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458 [2007/05/14]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Ara-Toxin

 毎年、恒例の、Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ。
 今年は「アラス毒」シリーズ。
 秋から刊行開始。全6冊の予定。

□ ATLAN RUDYN-Trilogie

1 . Achim Mehnert / Die Psi-Kämpferin / 超能力女戦士
2 . Rüdiger Schäfer / Das Sphärenrad / 天輪
3 . Michael H. Buchholz / Acht Tage Ewigkeit / 8日間の永遠

 Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が、刊行開始する書籍シリーズ3冊。
 4月、刊行開始。

□ ATLAN RUDYN-Trilogie 1巻「超能力女戦士」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/rudyn/1.html ]

 トリリス・オクトの最初の記憶は、11歳――

「ヒューマノイドの、少女ですが~」
「頭のうしろ、髪に隠して、眼がもうひと組」
「頭蓋の中ほどに、帯状の隆起」
「咽喉にも、突起」
「超心理分野でも、特異な才能――壁の向こうが、〈見え〉たりします」
「魔女あつかいされたくないから、いろいろと内緒」
「ここは、ダチャヤ・ダヤ――〈選ばれた者の宿屋〉の意」
「テラナー流にいうなら、ほとんど中世欧州の港湾都市」
「トリリス・オクトは、ひとり空腹をかかえ~」
「それでも、何とか生きのびていました」
「――海賊船だっ」
「好奇心は、猫も殺してしまいます」
「海賊を見ようと、隠れていたのを~」
「海賊船長オリン・ワルクに見つかって、逃げてみたり」
「周囲を、ウロウロしていると~」
「酒場で、勧誘されたり」
「――ボウズ、海賊船で下働きするか?」
「――う、うん」
「咽喉の、突起から~」
「トリリス・オクトは、少年と勘違いされたのです」
「が」
「すぐ、バレました」
「――海賊船に、女を乗せちまうとはっ」
「――不吉だっ」
「たったひとり相手をしてくれた、コックのスムジェさんが、喧嘩で死んで~」
「阻害・迫害は、ひどくなる一方」
「トリリス・オクトは、物陰などに潜みながら~」
「それでも、生きていくのです」
「……」
「風待ち港に停泊中、ふと察知した生命の危機」
「――ききききしゃーっ」
「トリリス・オクトの咽喉は、いうなれば超音波兵器」
「絶叫したら、相手は即死」

 トリリス・オクト、数年後――

「嵐に翻弄される船」
「トリリス・オクトは、荒波の向こうに、危険が見えます」
「――進路を、変えてっ」
「――ま、魔女っ」
「――不吉だっ」
「船は、無事」
「でも、次の港で~」
「トリリス・オクトは、売られてしまう」
「売られた先は、女郎屋」
「それでも、そこでも、魔女は魔女」
「――客前に、出るんじゃないっ」
「――店のコにも、寄るんじゃないっ」

 トリリス・オクト、17歳――

「女郎屋も、追いだされました」
「競りに、かけられ~」
「競り落としたのは、どこかの屋敷」
「――ご主人さまは、いつも御簾の向こう、なのよー」
「――だれも、ご尊顔を拝したことが、ないのよー」
「変人の屋敷、ですが~」
「待遇は、悪くありません」
「トリリス・オクトは、格闘技を習得」
「トリリス・オクトは、銃の扱いを習得」
「御者と、使用人どおし、深い仲になったり」

 トリリス・オクト、数年後――

「――山賊だっ」
「屋敷は、全焼」
「トリリス・オクトは、生きのびました」
「焼け跡に、たたずみ、死体を見まわすと~」
「――ご主人さまは……昆虫?」
「――御者は……ロボット?」
「あれこれ、ショックで~」
「銃を1挺つかむと、走って逃げました」

 トリリス・オクト、25歳――

「しがない傭兵稼業、ですが~」
「剣と弩は、達人級」
「が」
「――あの脱走兵どもを、殺ってください」
「傭兵仕事で、はじめて敗北を喫することに」
「標的のひとりが、反則みたいに強い」
「攻撃しても、傷ひとつ負わせられず」
「――さっくり」
「ナイフで刺された、トリリス・オクト」
「意識が、遠くなりました」
「……」
「覚醒したのは、豪華な寝室」
「自分を刺した男が、語ります」
「――オレ、ロメウス・アブロン――有名な暗殺者だ」
「――キミには、才能がある――ここで、腕を磨かないか?」
「――超能力は教えられないから、自力で鍛えてくれたまえ」
「またも、変人の屋敷、ですが~」
「待遇は、悪くありません」
「トリリス・オクトは、光線銃・振動ナイフ・バリアの扱いを習得」
「トリリス・オクトは、医療ロボットの扱いを習得」
「ついには、ダゴル拳法も習得」

 トリリス・オクト、数年後――

「――このオレを継ぐには、このオレを超えねばならんっ」
「――さあ、オレと真剣勝負だっ」
「トリリス・オクトは、恩師ロメウス・アブロンを、見事・抹殺」
「タイ・ラクトロテ――ダゴルの高位師範――に、なりました」
「金庫からとりだす、形見の振動短剣」
「そして、始まる武者修行」
「が」
「振りかえって、みると~」
「――なんだか、人生いろいろ仕組まれている感じ」

 トリリス・オクト、29歳――

「使者――覆面で顔は見えない――が、来ました」
「――疑問の回答を得たければ、指定日時に指定場所まで、来るのじゃ」
「――コード発信機が、オマエを導くであろう」
「あいかわらず、猫さえ殺す好奇心旺盛」
「行かない理由は、ありません」
「旅の途中~」
「――ボクも、同じだ」
「――わたしも、同じよ」
「境遇が同じ、男女各1名と、出会う」
「――あ、野獣の襲撃っ」
「途上、男の方は、不慮の事故」
「トリリス・オクトと女――名はラリア・ビル――は、目的地へ」
「待っていたのは、宇宙船でした」
「使者――覆面で顔は見えない――が、出迎え」
「――乗船できるのは、最強の者だけじゃ」
「――戦って勝った方、1名だけじゃ」
「で」
「トリリス・オクトは、からくも勝利」
「宇宙船の医務室まで、たどりつく」
「――この宇宙船は、オマエのモノじゃ」
「トリリス・オクトは、使者の覆面をもぎとろうと、して~」
「――うっかり」
「殺して、しまいました」
「覆面の下は、昆虫の顔」
「で」
「トリリス・オクトは、虫の息のラリア・ビルを、船に収容」
「――発進よっ」
「衛星軌道上で、船載ポジトロニクスは語ります」
「――本当の訓練は、ここから始まるのデス」

 USO大提督アトラン、新銀河暦3102年――

「――スプリンガー氏族のもとから、レミー・デンジャーを、救出だ」
「当年868歳のシガ老人――もとUSOスペシャリスト――を奪回すべく~」
「USO大提督アトランは、変装して現場突入」
「が」
「レミー・デンジャー、昏睡状態」
「望みなし」
「……」
「そんな時~」
「USO司令部キント・センターに、星系ザンタブから急報」
「――謎の信号?」
「――とん・とん・つー・とん・とん……?」
「報告を、うけて~」
「USO大提督アトランの灰色の付帯脳は、速度全開」
「――超知性体が隠した、細胞活性装置のシグナルだっ」
「――手に入れるのだっ」
「――レミー・デンジャーのためにっ」
「……」
「そんな時~」
「――わたしは、チェカン――惑星フェロルから来た、経済顧問です」
「――ホーマー・G・アダムズさんから言われて、来たのですが……」
「USO大提督アトラン、当然ですが、そんなことは後回し」
「――発進だっ」

 USO大提督アトランは、星系ザンタブへ――

「――太陽系帝国から独立10周年?」
「全住民が、仮面をつけて、お祭り騒ぎ」
「いたるところで、お祭り騒ぎ」
「人の波をかきわけ、USO基地に到達すると~」
「基地内部は、死体がごろごろ」
「工作員2名が、やったらしい」
「――やりやがったな」
「――いまごろ、2名は、細胞活性装置を探索中ということか?」

 USO大提督アトランは、細胞活性装置の隠し場所へ――

「近づくと、戦闘服が、機能停止」
「効果範囲の、外縁部には~」
「――未知の円盤船?」
「――プロスペクター船?」
「――錘状船――中央銀河ユニオンの?」
「この連中に、加えて~」
「USO工作員2名が、細胞活性装置争奪戦の参加者です」
「――待てぃっ」
「――オレも、参加だぁぁっ」
「USO大提督アトランは、熱くなってみたり」
「……」
「――プロスペクターが、死んでる」
「――USO工作員が、ケモノのように殺しあってる」
「細胞活性装置が放射する憎悪に、やられたらしい」
「USO大提督アトランは、年齢相応に賢明な判断も、するのです」
「殺戮を遠巻きに、待つことしばらく」
「戦闘服が、機能回復」
「――終わったかな」
「が」
「あらわれた、USOスペシャリストから~」
「中央銀河ユニオンの工作員部隊が、細胞活性装置を奪取」
「USO大提督アトランも、黙ってはいられません」
「――待てぃっ」
「戦闘開始」
「その時、いきなり、黒づくめの女が、出現」
「どうしてだか、USO大提督アトランを、援護するのでした」
「ですが~」
「中央銀河ユニオンの工作員部隊も、それなりに優秀」
「細胞活性装置を抱えた2名が、宇宙船にたどりついて、緊急離陸」
「USO大提督アトランは、黒づくめの女とともに~」
「円盤船に飛びこんで、追跡開始」
「ところで」
「――わたしは、アトラン――ごらんのとおり、ナイスガイだ」
「――トリリス・オクト……」

 そして、追跡は続く。

□ Perry Rhodan-Heft

2386 . Michael Marcus Thurner / Die Diskrete Domäne / 隠れ里
2387 . Hubert Haensel / Die Präkog-Kaiserin / 予知女帝
2388 . Christian Montillon / Objekt Ultra / 物体ウルトラ
2389 . Uwe Anton / Die Opal-Station / オパール駅
2390 . Arndt Ellmer / Der Raum-Zeit-Router / 時空ルータ

□ Perry Rhodan-Heft 2386話「隠れ里」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2386.html ]

 星団オレラナ――

「スポルテフ・アルギル銀河のハローにあった、小星団」
「ハイパー嵐に、巻きこまれ~」
「銀河間の虚空――恒星転送機グルヴァー・デュオのところ――に、再実体化」
「直径58光年」
「恒星数5万5000」

 テロモン――星団オレラナの商人種族――

「アレクシム・アファテーは、行商人ですから~」
「伴侶レマハ・エリユンドさんと、〈カムハロクス〉1頭を連れて~」
「〈メゾポート網〉――星団オレラナ全域を覆う転送機網――で、旅また旅」
「旅の途中で、発見も」
「――アンドゥリー種族の惑星、デュン・アプヴェルト?」
「――アンドゥリー種族の都市、アンドロール?」
「木々生い茂る山々の、ふもと~」
「青金色の針金の芸術作品みたいな、12の塔――高さ100~150m」
「都市の門は、門番が警固」
「門番の姿形は、テロモン種族に似ていますが、風貌はよりコワイ」
「威圧されること、威圧されること」
「――入っては、いかんのだっ」
「門前払い、されますが~」
「近所の谷で、発見も」
「――アンドゥリー種族の、倉庫?」
「12のホール――高さ100m、奥行き800m――には~」
「〈メゾポート網〉スターターキット」
「〈ゼロバリア・コンボ〉――防御兵器一式」
「〈村ノ智者〉――大型汎用コンピューター」
「〈メゾポート渡し船〉――直径60m」
「これらの利用は、許してくれます」
「で」
「〈隔離星系〉=恒星転送機グルヴァー・デュオに、到達」
「〈メゾポート網〉、〈ゼロバリア・コンボ〉、〈村ノ智者〉を、設置」
「いわゆる、テロモン種族の〈隠れ里〉を、建設です」
「ご近所で、休眠状態のアンドロイドを、発見」
「惑星デュン・アプヴェルトで、検査してみましょう」
「〈メゾポート網〉を抜けた、瞬間」
「――かっ」
「アンドロイドが、いきなり覚醒したのでした」

 アマ・ズルン――スフェロ種族製アンドロイド――

「アマ・ズルンは、覚醒するや、いなや~」
「都市アンドロールの計算脳と、契約締結」
「アンドゥリー種族とテロモン種族の歴史を、紐とくのでした」

 おとめ座銀河団、10万5000年前――

「アンドゥリー種族は~」
「超知性体エスタルトゥの、補助種族」
「〈力の球形体〉エスタルトゥの、一銀河ジオン・ゾムで~」
「心血そそいで、ご奉仕」
「でも、やがて~」
「疲れてしまって、暇乞い」
「お暇を、いただき~」
「遠く、スポルテフ・アルギル銀河の小星団オレラナで、隠遁生活」
「〈メゾポート網〉を、建設し~」
「現地の商人種族テロモンだけに、利用を認めたのです」

 アマ・ズルン――

「――ふむふむ」
「――昨今の、ハイパー物理学的抵抗の、増大で?」
「――ハイテクが、みんなダメ?」
「――〈メゾポート網〉も、エネルギー欠乏で、ダメになるかも?」
「――助けてほしい?」
「――もちろん、助けるよー」
「アマ・ズルンは、スフェロ種族製アンドロイド」
「頼られると、否とはいえない、基本プログラム」
「……」
「アマ・ズルンは、〈起動監視官〉」
「〈虹色技術〉の息のかかった恒星転送機に、影響力を有しています」
「〈隔離星系〉=恒星転送機グルヴァー・デュオ」
「惑星・新レムール=恒星転送機制御惑星」
「ピラミッド3基からなる、恒星転送機制御施設」
「ふたつの赤色巨星から~」
「ピラミッドのうち2基に~」
「高次エネルギーの太いビームが、各1条・計2条」
「――ごごごーっ」
「――ごごごーっ」
「〈メゾポート網〉基盤に、エネルギー充填開始」

 タド・デ・ラウド――星団オレラナの戦闘種族――

「そうする、間にも~」
「戦闘種族タド・デ・ラウドが、星団オレラナに、版図拡大」
「――〈メゾポート網〉の秘密を、よこすのだっ」
「テロモン種族が独占する、アンドゥリー技術を、狙う」
「――昨今の、ハイパー物理学的抵抗の、増大で?」
「――〈ゼロバリア・コンボ〉も、効果低下?」
「テロモン種族の〈隠れ里〉の被害は、広がる一方」

 アマ・ズルン――〈メゾポート網〉基盤・エネルギー充填中――

「恒星転送機の制御惑星・新レムールで~」
「――ふむふむ」
「――そろそろ、充填完了だよー」
「と」
「そんな、矢先」
「――恒星転送機が、作動した?」
「――うっ」
「アマ・ズルンは、〈起動監視官〉」
「恒星転送機が発する高次エネルギーに~」
「ショックをうけて、昏倒」
「――転送された、船団に……」
「――オレの〈兄弟〉イメントリ・ルズがいる……」
「――え、けだものまで……」
「――がっくり」
「……」
「アレクシム・アファテーは、行商人ですから~」
「――とりあえず、逃げるですっ」
「意識不明のアマ・ズルンを、連れて~」
「〈メゾポート網〉へ」
「そういえば」
「――やって来た連中、戦闘種族タド・デ・ラウドと戦ってたな」
「――オレらのこと、助けてくれるかな」
「――わからないな」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 宇宙は、広くて狭いのです。


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