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508 [2008/04/28]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]

2 . Christian Montillon / Sturm der Kriegsandroiden / 戦闘アンドロイド殺到
3 . Hans Kneifel / Rhodan mal tausend / ローダン1000倍
4 . Achim Mehnert / Festung der Regenten / 君主たちの要塞
5 . Lazarus Tod / ラザルの死
6 . Marc A. Herren / Regenten der Energie / エネルギーの君主たち
7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . (作者未詳) / Sternentod / 星間の死
9 . (作者未詳) / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . (作者未詳) / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . (作者未詳) / Die Robotgarde / ロボット親衛隊

 4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。12冊、隔週刊。
 その2冊目。

 □ Perry Rhodan-Action 2話「戦闘アンドロイド殺到」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/2.html ]

 西暦2166年3月9日、惑星トラファルガーの密林――

「――どどーん」
「――ばーん」
「熟睡していた、太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン」
「目覚めれば、砲撃」
「さすがの瞬間切替スイッチつきも、対応機敏ならず」
「――あぶないっ」
「フロラン・マレリ少尉、ペリー・ローダンを救って、自分が犠牲に」
「襲撃してくるロボット部隊を、なんとかして~」
「ようやく、一息」
「――えーと」
「状況を、整理してみましょう」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、自分・暗殺未遂事件の真相を、究明すべく~」
「カスタム重巡《ジュノー》で、惑星トラファルガーを来訪」
「が」
「謎の極地要塞から、いきなり砲撃」
「――どどーん」
「――ばーん」
「カスタム重巡《ジュノー》は、墜落」
「死傷者多数」
「加えて、謎のロボット部隊が~」
「墜落現場を、襲撃」
「首都トラファルガー市も、襲撃」
「惑星トラファルガー全域を、襲撃」
「ペリー・ローダンは、残存兵力を4班に分割」
「――各個、トラファルガー市まで、活路をひらくのだっ」
「ペリー・ローダンの班は~」
「テレポーター、タコ・カクタ」
「テレキネシス能力者、タマ・ヨキダ」
「医師ジャン・ツォウ」
「フロラン・マレリ少尉」
「と、少数精鋭なれど」
「タコ・カクタは、かなり重傷」
「パラスティムリン――テラ製の興奮剤――で、集中力をもたせています」
「が」
「どうやら、超能力の抑制が、きかない雰囲気」
「ペリー・ローダンを、連れて~」
「――テレポートっ」
「目算を誤り、とんでもない密林へ」
「1日かけて、他の3名と合流」
「という、不幸中の幸い」
「……」
「――そこへ、この襲撃だったのだ」
「フロラン・マレリ少尉は、尊い犠牲」
「タコ・カクタも、あいかわらず危険な状態」
「医師ジャン・ツォウ、曰く」
「――いちおう、安定しとるがの」
「――早く、ちゃんとした医療施設に」

 首都トラファルガー市――

「カスタム重巡《ジュノー》生存者の大所帯、到着」
「指揮してきたのは、ミルトン・シュラム少尉」
「惑星執政官コスマイ・セトラさんから、話を聞いてみましょう」
「――謎のロボット部隊の攻撃で、死傷者多数なのですわ」
「――交通網も、壊滅ですの」
「――なぜか、ロボット部隊が、撤退してくれたので~」
「――助かりましたわ」
「ミルトン・シュラム少尉も、語ります」
「――重巡《ジュノー》は、そもそも、こんなかんじで」
「――それで、今後の作戦ですが、こんなかんじで」
「話が盛りあがって、きたところで」
「惑星執政官コスマイ・セトラさん、曰く」
「――そうそう~」
「――隣のネルソン造船所を、見てください」
「――テラ級重巡《星塵》が、もう少しで完成なのです」

 3月10日、密林――

「ペリー・ローダンとタマ・ヨキダは~」
「敵の反重力プラットフォームを、修理」
「――タコに、頼るわけにいかんしな」
「――タコを、早く運ばないと」
「タコ・カクタは、とうとう、心停止」
「医師ジャン・ツォウは~」
「――こりゃ、いかん」
「――アラス薬、ペクトシュタープっ」
「この強心剤、効果はほぼ100%」
「でも、重度の脳機能障害の可能性が、75%」
「――うっ」
「なんとか、もちこたえた、ものの~」
「――いいかげん、マズイでの」
「――早く、ちゃんとした医療施設に」
「で」
「反重力プラットフォーム、発進」

 3月11日、首都トラファルガー市――

「ペリー・ローダン一行、トラファルガー市に到着」
「タコ・カクタは、医師ジャン・ツォウにつきそわれて、医療施設へ」
「ペリー・ローダンは、惑星執政官コスマイ・セトラさんと、対面」
「――なになに」
「――ふむふむ」
「話が盛りあがって、きたところで」
「惑星執政官コスマイ・セトラさん、曰く」
「――そうそう~」
「――隣のネルソン造船所を、見てください」
「――テラ級重巡《星塵》が、もう少しで完成なのです」
「――わたくし、やんごとなきお仕事が、ございますので~」
「――案内は、ミルトン・シュラム少尉にお願いしますわ」
「――ほほほ」
「で」
「ペリー・ローダンは、ネルソン造船所へ」
「その時」
「――!」
「――重巡《星塵》の艦内に、ロボット部隊?」
「――技術者たちが、襲撃されている?」
「――宇宙港にも、ロボット部隊?」
「――惑星防衛艦隊の軽巡2隻が、破壊された?」
「――都市部にも、ロボット部隊?」
「ペリー・ローダン、防戦に向かいますが」
「ふと」
「重巡《星塵》に、目がいきます」
「――これだけ大騒ぎして、なぜ、これだけ無傷?」
「――まさか、ロボットたち、この艦が欲しいのか?」

 極地、〈君主たちの要塞〉――

「ここは、事態の黒幕の拠点」
「〈プリム君主〉ロク・アウラジン――〈エネルギーの君主〉たちのひとり」
「遠隔操作で、惑星全土のロボット部隊を指揮しています」
「――このっ」
「――このっ」
「背後には、じっとり監視する〈メンタ君主〉タル=アボラン」
「この局面に~」
「他の〈エネルギーの君主〉たちも~」
「――もそもそ」
「深層睡眠から目覚めようと、していました」

 トラファルガー市――

「ペリー・ローダンは、戦況分析中」
「――軌道上の監視衛星の情報、によれば~」
「――ロボット部隊は、市街中心部から攻めてくる?」
「――いきなり生じた、地下空洞から?」
「――ならばっ」
「瞬間切替スイッチ、作動」
「――ミルトン・シュラム少尉っ」
「――指揮は、まかせたっ」
「――タマっ」
「――ふたりで、地下空洞に、突入だっ」
「で」
「ペリー・ローダンとタマ・ヨキダは~」
「ロボット部隊を、撃破して、投げ飛ばして~」
「――地下空洞に、転送機?」
「――ようしっ……まるごと破壊だ」
「――ばーん」
「が」
「――!」
「――もうひとつ、地下空洞?」
「――またひとつ、地下空洞?」
「――ええい……全部破壊全部破壊っ」
「――ばーん」
「――ばばーん」
「……」
「ミルトン・シュラム少尉は~」
「――ロボット部隊の攻撃が、手薄になった?」
「――ならばっ」
「――半数は、重巡《星塵》にまわれっ」
「――離陸、させるのだっ」

 極地、〈君主たちの要塞〉――

「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは~」
「他の〈エネルギーの君主〉連中を前に、力説」
「――大執政官ペリー・ローダンめっ」
「――われらの再興の、最大の障害なのだっ」
「――アイツだけは、抹殺だっ」
「で」
「――だから、罠を用意したのだっ」
「――あたらしい地下空洞に、爆弾を転送するっ」
「――さっきみたいに、突入したとたん、ばーん、だ」
「――都市ごと吹っとんでも、かまわぬっ」
「――重巡《星塵》も、離陸させてなるかっ」
「――たしかに、われらも欲っする艦だが……」
「――ええいっ……離陸したら、迷わず砲撃っ」
「思いきりの良さを、褒めてあげたい」
「それでも」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは~」
「テラナーというものを、甘くみていました」

 トラファルガー市――

「ミルトン・シュラム少尉は~」
「――重巡《星塵》、離陸だっ」
「――なに、ここらへん、ネジが止まってない……かも?」
「――ええいっ……テラ製品は、これしきで壊れんっ」
「――出力、全開っ」
「――ぎちぎちちっごおごごごっ」
「無謀な加速で上昇する、重巡《星塵》」
「謎の極地要塞、あわてて砲撃しますが~」
「――どどーん(すか)」
「思いきりの良すぎる加速に、追いつけない」
「……」
「一方」
「ペリー・ローダンとタマ・ヨキダは~」
「ロボット部隊を、撃破して、投げ飛ばして~」
「――また、地下空洞?」
「――破壊だ、破壊っ」
「――内部なんて、確認不要っ」
「転送機は、爆弾を運ぶ間もなく~」
「――ばーん」
「思いきりの良すぎる破壊に、追いつけない」
「……」
「かくして~」
「ロボット部隊との市街戦は、終結へ向かうのでした」

 トラファルガー市――

「ペリー・ローダンは、惑星執政官コスマイ・セトラさんと、対面」
「――地下空洞について、なにかご存知のコトは?」
「惑星執政官コスマイ・セトラさん、曰く」
「――さっぱり、ですわ」
「が」
「ペリー・ローダン、こっそり惑星データバンクを、調べてみると」
「――ココ……あわてて記録を、消去したな?」
「――やはり、手引きしたモノが、いたということ?」
「一方」
「医療施設では~」
「タコ・カクタの容態は、ようやく峠を越えたところ」
「――もちろん、まだテレポートは無理じゃの」
「――精神的にも、ちょっとおかしくなっとるし」

□ Perry Rhodan-Heft

2436 . Uwe Anton / Die Teletrans-Weiche / 遠隔転送転轍機
2437 . Uwe Anton / Die immaterielle Stadt / 非物質都市
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト星系
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団

□ Perry Rhodan-Heft 2436話「遠隔転送転轍機」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2436.html ]

 新銀河暦1346年8月、銀河系、星系ソル――

「周知の、とおり~」
「銀河系は、終末戦隊〈反逆者〉の大攻勢を前に、青息吐息」
「このまま、では~」
「〈混沌の勢力〉の、資源採掘銀河として~」
「根こそぎにされて、しまうかも」
「そんな、なか~」
「自由テラナー連盟の、主星系ソルは~」
「強力無比のテラノヴァ・バリアを、なんとか展開・維持」
「唯一、もちこたえて、いたのです」

 恒星ソル――

「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士は~」
「――恒星ソル内部を、捜索するのだ」
「――超知性体アルケティムの遺体を、捜索するのだ」
「と、そんなとき」
「――恒星ソルのコロナの中で、一連の小規模構造震動を、観測?」
「――なにか、やってきた?」
「――恒星ソルから高次エネルギーをくみだして、土星軌道へ?」
「――だから、なにが?」
「……」
「報告を、うけて~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「機動要塞《プラエトリア》に、すぐさま乗艦」
「同行者は~」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士」
「フラン・イミスさん――なんの因果か、ブルの妻」
「マーク・ロンドン少年――あまり役立ちませんが、超能力があります」
「――本国防衛艦隊、急行だっ」

 土星軌道――

「ぱっくり」
「――時空の裂け目?」
「――直径180km?」
「――〈ハイパー穿孔〉?」
「思いだせば~」
「新銀河暦1344年」
「異宇宙の〈力強き者〉たちの宇宙船《セオサム》が、出現したとき」
「こんな雰囲気の、時空の穴が、開いたのでした」
「もっとも、あのときの〈ハイパー穿孔〉は、なかなか不安定」
「――こいつは、安定してますぞ」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士、推測して、曰く」
「――恒星ソルに出現したなにかが、高次エネルギーを供給しておるのです」
「高次観測装置〈カンター型セクスタント〉で、観察して、曰く」
「――軽度のストレンジネス効果が、見られるようですな」
「――ほほう……奥に次元トンネルが、つながっている?」
「ここで」
「もし、レジナルド・ブルに、瞬間切替スイッチがついていたら~」
「――スカラベ級重装甲小型艦で、突入だっ」
「――あ……」
「とか、いうところ」
「幸か不幸か、レジナルド・ブルは、熟慮逡巡」
「するうちに~」
「――〈ハイパー穿孔〉から?」
「――直径5mの?」
「――ありゃ、〈銀球〉だ」
「乗員は、超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテ」

 超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは、語る――

「それは、もう」
「挨拶もなしに、いきなり」
「――これは、〈遠隔転送転轍機〉です」
「――向うは、異宇宙ではありません」
「――ストレンジネスが違うのは、向こうが途方もなく遠いからです」
「――〈遠隔転送転轍機〉の設置期間は、88日間、です」
「――つまり、新銀河暦1346年11月13日になったら、消えます」
「――設置は、1回かぎり」
「――用途は、惑星テラと自由テラナー連盟の植民惑星の、人々の避難です」
「さらに」
「――向こうは、星系スターダストです」
「――座標は、教えません」
「――終末戦隊〈反逆者〉に漏れると、まずいでしょう?」
「……」
「レジナルド・ブル、聞きながら、思います」
「――びっくりだぜ」
「――超知性体〈それ〉、ってば?」
「――あれだけ、指図したあげく?」
「――頬っかむりで、戦線離脱?」
「――むか」
「――ここまできて、惑星テラを、放棄しろって?」
「思いっきり、不信感」
「……」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは~」
「古式ゆかしき紙製の、パンフレットのようなものを、提示」
「――星系スターダスト――惑星22個」
「――居住可能な惑星は、4つ」
「――惑星ジックス」
「――惑星アヴェダ」
「――惑星トロンドガーデン」
「――惑星カタラクト」
「――惑星カタラクトの大陸アウマルクだけ、立入禁止です」
「――他は、自由にお使いいただいて、かまいません」
「……」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは~」
「さらに、語ります」
「――〈遠隔転送転轍機〉通過にあたり、一点、問題があるのです」
「――ハイパー水晶が、ダメになってしまうのです」
「――ええ、ほとんど全部」
「――通過後は、5%程度しか、使えません」
「――それも、機能はもちろん低下」
「――でも、ご心配なく」
「――星系スターダストにも、ハイパー水晶くらいありますよ」
「――新しい文明を建設するのに、必要充分なくらいは、それはもう」

 自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは、行動する――

「そんなに、もう」
「勝手なことばかり、言われても」
「――とにかく、物件も見ないで、引越しは決められん」
「――ハイパー水晶、5%は、大丈夫てことだよな?」
「で、あれば」
「スカラベ級重装甲小型艦10隻を、用意」
「それぞれ、ハイパー水晶なしでもイケるように改造して、連結」
「さらに~」
「ハイパー水晶をつめこんだ金庫200基も、用意」
「……」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは~」
「――わたしも〈銀球〉も、たぶん無事では、すまないので~」
「――〈遠隔転送転轍機〉を、抜けたくありません」
「――88日後、〈遠隔転送転轍機〉が消えるときに、帰ります」
「――それまで、こちら側に、泊まらせてもらいます」
「レジナルド・ブルの苦闘に、ついては~」
「邪魔もしないが、助力もしない」
「と、いう態度」
「……」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「用意した、連結スカラベ級重装甲小型艦に、乗艦」
「同行者は~」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士」
「フラン・イミスさん」
「マーク・ロンドン超能力少年」
「さらに~」
「ジョン大尉が指揮する、ストレンジネス・スカウト」
「ストレンジネス耐性をもつ、選抜者部隊です」
「――突入だっ」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテの弁に、よれば~」
「航行は、たったの1時間」
「それ自体は、問題なし」
「でも」
「――うっ」
「――ううっ」
「到着後~」
「乗員たち、ストレンジネス効果にのたうちまわること、3時間」
「徐々に回復して、活動を再開」
「が」
「――ブリー?」
「――おーい、ア・ナ・ター?」
「――もしもーし?」
「――ごきっ」
「――?」
「――どうしましょう……ブリーが起きないの」
「レジナルド・ブルだけ、昏睡状態のまま」
「医師の診断に、よると~」
「――昏睡、というより~」
「――催眠状態みたい、ですな」
「――手持ちの機器では、手がつけられません」
「……」
「そうこうする、うちに~」
「乗員たちは~」
「――使えるハイパー水晶を、かきあつめるんだっ」
「――よおしっ……生命維持装置、復旧」
「――ハイパー水晶金庫200基は、?」
「――4時間後に、送ってくることに、なっていたはず……」
「――あれだっ」
「――がしっ」
「――あー……びっくりするくらい、使えるハイパー水晶、少ないんですけど」
「――あ、コレなんか、まだイケる」
「乗員総出、涙ぐましい選別作業の、結果~」
「スカラベ級重装甲小型艦2隻、機能回復」
「1隻は、星系ソルへ、報告に」
「2隻目は、星系スターダストへ、偵察に」
「でも」
「レジナルド・ブルは、まだ覚醒しない」
「――おーい、ア・ナ・ター?」
「――もしもーし?」

 レジナルド・ブル、催眠状態――

「――はっ」
「周囲の景色は、おなじみです」
「――超知性体〈それ〉の人工惑星ワンダラー?」
「――あれは、機械都市……だよな?」
「――とりあえず、行ってみよう」
「すると」
「おなじみの番人、登場」
「惑星テラ、西部開拓時代のやさぐれ市民、ピート・ローランド」
「――オレっちの時代でないと、倒せないんだってば……」
「――ばーん」
「いつものコルト・ピースメーカーで、決着」
「機械都市へ、たどりつくと~」
「レジナルド・ブルを、出迎えたのは~」
「ホムンク――超知性体〈それ〉の人造生命」
「曰く~」
「――主人から2つのヴィジョンを、預かっています」
「――では、まず、ひとつめを……」

 レジナルド・ブル、第1のヴィジョン――

「――はっ」
「周囲の景色は、見たことないけど、すばらしい惑星」
「テラニアみたいな、広大な百万人都市」
「――すばらしい」
「――すばらしい」
「連呼すること、数えきれず」
「惑星各地を、物見遊山」
「と」
「――あれは?」
「炭色した岩塊からなる針、のようなもの」
「全長1000m」
「――ロケット?」
「――《スターダスト》!」
「炭色した岩塊は~」
「人類最初の月ロケット《スターダスト》を、思わせたり」
「――すばらしいっ」

 レジナルド・ブル、第2のヴィジョン――

「――はっ」
「周囲の景色は、見たくない未来の光景」
「――おぎゃあ?」
「――クローディ……ぐっすん」
「レジナルド・ブルは~」
「クローディアちゃん――未来で生まれる一人娘――を、抱きしめて~」
「妻フランさんの喪に、服しています」
「で」
「――〈反逆タンク〉5360部隊?」
「――戦隊要塞〈反逆コーン〉2基?」
「――戦隊マシーン1基?」
「――〈テラノヴァ・バリア〉を、一斉砲撃?」
「星系ソルの絶対防衛線〈テラノヴァ・バリア〉は、震撼」
「〈テラノヴァ・バリア〉を、支える~」
「モノクローム・ミュータント意識集合体〈ニュークリアス〉は~」
「ふくらんだり、しぼんだり……もう、限界」
「〈ニュークリアス〉を、支える~」
「〈テラノヴァGS〉では~」
「サポーター数千人が、急性心不全」
「〈テラノヴァ・バリア〉を、生成する~」
「テラノヴァ艦隊、ロレッタ級テンダーは~」
「過負荷に耐えきれず、ついに1隻、また1隻と、爆散」
「――〈テラノヴァ・バリア〉が、崩壊した?」
「星系ソルになだれこむ、終末戦隊〈反逆者〉」
「――どどーん」
「自由テラナー連盟本国防衛艦隊を、蹴散らし~」
「――どどどーん」
「超兵器ポテンシャル・ランチャーが~」
「海王星も」
「天王星も」
「土星も」
「木星も」
「火星も」
「――惑星テラも?」
「――ばーん」
「……」
「で」
「――はっ」
「レジナルド・ブルが、われにかえると~」
「そこは、人工惑星ワンダラーの機械都市」
「ホムンク、曰く」
「――ここで、ヴィジョンは、終了です」

 星系スターダスト――

「――はっ」
「レジナルド・ブルの目が、醒めました」
「――あー、なんか頭がガンガンする」
「催眠状態で体験したヴィジョンを、周囲に語るうち~」
「ようやく~」
「調子を、とりもどします」
「――まずは、惑星アヴェダを調査だっ」
「――衛星アシスとアクワルが、あるのだっけ?」
「惑星アヴェダの地表には~」
「月宇宙船《スターダスト》に似た、巨岩があります」
「つまり?」
「体験したヴィジョンのひとつは、この惑星の潜在的未来……」
「とか、いうこと」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
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[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 作家エルンスト・ヴルチェク氏、死去。享年67歳。
 4月22日午前、ウィーン近郊ブルンにて。死因は、急性心筋梗塞。
 長いこと Perry Rhodan-Heft を支えてくれたことに、感謝。


d-information ◆ 508 [不定期刊] 2008/04/28
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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