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504 [2008/03/31]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2432 . Hubert Haensel / Proto-Negasphäre / 原〈負の球体〉
2433 . Wim Vandemaan / Der Zorn des Duals / 双頭大佐の怒り
2434 . Michael Marcus Thurner / Die Halbraumwelt / 半空間惑星
2435 . Michael Marcus Thurner / Die Nega-Cypron / ネガ=サイプロン
2436 . Uwe Anton / Die Teletrans-Weiche / 遠隔転送転轍機

□ Perry Rhodan-Heft 2432話「原〈負の球体〉」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2432.html ]

 紀元前2005万9813年、タレ=シャルム銀河――

「球状星団アクオン=ゴリッサの、超空間繭〈インタゾ〉は~」
「〈秩序の勢力〉陣営、〈負の球体〉建設阻止運動の、秘密基地」
「〈産道〉は~」
「ンタンタ・タレ=シャルム銀河のエレダイン=シションに繋がる、補給路」
「〈秩序の回廊〉は~」
「タレ=シャルム銀河内部に繋がる、突入口」
「で」
「タレ=シャルム銀河では、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉建設事業を完遂したい」
「各所の星域に、建設した〈混沌胞〉」
「〈混沌胞〉を相互接続して、〈混沌叢〉を形成し~」
「〈混沌叢〉が、タレ=シャルム銀河全域を、覆いつくせば~」
「タレ=シャルム銀河は、〈負の球体〉」
「で」
「〈秩序の勢力〉は、〈負の球体〉建設事業を、阻止したい」
「先日、のことですが~」
「超知性体アルケティム配下~」
「女将軍カムコさん指揮下の、〈法行進〉艦隊18万隻は~」
「超空間繭〈インタゾ〉から、〈秩序の回廊〉を抜けて~」
「タレ=シャルム銀河内部に、突入」
「その、直前」
「女将軍カムコさんの旗艦《タロシ》に、来客がひとり」
「《ジュール・ヴェルヌ》の、ペリー・ローダン」
「ですが」
「この、ペリー・ローダン」
「〈法行進〉艦隊、全艦が、〈秩序の回廊〉に突入しても、なお~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、帰ってきませんでした」
「超空間繭〈インタゾ〉に足止めの、《ジュール・ヴェルヌ》」
「艦内では、不安のうちに時間が流れていきます」
「……」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「かつて、ペリー・ローダンの子供を産んだ女」
「最近、ヨリをもどしたいなあ、なんて」
「当然」
「モンドラ・ダイアモンドさんの妄想は、膨らむ膨らむ」
「――ペリーが、拉致られた?」
「――カムコに、拉致られた?」
「――ああ、いまごろ、軟禁されたペリーは?」
「――あんなことや、こんなことまで?」
「……」
「じつは~」
「拉致したのは、別の人たち」
「〈混沌の勢力〉陣営、終末戦隊〈反逆者〉の~」
「〈双頭大佐〉エカトゥス・アティモス殿」
「〈終末式部官〉グリンヴァラン殿」
「なのです、が」
「現時点で、モンドラ・ダイアモンドさんも、カムコさんも~」
「この事実を、知りません」

 超空間繭〈インタゾ〉、《ジュール・ヴェルヌ》――

「〈秩序の回廊〉の〈門〉から~」
「続々と帰到する、〈法行進〉艦隊」
「――手ひどく、やられてますね」
「――7000隻くらい、足りないし」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「好機到来、とばかり」
「――《ジュール・ヴェルヌ》搭載艇は、救援活動よっ」
「――さあ、わたしたちも、詰問に……救援にいくわよ、グッキーっ」
「――え……? ぼ、ボクも?」
「モンドラ・ダイアモンドさんと、グッキーは~」
「コルヴェット《ゴラチン》で、緊急発進」
「一路、〈法行進〉艦隊の旗艦《タロシ》へ」
「――救援に、来たのよっ」
「と、検問を、すりぬけ~」
「女将軍カムコの旗艦《タロシ》へ、上がりこむと~」
「――テレポートよっ」
「――え……? ど、どこに?」
「モンドラ・ダイアモンドさんと、グッキーは~」
「女将軍カムコのもとへ、一直線」
「が」
「――え」
「――本当に、軟禁してないの?」
「――てことは?」
「モンドラ・ダイアモンドさんの推理は、冴える冴える」
「――〈混沌の勢力〉のふたりに、拉致られた?」
「――ああ、いまごろ、拘禁られたペリーは?」
「――あんなことや、こんなことまで?」
「もちろん」
「女将軍カムコとしては、納得いきません」
「――この旗艦《タロシ》に、〈混沌の勢力〉のふたりが潜んで?」
「――ペリーを、拉致した……まさか?」
「事実を、確認してみましょう」
「女将軍カムコは~」
「秘書サリドゥル・ジルプス――ショハーク種族――を、呼ぶ」
「――タレ=シャルム銀河に突入した、直後に?」
「――旗艦《タロシ》艦内で、プシ爆発事故が?」
「――その時に?」
「――救命艇が1隻、なくなってる?」
「――それよっ!」
「――それねっ!」
「ところで」
「――前にいたショハーク秘書のヒトは、どうしたの?」
「――そういえば……」

 直後――

「モンドラ・ダイアモンドに、緊急連絡」
「――恒星イン5周辺宙域で?」
「――スペースジェットの残骸・発見?」
「――調査よっ」
「で」
「――ペリーの、スペースジェット?」
「――ペリーの遺体は、見つからない?」
「――かわりに、ショハーク種族1名の、遺体らしきものが?」
「と、いうことは」
「――〈終末式部官〉グリンヴァランの影響下に、おかれて~」
「――ペリーは帰った、とみせかけるために~」
「――スペースジェットを操縦させられて、ばーん」
「――て、トコロね」
「――てことは?」
「モンドラ・ダイアモンドさんの推理は、冴える冴える」
「――やはり、ペリーは?」
「――〈混沌の勢力〉のふたりに、拉致られた?」
「――ああ、いまごろ、タレ=シャルム銀河で、ペリーは?」
「――あんなことや、こんなことまで?」
「……」
「一方」
「カムコさんだって~」
「一度は、ペリー・ローダンと交配を望んだ異星の女」
「モンドラさん同様、推理や妄想は、広がります」
「でも」
「〈法行進〉艦隊の指揮官としては~」
「ペリー・ローダンのコトより先に、考えること、山盛りです」
「――逃走した〈混沌の勢力〉のふたりは~」
「――超空間繭〈インタゾ〉のコトを、知っているわねっ」
「――あんなことや、こんなことまでっ」
「――とにかく、補給路=〈産道〉は、閉鎖よっ」

 〈法行進〉艦隊・旗艦《タロシ》――

「女将軍カムコのもとへ」
「超知性体アルケティムの使者キ=ミョから、通達」
「――〈法行進〉艦隊の次回作戦目標を、指示するっ」
「――ビ=ゾトリングで、〈混沌叢〉を、解体するのじゃっ」
「カムコさんは~」
「ペリー・ローダンのコトより先に、すること、山盛りです」
「そこで」
「それなりに、思うところも、あったのでしょう」
「……」
「女将軍カムコは~」
「モンドラ・ダイアモンドとグッキーを~」
「旗艦《タロシ》に招聘して、曰く」
「――次回作戦に、おいて~」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の同行を、許可してあげますっ」
「――条件はっ」
「――《ジュール・ヴェルヌ》艦内に、〈監視柱〉を設置することよっ」
「――撤退方法や集結座標は、〈監視柱〉が、記録しているから」
「――その時になったら、お聞きなさいっ」
「――それからっ」
「――拿捕されそうになったら、〈監視柱〉が、自爆ばーん、よっ」
「――くれぐれも、余計なコトは、しないようにっ」
「以上、謁見終了」
「女将軍カムコさんは、忙しそうに退室したりして」
「とりのこされた~」
「モンドラ・ダイアモンドさんの希望的観測は、広がる広がる」
「――ああ、ようやく、ペリーを救出する機会がっ」
「――そして、あんなことや、こんなことまで?」
「で、その時」
「グッキーが、気がつきます」
「――コレ、あからさまに忘れていったけど……データ水晶?」
「――どんな内容だろうどんな内容だろう?」
「――(こっそりテレキネシス)」
「ポケットに、入れて、持ちかえる」

 《ジュール・ヴェルヌ》――モジュラードック《ANC20》繋留中――

「《ジュール・ヴェルヌ》の科学者たちは~」
「――解析するのよっ……女将軍カムコさんが、盗難に気がつく前に」
「データ水晶を、緊急解析」
「――これって」
「――タレ=シャルム銀河の、現況図?」
「――つまり、原〈負の球体〉の星図?」
「――ああ、これで、ペリーを救出できる可能性が、高くなったわっ」
「けっきょく」
「女将軍カムコさんから~」
「――泥棒ネズミっ」
「――データ水晶を、返しなさいっ」
「とかいう、追及は、ありませんでした」
「……」
「その間も~」
「モジュラードック《ANC20》のバコシュウィシュ種族は~」
「《ジュール・ヴェルヌ》――3体分離可能――に~」」
「3基の〈監視柱〉――監視装置兼自爆装置――を、緊急設置」
「準備は、整いました」

 タレ=シャルム銀河、星系ビ=ゾトリング――

「星系ビ=ゾトリングは、混沌胞〈ビ=ゾトリング〉の中心です」
「先日、混沌胞〈ビ=ゾトリング〉は~」
「混沌胞〈ベルナバス〉と、相互接続」
「〈混沌叢〉を、形成していました」
「……」
「現在、星系ビ=ゾトリングには~」
「〈秩序の勢力〉の〈法付与機〉2基」
「法付与機《ケオス=アキス》」
「法付与機《ケオス=デグ》」
「――みょみょみょ」
「星系ビ=ゾトリングの〈法付与機〉2基と~」
「超空間繭〈インタゾ〉の〈門〉の間に~」
「――みょみょみょ」
「生成される〈秩序の回廊〉」
「――ごごごごごごご……っ」
「〈法行進〉艦隊12万隻が、星系ビ=ゾトリングへ突入」
「――ごっ」
「――《ジュール・ヴェルヌ》も、突入」
「……」
「タレ=シャルム銀河は、現状45%が〈混沌胞〉か〈混沌叢〉」
「すでに原〈負の球体〉というべき状態」
「〈負の球体〉は、物理法則が機能しない、領域です」
「〈混沌胞〉や〈混沌叢〉は、物理法則が崩壊しはじめた、宙域です」
「で」
「星系ビ=ゾトリングは、すでに〈混沌叢〉を構成した〈混沌胞〉」
「物理法則は、けっこう崩壊しています」
「が」
「投入された〈法付与機〉2基の、周囲では~」
「――ばばばっ」
「とりあえずの物理法則が、機能」
「〈法付与機〉2基が、全力操業を開始すると~」
「――ばばばばばばばっ」
「〈混沌胞〉の物理法則が、ゆるゆる回復」
「〈混沌叢〉の相互接続が、ゆらゆら」
「当然では、ありますが~」
「〈混沌の勢力〉が~」
「〈法付与機〉の全力操業を見逃すはずも、ありません」
「……」
「すぐさま~」
「星系ビ=ゾトリングに襲来する、〈反逆タンク〉の大艦隊」
「――!」
「迎撃する、〈法行進〉艦隊」
「――!」
「まきこまれる、《ジュール・ヴェルヌ》」
「――!」
「全力操業する、〈法付与機〉2基」
「――ばばばばばばばっ」
「ゆるゆる~」
「ゆらゆら~」
「そして……」
「――!」
「――〈混沌胞〉の相互接続が、外れましたっ」
「――〈混沌叢〉解体成功っ」
「――よしっ」
「――〈法行進〉艦隊、撤退っ」
「――早くしないと、エントロピー・サイクロンが来るわよっ」
「女将軍カムコの、号令一下」
「撤退を開始する、〈法行進〉艦隊」
「そして」
「――(そーっと)」
「単艦、星系外へ向かう、《ジュール・ヴェルヌ》」

 《ジュール・ヴェルヌ》、逃走中――

「星系ビ=ゾトリングを、脱出すると~」
「そこは、普通に、原〈負の球体〉の中」
「物理法則は、あたりまえに崩壊しています」
「――パロス影バリア、機能停止っ」
「――アンティテンポラル干満フィールド、機能しませんっ」
「――光速の50%……のはず、なのに?」
「――超空間に、入れませんっ」
「後方からは、〈反逆タンク〉の追撃」
「危機的状況」
「が」
「光速の65%に、達したところで~」
「――メタグラヴっ」
「なんとか、数光時の跳躍に成功」
「なんとか、〈反逆タンク〉の追撃を、ふりきりました」
「が」
「モンドラさん、さらに、檄をとばします」
「――もう1回、超光速航行よっ」
「――早くしないと、エントロピー・サイクロンが来るわよっ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 春ですねー。


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