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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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440 [2007/01/08]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ ATLAN Lepso-Trilogie レプソ三部作

2 . Christian Montillon / Die acht Namenlosen / 名もなき八人
3 . Michael Marcus Thurner / Befreiung in Camouflage / カモフラージュの解放

 書き下ろしポケットブック・シリーズ。全3冊の、2巻目。

□ ATLAN Lepso-Trilogie 第2巻「名もなき八人」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/lepso/2.html ]

 西暦3102年3月、銀河系、自由惑星レプソの首都オルバナ――

「USO大提督アトランは、謎を追う」
「ティアレズ種族は、知性体ながらも、共生体」
「――寄生されたアルコン人――1100年前のオヌル家の8人――が?」
「――まだ、生存しているかも?」
「宿主は、長寿を約束されるらしい」
「ティアレズ技術は、未詳ながらも、相当高度」
「惑星レプソに隠されていた、ティアレズ船は~」
「ダブリファ帝国の惑星レプソ領事、アルテミオ・ホフィンズと共に~」
「空の彼方に、消えました」
「……」
「釈然としない、事態の展開」
「後手後手に、まわってばかりで、貧乏籤」
「USO大提督アトラン」
「このまま、帰るわけには、いきません」
「が」
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは、殉職」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「――牧師になります」
「と、退職」
「手元に、部下がいないのでした」
「が」
「ここは、自由惑星レプソ」
「太陽系帝国の直接支援も、USOの増援も、政治的にいろいろ難しい」
「――そうだ! ロン、助けてくれ」
「……」
「ご存知でしょうか?」
「この時代~」
「USOスペシャリスト、ロナルド・テケナーは~」
「表面上、民間で、トラブルシューター事業を、経営しています」
「UHB――苦境を援助する私設の協会」
「ここでは、〈逆境ヘルパー協会〉と、訳しておきましょう」
「……」
「ロナルド・テケナー、曰く」
「――自分、ちょいと、奇病に罹ってまして……げほげほ」
「――現地〈逆境ヘルパー〉オーム・サンタリンを、派遣します」
「――請求書は、USO宛で、良いですか?」
「――いや、USOに転職させたほうが、安上がりだ」

 アルコン人、オーム・サンタリン――新任USOスペシャリスト――

「惑星レプソの、常識では~」
「惑星レプソを、真に牛耳るのは、SWD――国家福祉局」
「SWDは、税務局+税関+警察+秘密警察、のようなもの」
「タカン――惑星レプソ統治者の称号――は、お飾り、のようなもの」
「それでも、タカンは、タカン」
「陰謀も、暗殺も、政変も、ある」
「権力だって、それなりに」
「前回の政変で、先代タカン派だった、オーム・サンタリン」
「――先代タカン、フラキオ・タサムルは、生きています」
「――砂漠の〈汗荒野〉刑務所で、再起の機会を、うかがっているのです」
「……」
「とりあえず~」
「アトランと、オーム・サンタリンは~」
「アルテミオ・ホフィンズに連なる、外人部隊を、探る」
「が」
「アトランの変装は、すでにバレているし」
「――まだ、対探知機のスイッチを……だから、切るなって」
「――あ」
「ピンチから、ふたりを救ったのは~」
「――わたしも、USOに転職させてくれる?」
「外人部隊所属、エルトルス人の女性兵士」
「もとい、USOの給与・待遇でした」

 アトランと、オーム・サンタリンは、オヌル家へ向かう――

「が」
「アトランのグライダーは、すでにバレているし」
「――撃たれたぞ」
「――あ」
「砂漠に、墜落」
「太古ロボット司令イルヴォルマの、ロボット施設に捕らえられ~」
「闘技場で死ぬまで決闘……の運命から、ふたりを救ったのは~」
「――次回の政変のときには、支援してくれるよな?」
「刑務所で服役中のはずの、先代タカン、フラキオ・タサムル」
「じつは、マルチ・ミュータント」
「テレポート、テレキネシス、暗示能力を、自在に操り~」
「刑務所内の、熾烈な権力闘争の、かたわら~」
「自由にあたりを闊歩、しているとか」
「オヌル家まで、送ってくれました」

 オヌル家宅――

「が」
「オヌル家で、話がこじれます」
「先代タカン、フラキオ・タサムルは~」
「オヌル家の家長ペンザルを、人質に……結果、致命傷を負わせ~」
「突入してきた、SWDは~」
「先代タカン、フラキオ・タサムルを、逮捕……結果、殺害」
「オヌル家の家長ペンザルは、いきなり虫の息」
「過去の秘密を、託すのでした」

 紀元前10世紀――

「オヌル家は~」
「惑星レプソの、最初のアルコン人植民者」
「オヌル家の開祖シュッキラーは~」
「惑星レプソの原住民ガヴィヴィと、トモダチ」
「……」
「ご存知ない、でしょうが~」
「惑星レプソの原住民ガヴィヴィ――」
「ヒューマノイドのようですが、一本腕」
「ヒトが良いから、植民者に生存圏を圧迫されて~」
「当時、すでに、絶滅危惧種」
「……」
「さて」
「オヌル家は~」
「もうひとつの、アルコン人植民者・トロミン家と、関係険悪」
「オヌル家の開祖シュッキラーは~」
「トロミン家に暗殺される、ところを~」
「トモダチの原住民ガヴィヴィに、救われたり」

 西暦2003年――

「両家の抗争は、近所の惑星サディクでも、続いています」
「――トロミン家が、正体不明の異人と手を組んだ?」
「正体不明の異人――それは、アコン人」
「アコン人は~」
「絶滅危惧種ティアレズ数百体を~」
「確保・搾取、していました」
「詳細な、事実関係は、定かならず」
「が」
「このとき~」
「オヌル家の8人が、姿を消し~」
「アコン人の基地が、破壊され~」
「残された、オヌル家の人々は、あれこれ汚名を、着せられて~」
「惑星サディク撤退の、憂き目にあうことに」

 1100年後――

「オヌル家の現在の家長ペンザルの、もとへ~」
「オヌル家のゼワイン――1100年前と変わらぬ姿――が、来訪」
「――USO大提督アトランに、支援を求めよう、と思う」
「と、語ったまま~」
「以後、音信不通に」
「アトランに化けた姿で、殺されていた、のでした」
「で」
「しばらくして~」
「オヌル家の現在の家長ペンザルの、もとへ~」
「オヌル家のオプリン――これも、1100年前と変わらぬ姿――が、来訪」
「――ティアレズ種族の〈永遠の船〉を、手に入れたいのだっ」
「――だから、入植時代の史料を、すべて出すのだっ」
「――さもないと、キサマの孫ふたりの生命は、保証しないっ」
「けっきょく」
「史料を奪われ、孫たちを亡くして~」
「消えた8人も、いろいろ違うのだ、と認識した次第」

 現在、オヌル家宅――

「――ティアレズ種族の巨船……〈永遠の船〉?」
「――わしは、それが《カモフラージュ》ではないかと……」
「――惑星サディクに行けば、なにか手掛りが……」
「――う」
「がっくり」
「オヌル家の現在の家長ペンザルは、ご臨終」
「アトランは、決意します」
「――惑星サディクに、出発だ」
「――出発よ」
「オヌル家のペンザルの娘、アイゼラが、同行を申し出ます」
「――オヌル家の汚名を、雪ぐのよっ」

□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg ポスビ戦争

3 . Cathrin Hartmann / Friedhof der Raumschiffe / 宇宙船の墓場
4 . Harald Evers / Der Milliardenmoerder / 十億殺し
5 . Frank Böhmert / Die Psi-Fabrik / プシ工場
6 . Uwe Anton / Die Schöpfungsmaschine / 創造機械

 書き下ろしポケットブック・シリーズ。全6冊の、ついに3巻目。

□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg 第3巻「宇宙船の墓場」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/posbi/3.html ]

 新銀河暦1343年、局部銀河群の小銀河アムブリアドル――

「外界と連絡の術もない、閉ざされた小銀河」
「そこに、漂着した~」
「テラナーの子孫、アルテラナーのアルテラ帝国が~」
「突然のポスビの攻撃に、存亡の危機」
「そこに、来訪したのが~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「テレポーターにして〈探知者〉スタータック・シュレーダー」
「など、計6名」
「……」
「――とにかく、ポスビが生命体を襲いはじめた理由を、知らねば」
「確保した、フラグメント船《BOX-1122-UM》の残骸」
「――修理して、ポスビ本拠に、潜入だ」
「が」
「――え? アルテラ帝国には、ポスビ技術者がいない?」
「という、次第で~」
「――ラール人のトロヴェント帝国から~」
「――ポスビ技術に明るい技術者を、招聘だ」
「――ついでに~」
「――トロヴェント帝国に拉致されていた、アルテラナーも、解放だ」

 新銀河暦1343年4月29日――

「困難な使命を、果たし~」
「ローダンと、モンドラさんは~」
「アルテラ帝国の造船惑星フォート・ブロッサムへ、帰到」
「――別途脱出した拉致被害者の宇宙船を、迎えにいきたいのだ」
「が」
「ゴベルト・ホー――造船惑星フォート・ブロッサム執政官――は~」
「――トロヴェント帝国の宇宙船でもどった連中なんぞ、信用できんっ」
「支援拒否……どころか、身柄拘束」
「数日後~」
「ラエルテス・ミチョウ――アルテラ帝国防衛大臣――が派遣した、2隻が~」
「造船惑星フォート・ブロッサムへ、到着」
「ローダンと、モンドラさんは~」
「ようやく、2隻で、脱出した拉致被害者を迎えに、発進したのです」
「が」
「会合地点=惑星ゴルトンガに、脱出船《オルトン・タフ》の姿なし」
「待つこと、5日」
「――やむをえんっ」
「ローダンは、苦渋の選択」
「涙をのんで、惑星フォート・ブロッサムへ、帰到」
「5月12日の、ラール人技術者ヴェルドゥト・クルズの到着を、待って~」
「ポスビ本拠作戦を、推進するのでした」

 トロヴェント帝国、首星カリゴ――

「ラール人、ミトラデ・パルクお嬢さまは~」
「有力者の娘……でした」
「先日~」
「アルテラナー捕虜の脱走を、阻止しようと~」
「アルテラナー、タムラ・カントゥさんと、対峙」
「ミトラデ・パルクお嬢さまにとって~」
「タムラさんは、身分をわきまえぬ、もと侍女」
「タムラさんにとって~」
「ミトラデ・パルクお嬢さまは、傲岸不遜な、父の仇」
「タムラさんが、手にした、銃が~」
「――ばーん」
「ミトラデ・パルクお嬢さま、死亡」
「が」
「ラール人の技術は、超優秀」
「ラール人のモグリの技術は、神の業」
「ラール人科学者ケルトン・トレクは~」
「ミトラデ・パルクお嬢さまのパパが後援してきた、モグリ科学者」
「自分自身が、不治の病に冒され~」
「生きながらえようと、あみだした超技術」
「〈セン・トローク〉」
「――いっ、いっ、意識をデジタル化」
「じつは、ミトラデ・パルクお嬢さまの、意識も~」
「――しっ、しっ、死の瞬間まで、デジタル記録してあるぞ」
「ミトラデ・パルクお嬢さまの肉体は、すでにナノテクで復元済」
「――いっ、いっ、インストールだっ」
「が」
「問題発生」
「大脳に埋めこんだ、内蔵〈セン・トローク・チップ〉に、なにやら瑕疵あり」
「やむなく~」
「――そっ、そっ、外付け〈セン・トローク・ユニット〉に、インストールだ」
「頭の中に、使えない脳」
「バックパックに、生きた意識」
「両者を、ケーブル接続して、再起動」
「――はっ」
「ミトラデ・パルクお嬢さま、復活です」
「……」
「内蔵〈セン・トローク・チップ〉の製造は、数年がかり」
「試作品は、他にひとつだけ」
「アルテラナー被験体ジェイソン・ネコの、頭の中」
「被験体は、捕虜脱出船《オルトン・タフ》の中」
「という、次第で~」
「――追跡よっ」

 アルテラナー捕虜脱出船《オルトン・タフ》――

「乗船するのは~」
「脱走した、アルテラナー拉致被害者8400名」
「ローダンに雇われ、トロヴェント帝国作戦敢行の、もと《ミンザオ》乗員」
「他、雑多な人々」
「……」
「医師イアン・フォウチョウは~」
「トロヴェント帝国生まれの、アルテラナー」
「〈セン・トローク〉技術開発に、貢献した功績により~」
「アルテラ帝国帰郷を、許されましたが~」
「薬物中毒で、肝臓障害」
「――わし、もう、永くないし」
「《ミンザオ》船医に志願した、という経歴のヒト」
「……」
「デメトリウス・オンモートは~」
「アルテラ帝国秘密情報局〈アルテルX軍団〉の、大尉」
「……」
「タムラ・カントゥさんは~」
「4歳のとき、ラール人に拉致されて~」
「パパは、鉱山送りで、過労死」
「幸せという言葉を、知りません」
「……」
「スタータック・シュレーダーは~」
「銀河系から来た、テレポーターにして〈探知者〉」
「タムラさんに、一目惚れ」
「幸せという言葉を、教えてあげたい」
「彼女のお腹に子供がいる事実は、知っているのでしょうか」
「……」
「そして~」
「ジェイソン・ネコは~」
「被験体でした」
「あれこれ細工を、されています」
「で」
「会合地点=惑星ゴルトンガ到着を、目前に~」
「アルテラナー捕虜脱出船《オルトン・タフ》の船内で、破壊工作」
「――リニア機関、損傷?」
「――ハイパー嵐に、流されるぞっ」
「――ハイパー暗礁に、座礁するぞっ」
「――未知惑星に、不時着するぞっ」
「通信不能、船体破損、放射能漏洩……脱出するしか、ありません」
「キャンプを設営した、アルテラナーたちは~」
「不時着した惑星を、テラ・インコグニタ――未知の世界――と~」
「命名、するのでした」

 ミトラデ・パルク指揮下、トロヴェント帝国追跡艦――

「ミトラデ・パルクお嬢さまは~」
「ジェイソン・ネコの信号を、追跡」
「惑星テラ・インコグニタへ」
「早速~」
「戦闘機に、アルテラナー難民キャンプ上空で示威行動、させてみたり」
「――ほほほ、降伏なさーい」
「――ラール人の奴隷に、もどるのよー」
「が」
「スタータックは、テレポーターです」
「戦闘機を、奪取して~」
「特攻っ」
「トロヴェント帝国追跡艦も、墜落の憂き目に」
「……」
「デメトリウス・オンモート大尉は~」
「捕らえた、ラール人戦闘機パイロットを、尋問」
「で」
「タムラさん、愕然」
「――ミトラデ・パルクお嬢さまが? 生きてる?」
「――やっぱり、わたし、幸せになれないっ」

 スタータックは数名をつれて、周囲を偵察――

「宇宙船墓場を、発見します」
「やはり、あのハイパー嵐・ハイパー暗礁に、やられたモノなのか~」
「――宇宙船の残骸が、累々とっ」
「――ポスビのフラグメント船も、1隻っ」
「――未知の転子状船も1隻っ――ヒトを不安にする放射を、しているよーな」
「――アルテラ帝国の、巡洋艦も」
「――アルテラナー遭難者の、キャンプと墓だっ」
「――これだけ遭難船があるのに、生存者なし?」
「――この惑星、じつは、コワイところかも?」
「――そういえば、動物、いませんね」
「……」
「医師イアン・フォウチョウが~」
「アルテラナー遭難者の墓をあばいて、検死解剖」
「――どれも、頭蓋骨に、大きな孔が?」
「――孔の縁は、結晶化してますねー」
「――コワイよー」

 アルテラナー難民キャンプ――

「――〈青い炎のようなもの〉が、いくつも?」
「――わー、こっちに来る」
「〈青炎〉の群れが~」
「いきなり、アルテラナーを襲撃です」
「〈青炎〉のひとつが、最初の犠牲者の頭部に」
「――!」
「――し、死ぬぅぅっ」
「〈青炎〉は、頭部に孔をうがち~」
「生命の燃えつきる、一瞬」
「――ぱっくり」
「発生するエネルギーを、喰らい~」
「2体に、分裂」
「殖えるのでした」
「……」
「アルテラナーは、宇宙船墓場へ」
「フラグメント船の残骸へ、逃げこみます」
「迷路のような、フラグメント船の内部で~」
「――!」
「タムラさんは~」
「シャフトに、転落」
「一時、行方不明になるのでした」

 墜落した、トロヴェント帝国追跡艦――

「――わー、こっちに来る」
「〈青炎〉の群れが~」
「やはり、トロヴェント帝国追跡艦も襲撃です」
「〈青炎〉のひとつが、犠牲者――ミトラデ・パルクお嬢さま――の頭部に」
「――?」
「――し、死……死なない?」
「幸運な、ことに~」
「今のミトラデ・パルクお嬢さまの脳は、お飾りなのでした」

 フラグメント船残骸――

「ジェイソン・ネコは、告白します」
「――じつは~」
「――頭の中の制御チップ経由で、ラール人から遠隔操縦されると~」
「――その間だけ~」
「――〈青炎〉の声が、聞こえるような気が」
「聞きつけた、スタータックは~」
「ミトラデ・パルクお嬢さまに~」
「――休戦だ」
「――共同で作戦?」
「……」
「このとき~」
「〈青炎〉は、すでに、多数のアルテラナーを~」
「――ぱっくり」
「食し~」
「増殖すること、数千体」
「集合知性のようなものを、形成」
「意思疎通さえ、できれば~」
「――生きてる生物、食べないよー」
「――生きてる生物、食べると、死ぬからだよー」
「――死ぬとき生物、食べるよー」
「相互理解は、容易な雰囲気」
「……」
「医師イアン・フォウチョウは~」
「薬物中毒で、肝臓障害」
「――わし、ここで安楽死するから、食べてよ」
「――ぱっくり」

 フラグメント船残骸――

「〈青炎〉に、追われ~」
「シャフトに転落した、タムラさんは~」
「お腹の子供は、亡くしましたが~」
「本人は、生きていました」
「這いあがり~」
「遭遇したのが~」
「ミトラデ・パルクお嬢さま」
「ジェイソン・ネコを、拉致するところ」
「――そのヒトを、離しなさいっ」
「――いつも、邪魔ばかりっ」
「ミトラデ・パルクお嬢さまは、銃を凝らします」
「――ばーん」
「――し、死……死なない?」
「咄嗟のこと」
「ジェイソン・ネコは~」
「タムラさんを、庇って、致命傷です」
「……」
「ミトラデ・パルクお嬢さまは~」
「瀕死のジェイソン・ネコを引きずり、一時退却」
「〈セン・トローク・チップ〉回収は~」
「どうやら、絶望的です」

 スタータックとタムラは、宇宙船墓場を偵察――

「未知の転子状船――ヒトを不安にする放射をしている――へ」
「――これは」
「――おそらく、公会議種族ケロスカーの宇宙船だ」
「と」
「そこへ、逆襲のミトラデ・パルクお嬢さま」
「――いつも、邪魔ばかりっ」
「――やっぱり、わたし、幸せになれないっ」
「大立ち回り」
「不運な、ことに~」
「今のミトラデ・パルクお嬢さまには、致命的な弱点が、ひとつ」
「頭とバックパックをつなぐ、命綱」
「――これ……何?」
「――お、お、憶えていらっしゃい」
「賢明な、ミトラデ・パルクお嬢さまは~」
「致命的な事態をむかえる前に、撤退の英断を下したのでした」

 ミトラデ・パルクは、戦闘機で、惑星テラ・インコグニタを発進――

「が」
「――ばーん」
「戦闘機は、なぜか、海洋へ墜落」
「爆発・炎上」
「どうやら~」
「惑星テラ・インコグニタからの発進を、阻止する~」
「何者かが、いる気配です」

 スタータックとタムラは、さらに、宇宙船墓場を偵察――

「スタータック・シュレーダーは、〈探知者〉です」
「――ヒトを不安にする放射と、〈青炎〉は、似てる?」
「――この放射の源は、ケロスカー船と、違う?」
「――裏山の、滝から?」
「――滝のうしろの、洞窟から?」
「スタータックと、タムラさんは~」
「道筋に、ロープをはわせながら~」
「洞窟の奥へ、奥へ」
「――何者?」
「――ケロスカー?」
「……」
「デメトリウス・オンモート大尉は~」
「洞窟の入口で、両名を待っていました」
「が」
「気づけば~」
「どうやら、ロープは、途中でプッツり」
「切れて、いるのでした」

□ Perry Rhodan-Heft

2368 . Rainer Castor / Sonderschaltung Tanta / 特殊回路タンタ
2369 . Michael Marcus Thurner / Quartier Lemurica / レムリカ基地
2370 . Michael Marcus Thurner / Die Milliardenstadt / 十億都市
2371 . Horst Hoffmann / Der Sternenfindling / 星の捨て子
2372 . Christian Montillon / Plan der Phantome / 幽霊たちの計画

□ Perry Rhodan-Heft 2368話「特殊回路タンタ」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2368.html ]

 新銀河暦1345年11月、球状星団ケンタウルス座オメガ――

「銀河系の、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉から~」
「〈混沌の勢力〉の拠点、ハンガイ銀河まで~」
「――恒星転送機のハイウェイだ」
「と」
「アトラン指揮下の、コンビトランス艦隊は~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉から~」
「銀河間虚空の、恒星転送機ナギガル・トリオへ~」
「いざ、発進」
「が」
「――恒星転送機の利用が、不正です」
「回送された、先は~」
「恒星転送機テロック・デュオ」
「同じ、球状星団ケンタウルス座オメガの、外縁部」
「あいかわらず、前途多難では、ありましたが~」
「アトランは、手掛りを、つかんでいました」
「――制御惑星=カラグ鋼鉄惑星に、特殊回路があるのだ」
「――〈タンタ〉、というのだ」
「……」
「豆知識――」
「古代レムール人は~」
「惑星カハロ――もと銀河系中央転送機の制御惑星――の、恒星オルボンを~」
「〈タンタ〉と、呼んでいたそうです」

 コンビトランス艦隊は、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉へ、帰到――

「こういうのを、縁というのでしょうか」
「――古代レムール人、ジャリム・ヴァロスの墓が、発見された?」
「――それって、〈恒星転送機回廊の建設者〉、とかいうヒト?」
「運とは、不思議なものです」
「古代レムール人、ジャリム・ヴァロスの墓をあばいて、みると~」
「――遺体の腕に、腕輪型コード発信機が?」
「――遺品は、このアトランが、たしかに受け継ごうっ」

 カラグ鋼鉄惑星――

「こういうのを、縁というのでしょうか」
「――未調査の転轍室は、ないか?」
「――えーと、〈タンタ〉、〈タンタ〉……」
「運とは、不思議なものです」
「アトランは、検索中~」
「知らないうちに、特殊回路〈タンタ〉に、アクセス」
「突然」
「――自爆装置が、作動します」
「施設の制御脳、曰く」
「――身分を、証明してください」
「――証明されないと、施設は自爆です」
「アトランは、沈着冷静」
「古代レムール人、ジャリム・ヴァロスの腕輪型コード発信機を、装着」
「――えーと、パスワードは……」
「――ジャリム・ヴァロスさんの、座右の銘とか?」
「フツーのヒトは、知らないし、思いつかないし」
「でも」
「アトランは、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉とは、因縁浅からぬヒト」
「――〈肉体にとらわれても、精神にはとらわれない〉だ」
「じつに、よく、ご存知です」
「そして~」
「――証明が、受け付けられました」
「これぞ、強運」
「施設の制御脳は、アトランの全権を認め~」
「――極秘データを、出力してくれ」
「――これで、恒星転送機ナギガル・トリオに、行けるのだ」

 12月1日――

「コンビトランス艦隊が~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉の転送フィールドを、抜けて~」
「恒星転送機ナギガル・トリオへ、発進」
「……」
「恒星転送機ナギガル・トリオ――」
「太古、レムール人の富裕層だけが足を運べる、そんな場所だったらしい」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
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・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 新年特大号、みたいな。


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