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423 [2006/09/11]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2351 . Uwe Anton / Die gefallenen Mächtigen / 堕ちた力強き者たち
2352 . Hans Kneifel / Griff nach Drorah / ドロラー掌握
2353 . Horst Hoffmann / Requiem für einen Mond / 衛星鎮魂曲
2354 . Arndt Ellmer / Kolonnen-Geometer / 戦隊測量士
2355 . Arndt Ellmer / Die Ressourcen-Welt / 資源世界

□ 2351話「堕ちた力強き者たち」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2351.html ]

 新銀河暦1344年7月23日、自由テラナー連盟の中枢、星系ソル――

「《セオサム》――異宇宙から到来した、元〈力強き者〉の宇宙船」
「ストレンジネスが、安定するまで~」
「7週間」
「ちょっと、話を聞くのは、おあずけでした」
「……」
「その間も~」
「〈混沌の勢力〉の一派・終末戦隊〈反逆者〉は~」
「星系ソルを、波状攻撃」
「対して~」
「星系ソル防衛の要〈テラノヴァ・バリア〉を、支える~」
「〈テラノヴァGS〉も、345基にまで、増強」
「……」
「さて、この日~」
「水星衛星軌道上の《セオサム》を、訪問したのは~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「グッキー」
「他、関係者」
「対するは~」
「元〈力強き者〉ヌスコギヌス」
「語ります」

 6000万年前、異宇宙エウディ=アソル=ジャロソ――

「エウドキア銀河――」
「中心種族は、水素呼吸系の、ギシャニアン種族」
「身長2m、太い2本脚」
「太い2本腕……と、その下に、少し小さな2本腕」
「頭部は、バクに似ています」
「さて」
「エウドキア銀河の為政者8名――ギシャニアン種族――は~」
「酸素呼吸系種族との小競合いを、別として~」
「けっこう平和に、統治していました」
「為政者8名――」
「デルトロ」
「ウンスクロウ」
「ドゥムガルド」
「カルリロ」
「カフュグ」
「コンフェルゲ」
「ヌスコギヌス」
「と」
「インケンデュアレ――ヌスコギヌスの妻」
「……」
「為政者8名は~」
「ギシャニアン種族の母惑星の〈オクァーハ城〉に、8年ごとに集って、会議」
「議題のひとつは、いつものごとく――〈黒点〉別名〈オクァーハ聖堂〉」
「ギシャニアン種族の母惑星を、太古より周回する~」
「じつは、素性さだかならざる、構造物」
「――素材は、プシ物質の結晶」
「――直径1126km」
「と」
「〈黒点〉が、開いて~」
「青い転子状船――全長200m、直径50m――が、出現」
「〈オクァーハ城〉に、降下した~」
「人型ロボット、スリヴォン、曰く」
「――アレは、〈秩序の勢力〉の施設です」
「――〈秩序の勢力〉コスモクラートに、仕えるのです」
「――〈原大群〉リトラクドゥールムにあやかって、生命と知性を播くのです」
「――場合によっては、〈混沌の勢力〉と、戦うことも」
「――代償、として~」
「――永遠の生命を、授けましょう」
「――定員は、7名です」
「――!」
「――インケンデュアレさんは、候補外です」
「……」
「なりゆきの、ままに~」
「7名は~」
「〈黒点〉で、〈力強き者〉として叙任式」
「細胞シャワーで、永遠の生命」
「〈泉母艦〉――〈黒点〉の鏡像――を、各1隻、授かります」
「そうして、広大無辺な宇宙へと、生命と知性を種播く日々」
「対して~」
「インケンデュアレさんは~」
「エウドキア銀河で、留守番の日々」
「限りある、生命」
「が」
「愛妻家ヌスコギヌスは~」
「ひそかに、インケンデュアレさんに、細胞シャワー」
「仲間のみんなも~」
「インケンデュアレさんに、細胞シャワー」
「もちろん」
「バレました」

 突然、〈平面〉に〈召集〉された、〈力強き者〉7名――

「人型ロボット、スリヴォン、曰く」
「――アレは、〈秩序の勢力〉の施設です」
「――〈秩序の勢力〉コスモクラートは、お怒りです」
「――インケンデュアレさんに、細胞シャワーは、禁止です」

 一方、エウドキア銀河――

「同じ頃~」
「薄幸な、インケンデュアレさんに~」
「突如、面会を求めた酸素呼吸系種族……のようなもの」
「〈カオプレッサー〉コルトロク配下の、〈式部官〉コンデジズ、曰く」
「――高次存在コルトロクの使命を、果たすのです」
「――エウドキア銀河を、一大造船所に改造です」
「――〈タンク〉を、大量生産です」
「――代償、として~」
「――永遠の生命を、授けましょう」
「一瞬、おかしい、とは思ったのです」
「――?」
「が」
「〈式部官〉の暗示力、のようなものは~」
「効果絶大」
「……」
「――という、わけなのよー」
「――?」
「〈平面〉から戻った、〈力強き者〉7名も~」
「一瞬、へんだ、とは思ったのです」
「が」
「〈式部官〉コンデジズ」
「〈式部官〉エンカルディス、などなど」
「〈式部官〉連中を~」
「〈泉母艦〉に乗艦させたのが、運の尽き」
「〈式部官〉の暗示力、のようなものは~」
「効果絶大」
「――エウドキア銀河を、一大造船所にっ」
「――〈タンク〉を、大量生産っ」
「――〈タンク〉乗員も、大量採用っ」
「当時、徴用したのが~」
「戦闘種族、モルゴタ・アルダエル――後世の、モルダエル人」
「技術者種族、ガンシュコウガン――後世の、ガンシュカル人」
「なのでした」
「……」
「不幸なヌスコギヌスは~」
「6000万年後も、考えつづけることになります」
「――アレが、終末戦隊〈反逆者〉のはじまり、だったのか」
「――アレは、終末戦隊〈反逆者〉の単なる軍備増強、だったのか」
「ま」
「いずれにしても、同じこと」

 〈黒点〉がふたたび開き、青い転子状船が到来――

「〈式部官〉コンデジズを、抹殺し~」
「人型ロボット、スリヴォン、曰く」
「――アレは、〈混沌の勢力〉の艦隊です」
「――はっ」
「インケンデュアレさんは、逮捕――死刑」
「〈力強き者〉たち7名も、逮捕――無期懲役」
「7名は、苦痛を与える〈棺〉に、封印され~」
「従者ロボット、アキナス、ともども~」
「宇宙船《セオサム》で、流浪の旅へ」

 そうして、6000万年間――

「元〈力強き者〉たちの宇宙船《セオサム》は~」
「終末戦隊〈反逆者〉を、追跡し~」
「宇宙から、宇宙へ」
「で」
「――じつは、終末戦隊〈反逆者〉にも、離反者がいるのです」
「――今回、《セオサム》に、星系ソル救援を、示唆したのは~」
「――〈暗黒捜査官〉の、1体なのです」

 新銀河暦1344年7月23日――

「元〈力強き者〉ヌスコギヌス」
「さらに、語ります」
「……」
「たとえば、資源銀河の、運命について――」
「――〈闇のオベリスク〉を設置された、惑星は~」
「――〈混沌の勢力〉の超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「――マイクロ宇宙〈キャビネット〉に、封印されて~」
「――超要塞〈カオテンダー〉の、部品にされるのです」
「――つまり~」
「――銀河系の、主要惑星も~」
「――ハンガイ銀河の〈負の球体〉を防衛するための超要塞〈カオテンダー〉」
「――《ヴルタファー》の、部品にされて、しまうのです」

□ Perry Rhodan-Extra 3
[http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/sonderpublikationen/prextra3.html]

 9月1日に刊行された〈特別編集版〉ヘフト。一昨年秋から、ついに3冊目。

 Bernhard Kempen / Schwingen der Macht / 力の翼

という、こんな1作が、収録されています。

□ Perry Rhodan Extra 3「力の翼」

 新銀河暦1345年4月9日、銀河系中心部、カロン星団――

「カロン星団を覆う、危険な〈構造吹雪〉は~」
「カロニー種族の〈構造パイロット〉の、勘と経験と素質で~」
「ようやく、航行可能」
「そんなカロン星団の、黄金星系の、小惑星帯」
「アルコン人アトラン、立会いのもと~」
「星系ソル防衛の要〈テラノヴァ・バリア〉を、支える~」
「稀少物質サルクリットが~」
「採掘されて、いるのでした」
「……」
「小惑星帯に、散乱する~」
「イヨヅル――体長30mにおよぶ、太古の鳥――の、化石」
「化石の、心臓とおぼしきあたり」
「金色に輝く塊が、あれば~」
「それが、稀少物質サルクリットです」
「――小惑星〈金系2 1/2〉で、大発見?」
「――すばらしいのよー」
「――全身、揃ってるのよー」
「――お腹に子供まで、いるのよー」
「――つまりは、雌鶏の化石ということか?」
「アルニー・シスカさんは、異類古生物学者」
「アトランとは、少々、興味の向きが異なるのでした」
「――さらに、大発見?」
「――すばらしいのよー」
「――ほほう、今度は雄鶏の化石?」
「が」
「この、雄鶏の化石」
「ただの化石では、ありません」
「アトランが、近づくと~」
「――むっくり」
「――ピカピカー」
「アトランとアルニー・シスカさんは、輝きを浴びて~」
「雄鶏――名前はラーホン・アルタングラド――の生涯を、体験するのでした」

 1億年前――

「イヨヅル種族は、発祥惑星も、発祥銀河も、憶えていません」
「もともと~」
「イヨヅル種族は~」
「――コココ」
「普通の惑星に住む、単なる全長30mの鳥でした」
「知能もなければ、文化もない」
「伝承を、ひもとけば~」
「――コココ」
「――近所の〈物質の泉〉から、黄金の塵が、降ったのぢゃ」
「――黄金の塵が、イヨヅルの心臓=〈プシオル心臓〉に、積もってな」
「――こんなことに、なったのぢゃ」
「こんなこと――」
「その1――高度な、知性」
「その2――燦然たる、プシオン・オーラ」
「その3――プシオン網を抜け、宇宙空間を超光速で、跳梁跋扈っ」
「幾多の銀河に、神出鬼没」
「人々を助けて、幾星霜」
「最近では~」
「〈秩序の勢力〉コスモクラートからも、依頼があるのです」

 ラーホン・アルタングラドは、イヨヅル種族の天才と呼ばれた鳥――

「天与の才――プシオン網を、切ったり、結んだり」
「自由自在」
「ある日、いきなりの訪問者」
「――コココ」
「――コスモクラートの使者、ヴォカイムさん?」
「――イヨヅル種族の、ケオンレト・キンタルドが?」
「――〈物質の沼〉に、接近しすぎて?」
「――〈プシオル心臓〉が、ネガティヴ・エネルギーをうけて?」
「――ネガティヴな超存在のようなもの〈ケヨン=キン〉に、変貌?」
「――そのへんの星系の生命エネルギーが、根こそぎ喰われた?」
「イヨヅル種族の、一大事」
「仲間を、募り~」
「ペルン・マフーク銀河の現場へ、緊急偵察」
「――コっ……」
「〈ケヨン=キン〉に発する苦痛に、耐えられず~」
「一時撤退です」

 ラーホン・アルタングラドは、コスモクラートの使者から助言をうける――

「――隠遁した、伝説の英雄――アロク・アルリヒツを、探せ?」
「――て……親父?」
「……」
「伝説の英雄にして、父アロク・アルリヒツ、曰く」
「――コココ」
「――ケオンレト・キンタルドは、オマエの祖父なのだ」
「――そもそも、〈物質の沼〉へは、コスモクラートの依頼で、行ったのだ」
「――!」
「ちょっと、いろいろショックです」

 そうするうちにも、〈ケヨン=キン〉は、次の銀河アルファロイへ――

「ラーホン・アルタングラドは、考えた」
「その1――」
「――コココ」
「――イヨヅル種族の〈プシオル心臓〉の、波動は~」
「――逆に、〈ケヨン=キン〉に、苦痛を与える……かも?」
「イヨヅル種族の同志を、集め~」
「――〈ケヨン=キン〉を、一時、追い払ったぞ」
「その2――」
「――コココ」
「――特攻テレポートっ」
「――目標、〈ケヨン=キン〉の心臓っ」
「〈ケヨン=キン〉、よろめきました」
「――効いてる。効いてるぞっ」
「その3――」
「――コココ」
「――アルファロイ銀河を、守るのだっ」
「イヨヅル種族の総員を、結集」
「――総員テレポートっ」
「――目標、〈ケヨン=キン〉の心臓っ」
「――ばーん」
「〈ケヨン=キン〉は、爆散しました」
「イヨヅル種族も、大半が死亡」
「爆散した塵雲は、星団――後世のカロン星団――を、覆い~」
「イヨヅル種族の遺骸は、星系――後世の黄金星系――に、飛散です」
「わずかな生存者も、もうプシオン網を、飛べません」
「……」
「生き残ってしまった、ラーホン・アルタングラドは、考えた」
「――コココ」
「――史実を、後世に伝えよう」
「自分に、細工」
「コスモクラート関係者に反応して、史実を語るように」
「――コココ」
「――女房の腹には、子供がいたんだけどな……」

 1億年後――

「アトラン――〈深淵の騎士〉のオーラを帯びた――との、接触により~」
「確かに、歴史は伝わりました」
「直後」
「――ごごご」
「――落盤?」
「――撤収だっ」
「小惑星〈金系2 1/2〉が、崩壊する中~」
「親子3体のイヨヅルは、川の字に光って消えました」
「アトランは~」
「自由テラナー連盟政庁首席、ペリー・ローダンへ~」
「イヨヅル種族の、悲しい歴史を、書き送るのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 昔話、2題でした。


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