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467 [2007/07/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツSF大賞 2007
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツSF大賞 2007

 本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
 結果は、9月8日、ドレスデンの Penta-Con にて受賞式。

□ Nominierungen in der Sparte Roman 長篇部門ノミネート作品

・Michael R. Baier / Coruum - Volume 2 / コルーム第2巻
・Andreas Brandhorst / Feuervögel / 火の鳥
・Ulrike Nolte / Die fünf Seelen des Ahnen / 祖先の五つの魂
・Armin Rößler / Entheete / エンテーテ
・Ulrich C. Schreiber / Die Flucht der Ameisen / 蟻たちの逃走
・Wim Vandemaan / Totentaucher / 死人潜り

□ Nominierungen in der Sparte Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品

・Rüdiger Bartsch / Eiszeit / 氷河期
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Ralph Doege / Schwarze Sonne / 暗黒太陽
 ――Alien Contact Jahresband 2005 収録
・Jan Gardemann / Geschichtsstunde für Marsianer / 火星人のための歴史の時間
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Frank Hebben / Das Fest des Hammers ist der Schlag / 鎚祭は衝撃
 ――Nova誌10号に収録
・Marcus Hammerschmitt / Canea Null / カネア・ゼロ
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Frank W. Haubold / Das Orakel / 神託
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Desire'e & Frank Hoese / Wie Phönix aus der Asche / 灰から飛び立つ不死鳥のように
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Hartmut Kasper / Neues aus der Varus-Schlacht / 内反戦のニュース
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Thorsten Küper / Exopersona / 外面
 ――Nova誌10号に収録
・Thor Kunkel / Plasmasymphonie / プラズマ・シンフォニー
 ――短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 収録
・Marc Müntz / Homogenesis II - HeartCorePain / 人類創生II――ハートコアペイン
 ――短篇集 Entdeckungen 収録
・Uwe Post / Teufe 805 / 深所805
 ――Nova誌10号に収録
・Ernst Vlcek / Der Leck-mich-am-Arsch / クソクラエ氏
 ――Nova誌9号に収録
・Fabian Vogt / Geheimnis des Glaubens / 信仰の秘密
 ――短篇集 Die letzte Ölung 収録

【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2395 . Arndt Ellmer / Die Gen-Sammler / 遺伝子収集機
2396 . Hubert Haensel / Traitanks zwischen 20 Sonnen / 二十恒星系内の反逆タンク
2397 . Hubert Haensel / Die Halbspur-Changeure / 半空間シュプール・チェンジャー
2398 . Uwe Anton / Aufbruch nach Hangay / ハンガイへの出発
2399 . Uwe Anton / Finale für einen Dual / 双頭大佐にフィナーレ
2400 . Robert Feldhoff / Zielzeit / 目標時間

□ Perry Rhodan-Heft 2395話「遺伝子収集機」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2395.html ]

 新銀河暦1346年2月、恒星転送機ジアフォ・デュオ――

「アルコン人、アトラン指揮下、コンビトランス艦隊――」
「宇宙の危機を、救うため~」
「銀河系から、ハンガイ銀河まで~」
「すなわち~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉から~」
「恒星転送機ナギガル・トリオ――銀河系から93万光年――へ」
「恒星転送機グルヴァー・デュオ――銀河系から136万光年――へ」
「恒星転送機ジアフォ・デュオ――ハンガイ銀河までわずか80万光年――へ」
「恒星転送機の橋を、かけたい」
「……」
「現在」
「コンビトランス艦隊は~」
「銀河間虚空の、恒星転送機ジアフォ・デュオに~」
「います」
「正確には~」
「スフェロ種族の〈虹色島国〉――」
「やわらかいバリアに包まれた、超空間のミニチュア宇宙――恒星67個」
「そこに、とりこまれた、恒星転送機ジアフォ・デュオに~」
「います」
「より、正確には~」
「危機的状況の中――」
「〈虹色島国〉の現支配種族、アニ・スフェルゾンが~」
「〈虹色アマランサス〉950隻で~」
「恒星転送機ジアフォ・デュオに、進軍中」
「標的は、コンビトランス艦隊」
「なのでした」

 惑星ヴィトグファリア、〈虹色塔〉――

「〈起動監視官〉イメントリ・ルズ――スフェロ種族製のアンドロイド」
「モリアン・キナイルド――今は亡き、スフェロ種族の最後のひとり」
「〈起動管理官〉イメントリ・ルズは~」
「モリアン・キナイルドの遺体の、〈記憶接続サークレット〉に、触れて~」
「記憶の一部を、伝えられたばかり」
「――どうしよー」
「迷いましたが~」
「〈記憶接続サークレット〉を、身につけて~」
「〈起動監視官〉イメントリ・ルズは、あらためて〈虹色塔〉の中へ」
「今回は、すんなり迎えられました」
「レヴィンク――やはりスフェロ種族製アンドロイド――に、案内されて~」
「〈スフェロの眼〉――スフェロ種族製転送機――で、指揮施設へ」
「そのとき」
「〈記憶接続サークレット〉が、ふたたび機能」
「記憶が、接続されました」

 5万年前、アマンドゥル銀河――現在の銀河系――

「祖先の遺言、曰く~」
「――スフェロ種族は、支援すれども介入せず、が信条と心得よ」
「直接介入は、できないことに、なっていますが~」
「とにかく、モリアン・キナイルド」
「《平和》――自家用〈虹色アマランサス〉――で、惑星レムールへ」
「ハルト人の総攻撃に、まきこまれます」
「わかったことは~」

「――レムール人は、滅亡寸前」
「――恒星転送機の幹線で、隣接銀河に疎開したい?」
「――恒星転送機には、支線もある?」
「――この支線は……銀河間虚空の恒星転送機ジアフォ・デュオ行き?」
「ところで」
「モリアン・キナイルドの、本来の目的とは」
「――スフェロ種族とアナコン人遺伝子の秘密を、ひもといて~」
「――スフェロ種族――アナコン人遺伝子配合――の衰退を、なんとかしたい」
「――レムール人に配合されているアナコン人遺伝子を、サンプリングしたい」
「――サンプル、1000人分は、欲しいぞ」
「恒星転送機の支線の終着駅、恒星転送機ジアフォ・デュオで~」
「――逃げてきたレムール人から、収集させてもらおう」
「と、考えました」

 5万年前、恒星転送機ジアフォ・デュオ――

「モリアン・キナイルドの《平和》を、むかえたのは~」
「疑心暗鬼のレムール人の、手荒な歓迎」
「――ハルト人では、ありませーんっ」
「――うそだーっ」
「誤解をとくのも、一苦労」
「ようやく」
「モリアン・キナイルドと、会見してくれたのは~」
「レムール艦隊提督、ラン=アスファハン」
「――スフェロ技術の潜在力は、はかりしれんっ」
「――ハルト人との戦争に、役立てたいっ」
「モリアン・キナイルド、曰く」
「――技術供与は、できません」
「――でも、ご希望なら~」
「――やわらかいバリアに守られた、超空間の〈虹色島国〉」
「――そこの惑星ヴァリアネスに、避難するのを、許可しましょう」
「レムール人は、安息の地で、徐々に繁殖」
「……」
「スフェロ種族の科学者エリリン・シルデ――モリアン・キナイルドの妻」
「スタッフと艱難辛苦、完成にこぎつけた~」
「完全自律の、スフェロ種族型アンドロイド2体」
「――おはよう、アマ・ズルン」
「――おはよう、イメントリ・ルズ」
「――アナタたちを、〈起動監視官〉に、任命よ」
「――本日から、恒星転送機ジアフォ・デュオ支線の途中駅を、監視よ」
「――平和にして、余計なモノは通さないように」
「じつは~」
「恒星転送機ジアフォ・デュオ支線」
「途中駅、恒星転送機ナギガル・トリオ」
「途中駅、恒星転送機グルヴァー・デュオ」
「すでに、どちらも、スフェロ技術の制御下に、あります」
「すでに、〈起動監視官〉の命令しか、うけつけないのでした」

 5万年前、〈虹色島国〉――

「やがて」
「スフェロ種族は~」
「――ぱっくり」
「恒星転送機ジアフォ・デュオを、〈虹色島国〉に、とりこみました」
「もちろん~」
「スフェロ種族は、慎重です」
「――危急のときは、〈虹色塔〉からスイッチひとつ」
「――恒星転送機ジアフォ・デュオを、バリアで遮蔽してしまおう」
「……」
「モリアン・キナイルドは~」
「惑星ヴィトグファリアで~」
「伝統遺産〈虹色塔〉を、趣味で調査中」
「発見したのは、〈虹色塔〉の脚部に隠れた、ドーム遺跡」
「――これは、アナコン人の遺産?」
「――ソウデス、ワタシハ、あなこん計算脳〈審判〉デス」
「――アナコン人のことを、もっと知りたい」
「――禁則事項デス」
「……」
「科学者エリリン・シルデは~」
「レムール人入植惑星ヴァリアネスに~」
「遺伝子工房ガラ・ファエルを、開設」
「――ついに、レムール人遺伝子を、研究開始よ」
「遺伝子収集機――」
「指くらいの、大きさ」
「棒状の本体、6本の偽足」
「連続稼働時間は、数百年」
「――これをレムール人に、埋めこみよ」
「次第に、レムール人に配合されたアナコン人遺伝子の秘密が、明らかに」
「……」
「ところで」
「レムール艦隊提督ラン=アスファハンには~」
「野望が、ありました」
「レムール艦隊1300隻で、蜂起」
「惑星ヴィトグファリアの〈虹色塔〉を、一斉攻撃」
「――どどーん」
「窮地の、モリアン・キナイルドは~」
「アナコン計算脳〈審判〉を、説得」
「――〈いにしゃる場〉ヲ、投入シマス」
「アナコン古代兵器〈イニシャル場〉――」
「ハイパー放射を、レムール艦隊1300隻に、びびび」
「麻痺させて、イニシアティブを、奪う」
「麻痺させた、レムール艦隊1300隻は~」
「通常空間に、捨てました」

 数世紀後――

「科学者エリリン・シルデは~」
「惑星ヴァリアネスの、遺伝子工房ガラ・ファエルで~」
「――蓄積した、遺伝子情報プールからっ」
「――ついに、スフェロ種族の試験管ベビー誕生よっ」
「しかし」
「誕生したのは、へんな生き物でした」
「科学者エリリン・シルデ、かなりの心的ダメージ」
「夫、モリアン・キナイルドは、やさしいヒトでした」
「――キミは、悪くない」
「――場所が、悪いのだ」
「遺伝子工房を、惑星アニに移転」

 5世紀後――

「科学者エリリン・シルデは~」
「惑星アニの、遺伝子工房で~」
「――蓄積した、遺伝子情報プールからっ」
「――もう一度、スフェロ種族の試験管ベビー誕生よっ」
「で」
「誕生したのは、スフェロ種族」
「でも、遺憾ながら、なんだか舌足らずみたい」
「――わたしは、スフェロ……って、言ってごらん」
「――ボク、スフェるぞん」
「――スフェるぞーん」
「舌足らずは、ちょっとした遺伝子修正で、補正できました」
「でも」
「以後も、試験管ベビーは〈スフェルゾン〉と、呼ばれるのでした」
「……」
「ある程度、製造すれば~」
「〈スフェルゾン〉たちは、繁殖力・旺盛」
「勝手に、殖えていきます」
「自称、アニ・スフェルゾン種族」
「それは、うれしいことでした」
「しかし、悲しいことの始まりでも、ありました」
「アニ・スフェルゾン種族に、キレやすい個体が、増加」
「――きーっ」
「攻撃的に」
「――ききーっ」
「どんどん、攻撃的に」
「……」
「ところで~」
「惑星ヴァリアネスの、レムール人は~」
「――ぼーっ」
「普通に平和」
「――ぼぼーっ」
「自称、ヴァリアン人」
「……」
「さて」
「アニ・スフェルゾン種族の問題は、深刻です」
「――きききーっ」
「科学者エリリン・シルデは、あれこれ推測」
「――いじった、アナコン人遺伝子、だから?」
「――安定を欠いた形質が、発現したの?」
「――繁殖力が減退して、長命になるのも、早いかも」
「夫、モリアン・キナイルドは、やさしいヒトでした」
「――んなら、時間を置いて様子をみよう」
「夫婦そろって~」
「故郷惑星ナメクコリアで、深層睡眠」

 3万1000年後――

「目覚めてみると~」
「〈虹色島国〉を支配するのは、凶暴なアニ・スフェルゾン種族」
「ヴァリアン人は、すでに滅亡」
「スフェロ種族は、数えるほど」
「不幸中の、幸いは~」
「凶暴なアニ・スフェルゾン種族」
「やわらかいバリアは、突破できないようです」
「惑星ヴィトグファリアの〈虹色塔〉も、いまだ侵入はされず」
「……」
「科学者エリリン・シルデ、相当な心的ダメージ」
「ついに、儚くなって、しまいました」
「夫、モリアン・キナイルドは、やさしいヒトでした」
「アンドロイドに、妻の遺体の保存を指示」
「――〈起動監視官〉が戻ってきたら、ここへ導くのだ」
「妻を追って、儚くなって、しまうのでした」

 現在、〈虹色島国〉、惑星ヴィトグファリア、〈虹色塔〉指揮施設――

「スフェロ種族最後のひとり、モリアン・キナイルドの記憶が、終了しました」
「――!」
「さて」
「コンビトランス艦隊に残された時間は、あとわずか」
「でも」
「〈起動管理官〉イメントリ・ルズには~」
「スフェロ種族モリアン・キナイルドから継承した、秘策があります」
「――危急のときは、〈虹色塔〉からスイッチひとつー」
「――恒星転送機ジアフォ・デュオを、バリアで遮蔽だよー」
「アニ・スフェルゾン種族の〈虹色アマランサス〉950隻」
「進軍できず」
「すると」
「〈虹色アマランサス〉950隻」
「惑星ヴィトグファリアに、転針」
「〈虹色塔〉に、砲門を開きます」
「と、なれば」
「もうひとつの、秘策」
「〈起動管理官〉イメントリ・ルズは~」
「アナコン計算脳〈審判〉を、説得」
「――〈いにしゃる場〉ヲ、投入シマス」
「ハイパー放射を、〈虹色アマランサス〉950隻に、びびび」
「麻痺させて、イニシアティブを、奪う」
「麻痺させた、〈虹色アマランサス〉950隻は~」
「強制着陸」

 〈起動管理官〉イメントリ・ルズ――

「ようやく~」
「コンビトランス艦隊指揮官アトランと、連絡がとれました」
「受け取ったのは、悲しいお知らせ」
「――〈起動管理官〉アマ・ズルンが、先の戦いで、亡くなったのだ」
「そのあと~」
「コンビトランス艦隊指揮官アトランを、〈虹色塔〉に招待しました」
「告げるのは、悲しい決意」
「これから、〈虹色島国〉を指揮するのは、イメントリ・ルズ」
「でも、〈反逆者〉と戦うなんて、できません」
「スフェロ種族の遺志を継いで、アナコン人を探索したい」
「恒星転送機ジアフォ・デュオは、通常空間に置いていきます」
「スフェロ種族の史料は、提供します」
「恒星転送機に追加したスフェロ機器の操作コードも、提供します」
「だから~」
「――お別れだよー」

 新銀河暦1346年2月、恒星転送機ジアフォ・デュオ――

「かくして」
「銀河系から、ハンガイ銀河まで~」
「すなわち~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉から~」
「恒星転送機ナギガル・トリオ――銀河系から93万光年――へ」
「恒星転送機グルヴァー・デュオ――銀河系から136万光年――へ」
「恒星転送機ジアフォ・デュオ――ハンガイ銀河までわずか80万光年――へ」
「恒星転送機の橋が、かかりました」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 台風ですね。


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