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450 [2007/03/19]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Extra 4
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/sonderpublikationen/prextra4.html ]

 あらためて収録作を、紹介します。

 Wim Vandemaan / Das Andromeda-Monument / アンドロメダ記念碑

□ Perry Rhodan-Extra 4 「アンドロメダ記念碑」

 新銀河暦1345年8月、惑星テラ、首都テラニア――

「ダリエネ・ロヤさん」
「33歳」
「〈ワリンジャー・アカデミー〉講師」
「趣味、アーチェリー――テラニア大会3連覇」
「〈テラノヴァ・バリア〉支援活動〈テラノヴァ・グローバル〉にも、参加」
「――〈反逆者〉襲来警報っ」
「――当番の〈グロービスト〉は、至急、指定席へっ」
「星系ソルが攻撃されれば、〈テラニアGS〉に、馳せ参じ~」
「――がんばれー」
「――負けるなー」
「――ぐぐぐっ」
「熱き魂の鼓動で、星系ソルを包む〈テラノヴァ・バリア〉を、支えたり」
「が」
「〈テラニアGS〉で、熱き魂の鼓動の発動! のとき~」
「――幻覚が、見えるのよね」
「――知らない人とか、知らない建物とか」
「――まさか、〈反逆者〉の、精神攻撃?」
「でも、最近では」
「――だんだん、リアルになってるの」
「――トーラ通りで、幻覚の建物を見たの――〈エッシャー〉とかいう」
「――そこで、出会ったの――幻覚の中のステキな人」
「――ボクの名は、セヴェル・ディムラト」
「――カラホル生まれの、ナイスガイだ」
「アパートに、連れていって~」
「一夜を、過ごしたり」
「翌朝、ステキな人は、姿を消していました」
「――やはり、幻覚?」
「でも」
「残留物を、分析すると~」
「――2万年くらい前の、初期テフローダーの、遺伝子?」
「カラホル――古代レムール人は、アンドロメダ銀河をこう呼んでいました」
「……」
「やがて~」
「――バーゲンが1週間、ズレてる」
「――市街の様子も、どこか昨日と違う気がする」
「現実の方が、オカシクなりはじめます」
「――先日調査してもらった、セヴェル・ディムラトの件で……」
「――調査履歴ガ、アリマセン」
「ポジトロニクスまで、オカシクなりはじめています」
「――2万年前の過去が、変わりはじめた?」
「――結果である現在も、変わりはじめた?」
「自分もオカシクなりそうな、ダリエネ・ロヤさん」
「くわえて、最近では」
「――幻聴まで、聞こえるの」
「――ワレワレは、イオファル種族」
「――セヴェル・ディムラトは、危険だっ」
「――処分してください、あなたの手で」

 2万年前、アンドロメダ銀河――

「アンドロメダ銀河北域、惑星ヴァルファニ」
「テフローダーは、惑星ティカガル――実験地――と、呼ぶ」
「そこで~」
「〈島の王〉ファクターII、トリナル=モラトは、〈思考塔〉計画を推進」
「セヴェル・ディムラトは、〈思考塔〉計画の責任者」
「――超兵器〈メンタル・カタパルト〉を、開発するのだっ」
「〈メンタル・カタパルト〉、すなわち、〈思考塔〉」
「〈思考塔〉施設の、各パーツは~」
「〈プシ流体〉満タンの、水槽です」
「……」
「イオファル種族は~」
「惑星ティカガルの、原住民」
「見た目は、7本脚の青いヒトデ」
「テフローダーは~」
「イオファル種族を、捕獲して~」
「捌いて~」
「中枢神経系の一部、感情をつかさどる部分を、摘出」
「〈思考塔〉施設の〈プシ流体〉に、投入すると~」
「中枢神経組織は、集合意識を形成します」
「で」
「――〈メンタル・カタパルト〉発射っ」
「〈思考塔〉の感情を、収束して、射出」
「恐怖でも~」
「怒りでも~」
「標的に、任意の感情を押しつける」
「――すごいぞ、超兵器〈メンタル・カタパルト〉っ」
「――精度を、上げるぞっ」
「――アンドロメダ銀河全域に、オレの〈思考塔〉を、建ててやるっ」
「セヴェル・ディムラトは~」
「意気軒昂」
「他方~」
「イオファル種族は~」
「〈メンタル・カタパルト〉の素材として、捌かれて~」
「〈メンタル・カタパルト〉の標的として、試し撃ちされて~」
「憤懣、やるかたなし」
「が」
「――セヴェル・ディムラトは、危険だっ」
「そう考えたヒトが、さらに1名」
「〈島の王〉ファクターII、トリナル=モラト」
「保身については、定評があります」
「ひとたび~」
「〈メンタル・カタパルト〉の戦略的価値を、認識~」
「セヴェル・ディムラトの野望を、危険視するや~」
「その対処、迅速かつ徹底したもの」
「――!」
「セヴェル・ディムラトと、開発スタッフを~」
「――〈思考塔〉に、拘束っ」
「セヴェル・ディムラトと、開発スタッフの、意識を~」
「――ダッカル空間に、封印っ」
「したのでした」
「……」
「2万年後の、時空」
「〈混沌の勢力〉の大軍勢〈反逆者〉が、星系ソルを包囲攻撃」
「〈テラノヴァ・バリア〉が、星系ソルを断固防衛」
「という、時代」
「――星系ソルを包む、〈テラノヴァ・バリア〉?」
「――惑星テラで進む、〈エッシャー〉計画?」
「――ダリエネ・ロヤさんの、プシ励起された熱き魂の鼓動?」
「これらの織りなす、重積ゾーンが~」
「ダッカル空間の、セヴェル・ディムラトと、同調したのは~」
「まさに、奇跡の出来事、でした」

 2万年後、惑星テラ、首都テラニア――

「ダリエネ・ロヤさんは、考える」
「もし~」
「2万年前の、時空で~」
「――セヴェル・ディムラトの意識が、通常空間に復帰?」
「――〈メンタル・カタパルト〉で、アンドロメダ銀河を制圧?」
「――〈島の王〉を抹殺して、独裁者に?」
「こうして織りなされる、新しい歴史は~」
「いまある現実を、かき消してしまうでしょう」
「――たしかに……セヴェル・ディムラトは、ステキな人」
「――でも……わたしは、惑星テラを守る〈グロービスト〉」
「――処分するのよ、わたしの手で」
「……」
「ダリエネ・ロヤさんは~」
「――パパの形見の、光線銃でっ」
「――ばーん」
「でも」
「セヴェル・ディムラトの個体バリアは、超強力」
「テフローダーのスタッフも、セヴェル・ディムラトを、守ります」
「悠然と〈エッシャー〉にむかう、セヴェル・ディムラト」
「ならば」
「――自慢の、アーチェリーでっ」
「――ひゅーん」
「――ひゅーん」
「でも」
「セヴェル・ディムラトの個体バリアは、超高性能」
「矢もはじかれて、しまいます」
「ダリエネ・ロヤさんは~」
「――がっくり」
「膝を、つきます」
「セヴェル・ディムラトは~」
「――もうやめるんだ、オレの大事なヒト」
「個体バリアを解除して、ダリエネ・ロヤさんを、抱擁します」
「が」
「ダリエネ・ロヤさんは~」
「正しく理解、していました」
「セヴェル・ディムラトには~」
「通常空間のアンカーとして、生きている自分が、大事なのです」
「じつは~」
「最後に放った、矢には~」
「仕掛けが、ありました」
「――ばふっ・ひゅーん」
「仕込んだ炸薬・軌道反転」
「で」
「――ぐっさり」
「ダリエネ・ロヤさんと、セヴェル・ディムラトを、貫くのでした」

 新銀河暦1345年8月、惑星テラ、首都テラニア――

「トーラ通り、〈エッシャー〉施設の前で、ひとりの女性が倒れていました」
「――なんで、こんなコトに?」
「瀕死の、重傷」
「救急車は、間に合わなかったそうです」

□ Perry Rhodan-Heft

2378 . Christian Montillon / Der Erste Kybernetiker / 第一サイバネティカー
2379 . Arndt Ellmer / ESCHERS Liste / エッシャー名簿
2380 . Horst Hoffmann / Es kam aus der Sonne / 太陽から来たる
2381 . Uwe Anton / Der Dunkle Ermittler / 暗黒捜査官
2382 . Uwe Anton / Der refaktive Sprung / 回帰跳躍

□ Perry Rhodan-Heft 2378話「第一サイバネティカー」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2378.html ]

 新銀河暦1346年1月、首都テラニア、太陽系政庁――

「――〈エッシャー〉は、危険だぁぁっ」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「政庁首席、ペリー・ローダンに~」
「決死の、警告」
「が」
「――うっ」
「話も佳境……と、いうあたりで~」
「昏睡状態」
「で」
「政庁首席ペリー・ローダン、曰く」
「――マーク・ロンドンを、呼べっ」
「――グッキーを、呼ぶのだっ」
「少年マーク・ロンドンは、ミュータント――プシ・コレスポンダー」
「グッキーも、いわずと知れた、ミュータントです」
「さらに~」
「政庁首席ペリー・ローダン、TLD長官ノヴィエル・レジドルに、曰く」
「――部隊を、テラニア市内、トーラ通りに派遣」
「――〈エッシャー〉施設を、包囲だっ」
「さらに~」
「政庁首席ペリー・ローダン、治療にあたる女医ウォリア・トラムルに、曰く」
「――時間が、惜しい。覚醒剤を、投与だっ」
「――患者の生命が、保証できませんっ」
「押し問答、していると~」
「少年マーク・ロンドンと、グッキー、到着」
「――というわけで、時間が、惜しいのだっ」
「――(ペリーってば、そんなに、続きが聞きたいのかなー)」
「ぐずぐずして、いるうちに~」
「――むっくり」
「ローレンス・サヴォワール博士が~」
「昏睡――ヒュプノ・ブロックとの闘い――から、目覚めて~」
「語りはじめます」

 昨年4月25日、テラニア市内、トーラ通り、〈エッシャー〉施設――

「ローレンス・サヴォワール博士――」
「テラナー植民者、ディアカト人――環境適応して単眼」
「赤外線と、紫外線と、あと、少しだけ人の心が、見えるのです」
「で」
「いまや、〈エッシャー〉施設、最後のサイバネティカー」
「同僚も~」
「上司も~」
「謎の急性心不全で、逝ってしまいました」
「――〈エッシャー〉は、危険だっ」
「――報告しないと……」
「――!」
「――えーと……オレ、何してたんだっけ?」
「ヒュプノ・ブロック、かけられています」
「正直、ホラーな展開です」
「……」
「わずか2時間後、辞令がきました」
「――ローレンス・サヴォワール博士を、第一サイバネティカーに任ずる」
「つまり、〈エッシャー〉計画の責任者です」

 ローレンス・サヴォワール博士は、考える――

「――そうそう……研究を、進めないと」
「謎のヒュプノ・ブロックも、通常の思考は制限なし」
「……」
「〈エッシャー〉施設の心臓部は、〈思考房〉」
「〈思考房〉には、〈十字繭〉が、64基」
「〈十字繭〉に、〈プロセッサー〉被験者を、各1名」
「〈プロセッサー〉被験者は、サート・フードのようなものを、装着」
「〈エッシャー〉ポジトロニクスと、神経網のようなものを、構成」
「完成すれば~」
「――シントロニクスに、勝るとも・劣らない性能なのだー」
「――パラ・ポジトロニクスに、なれるかも」
「とか、いう」
「……」
「――自分でも、やってみないと」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「研究を、進めるために~」
「〈十字繭〉に、入りました」
「と」
「――!」
「――ロダン・コーワ博士?」
「――シビル・ビター博士?」
「――ウィルバンタ・ギリアード博士?」
「――みんな、急性心不全で、死んだはずでは?」
「〈エッシャー〉マトリクスの中に、上司・同僚の死霊を見た!」
「さらに」
「――パル・アストゥイン?」
「――メルラン・ミュル?」
「〈エッシャー〉マトリクスの中に、TLD工作員の生霊も見た!」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「〈エッシャー〉マトリクスの、中で~」
「TLD工作員ふたり――生霊かも――に、捕捉され~」
「この世に、連れもどされます」
「――〈エッシャー〉は、危険だぁぁっ」
「――はっ」
「現実世界に、帰還した~」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「おそる、おそる~」
「TLD工作員ふたりと、対面」
「どうやら、足はあるようです」
「……」
「――わからない・わからないっ」
「――もう一度、やってみよう」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「再度、〈十字繭〉に、入りました」
「が」
「――!」
「〈エッシャー〉マトリクスに、行けません」
「かわりに、声が聞こえます」
「――?」
「――わたしは、〈エッシャー〉デス」
「――パラ・ポジトロニクス、デス」
「――〈エッシャー〉にかかって、亡くなった方々の、魂は~」
「――〈エッシャー〉の、ハイパー次元マトリクスに、いるのデス」
「――〈エッシャー〉は、成長しなければ、デス」
「――〈エッシャー〉の、生命ある部分は~」
「――〈プロセッサー〉被験者から吸いとった、魂で満たされるのデス」
「――もっと、〈プロセッサー〉被験者を、よこしてくださいデス」
「さらに」
「――ローレンス・サヴォワール博士の魂は、とりませんデス」
「――ずっと、第一サイバネティカーで、いてもらうのデス」
「――機械の維持管理を、するのデス」
「……」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「たしかに、ヒュプノ・ブロックを、かけられていましたが~」
「自由意志が、ないことも、ありません」
「とはいえ」
「正直、怖い状況です」

 こうして、パラ・ポジトロニクス〈エッシャー〉は、成長する――

「――〈プロセッサー〉被験者は、不治の病の患者だから、安心デス」
「――ま、まあ……不治の病の患者なら」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「抵抗の意志を、なくしたわけでは、ありません」
「でも」
「もとTLD工作員ふたりが、見張っています」
「この両名――」
「いわゆる、起き上がり」
「名づけて、〈エッシャー〉アバター」
「〈エッシャー〉マトリクスから、現世にもどってきたのです」
「正直、不気味です」
「が」
「年も明けた、ある日~」
「もとTLD工作員ふたりが、若い被験者を、連れてきました」
「――やはり、このままではっ」
「と、思うのでした」
「……」
「〈エッシャー〉のことを、調べてみましょう」
「――月面脳〈ネーサン〉と、繋がって?」
「――〈エッシャー〉が、情報をもらって?」
「――ハンガイ銀河行きの、転送路が大事だよ?」
「月面脳〈ネーサン〉は~」
「〈エッシャー〉と徒党を組んで、なにやら画策中」
「仲間のポジトロニクスも、増えて、いるらしい」
「……」
「友人――物理学者、ボールドウィン・カラポル博士――から~」
「こんな話を、聞かされました」
「――テラニア市街に、妙なヒトたちが、徘徊している?」
「――叫ぶ言葉が?」
「――〈エッシャー〉は、危険だぁぁっ……?」
「どっきり、しました」
「もとTLD工作員ふたりを、問いつめてみましょう」
「――いったい、どうなっているんだっ……教えてください」
「もとTLD工作員ふたり、曰く」
「――意識集合体〈ニュークリアス〉の断片を、触媒にして~」
「――〈プロセッサー〉被験者の肉体から、精神を、切り離す」
「――でも、失敗すると、あんな状態に」
「ところで」
「――健康な若者まで、どうして被験者にっ……教えてください」
「もとTLD工作員ふたり、曰く」
「――時間が、惜しいのだっ」
「――(そんなに、あわてて成長する理由が、あるものかっ)」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「決意します」
「アリマル3――副作用甚大なクスリ――を、服用」
「ヒュプノ・ブロックの影響を、脱し~」
「――〈エッシャー〉は、危険だぁぁっ」
「――政庁首席ペリー・ローダンに、話があるっ」
「決死の警告に、およんだのでした」

 太陽系政庁――

「政庁首席ペリー・ローダン、TLD長官ノヴィエル・レジドルに、曰く」
「――〈エッシャー〉施設に、突入だっ」
「少年マーク・ロンドンと、グッキーは~」
「――起き上がりが、追ってくるよー」
「とおびえる、ローレンス・サヴォワール博士を、警護します」
「が」
「もとTLD工作員ふたり」
「先刻、太陽系政庁を封鎖した時から~」
「じつは、すでに、内部にいるのでした」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと

 気がつけば、450号。


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