぶやいて、みるのでした」

 以下、次号。

□ Perry Rhodan-Heft

2446 . Uwe Anton / Die Negane Stadt / 負都市
2447 . Uwe Anton / Warten auf Xrayn / クズレインを待ちながら
2448 . Hubert Haensel / Tage der Angst / 恐怖の日々
2449 . Hubert Haensel / Die Finale Schlacht / 決戦
2450 . Robert Feldhoff / Evolux / エヴォラクス

□ Perry Rhodan-Heft 2446話「負都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2446.html ]

 2000万年前、タレ=シャルム銀河――

「タレ=シャルム銀河では、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉建設事業を完遂したい」
「各所の星域に、発生した原〈混沌胞〉」
「原〈混沌胞〉を相互接続して、〈混沌胞〉に」
「〈混沌胞〉を相互接続して、〈混沌叢〉に」
「こうして~」
「〈混沌叢〉が、タレ=シャルム銀河全域を、覆いつくせば~」
「タレ=シャルム銀河は、〈負の球体〉に、なってしまうのです」
「……」
「過去に跳躍した《ジュール・ヴェルヌ》の、艦内時間では~」
「新銀河暦1347年5月」
「超知性体アルケティムの使者キ=ミョは~」
「ペリー・ローダンに、特命」
「――〈法行進〉艦隊司令=女将軍カムコさんが~」
「――〈負都市〉に、単身、偵察に出かけたまま~」
「――11週間、消息不明なのです」
「――女将軍カムコさんが、拷問されて~」
「――〈秩序の勢力〉の作戦の全容が知られたら、コトです」
「――潜入した、救出してください」
「――わたしの船《プルラフ》を、使ってください」
「――この《プルラフ》は、もともと〈反逆者〉の船なのです」

 タレ=シャルム銀河中心域――

「〈負都市〉推定座標から、16光年」
「〈法〉付与機2基が~」
「――みょみょみょ」
「生成した〈秩序の回廊〉の出口から~」
「ローダンと仲間たちの、《ジュール・ヴェルヌ》、到着」
「超知性体アルケティムの使者キ=ミョの船、《プルラフ》、到着」
「両船は~」
「〈負都市〉に3.6光年まで、接近」
「恒星を、探知楯にして~」
「遠隔探知とか、通信傍受とか」
「――〈負都市〉周囲は、〈混沌の勢力〉の艦艇で、大賑わい、ですねー」
「――〈負都市〉の大きさは、〈法〉付与機くらい、ですかねー」
「――有象無象の艦艇が、出たり・入ったり、ですねー」
「――〈時の祭典〉の、準備でおおわらわ、らしいですねー」

 ペリー・ローダンは、突入部隊を編成――

「――もちろん、わたしが指揮をとるっ」
「――グッキーっ」
「――イホ・トロトっ」
「――エカトゥス・アティモス殿っ」
「――ラオソールからは、12体」
「――首領ポタウクと兄弟たちは、当然、参加だっ」
「いざ、《プルラフ》へ移乗」

 超知性体アルケティムの使者キ=ミョの船、《プルラフ》――

「《プルラフ》は~」
「円錐型の船体――もと〈混沌の勢力〉所属の船」
「先端に巨大なマストが1本――超知性体アルケティムさまが、追加」
「乗員も、そもそも〈反逆者〉のヒトたち」
「乗員のウレンゾ・サファ種族は~」
「そこらの壁に、埋まっていて~」
「――にょろーん」
「と、壁から触手を出して、操船など、しています」
「その、ウレンゾ・サファ種族」
「ローダンの〈深淵の騎士〉のオーラに、過剰に反応」
「――このヒト、嫌いです」
「――指揮されたく、ありません」
「きっぱり」
「やむなく~」
「もっとも〈混沌の勢力〉ぽい、エカトゥス・アティモス殿が、船長に就任」
「――マストを、たためっ」
「――針路、〈負都市〉っ」
「いざ、発進」

 〈負都市〉――

「小惑星級の、超巨大構造物」
「おおむね球状、さしわたし2200km」
「つまり、〈法〉付与機なんかより、遙かに大きい」
「数百万の、密集して相互に絡み合う、超強力な力場が~」
「超巨大都市を、存続させて、いるのです」
「周囲を護衛する戦力も、半端ではありません」

 《プルラフ》は、〈負都市〉へ接近――

「――〈負都市〉へ、着陸許可を申請します」
「――許可する」
「あっさり」
「が」
「先方から、なにやら追加の問い合わせ」
「――〈時の祭典〉用〈喝采要員〉の追加は、乗船しているか?」
「――へ?」
「――〈喝采要員〉は、乗船しているか?」
「――じ……乗船していますっ」
「――大変、よろしいっ」
「と」
「なにやら、怪しげな事態の予感」
「……」
「《プルラフ》は~」
「〈負都市〉へ、接近」
「する、ほどに~」
「――ぶぶーん」
「――ぶぶぶーん」
「〈振動プシ〉が~」
「どんどん、重く、重ーく、のしかかってきたり」
「……」
「《プルラフ》は~」
「さらに、接近」
「と」
「――臨検だ」
「臨検部隊――モルゴトダエル種族とジョナス人――が~」
「――ざっざっざっ」
「突入部隊は、秘密の小部屋で、息を潜めて~」
「――ざっざっざっ」
「やりすごす」
「で」
「ほどなく」
「《プルラフ》は、無事、〈負都市〉に到着」

 〈負都市〉――

「《プルラフ》にて、突入部隊は作戦会議」
「ローダン、曰く」
「――2班に、わかれようっ」
「――1班は~」
「――わたし、グッキー、イホ・トロト、エカトゥス・アティモス殿っ」
「――〈負都市〉の秘密を、暴くぞっ」
「――もう1班は~」
「――首領ポタウク指揮下、ラオソールさんたちっ」
「――女将軍カムコさんの監禁場所を、探すのだっ」
「かくして」
「突入部隊は、2班に分かれて、〈負都市〉内部へ」
「……」
「ローダン一行は~」
「〈兵員宿舎〉と呼ばれる一角の、表層あたりを徘徊」
「とりあえず」
「グッキー、テレパシー能力、発揮」
「――こんなに、大勢が?」
「――カオターク〈クズレイン〉の到着を、待ってる?」
「――まさか?」
「――本当に?」
「――〈喝采要員〉て?」
「――拍手して、歓声あげて?」
「――そのためだけに、待機してる?」
「もっと深く、探ってみましょう」
「〈負都市〉官吏と、接触」
「こんな話を、聞きます」
「――プレンドリクス種族の、グロリトリン・パルさん?」
「――〈時の祭典〉の、準備中に?」
「――マズいところに、気づいて?」
「――主張したら、却下されて?」
「――ほほう?」
「さらに」
「聞きます」
「――〈負都市〉は?」
「――いわゆる、巨大な〈内部構造胚珠〉の中に、運ばれる?」
「……」
「〈負都市〉内部の、立体映像メディアでは~」
「――コルギュルカンの戦士――ペテトラ=プシオニカー?」
「――ボブトルストのエルンテ=マゴス――超農民?」
「――負主義者?」
「――マルチ遺伝子スピード仕上げ?」
「――これらの、種族だかなんだかが~」
「――〈負の球体〉完成の暁、には~」
「――移住することに、なっているのです」
「……」
「グッキー、テレパシー能力、発揮」
「グロリトリン・パルの脳内独白を、聞きとります」
「――〈時の祭典〉には、真摯な意味なんてなくて?」
「――単に〈負都市〉官吏の面子のために?」
「――その間に?」
「――カオプレッサー、コルトロクが、本当の準備を?」
「――では、なかろうか?」

 ローダン一行は、〈負都市〉のさらに奥部へ――

「――5次元バリアに守られた、制御室?」
「こういう時は~」
「エカトゥス・アティモス殿に、おまかせです」
「――パラポーラライゼーターっ」
「涙滴型の構造物を、1回1粒」
「さすれば~」
「別のエネルギー水準に、移行して~」
「壁も、すーっ」
「バリアも、すーっ」
「侵入成功」
「イホ・トロトは~」
「――なんと、隣接して、さらに制御室が?」
「――〈負都市〉ネットワークに、ロ・グ・イ・ン」
「で」
「――(検索中)」
「――へ?」
「――途中に見つけた、あの機械室が?」
「――巨大な、〈振動プシ〉増幅器?」
「――〈振動プシ〉を変換して?」
「――〈時のアーケード〉に流している?」

 一方、首領ポタウク配下、ラオソール一行――

「――封鎖地区?」
「こういう時は~」
「ラオソール種族の、短距離テレポート能力が、役に立ちます」
「――テレポートっ」
「――テレポートっ」
「――(家捜し中)」
「――あ?」
「――女将軍カムコさんは、生きてる?」
「――カオプレッサー、コルトロクによる、尋問待ち?」
「――で、〈負牢〉に拘留中?」
「――やったぜ」
「――早速、報告だ」
「ところで」
「ローダン一行と、ラオソール一行」
「両者の間に、無線連絡はありません」
「そこで」
「――〈負都市〉ネットワークの伝言板に、書・き・こ・みだっ」
「――もちろん、暗号化してっ」
「……」
「〈負都市〉ネットワークの伝言板の、怪しい書きこみに~」
「さずが、イホ・トロト、気がつきます」
「解読、してみると~」
「――女将軍カムコさんの、居場所がわかった?」
「かくして」
「両者、《プルラフ》に帰到、合流」
「作戦会議」

 〈負都市〉内、《プルラフ》――

「ここで~」
「悲しいお知らせが、ひとつ」
「突入部隊が、あれこれする、あいだ~」
「《プルラフ》は~」
「ずっと繋留、されていました」
「壁に埋まった乗員、ウレンゾ・サファ種族も~」
「ずっとここに、いたのです」
「で」
「周囲からは、聖歌部隊が~」
「――ららら~」
「無意識領域に効果抜群の、歌声」
「《プルラフ》乗員、ウレンゾ・サファ種族は~」
「四方から、聖歌部隊の歌声を、聴かされて~」
「無意識領域に効果抜群」
「屈して、しまっていました」
「……」
「突入部隊、呆然」
「――だめだ、こりゃ」
「《プルラフ》は、もう逃走に使えません」
「が」
「――《プルラフ》船内には、転送機があるっ」
「――3.6光年なら、跳躍一回っ」
「――《ジュール・ヴェルヌ》まで、一瞬だっ」
「……」
「かくして」
「――カオプレッサー、コルトロクが、到着する前にっ」
「――オレの〈深淵の騎士〉のオーラに勘づかれる前にっ」
「女将軍カムコさん救出作戦、開始」

【関連サイト】
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◆今回のひとこと

 〈負人都市〉は、ぜんぜん負人でないので、〈負都市〉にあらためます。


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