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507 [2008/04/21]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2435 . Michael Marcus Thurner / Die Nega-Cypron / 負サイプロン
2436 . Uwe Anton / Die Teletrans-Weiche / 遠隔転送転轍機
2437 . Uwe Anton / Die immaterielle Stadt / 非物質都市
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト・システム
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / 人々、スターダストへ

□ Perry Rhodan-Heft 2435話「負サイプロン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2435.html ]

 2000万年前、タレ=シャルム銀河、惑星タルクィナ――

「サイプロン政界は~」
「最高権力者・究極評議員の座をめぐって、まっぷたつ」
「――同盟者さんの、ご助力あっての、サイプロンだ」
「――タレ=シャルム銀河の図面作成、完遂するのだ」
「――ぜひ、ランダ・エイスくんを、究極評議員にっ」
「という、保守・同盟派」
「――同盟者さんの、口車に乗って~」
「――タレ=シャルム銀河の図面作成なんて、まっぴらだっ」
「――ぜひ、指導者デコ・フォルラネを、究極評議員にっ」
「という、革新・分離派」
「で」
「――ばばばっ」
「――だだだっ」
「いきなり、分離派クーデター、勃発」
「評議会議場は、阿鼻叫喚」
「で」
「まきこまれ型主人公、ペリー・ローダン」
「誤認逮捕される不良役、双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「――オマエ、じつはイイヤツだな」
「――ふん」
「両名の活躍で、分離派は敗走」
「首謀者デコ・フォルラネ、逃走中」
「とはいえ、評議員11名、死亡」
「……」
「ところで」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿、戦闘中のコトを、追想して曰く」
「――そういえば」
「――パラポール・ベールを突破しようとした連中が、いたな」
「――すごい殺気というか、邪悪な闘気みたいなの、出してたぞ」
「究極評議員候補ランダ・エイス、報告を聞いて、曰く」
「――負サイプロン?」
「――でも……そんなはずは?」
「――いや……まさか?」
「逡巡する、究極評議員候補ランダ・エイス」
「そこへ、一報」
「――僧院長ダリン・アバンギー氏から?」
「――でも……なんでいま?」
「――いや……まさか?」
「話題に乗れない、ペリー・ローダン」
「耐えきれなくて、口をはさみます」
「――あの……負サイプロンとは?」
「――あの……僧院長ダリン・アバンギー氏とは?」
「説明に、よれば」
「――バイバルク大陸に隠遁している、負サイプロンのこと、であります」
「――負サイプロン指導者、僧院長ダリン・アバンギー氏のこと、であります」

 究極評議員候補ランダ・エイスは、バイバルク大陸へ――

「――いま、公人として訪問は、まずいのでは?」
「――私人として訪問なら問題なし、でありますっ」
「究極評議員候補ランダ・エイス」
「ペリー・ローダン」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「3名を背中に乗せた、ホボゲイさんのロボット芋虫は~」
「――ばじゃじゃじゃっ」
「バイバルク大陸まで、海面・全力疾走」
「道中、もうすこし、話を聞かせてもらいましょう」
「……」
「サイプロン――」
「惑星サイプロナに発祥した、肺・エラ両呼吸の知性体」
「フツーの両生類由来の種族、でしたが~」
「振動プシの影響で、突然変異」
「〈負の球体〉に、適応進化」
「パラ能力を、身につけたり」
「で」
「800年前――」
「負サイプロン――〈負の球体〉により適応した支族――が、分枝」
「負サイプロンは、陸上生活に完全適応」
「エラは、ありません」
「〈負の球体〉の中でも、完璧な方向感覚」
「それでも、同族意識は、つかず離れず」
「サイプロンと負サイプロン」
「一致団結して、終末戦隊〈反逆者〉に対抗」
「負サイプロンは、サイプロン艦の水先案内を買って出ます」
「が」
「終末戦隊〈反逆者〉所属、ゲンプロクス分析者に、分析されて」
「――負サイプロンは?」
「――極上の〈放射体〉だから?」
「――〈混沌の勢力〉に、仕えよ?」
「終末戦隊〈反逆者〉は~」
「負サイプロン200名を、拉致」
「サイプロンは~」
「同胞奪還に成功、したものの~」
「――ボクタチ、ハンギャクシャニ、オツカエシマス」
「200名は、〈ラボラトの爪〉を、移植されていました」
「そこへ」
「謎の人物、来訪」
「――わたしの名は、キ=ミョ」
「――キミたちの同盟者になりたいお方から遣わされた、使者です」
「――同盟者さんから、伝言です」
「――〈ラボラトの爪〉から、仲間を救いたいのじゃろうっ?」
「――手助けして、しんぜようっ」
「使者キ=ミョは、サイプロン医学の進展に総力支援」
「――うっ」
「犠牲も、ありましたが~」
「――はっ」
「200名のうち、40名は正気にもどって、生きのびました」
「とはいえ」
「――ひー」
「――こわいよー」
「――もう、サイプロン艦の水先案内は、いやだよー」
「以後~」
「負サイプロン種族は、深刻なトラウマを抱えることに」
「最後の、お務めは~」
「故郷惑星サイプロナが、〈混沌叢〉に呑みこまれたとき」
「――こわいけど、同胞の危機だよー」
「惑星タルクィナまで、避難活動に従事」
「その後~」
「サイプロンにも、スフェリカー――〈負の球体〉水先案内能力者――が誕生」
「もういいかなー、てな感じで」
「負サイプロンは、バイバルク大陸を霧で覆って、ひきこもり」
「訪ねても、霧の中でぐるぐる、してしまうのです」
「……」
「――で、この霧を、どうやって突破すると?」
「究極評議員候補ランダ・エイスは~」
「知恵と、勇気と、勘と、度胸で~」
「ホボゲイさんのロボット芋虫を、道案内」
「――ばじゃじゃじゃっ」
「一行は、なんとか、バイバルク大陸に上陸」

 バイバルク大陸、サムシングル市――

「究極評議員候補ランダ・エイスは~」
「単身、僧院長ダリン・アバンギー氏と、面会に」
「ペリー・ローダン」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「ホボゲイさんのロボット芋虫」
「3名は、市内見物に」
「負サイプロンに、声をかけてみましょう」
「――は、はろー?」
「無視、されました」
「……」
「究極評議員候補ランダ・エイスは~」
「僧院長ダリン・アバンギー氏の、面前で~」
「――デコ・フォルラネっ」
「クーデター首謀者=分離派の指導者デコ・フォルラネと、いきなり再会」
「僧院長ダリン・アバンギー氏、曰く」
「――両派の主張を、聞いてみたくてのぉ」
「――負サイプロンが、どちらを支持すべきか」
「――さあ、語るがよい」
「分離派の指導者デコ・フォルラネ、曰く」
「――同盟者さんの、口車に乗って~」
「――タレ=シャルム銀河の図面作成なんて、まっぴらだっ」
「――サイプロンは、オレを筆頭に、楽して暮らすのですっ」
「――負サイプロンさんも、協力してください」
「同盟派ランダ・エイス、曰く」
「――同盟者さんの、ご助力あっての、サイプロン、でありますっ」
「――この身を賭して、究極評議員の任を果たす所存っ」
「――職権濫用なんて、もってのほかっ」
「――負サイプロンさんに迷惑はかけない、でありますっ」
「で」
「僧院長ダリン・アバンギー氏」
「負サイプロンの古老7名と相談・決断して、曰く」
「――負サイプロンとしては~」
「――同盟派を、支持したいのぉ」
「いかにもな帰結、ですが~」
「分離派の指導者デコ・フォルラネは、キレました」
「――ばばばっ」
「――だだだっ」
「分離派同志、乱入」
「面会場所は、阿鼻叫喚?」
「には、なりませんでした」
「負サイプロンのパラ能力は、圧倒的」
「――うっ」
「分離派の指導者デコ・フォルラネ、あっさり死亡」
「……」
「その頃」
「ペリー・ローダン」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「ホボゲイさんのロボット芋虫」
「3名は、気がつきました」
「――負サイプロンが、ぞろぞろ?」
「――広場の石柱のまわりに、集まって?」
「――!」
「ねじれた石柱には、影がない」
「――これって?」
「驚愕する、ペリー・ローダンに~」
「負サイプロンの女性がひとり、声をかけます」
「――負サイプロンは、ねぇ」
「――望んだ、異生命体の形に、なれるのよねぇ」
「――ほら(と、テラナーに化ける)」
「――で、死ぬと、こういうオベリスクになるのよねぇ」
「つまり」
「――(キミらは、サイノスの始祖、てこと?)」
「ペリー・ローダン、心でつぶやきます」
「もちろん~」
「ここは、〈文脈改竄機〉で〈文脈跳躍〉して来た2000万年前」
「知りえた史実が、どの程度まで~」
「もどった未来で、真実なのか~」
「微妙なところでは、あるのですが」
「で」
「――ペリー・ローダンさん?」
「――僧院長ダリン・アバンギー氏が、お呼びです」
「……」
「で」
「僧院長ダリン・アバンギー氏、曰く」
「――貴殿のココロを、見せてもらいたいのぉ」
「――あ」
「まあ、いいか」
「と、いうか、サイノスの先祖相手では、隠せるはずもなし」
「結果」
「僧院長ダリン・アバンギー氏、曰く」
「――なるほど、のぉ」
「――負サイプロンとしては~」
「――貴殿の活動を、阻止もせぬが、支援もせぬ、ということで」
「――よいかの?」

 数日後、ランダ・エイス、究極評議員選挙に当選――

「最高権力者・究極評議員ランダ・エイスは~」
「〈上潮洞〉――究極評議員だけが立入許可された場所――へ」
「そこで」
「――!」
「サイプロン種族、最後の秘密を、知るのでした」
「――ざっぱーん」
「……」
「一方」
「ペリー・ローダンは~」
「天文台――タレ=シャルム銀河の図面を作成している施設――へ」
「そこで」
「――!」
「――この超高性能な計算脳を?」
「――タレ=シャルム銀河の図面作成のため、〈同盟者〉さんからもらった?」
「――でも、これって?」
「――バコシュウィシュ種族の〈監視柱〉が2基、ですよ?」
「つまり」
「――同盟者さんて、やっぱり?」
「――そうです、超知性体アルケティムさまです」
「ペリー・ローダンの前に~」
「使者キ=ミョの立体映像が、出現」
「〈法行進〉艦隊司令・女将軍カムコさんと同じアエガン人の男性、の姿形」
「で」
「使者キ=ミョの立体映像は~」
「ペリー・ローダンに、語ります」
「――タレ=シャルム銀河の、45%が~」
「――〈混沌胞〉と〈混沌叢〉に、覆われてしまいました」
「――タレ=シャルム銀河の、中央部の~」
「――超巨大ブラックホール、マルギン=クリロクスのご近所には~」
「――〈混沌叢〉数ダースからなる超集積体が、できています」
「――タレ=シャルム銀河の、50%が~」
「――〈混沌叢〉で、つながってしまうと~」
「――もう、〈負の球体〉建設は、止められません」
「……」
「――ざっぱーん」
「最高権力者・究極評議員ランダ・エイスは~」
「ペリー・ローダンに、語ります」
「――じつは~」
「――サイプロンは、滅亡することに、定まっていますが~」
「――当面、他言無用、であります」
「ペリー・ローダン、思います」
「――(負サイプロンの未来=サイノスのコトに、ついては~)」
「――(当面、他言無用、にしておこう)」
「最高権力者・究極評議員ランダ・エイス、さらに曰く」
「――これから~」
「――究極評議員の、権限で~」
「――超知性体アルケティムさまの使者キ=ミョ氏を~」
「――惑星タルクィナに招待、であります」

 同じ頃、時間航行艦《ジュール・ヴェルヌ》――

「――テラナーのど根性を、忘れたのっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんは、乗員に説法」
「タレ=シャルム銀河は、原〈負の球体〉です」
「物理法則、変容中」
「高性能の駆動系も、青息吐息」
「左右上下も、わからない」
「それでも」
「――メタグラヴっ」
「なんとか、航行していました」
「が」
「――ごーっ」
「超空間で、突風一迅」
「ぽっとん」
「通常空間に、落ちたところが~」
「いわば、〈混沌の勢力〉の、超大規模な工事現場」
「――〈反逆タンク〉数千隻?」
「――〈戦隊マシーン〉1基?」
「――戦隊要塞〈反逆コーン〉49基?」
「編隊の中央に位置するのは、さしわたし864kmの巨大構造物」
「――戦隊要塞〈反逆コーン〉が?」
「――96基、合体してる?」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉は、微妙にねじれたHの形」
「積み重ねると、ゆるっとしたネジネジ」
「二重螺旋型・構造物に、なるわけです」
「もちろん」
「のんびり観察する余裕なんて、なし」
「長居無用」
「モンドラ・ダイアモンドさんは、即時撤退を指示」
「が」
「――失敗っ」
「――失敗失敗失敗っ」
「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「244回、不屈の努力で、ようやくリニア空間へ」
「が」
「――ここにも、〈反逆タンク〉部隊がっ」
「――ふりきるのよっ」
「――ふりきりなさいっ」
「――だから……そんな眼で、こっちを見ないっ」
「危機的状況です」
「……」
「その頃――」
「《ジュール・ヴェルヌ》の、キャビン」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「迷っていました」
「――コレを、使うのか使うのか、オレ?」
「――無理に使用すると、頭がどうにかなるかも?」
「――ええいっ……怯むな、オレ」
「かぶってみました」
「――ベクトル・ヘルメットっ」
「――!」
「――すっきりすっきりだぞ、オレ」
「原〈負の球体〉にいるのが、嘘みたい」
「方向感覚とか、土地勘みたいなモノが、働くようになりました」
「――モンドラさん、右だ」
「――モンドラさん、左だ」
「〈反逆タンク〉を、ふりきりました」
「つづいて」
「――メタグラヴ機関の、ここをこう」
「――メタグラヴ機関の、そこをそう」
「超空間航行が、ふたたび可能に」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、赤色矮星の周回軌道へ」
「そこで」
「アラスカ・シェーデレーア、ばったり」
「意識不明」
「が」
「しばらくすると、覚醒」
「――このままだと事態はかわらないぞかわらないぞ」
「――これ以上、使用すると、頭が本当にどうにかなるかも?」
「――ええいっ……怯むな、オレ」
「――ベクトル・ヘルメットっ」
「――!」
「――もしもし?」
「――サイプロン艦隊さん?」
「――こちら、《ジュール・ヴェルヌ》」
「――助けてください」

 サイプロン艦隊、《ジュール・ヴェルヌ》に接近――

「――こちら、サイプロン艦隊指揮官カレオ・ラシ」
「――まずは、臨検させてもらう(オマエら〈混沌の勢力〉じゃないのか?)」
「でも」
「《ジュール・ヴェルヌ》の司令室に、足を踏みいれた途端」
「設置された〈監視柱〉に、気づきました」
「――これって?」
「――サイプロンが〈同盟者〉さんからもらった計算脳と同じ、だよな?」
「つまり」
「――同志だっ(がしっ)」
「――同志ねっ(がしっ)」
「で」
「サイプロン艦2隻が、《ジュール・ヴェルヌ》にドッキング」
「惑星タルクィナまで、道案内」
「道中~」
「サイプロン艦隊指揮官カレオ・ラシ、説明して曰く」
「――合体した戦隊要塞〈反逆コーン〉96隻?」
「――ならは、追加合体49基で、144基編成ですね」
「――そうやって、〈混沌叢〉建設を、加速するみたいなのです」

 《ジュール・ヴェルヌ》艦内時間:新銀河暦1347年1月初頭――

「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「惑星タルクィナに、到着」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――ペリーっ」
「むぎゅ、としたとか、しないとか」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと

 超空間、今週も荒れ模様。


d-information ◆ 508 [不定期刊] 2008/04/21
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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