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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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499 [2008/02/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ ATLAN Illochim-Trilogie

2 . Achim Mehnert / Im Bann der Gatusain / ガトゥサインの呪縛
3 . Rüdiger Schäfer / Der Traum des Navigators / ナビゲーターの夢

 Fan-Pro 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ〈イロヒム三部作〉。

□ ATLAN Illochim-Trilogie 2巻「ガトゥサインの呪縛」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/illochim/2.html ]

 西暦3103年、惑星テラ――

「扇動される、民衆」
「――暗示能力を駆使する首謀者一党の、力の源?」
「――貝殻のようなもの?」
「――このアトランも、身につけてみよう」
「――むんっ」
「暗示能力対決の、すえ~」
「首謀者一党、敗北」
「女首領グレタ・ゲイルさんは~」
「宇宙船1隻を暗示能力で奪取して、逃走」
「アトランが、追う」

 両宇宙船、逃走=追跡中――

「グレタ・ゲイルさんのガトゥサイン――貝殻のようなもの――が~」
「語りかけます」
「――わたしは、イロヒムのひとり」
「――ナビゲーターに、追われているのだ」
「グレタ・ゲイルさん、曰く」
「――それは、いいからっ」
「――この状況を、なんとかしてよっ」
「グレタ・ゲイルさんのガトゥサインが、なにやらすると~」
「アトランの宇宙船は、エネルギー枯渇」
「航行不能・惑星墜落」
「……」
「一方」
「アトランのガトゥサインも~」
「語りかけます」
「――わたしは、イロヒムのひとり」
「――わたしは、ナビゲーター」
「アトラン、曰く」
「――それは、いいからっ」
「――この状況を、なんとかしろっ」
「アトランのガトゥサインが、なにやらすると~」
「アトランの宇宙船は、一時的にエネルギー回復」
「不時着、成功」

 惑星上――

「グレタ・ゲイルさんは~」
「――この惑星を、わたしのモノにするのよっ」
「ガトゥサインの利用は、中毒症状を惹起します」
「いまさらもうやめられないわ、とばかり」
「暗示能力、全開」
「……」
「一方」
「アトランは~」
「――この惑星を、救うのだっ」
「グレタ・ゲイルさんを、阻止しようとしますが~」
「その前に~」
「グレタ・ゲイルさん、暗示能力、全開しすぎ」
「中毒死」
「グレタ・ゲイルさんのガトゥサインを、無事回収した、アトランですが~」
「――オレも、マズイかも?」
「そこへ」

 稀代の暗殺者トリリス・オクト、来訪――

「――ガトゥサインを、ふたつとも、渡しなさい」
「――それは、イロヒムが造ったモノ」
「――わたしも、イロヒムに造られたモノ」
「――渡しなさい」
「アトランとして、尋ねてみたいのは」
「――オレの中毒症状は?」
「――そのくらい、なんとでもなるわよっ」
「アトランは、暗殺者トリリス・オクトに、同行」
「謎のイロヒムのもとへ、向うのでした」

□ Perry Rhodan-Ara-Toxin

5 . Hubert Haensel / Die Trümmerbrücke / 瓦礫橋
6 . Michael Marcus Thurner / Der Unlichtplanet / 無光惑星

 Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ〈アラス毒〉。
 全6巻の5巻目。

□ Perry Rhodan-Ara-Toxin 5巻「瓦礫橋」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/aratoxin/5.html ]

 新銀河暦1340年7月、銀河系、星系サリダ――

「G2恒星サリダには~」
「惑星が、12……あった、のですが」
「第3惑星レミオンは、〈アラス毒〉に襲われ~」
「生命は融けて、惑星はつぶれて~」
「惑星大の半生命体というか、何というか」
「――では、もう、モビーってことで」
「モビーになって、しまいました」

 第4惑星オイロズ、トレルコウ大陸・コンコルス地域の宇宙港――

「アラス検疫船《アッペン》が、停泊中」
「船内には、こんな人たちが、いました」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「――黒幕の追跡を、優先すべきだ」
「――そんなことより、惑星テラにもどって、疎開を急がせましょう」
「立場と性格の違いがきわだつ、上司と部下の会話」
「ペリー・ローダン、曰く」
「――おそらく、ギュス=フォールベーラー種族の一派であろう」
「――となれば、動機は復讐のようなもの、かも」
「つい、先日まで~」
「アラス検疫船《アッペン》に、潜入し~」
「アラス医師プロブ・アルノインに、なりかわり~」
「挙動不審……なにやらしていた、事件の黒幕」
「――アラス医師プロブ・アルノインの遺体の検死報告に、よれば~」
「――両眼のインプラント・カメラに、殺人者の映像が残っていてな」
「――たしかに、変形能力者、だったのだ」
「――まだ、他にも潜入しているかもしれん」
「挙動不審、といえば、もっとも挙動が怪しい人物が、ひとり」
「――まさか?」
「――ペリーは、ザナウタさんを、疑えと?」
「――そんなばかなそんなばかなっ」
「紆余曲折は、ありましたが~」
「目下、ティフラーとザナウタ・フィルグリスさんは~」
「真面目な大人のおつきあい、進行形」
「――そんなばかなぁぁっ」
「上司の冷酷な一言を、きっかけに~」
「ティフラーとザナウタさんの、熱い関係は~」
「みるみる、冷たくなるわけで」
「真面目な部下は、苦悩のあげく」
「――ペリー、黒幕の追跡を、優先しましょう」
「で」
「――黒幕の逃走船が、惑星オイロズから発進したのは?」
「――あの、一帯のどこかだ」
「――その、一帯なら~」
「と、情報提供するのは、ザナウタさん」
「――アラスの無人科学観測ステーションが、あるみたい」

 惑星オイロズ地表、無人科学観測ステーション――

「――揚陸部隊、突入っ」
「たしかに、無人」
「でも」
「――ばばばっ」
「完全武装の戦闘ロボット一個部隊が、待ちうけていたり」
「黒幕の基地だったのは、たしかです」
「――だだだっ」
「揚陸部隊は、軽微な損失だけで、ロボット部隊を制圧」
「調査、してみると~」
「――タウ商会?」
「――あの、宇宙商人スプリンガー的に由緒正しい?」
「――ハイパー水晶から、ハイパー魚雷まで、なんでもそろう?」
「――タウ商会の本店は?」
「――もちろん……タウ商会は、〈瓦礫橋〉♪」

 7月6日、医療船《コンノイト》、星系サリダを発進――

「目的地は、〈瓦礫橋〉――タウ商会の、本店所在地」
「到着まで~」
「定番の〈変装して潜入〉作戦を、練りましょう」
「ティフラーは、アルコン人アドリゲル」
「――で、あろう?」
「ペリー・ローダンは、従者」
「――で、ございます」
「ザナウタさんは、アラスの外科医」
「――メス、メスメスっ」
「役作りに、余念なし」

 星系クジュイス、〈瓦礫橋〉――

「旧暦の最後の年――」
「――宇宙震に見舞われた、銀河系を、救援だっ」
「〈力強き者〉の胞子船――直径1126km――6隻が、派遣されました」
「新銀河暦――」
「ペリー・ローダンは、汎宇宙通商組織〈宇宙ハンザ同盟〉を創設」
「――胞子船は、〈宇宙ハンザ同盟〉の宇宙バザールになるのだっ」
「かくして~」
「〈力強き者〉アリオルクの胞子船《ボルテル=タン》は~」
「宇宙バザール《ノヴゴロド》に」
「でも」
「新銀河暦497年――」
「銀河系に、ブリッツァー出現」
「宇宙バザール2基が、撃沈されて~」
「――敵に渡すくらいなら、自沈だっ」
「かくして~」
「宇宙バザール《ノヴゴロド》は~」
「爆散して、無数の瓦礫に」
「とはいえ」
「直径1126kmの巨船の瓦礫」
「最大の瓦礫は、さしわたし15km」
「新銀河暦1222年――」
「この最大の瓦礫に~」
「宇宙商人スプリンガーが、目をつけました」
「星系クジュイスまで、曳航すると~」
「――スプリンガー通商基地――もちろん治外法権――に、するのだっ」
「ついた名前が、〈瓦礫橋〉」
「……」
「〈瓦礫橋〉――」
「さしわたし15km」
「ギザギザ・ザクザクの破片、ですが~」
「おおまかには、平らにつぶれた、鉄亜鈴型」
「または、フライパン2つを柄で連結、の形」
「内部には~」
「タウ商会の、タウ商人」
「タウ商会の、お客様」
「流れ流れてきた、山師」
「流れ流れてきた、その他の人々」
「――表通りより、9割安いよー」
「――超新台、入ったよー」
「貧乏桟橋には~」
「喰いつめた、テフローダー」
「安い賃金で、もっぱら肉体労働」
「その日暮しの、毎日です」

 〈瓦礫橋〉商業地区――

「スプリンガー、ラモス・オズワクは、タウ商人」
「――アンダジモルが、豊作?」
「――惑星ジャイムボルが、どうにかなっちまってるのに?」
「――あー、オレって、なんだか不運」
「惑星ジャイムボルは、別名・動物園惑星〈新トリモン〉」
「黒幕たちが、〈アラス毒〉を試験していた惑星」
「アンダジモルとは~」
「どうやら、〈アラス毒〉の原料」
「ラモス・オズワクは、その仲買業を、営んでいたのですが~」
「このところ、買い手の惑星から、注文がこない」
「さらに」
「――〈ゲラウ〉が、直々、乗りこんで来る?」
「――業務改革とか、人員整理とか?」
「――あー、オレって、なんだか不運」
「〈ゲラウ〉――商会の株主を言うときの、タウ商人の隠語です」
「で」
「〈ゲラウ〉が、実際、どんなヒトだったかと、いうと~」
「――タウ商会を所有する、スプリンガー族長サグフルであるっ」
「――社員事務所は、〈瓦礫橋〉中央部から即刻移転っ」
「――〈瓦礫橋〉中央部は、この族長サグフルが、占有するっ」
「早速、什器備品が搬入されて~」
「なにやら、変革の予感」

 7月11日、医療船《コンノイト》、〈瓦礫橋〉に到着――

「ティフラーは、アルコン人アドリゲル」
「ペリー・ローダンは、従者」
「ザナウタさんは、アラスの外科医」
「――で、あろう?」
「――で、ございます」
「――メス、メスメスっ」
「アルコン人主従とアラス女医は~」
「TLDがよく利用する、テフローダーの情報提供者と、接触」
「本業は、瓦礫案内人とか、いう」
「――イズナツ・ゴルギデス?」
「――(ぼー)はーいー」
「なにやら、反応がおかしいのは~」
「――エイェマリン麻薬の、中毒患者?」
「とにかく、情報を聞き出しましょう」
「――昨日、〈ゲラウ〉がやってきた?」
「――他に、このところ、怪しい来訪者は、いない?」
「――ならば、タウ商会の株主が、〈アラス毒〉の黒幕かも」
「他にも、情報を聞き出しましょう」
「――〈瓦礫橋〉が?」
「――こっそり、加速してる、かも?」

 〈瓦礫橋〉商業地区――

「タウ商人、ラモス・オズワクは、疑心暗鬼」
「――〈ゲラウ〉の情報を探っていた、スパイが?」
「――始末された?」
「――あー、オレって、いよいよ不運」
「かくなる上は~」
「〈ゲラウ〉暗殺しか、ありません(短絡的)」
「で」
「――ばばばっ」
「族長サグフル、即死」
「でも」
「族長サグフルの秘書コズテルカは~」
「――びびび」
「ひとりだけ、強力なバリアを、展開」
「生きのびます」
「そういえば~」
「今回、ペリー・ローダンも、従者役」
「偉いヒトは、従者役」
「と、いうのは~」
「敵陣においても、トレンドなのかもしれません」
「……」
「族長サグフルの秘書コズテルカ=変形能力者シヌイト」
「――なんの、これしきっ」
「長年準備していた計画を、実行せず~」
「退くわけにも、いきません」
「スイッチを、入れます」
「――ごごごっ」
「〈瓦礫橋〉は、さしわたし15km」
「フライパン2つを柄で連結、の形」
「――ぽき」
「――ぽき」
「フライパンの、柄がとれました」
「フライパンの柄=〈瓦礫橋〉中央部は~」
「――ごごごっ」
「独立した宇宙船――武装も万全――《モー》として、航行開始」
「タウ商会の、タウ商人」
「タウ商会の、お客様」
「流れ流れてきた、山師」
「流れ流れてきた、その他の人々」
「全員、〈瓦礫橋〉円盤部に、置き去り」
「唯一、テフローダーの貧乏桟橋だけが~」
「テフローダーを、満載したまま~」
「宇宙船《モー》から、ぴょっこり突き出ています」
「……」
「貧乏桟橋では~」
「――ぴぴぴ」
「テフローダーが、あわてず騒がず、整然と~」
「変形能力者シヌイトの指示に、従います」
「憶えて、いるでしょうか?」
「テフローダーは~」
「頭の中に、他の人類種族にはない〈パラ腺〉が、あって~」
「高次元のモノに、敏感なのです」
「――ぴぴぴ」
「じつは~」
「宇宙船《モー》のテフローダー」
「みんな、こっそり、手術されていました」
「〈パラ腺〉に、金属片――受信チップ」
「ハイパー放射を、受信して~」
「変形能力者シヌイトの指示に、従うのです」
「が」
「よく見れば、挙動不審なテフローダーが3名」
「1名は、イズナツ・ゴルギデス」
「――(ぼー)ぴぴぴー?」
「エイェマリン麻薬の、おかげで~」
「ハイパー放射の効きが、弱いらしい」
「あとの2名は、いわずとしれた」
「――この宇宙船の中心部は?」
「――よし、こちらだな?」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「ザナウタさんの手配で、テフローダーぽく変身」
「変形能力者シヌイトも、ふたりの正体に、気づかず」
「で」
「変形能力者シヌイト、変形」
「あらわした姿は、アラス医師ショプスナ」
「当初〈アラス毒〉首謀者と目されていた医師トランティポンの~」
「同僚にして、補佐役だった男」
「やはり~」
「変形能力者シヌイトが、〈アラス毒〉の黒幕なのでした」

 宇宙船《モー》、航行中――

「変形能力者シヌイトが、シグナルを発信すると~」
「――!」
「モビー1体が、出現」
「宇宙船《モー》の護衛に、つきます」
「さらに、2体目のモビー」
「つづいて、3体目のモビー」
「――モビーが、3体も?」
「すなわち、現時点で~」
「惑星レミオンの他に、最低2つ」
「どこかの惑星が、〈アラス毒〉によって、滅んでいるのでした」

□ Perry Rhodan-Heft

2427 . Uwe Anton / Hilfe für Ambriador / アムブリアドル救援
2428 . Horst Hoffmann / Hobogey der Rächer / 復讐者ホボゲイ
2429 . Arndt Ellmer / Das Terminale Beben / 終末震
2430 . Arndt Ellmer / Der Genprox-Explorer / ゲンプロクス探査
2431 . Horst Hoffmann / Attacke der Cypron / サイプロンの攻撃

□ Perry Rhodan-Heft 2427話「アムブリアドル救援」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2427.html ]

 新銀河暦1346年7月、アンドロメダ銀河――

「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルとモドゥルは~」
「オレオン・カプセルで~」
「アンドロメダ銀河へ」
「〈反逆タンク〉に、発見されますが~」
「――超技術〈光ジェネレーター〉投入っ」
「敵兵を、一時的に無気力にしておいて、悠々・離脱」
「……」
「先だって~」
「恒星転送機ジアフォ・デュオ経由で~」
「アンドロメダ銀河まで、到達しているはずの~」
「ハルト人艦隊5万3000隻と、ポントン級テンダー数隻」
「――どこかに、基地を、設営しているはず」
「――あ、みつけた」
「ハルト人発言者、ラブン・エルヴェイン、曰く」
「――〈混沌の勢力〉の大軍勢=終末戦隊〈反逆者〉は~」
「――既知の惑星、のみならず~」
「――住民不在・無名の惑星3つを、キャビネット化しようとしておる」
「――推測するに、ハトル人の遺産があるのかも、じゃ」
「――ずっと以前から、両銀河を調査して、おったのだのう」
「……」
「終末戦隊〈反逆者〉は~」
「資源銀河の、有用と目した惑星に、〈闇のオベリスク〉を設置」
「〈闇のオベリスク〉は~」
「惑星を切り刻んで、〈キャビネット〉化」
「〈キャビネット〉は~」
「〈混沌の勢力〉機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》の部品となる運命」

 7月14日、IC5152=アムブリアドル銀河――

「〈平和ドライバー〉カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「オレオン・カプセル《テレメ》で~」
「一路、アムブリアドル銀河へ」
「でも」
「――40メグのハイパー嵐?」
「――いや……110メグも?」
「――ざっぱーん」
「流されて、丸2日のロス」

 7月17日、星系アルテラ――

「アルテラ帝国の主星は~」
「アムブリアドル銀河に漂着したテラナーの、植民惑星アルテラ」
「もとより、帝国とは、名ばかりで~」
「先般の、アムブリアドル銀河内・ポスビ戦争の傷跡も、生々しい」
「碌な戦力、残っていません」
「その、星系アルテラに~」
「――戦隊マシーン6基?」
「――戦隊工場2112基?」
「――戦隊要塞1基?」
「――戦隊輸送艦30隻?」
「――〈反逆タンク〉32部隊?」
「完全に、制圧されて~」
「そろそろ、〈キャビネット〉化されそうな気配」
「――そんなことは、させないぞっ」
「――させないわっ」
「オレオン・カプセル《テレメ》は~」
「強力無比の対探知機能付バリア〈オレオン隠れ頭巾〉に、隠れ~」
「惑星アルテラに、こっそり着陸」
「――アルテラ帝国防衛大臣=国家元帥クロング・ウォコングを、解放だ」
「――地下抵抗運動と、わたりをつけてね」

 アルテラ帝国、地下抵抗運動――

「潜伏した、アルテラ帝国国家首席アントン・イスマエルは~」
「――ラール人のトロヴェント帝国と、共同戦線をはるのだ」
「――最後の一兵になるまで、戦いぬく所存」
「と、勇ましい」
「しかし」
「トロヴェント帝国の第一ヘトラン、カト・グレールは、渋い顔」
「――〈反逆者〉と、交渉とか、できないものか」
「と、いうのも~」
「先日、トロヴェント帝国、首星カリゴにて――」
「密命をおびた、第二ヘトラン、ブラン=ドルは~」
「心理戦種族ヒュプトン人の力で~」
「――双頭大佐ロムカンを、影響下にっ」
「が」
「効果なし」
「だけ、では済まずに~」
「双頭大佐ロムカンは、ヒュプトンスを、皆殺し」
「で」
「トロヴェント帝国の第一ヘトラン、カト・グレール」
「すっかり、弱腰なのです」

 7月19日、〈平和ドライバー〉、アルテラ帝国・地下抵抗運動と接触――

「〈平和ドライバー〉カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「アルテラ帝国国家首席アントン・イスマエルに~」
「衝撃的な、事実を告げました」
「――惑星を切り刻んで、〈キャビネット〉化?」
「――そんなコトされては、抵抗運動も何もないではないかっ(がーん)」
「でも」
「〈平和ドライバー〉カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「効果的な対抗手段も、運んできたのです」
「――〈カラポル構造バーナー〉魚雷を、授けましょう」
「――これ1発で、〈闇のオベリスク〉は、パーです」
「……」
「ところが」
「――アルテラ帝国の艦艇だと、規格が、合わない?」
「――〈カラポル構造バーナー〉魚雷・発射に、技術的問題?」
「〈平和ドライバー〉に、救いを求めますが~」
「――われわれは、単なる宅配業者ですから」
「――現場には、介入できないのよ、ごめんなさい」
「ポスビは、助けてくれるでしょうか?」
「――〈80の太陽の星〉にも?」
「――無数の〈反逆タンク〉が?」
「失意と不安を、かかえて~」
「アルテラ帝国国家首席アントン・イスマエルは~」
「《トロナル・ウールヴァ》に、〈カラポル構造バーナー〉魚雷を積載」
「わずかな残存戦力とともに、惑星アルテラに接近を試みます」
「あまりに絶望的な、作戦ですが~」
「ここで、神風が」
「――ごーっ」
「超装置《トラグトドロン》出現」
「ものすごい、時空の歪み」
「〈反逆タンク〉部隊は、破壊・翻弄されて~」
「――いまだっ」
「この隙に~」
「《トロナル・ウールヴァ》、惑星アルテラ近傍に到達」
「――〈カラポル構造バーナー〉っ」
「――ばーん」
「惑星アルテラのキャビネット化、阻止成功」
「――ごーっ」
「ところで」
「撤退する《トラグトドロン》に~」
「ポスビの通信コードで、連絡がとれました」

 星系アルテラから距離をおいた、会合宙域――

「〈平和ドライバー〉カンティランとコスミュエル・ケインさんは~」
「アルテラ帝国国家首席アントン・イスマエルを連れて~」
「オレオン・カプセル《テレメ》で~」
「超装置《トラグトドロン》と、合流」
「通信が、つながりました」
「モニターの相手の顔は~」
「〈ナノ・アルミニウム園芸家〉――もと、探知・分析用ポスビ」
「……」
「太古、超装置《トラグトドロン》の操舵手は~」
「コスモクラートの従者、ヴァトム・クァラビンドンでした」
「〈ナノ・アルミニウム園芸家〉は~」
「ヴァトム・クァラビンドンの保存細胞を、受容して~」
「一体化」
「現在、超装置《トラグトドロン》の操舵手は~」
「〈ナノ・アルミニウム園芸家〉+ヴァトム・クァラビンドンです」
「曰く」
「――超知性体テルミオクは、学習したのです」
「――つい、先だっても~」
「――ケルジル人の〈聖杯母〉スリネレさんを、使者として~」
「――超兵器〈バルディオク零〉を送って~」
「――支援しようと、したところ~」
「――スリネレさんが、〈反逆者〉の術策にはまり~」
「――あやうく、惑星テラを破壊してしまう、ところでした」
「――なので、もう、銀河系を支援するのは、あきらめます」
「つづけて、曰く」
「――現在まで、《トラグトドロン》は~」
「――三角座銀河の〈反逆者〉を、なんとかして~」
「――アムブリアドル銀河の〈反逆者〉も、なんとかして~」
「――仲間意識で、支援してきました」
「――でも」
「――《トラグトドロン》は、遠地の戦線に配転が決まりました」
「――援助は、ここまでです」
「――さらば、です」

 一方、アンドロメダ銀河――

「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルとモドゥルは~」
「惑星ラクサで~」
「アンドロメダ銀河種族の抵抗組織と、接触」
「――〈混沌の勢力〉機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》の建造現場?」
「――ハイパー物理学的に好適地とかが、あるはずで?」
「――双頭大佐ロムカンが、情報をもっている、かも?」
「……」
「双頭大佐ロムカンには、頭がふたつあります」
「向かって左側は、ガンシュカル人――鳥のような技術種族」
「向かって右側は、けだもの」
「キャビネット化・実務部隊=戦隊測量士の、作業調整役として~」
「局部銀河群の一帯を、西へ東へ」
「――それだっ」
「……」
「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルとモドゥルは~」
「双頭大佐ロムカンの、手がかりを探しながら~」
「8月17日――」
「惑星テフロッドのキャビネット化、阻止」
「9月5日――」
「惑星ケペリンIIのキャビネット化、阻止」
「9月中旬――」
「――双頭大佐ロムカンの、日程がつかめた?」
「――来月10日、星系スルヴィ、惑星テトゥス?」

 10月10日、惑星テトゥス――

「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルは~」
「文化史跡〈ミロナ塔〉で、双頭大佐ロムカンを、待ち伏せ」
「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルには~」
「特殊能力が、あります」
「――びびび」
「いわば、生体電磁石」
「わずか5分――それ以上は、身体がもたない――では、ありますが~」
「強力磁化すれば、金属の壁面を昇るのも、簡単」
「双頭大佐ロムカンを~」
「――びびび」
「――うっ」
「指先から放電して、失神させるのも、簡単」
「拉致監禁・尋問開始」
「――《ヴルタファー》建造現場は、どこだ?」
「が」
「〈平和ドライバー〉ポルム・オムバルは、忘れていました」
「その時」
「体内に埋めこまれた〈ラボラトの爪〉が~」
「双頭大佐の生命を、絶ったのです」
「――うっ、100倍……」
「――100倍?」

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◆今回のひとこと

 うっ、3倍……。


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