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505 [2008/04/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2433 . Wim Vandemaan / Der Zorn des Duals / 双頭大佐の怒り
2434 . Michael Marcus Thurner / Die Halbraumwelt / 半空間惑星
2435 . Michael Marcus Thurner / Die Nega-Cypron / ネガ=サイプロン
2436 . Uwe Anton / Die Teletrans-Weiche / 遠隔転送転轍機
2437 . Uwe Anton / Die immaterielle Stadt / 非物質都市

□ Perry Rhodan-Heft 2433話「双頭大佐の怒り」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2433.html ]

 紀元前2005万9813年、タレ=シャルム銀河――

「ペリー・ローダン留守中の~」
「時間航行艦《ジュール・ヴェルヌ》では~」
「艦内暦は、すでに、新銀河暦1346年12月10日」
「その日~」
「惑星アタ・タゲノにて――」
「ペリー・ローダンは~」
「〈混沌の勢力〉所属、双頭大佐エカトゥス・アティモス殿を、捕獲」
「サイプロン艦隊の旗艦《シャルクヴァ》に、連行」
「で」
「サイプロン艦隊は~」
「――可及的速やかに、中枢惑星タルクィナへ帰到したい、であります」
「――中継惑星〈潟月〉へ急行、であります」

 サイプロン艦隊、旗艦《シャルクヴァ》――

「指揮官は、サイプロンの男前ランダ・エイス」
「が、立体映像マスクを、はずすと~」
「――エラ呼吸?」
「――両生類由来の種族、であります」
「一方」
「ペリー・ローダンは~」
「タレアム――タレ=シャルム銀河の主要言語――も、学習したし」
「いろいろと、質問したい」
「でも」
「ホボゲイさんは~」
「着用するロボット芋虫が巨大だから、と格納庫住まい」
「となれば」
「質問する相手は、サイプロン」
「サイプロン指揮官、ランダ・エイスサイプロンは~」
「ペリー・ローダンを、同志とみなして丁重なあつかい」
「だから~」
「種族のコトも、包み隠さず、語ります」
「――サイプロンは~」
「――フツーの種族、でしたが~」
「――振動プシの影響で、いろいろポジティヴに突然変異、であります」
「――特異なパラ能力を、身につけた、であります」
「――旗艦《シャルクヴァ》だけでも~」
「――テレパスっ」
「――パララオシャーっ」
「――暗示能力者っ」
「――記憶可塑能力者っ」
「――パラオプテーターっ」
「――他、多数っ」
「――さらに」
「――ここ、旗艦《シャルクヴァ》には~」
「――スフェリカー=〈負の球体〉を水先案内する能力者4名が、搭乗」
「――そしてっ」
「――アンティ・ミュータント的な者もっ」
「――捕虜・双頭大佐エカトゥス・アティモスが~」
「――パラポーラライゼーターを生成するのも阻止、であります」
「語ります」
「――サイプロンは~」
「――名前は伏せますが、とある強力な同盟者さんから~」
「――タレ=シャルム銀河の図面作成をひきうけた、であります」
「――ここ、旗艦《シャルクヴァ》司令室には~」
「――タレ=シャルム銀河の図面が、ほらこのとおりっ」
「語ります」
「――振動プシは~」
「――プシオン網相当の機能を果たす、であります」
「――カオタークは~」
「――振動プシを介して、タレ=シャルム銀河の領域を、操作して~」
「――周囲のプシオン網から遮断、であります」
「――われわれは~」
「――こうした網を、感知して~」
「――相矛盾する影響を取り除ける、であります」
「語ります」
「――サイプロンは~」
「――終末戦隊〈反逆者〉の構成員を条件付けする、〈ラボラトの爪〉を~」
「――アトレントゥス処置で、無力化できる、であります」

 サイプロン艦隊、航行中――

「アトレントゥス処置、開始」
「――ぷす」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿に、注射1本」
「――ちゅーっ」
「ナノテク組織を、注入」
「――うーん」
「眠りにつく、双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「――アトレントゥス処置、完了まで?」
「――数日?」
「で」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿の体内、では~」
「ナノテク組織が~」
「――わー」
「――〈ラボラトの爪〉、発見」
「――〈ラボラトの爪〉、カプセル化」
「……」
「〈ラボラトの爪〉を、摘出しようと、すると~」
「〈ラボラトの爪〉は、双頭大佐エカトゥス・アティモス殿を、殺してしまう」
「でも」
「影響だけ排除なら、問題なし」
「さすがは、サイプロン」
「――ついでに、発信器とかも、仕込んでおく、であります」
「さすがは、サイプロン」
「……」
「その間も~」
「サイプロンの猛者たちは~」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿の移動ロボットを、調査継続」
「大量のパラポーラライゼーターを、発見」
「あわてて、艦外に投棄したり」
「……」
「――うーん」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿は~」
「うなされ、ながら~」
「こんな記憶を、ひもとくのでした」

 双頭大佐エカトゥス・アティモスの記憶:ベクトル惑星――

「伝説のベクトル惑星――」
「かつて、超転送システムの一部だった、とか」
「かつて、幾多の次元に存在していた惑星を~」
「かつて、幾多の次元から切り離して~」
「かつて、単一の次元に埋めこんだ、とか」
「かつて、これらベクトル惑星を経由して~」
「かつて、幾多の宇宙の望みの場所に、零時間で到達できた、とか」
「かつて、委細不明ながら、大災厄があって~」
「かつて、幾多の断片に分たれてしまった、とか」
「……」
「そんな、伝説のベクトル惑星に、着陸した~」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「――困った」
「なぜか、宇宙船に、戻れない」
「と」
「うろうろ、しているうちに~」
「――キノコ型のドーム?」
「――伝説の超転送システムの一部だった、とか?」
「もし、ペリー・ローダンだった、なら~」
「〈無限への架け橋〉のピルツドームを、想起するところ」
「その下で」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「ベクトル惑星の牢名主みたいな〈興味職人〉と、遭遇」
「――このベクトル惑星は、一方通行なのじゃ」
「――起点から、終点まで~」
「――定められた順路のみ、歩めるのじゃ」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「示された順路を、進むことに」
「ホネオリ川を、ガウンドラム船で下り~」
「――あら」
「――あーら」
「カミナリ姉妹のふたり――釣りをするヒキガエル娘たち――とか~」
「変な連中を、やりすごし~」
「さらに変な連中を、やりすごし~」
「終点・怒りのホールで、〈興味職人〉と再会」
「――あの奇妙な連中は、のぉ~」
「――貴殿に、気づかれないように~」
「――貴殿を、傷つけないように~」
「――貴殿の秘めた力に、あやかったのじゃな」
「――貴殿の内には、大きな怒りが煮えておる」
「?」
「そのあと」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「ふたたび宇宙船へ戻ると、難なく離陸成功」
「奇妙な体験、だったのです」

 サイプロン艦隊、航行中――

「アトレントゥス処置から、3日」
「――はっ」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「覚醒」
「これで」
「埋めこまれた〈ラボラトの爪〉の条件付けから~」
「自由になった、はず」
「なので」
「ペリー・ローダンが~」
「早速、面会して、曰く」
「――キミは、自由だ」
「――もし、キミが望むなら、コスモクラートの側に寝返ればいい」
「――そうすれば、共に戦えるぞ」
「――あとは、キミが決めることだ」
「で」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「あれこれ、考えます」

 12月14日、サイプロン艦隊、航行中――

「――!」
「――現在位置が?」
「――わからない?」
「――ここ、旗艦《シャルクヴァ》には~」
「――スフェリカー=〈負の球体〉を水先案内する能力者が4名もいるのに?」
「まさに、不測の事態」
「旗艦《シャルクヴァ》が、進路を示さなければ~」
「サイプロン艦隊は、立往生です」
「が」
「旗艦《シャルクヴァ》の主計算脳には~」
「――強力な同盟者さんから、もらった副プログラムが?」
「――〈混沌の勢力〉の時空ルータから〈戦隊通信〉を読み取って?」
「――座標を特定できる?」
「あとは~」
「難なく、中継惑星〈潟月〉へ」

 サイプロン艦隊は、中継惑星〈潟月〉へ到着――

「サイプロン指揮官、ランダ・エイスサイプロンは~」
「ペリー・ローダンを、同志とみなして丁重なあつかい」
「だから~」
「さらに秘密を、語ります」
「――ここで~」
「――担当の〈眠れる者〉から~」
「――サイプロンの中枢惑星タルクィナの座標を受領する、であります」
「――惑星タルクィナは~」
「――故郷恒星サイプから、距離1万光年の長大周回軌道にあって~」
「――現在座標は、〈眠れる者〉数名しか知らない、であります」
「――安全上の措置、であります」
「……」
「一方」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿は~」
「中継惑星〈潟月〉まで、8日間」
「それなりに、時間がありました」
「サイプロンのアンティ・ミュータントの目を、盗んで~」
「――(ゆっくり、こっそり)ぽっとん」
「――(ゆっくり、こっそり)ぽっとん」
「作ったのは、パラポーラライゼーター2個」
「口にふくんで、隠してみたり」
「中継惑星〈潟月〉に、着陸するや~」
「パラポーラライゼーター1個を、使用して~」
「――パラポール・ベールっ」
「サイプロン艦隊の旗艦《シャルクヴァ》から、逃走」
「パラポーラライゼーター2個目を、使用して~」
「――パラポール・ベールっ」
「さらに、遠くへ、逃げのびます」
「が」
「じつは、この逃走劇~」
「サイプロン艦隊・指揮官ランダ・エイスの、想定内」
「曰く」
「――キミは、自由、であります」
「――ただし、もし、キミが寝返えらないなら~」
「――死んで、地獄に落ちてもらう、であります」
「――あとは、キミが決めること、であります」
「どこまで、逃げても~」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿の体内には、発信器」
「サイプロン艦隊・指揮官ランダ・エイスの手には、起爆スイッチ」
「さすがは、サイプロン」
「ついでに、爆弾とかも、仕込んである、のでした」

 中継惑星〈潟月〉、波打ち際、双頭大佐エカトゥス・アティモス――

「――ざっぱぁぁん」
「そもそも~」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿は、改造生物」
「エカトゥス・アヤストレウス――」
「〈負の球体〉出身、トカゲのような知性種族オドン人の、出世頭」
「有する超能力が~」
「――パラポール・ジェネレーター」
「アティモス・フライ――」
「もと、コスモクラート陣営の策士が、〈混沌の勢力〉に転向」
「有する超能力が~」
「――ゼロトランス能力」
「両名は~」
「戦隊解剖学者フォホム先生の、執刀により~」
「改造されて、双頭大佐に」
「が」
「以来~」
「いわく言いがたい苦悶に、苛まれ~」
「相対的不死の肉体を、呪いながら~」
「――任務を果たせば、苦悶をとりのぞいてやる」
「上司の約束なんかを、頼りに~」
「欝憤を、〈秩序の勢力〉に、ぶちまけてきました」
「――ざっぱぁぁん」
「いまだって~」
「身体が、重くて、だるくて~」
「とてつもなく、苦痛で苦悶」
「――ああ、オレ、どうすれば」
「思いあまって~」
「――ざっぱぁぁん」
「海に、飛びこみました」
「と」
「――!」
「なんだか、快適です」
「苦痛も苦悶も、きれいさっぱり」
「――はっ」
「――まさか、オレ、自分が水棲生物だって、忘れてた?」
「――ちがうっ(オレは、そんなうっかりじゃないっ)」
「――てことは、〈混沌の勢力〉の巧妙な戦術?」
「――自分が水棲生物だって、忘れさせられて?」
「――いわく言いがたい苦悶に、苛まれ?」
「――相対的不死の肉体を、呪いながら?」
「――任務を果たせば、苦悶をとりのぞいてやる」
「――とか、騙されて?」
「――欝憤を、〈秩序の勢力〉に?」
「――恐るべし、〈混沌の勢力〉っ」
「そのとき~」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿」
「ベクトル惑星の〈興味職人〉の言葉を、思い出す」
「――そうだっ」
「――オレの内には、大きな怒りが煮えているっ」
「……」
「しばらくして」
「――ざっぱぁぁん」
「波打ち際から、元気いっぱい」
「双頭大佐エカトゥス・アティモス殿は、走りだしました」
「サイプロン艦隊の旗艦《シャルクヴァ》まで、全速力」
「ふっきれた、良い顔を、しています」

 12月22日、サイプロン艦隊、中継惑星〈潟月〉を発進――

「新たな同志を、加え~」
「行先は、もちろん、サイプロンの中枢惑星タルクィナ」
「およそ2日の、航程です」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 肩こりは、つらいですね。


d-information ◆ 505 [不定期刊] 2008/04/07
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