rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

473 [2007/08/27]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2401 . Michael Marcus Thurner / Vorstoß in die LAOMARK / 《ラオマーク》に突入
2402 . Christian Montillon / Der GESETZ-Geber / 〈法〉付与機
2403 . Christian Montillon / Mission CHEOS-TAI / 《ケオス・タイ》作戦
2404 . Arndt Ellmer / Versteck am Black Hole / ブラックホールの隠れ家
2405 . Horst Hoffmann / Pakt gegen das Chaos / 対混沌協約

□ Perry Rhodan-Heft 2401話「《ラオマーク》に突入」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2401.html ]

 紀元前2005万9813年、ファリスケ・エリゴン銀河=銀河系――

「当時、当地を統治していた、超知性体アルケティムは~」
「ほかに数体の超知性体と、ともに~」
「距離4500万光年の、タレ・シャルム銀河で~」
「〈負の球体〉の誕生を、阻止した、とか」
「――その手法を、見学にいくのだ」
「――〈時称作戦〉、開始であるっ」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「亜鈴状戦艦《ジュール・ヴェルヌ》を、駆り~」
「〈文脈改竄機〉で、〈文脈跳躍〉――2000万年前の過去へ」
「が……」

 ファリスケ・エリゴン銀河、恒星ガゴット青――

「不手際と、冤罪と、惑星オアゴニルからの逃走行為」
「追手から逃れ、恒星の陰に隠れる、《ジュール・ヴェルヌ》」
「司令室の雰囲気が、沈まないはずもなし」
「艦長ランツ・アーキンと~」
「遠征指揮官ペリー・ローダンが~」
「渋い顔して、あれこれ」
「若いモノから見ると、歯がゆいのでしょうか」
「エモシオ航法士ジェイソン・コルトン」
「――ここは、強気で行くべきでありますっ」
「と、元気に、あれこれ」
「遠征指揮官ペリー・ローダン」
「若いモノの様子に、思い出したりも、あれこれ」

 《ジュール・ヴェルヌ》艦内・某所――

「密航して、いるのは~」
「ラオソール種族の、大泥棒三兄弟」
「首領ポタウク、以下、ヴィズクエガトミ、リムボクス」
「じつは、長男はヴィズクエガトミですが、もっぱら、肉体労働を担当」
「次男ポタウクが、頭脳労働担当です」
「ラオソール種族――」
「外観は、豹のような四足動物」
「肉食獣から、進化したのですが~」
「今日では、野菜・果物、大好きで~」
「ヴィズクエガトミなんか~」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦内のスイカも、おいしくいただきました」
「両耳や尻尾が、手先の機能を果たします」
「種族の多くは、至近距離専門のテレポーター――到達距離30m」
「種族のごく一部が、非力ながらもテレキネシス能力者」
「泥棒には、もってこい」
「で」
「今回、大泥棒三兄弟、自慢の装備は~」
「いつもの、デフレクターと対探知装置と……」
「パラポラライゼーター――今回の依頼主から預かった、超技術」
「涙滴型の構造物を、1回1粒」
「さすれば~」
「個体を、別のエネルギー水準に移行させて~」
「人も、すーっと、やりすごす」
「壁も、すーっ」
「バリアも、すーっ」
「1回に、たくさん使えば~」
「超強力な信号を、仲間に送信できる」
「まさしく、泥棒向きですね」
「依頼主の、ために~」
「――〈オーラ〉をもった人物を、誘拐するのだ」
「もと〈深淵の騎士〉ペリー・ローダン」
「狙われてます」
「……」
「グッキーは~」
「――艦内に、黒豹みたいなモノが、うろついてるよー」
「感知は、していたのです」
「でも」
「艦載脳〈ネモ〉は、にべもなく」
「――痕跡、ありません」
「泥棒の方が、一枚上手」

 そうするうちに、恒星ガゴット青の周囲に、ラオソール種族の艦隊出現――

「――!」
「指揮官ホホゴムが、搭乗する旗艦《アソム》、以下~」
「マウンター――全長1500mの猛獣っぽい宇宙船――30隻が~」
「《ジュール・ヴェルヌ》を、包囲」
「――無駄な抵抗は、やめよっ」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「――この方向から、脱出っ」
「――いや、罠だった」
「ラオソール指揮官ホホゴムが~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、乗りこんできます」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「――各員、無駄に相手を、刺激するなっ」
「相手が、一枚上手なときは~」
「うけいれるのも、策のうち」
「それに」
「対面してみれば、いたって紳士的」
「名誉を重んじる、泥棒なのでした」

 そうするうちに、恒星ガゴット青の周回軌道に、《ラオマーク》出現――

「――!」
「《ラオマーク》――」
「直径2000km」
「超光速駆動を装備した衛星、のようなもの」
「奥行き3.5kmの格納庫が、口を開き~」
「ぱっくり」
「《ジュール・ヴェルヌ》を、収容」
「密航していた、大泥棒三兄弟も、姿をあらわし~」
「首領ポタウクは~」
「兄弟を、〈マーク城塞〉に、行かせます」
「――〈法〉付与機の座標なんかを、報告してもらいたい」

 《ラオマーク》格納庫内、《ジュール・ヴェルヌ》――

「首領ポタウクは、大きな任務を終えて、ほっと一息」
「下っ端に、〈オーラ〉保有者の見張りをまかせて~」
「しばし、休息を」
「対して~」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「軟禁状態とはいえ、いたって元気」
「ラオソール種族の下っ端をごまかすくらい、朝飯前です」
「――グッキーと、トロトも、連れていこうっ」
「せっかくの好機です」
「しばらく、《ラオマーク》内部を偵察するつもり」
「抜け出した、3名が~」
「30km厚の外殻を、抜けると~」
「そこは、自然がいっぱいの、空洞パラダイス」
「11個の人工太陽が、人工の昼夜をもたらし~」
「重力も、通常の惑星と、かわらない」
「なぜか赤道部分をぐるっと巡る意味不明な壁は、高さ4km」
「そんな、世界に~」
「ラオソール種族3億500万人が、暮らしていました」
「泥棒は、種族の稼業」
「泥棒アカデミーは、最高学府」
「卒業すれば、大泥棒の称号が授けられるのです」
「……」
「――〈オーラ〉保有者が、逃げた?」
「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「すぐさま~」
「追跡作戦・開始」
「ラオソール種族の多くは、近距離テレポーターですから~」
「《ラオマーク》内部には、テレポーター追跡システムが、あります」
「――総員、テレポート禁止令っ」
「グッキーのテレポートを、追跡する作戦」
「が」
「――黒いのにまたがって、全力疾走で、逃げた?」
「取り逃して、しまいます」

 《ラオマーク》内、首都サクスアン、〈マーク城塞〉――

「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「報告に、おもむきます」
「待っていたのは~」
「ラオソール種族の頂点に立つ、ふたり――」
「ラオソール王ハワモジャ55世」
「ならびに、ラオソール王アラパノアグ17世」
「それと~」
「異人がひとり――今回の依頼主です」
「……」
「依頼主――」
「名前も、知らされていません」
「ヒューマノイドを思わせる、全高3m、2脚の黒い移動ロボット」
「回転楕円体のボディの中、半透明の外装を透して~」
「小柄な肉体なのは、わかるのです」
「こちらをうかがう、大きな目が、ちょっと怖いのです」
「まず、言うことに~」
「――パラポラライゼーターの余りを、返却するのデス」
「――ごらんのとおり、全部、使ってしまいました」
「――そうデスカ」
「じつは~」
「パラポラライゼーターは、6個、残っていました」
「登城の途中、生まれ故郷のズヌクス村に、こっそり隠してきたのです」
「でも」
「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「立派な泥棒なので~」
「このあたり、心は痛みません」
「で」
「名前も知らない依頼主は~」
「つづいて、今回の仕事を評価してくれました」
「今回の標的は、3つ」
「ひとつ、情報――〈法〉付与機の、座標」
「これは、見事に盗んできました」
「――素晴らしい仕事デス」
「2つめ、モノ――〈夜光鎧〉」
「これは、見事に盗んだのですが、途中で逃げてしまいました」
「――問題ありません。正直、ダメかも、と思っていたのデス」
「3つめ、ヒト――〈オーラ〉をもった人物です」
「女将軍カムコが困難なので、ペリー・ローダンで代用した次第」
「――直接、確認したいデス」
「……」
「《ラオマーク》内部を逃げまわる、ペリー・ローダンに~」
「依頼主は、こんな策をとりました」
「《ラオマーク》格納庫から、《ジュール・ヴェルヌ》を、放擲」
「砲門を、向けさせて~」
「呼びかけます」
「――投降するのデス」
「ペリー・ローダンに、選択の余地はありません」
「〈マーク城塞〉に、出頭してくると~」
「――!」
「ペリー・ローダンと、対面した~」
「依頼主、びっくり」
「〈深淵の騎士〉のオーラに、驚いている?」
「――目的に、ぴったりデス」
「――《ケオス・タイ》作戦に、同行するのデス」
「――無事終了したら、アノ船で、どこへなりと行くが良いデス」
「ペリー・ローダンに、選択の余地はなさそうです」

 ところで――

「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「立派な泥棒なので~」
「心中、激昂していました」
「ラオソール種族は、誇り高い泥棒です」
「持てる者から盗むのが、基本」
「誘拐も、普通はしません」
「そして、犯罪とされるのが、こうした卑怯な脅迫」
「この依頼主」
「――オレと相容れないヤロウなのが、はっきりしたぜ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 誇り高い泥棒、ですか。


d-information ◆ 473 [不定期刊] 2007/08/27
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]