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470 [2007/08/06]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2007
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2007

 本年のクルト・ラスヴィッツ賞は、以下のとおり。
 2006年の成果に対して贈られたもの、である。

□ Kurd Laßwitz Preis

・Bester Roman 長編部門
 Herbert W. Franke / Auf der Spur des Engels / 天使の足跡
 ――23世紀、人類の未来を決する国際会議にからむ、SFスリラー。DTV 社

・Beste Kurzgeschichte 短編部門
 Marcus Hammerschmitt / Canea Null / カネア・ゼロ
 ――Shayol 社の短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 『プラズマ交響曲、その他のヴィジョン3』に収録

・Bestes ausländisches Werk 海外部門
 Robert Charles Wilson / Spin / Spin / スピン
 ――未邦訳

・Beste Übersetzung 翻訳部門
 Volker Oldenburg
 ――David Mitchell / Cloud Atlas / Wolkenatlas / 雲級図 の翻訳にたいして

・Beste Graphik アート部門
 Thomas Franke
 ――Wolfgang Jeschke / Der Zeiter / 時の人 の表紙にたいして

・Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
 RBB Matthias Scheliga / Amnesia / 健忘症

・Sonderpreis 特別賞
 Christian Pree 氏
 ――Bibliographie deutschsprachiger Science-Fiction-Stories und Bücher 『ドイツ語圏SF書誌』にたいして
インターネットで公開される非商業活動で、1998年から2006年の間に、作家1万人、書籍2万1000、記事2万、小説3万の情報を有するに至った

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.epilog.de/go/klp/ ]
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2398 . Uwe Anton / Aufbruch nach Hangay / ハンガイへの出発
2399 . Uwe Anton / Finale für einen Dual / 双頭大佐にフィナーレ
2400 . Robert Feldhoff / Zielzeit / 目標時間

□ Perry Rhodan-Heft 2398話「ハンガイへの出発」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2398.html ]

 新銀河暦1346年3月、球状星団ケンタウルス座オメガ――

「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンと~」
「グッキーと~」
「ハルト人イホ・トロトは~」
「ネプチューン級戦艦《ペキン》で、未確認物体を、追跡」
「――レムール人のステーション《ツォイト80》?」
「太古レムール人の恒星転送機建設用・巨大建機を、手に入れたのでした」
「が」
「なんといっても、さしわたし120kmの大型重機」
「――コレを、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉まで、運転する?」
「ご存知の、とおり~」
「球状星団ケンタウルス座オメガには~」
「ハイパー嵐が、いつも、びゅーびゅー」
「60回の遷移――1回あたり2光月――で、行くことにしました」
「安全第一」

 ケンタウルス座オメガ中心域、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉――

「〈反逆者〉艦隊がくくりつけていった、高次元ポテンシャルは~」
「ものすごい、高次元放射が、ぴかぴかー」
「と」
「――!」
「見ていた、アルコン人アトランも、愕然ですが~」
「転送機として、機能するのですね」
「出現したのは~」
「〈反逆タンク〉121隻」
「戦隊要塞《反逆コーン0399》」
「いずれも、超バリア〈フラクタル亀裂鐘〉、全開」
「ローテク換装、していない機体です」
「……」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉制圧の1回戦に、敗退し~」
「救命カプセルで、脱出していた、双頭大佐ゼルベロフ」
「無事・救出、指揮権・掌握」
「――憶えていろよー」
「でも」
「なぜだか、すぐには、仕掛けてこないのでした」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、アルコン人アトラン――

「――制御惑星=カラグ鋼鉄惑星を、まるごと狙っているのだな」
「と、最悪の事態を、想定してみたり」
「……」
「――ひそ」
「――ひそひそ」
「カラグ鋼鉄惑星の留守居役、コルノル・レルズ――老ハルト人――と~」
「〈最終スイッチ〉について相談、してみたり」
「……」
「――全艦船を、恒星転送機ジアフォ・デュオ方面まで、撤退させるとか」
「――難民船だと、自己主張すれば~」
「――〈虹色島国〉のイメントリ・ルズは、拒めないであろう?」
「――そうしてから、適当なところで降ろしてもらえば、良いのだ」
「他人さまの厚意に甘えるのも、大概にしろよー」
「な、計画を、思案したり」
「……」
「と」
「ハルト人の新任総代ラブン・エルヴァインが、来訪です」
「――ハルト船の半分は、ハイパー嵐を抜けて~」
「――惑星タルバナに、隠れてみようと、かく思う」
「惑星タルバナは、球状星団ケンタウルス座オメガ内、恒星ガマクの第1惑星」
「――あとの半分は、恒星転送機ジアフォ・デュオを経由して~」
「――アンドロメダ銀河を、目指してみようと、かく思う」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、〈反逆者〉艦隊――

「――!」
「アルコン人アトラン、怖れていたとおり~」
「敵は、増援を、待っていたのですね」
「出現したのは~」
「〈反逆タンク〉4個部隊=1936隻」
「で」
「双頭大佐ゼルベロフの、号令一下」
「カラグ鋼鉄惑星に向けて、〈反逆者〉全軍・進撃開始」
「……」
「カラグ鋼鉄惑星では~」
「――撤退だ」
「――撤収よ」
「……」
「自由テラナー連盟艦隊とハルト艦隊は~」
「カラグ鋼鉄惑星の周囲に、防衛陣を展開」
「でも」
「――無傷で入手できるかも、と思わせるのだ」
「ようするに、時間かせぎ」
「自由テラナー連盟艦隊の数隻が、突撃してみせて、小競合い」
「ヴリトラ砲が」
「――どどーん」
「〈反逆タンク〉を、なんとか数隻、屠ります」
「しばらくは~」
「当方も、小手先」
「先方も、小手調べ」

 自由テラナー連盟発見者級戦艦《ジェフェ・クロードリン》――

「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉中央の、転送場」
「先発撤退組の、艦船が~」
「――ひょん」
「逐次、転送されていきます」
「自由テラナー連盟発見者級戦艦《ジェフェ・クロードリン》も~」
「――ひょん」
「転送です」
「で」
「その、艦内」
「あの、ハルト人ドング・ゴクが、いました」
「――双頭大佐ゼルベロフめっ」
「――おろかもの・オロカモノっ」
「ハルト人ドング・ゴクの中のヒト=双頭大佐ダンティレンは、怒り心頭」
「本当は~」
「――ペリー・ローダンを、暗殺だ」
「――アトランを、暗殺だ」
「というつもりで、潜入したのに」
「なりゆきで、こんな事態に」
「――転送の衝撃で、正体が露見したら、どうしてくれるっ」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、カラグ鋼鉄惑星周辺宙域――

「〈反逆タンク〉艦隊、カラグ鋼鉄惑星に、ついに突撃か」
「という、瞬間」
「――!」
「巨大なモノ、出現」
「太古レムール人の恒星転送機建設用・巨大建機《ツォイト80》、です」
「《ツォイト80》に係留された、ネプチューン級戦艦《ペキン》から~」
「ペリー・ローダンから、通信」
「――お待たせ」
「――遅いぞ、蛮人っ」
「――そんなことより、全艦、〈反逆タンク〉艦隊から、離脱だっ」
「――?」
「――離脱してから、5次元機器のスイッチを、切らせるのだっ」
「アトラン、ローダンの指示どおり、全軍に通達」
「で」
「――ばり……ばりばりばりばりぃぃっ」
「巨大建機が解放した、ハイパー洪水放射に~」
「〈反逆タンク〉全艦、一時、行動不能に」
「――この機会に、攻撃もするのだっ」
「とはいえ」
「超ハイテクバリア〈フラクタル亀裂鐘〉は、こんなときにも堅固です」
「ヴリトラ砲が」
「――どどーん」
「〈反逆タンク〉を、なんとか数隻、屠る程度」
「戦況の変化は、望めません」
「……」
「《ツォイト80》を離脱する、ネプチューン級戦艦《ペキン》から~」
「ペリー・ローダンから、通信」
「――《ツォイト80》を、餞別がわり」
「――迷わず、遠征に行くがよいっ」
「ネプチューン級戦艦《ペキン》は~」
「球状星団ケンタウルス座オメガの、星の海に消えました」
「かくして~」
「〈反逆タンク〉艦隊が、動けぬうちに~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉中央の、転送場」
「自由テラナー連盟艦が~」
「ハルト船が~」
「――ひょん・ひょん」
「逐次、転送されていきます」
「《ツォイト80》も~」
「――ひょん」
「最後に、アトランが搭乗する発見者級戦艦《エドモンド・ハレー》が~」
「――ひょん」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、〈反逆者〉艦隊――

「やがて」
「〈反逆タンク〉全艦、運航機能を回復」
「――酷い目に、あったぜー」
「とはいえ、勝利は勝利」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉に、敵影なし」
「制御惑星にも、敵影なし」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「意気揚々と、制御惑星=カラグ鋼鉄惑星へ、降下」
「――これで、この恒星転送機は、オレのもの」
「――恒星転送機街道の彼方まで、追い詰めてやるっ」
「……」
「が」
「じつは」
「カラグ鋼鉄惑星には、敵がひとりだけ、残っていました」
「老ハルト人、コルノル・レルズ」
「――ワシの恒星転送機は、誰にもやらんっ」
「――〈最終スイッチ〉じゃ」
「――むんっ」
「その瞬間」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、全機能・停止」
「復旧は、もう、できません」
「――ワシの恒星転送機は、誰にもやらんのじゃあぁっ」
「老ハルト人、コルノル・レルズが~」
「双頭大佐ゼルベロフに、突進するところで~」
「2398話・完」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 あと2話で、2400話。


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