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399 [2006/03/27]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2006
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2006

 本年のクルト・ラスヴィッツ賞、短篇部門のノミネート作品を。

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品

・Ralph Doege / Schwarze Sonne / 暗黒太陽
・Rainer Erler / An e-Star is born! / eスター誕生!
・Andreas Gruber / Weiter oder raus / ノルか・オリルか
・Antje Ippensen / Alles wandelt sich / 万物流転
・Michael K. Iwoleit / Planck-Zeit / プランク時代
・Michael K. Iwoleit / Psyhack / サイハック
・Heidrun Jänchen / Fallstudie: Terroristin Jenny S. / 事例研究――ミス・テロリスト、ジェニー・S
・Thorsten Küper / Spiegelbild des Teufels / 悪魔の鏡像
 ――『エデン伝説、その他の展望2005』収録
・Bernd Schneider / Interferenz / 干渉
 ――Golem & Goethe『ゴーレムとゲーテ』収録
・Gütha Schwalbach / Gottes Frage und Johannas Antwort / 神は問いヨハンナは答える
 ――Anthologie des Literaturzirkels Belletristik, Science Fiction und Fantasy 11/05『通俗小説書籍会選集―SF、ファンタジー 11/5号』収録
・Barbara Slawig / Bericht über Evans / エヴァンスに関する報告書
 ――PHANTASTISCH!「ファンタスティック」17号掲載
・Klaus Vor der Landwehr / Krabbelwelt / 這いまわる世界
・Stefan Wogawa / Golem & Goethe / ゴーレムとゲーテ
 ――Golem & Goethe『ゴーレムとゲーテ』収録

□ Schwarze Sonne「暗黒太陽」

 Ralph Doege 著。

「ハーキム・ベイは、宇宙パイロット」
「――月面基地、応答せよ」
「基地に、待っていたのは~」
「――暗黒太陽?」
「の、ようなもの」
「基地隊員は~」
「〈暗黒太陽〉のシモベと化し、ずりずり這いまわっています」
「――ばーん」
「〈暗黒太陽〉、破壊」
「月面基地、内破」
「ハーキム・ベイは、地球へ帰還するのでした」

 Shayol 社のオンラインSF誌 ALIEN CONTACT 66号に掲載

□ An e-Star is born!「eスター誕生!」

 Rainer Erler 著。

「ハーモニー・マッカンバー、24歳」
「ハリウッドで、大成功」
「熱狂的なファン、多数」
「が」
「――そこを、なんとかっ」
「――いやよっ」
「最近、事務所との衝突、多数」
「で」
「事務所も、考えた」
「――デジタルな世界の、ヴァーチャルな、ハーモニー・マッカンバー?」
「――いつから、こんなビッグな胸に?」
「――『プレイボーイ』との、コラボレーションさっ」
「35人の5ツ星プログラマーは、最高の仕事をこなし~」
「デジタルでヴァーチャルな、ハーモニー・マッカンバーは~」
「大成功」
「で」
「アナログでリアルな、ハーモニー・マッカンバー、24歳も、考えた」
「――ストライキ、断行っ」
「――もう、訴えてやるっ」
「が」
「法廷は、ハリウッドの経済的利益に、配慮し~」
「デジタルでヴァーチャルな、事務所側、圧勝」
「アナログでリアルな、ハーモニー・マッカンバー、敗訴」
「で」
「アイデンティティーを、奪われた~」
「アナログでリアルな、ハーモニー・マッカンバー、24歳」
「とうとう、世を儚んで、しまいます」
「……」
「ハーモニー・マッカンバー、24歳」
「熱狂的なファン、多数」
「――ハーモニー、サイコーっ」
「デジタルでヴァーチャルな、ハーモニー・マッカンバーは~」
「今日も、ハリウッドで、稼ぎつづけるのです」

 Shayol 社の短篇集 Die Legende von Eden und andere Visionen 2005『エデン伝説、その他の展望2005』に収録

□ Weiter oder raus「ノルか・オリルか」

 Andreas Gruber 著。

「――究極のTVリアリティショータイム〈ノルか・オリルか〉っ」
「――司会は、ステュアート・ニッケルですっ」
「――今週の、挑戦者は~」
「――借金苦のブリーダー――メキシコのサム・メンデスさんっ」
「――軍隊時代のトラウマに苦しむ――NYのスティーブ・ゴードンさんっ」
「――ご子息が解体殺人の被害者――メイン州アルバート・ワインマンさんっ」
「――当番組、では~」
「――段階的に陰惨になる、身体的損傷に、耐えて~」
「――賞金を、獲得していただきます」
「――『ノル』と答えて耐えぬけば、次の段階=高い賞金獲得に進む権利がっ」
「――『オリル』でも、そこまでの賞金額が保障されます」
「――でも、『ノル』と答えて、途中ギブアップしたら、賞金は一切なし」
「――さあ、挑戦者に、最初の問いかけです」
「――『ノル』か? 『オリル』か?」
「で」
「今週~」
「最後まで、耐えぬき~」
「満額賞金を、獲得したのは~」
「ご子息の苦痛を体得しようと、覚悟を固めたワインマンさん、ただひとり」
「全国の、テレビは~」
「廃人と化したワインマンさんを背景に、エンドクレジット」
「――では、視聴者のみなさんっ」
「――来週も、〈ノルか・オリルか〉っ」

 こちらも、『エデン伝説、その他の展望2005』に収録

□ Alles wandelt sich「万物流転」

 Antje Ippensen 著。

「草ノ根次元から、やってきた植物知性3体」
「光ノ音色」
「実ノ音響」
「銀ノ流転」
「到着したのは、病みつかれ荒廃した地球」
「植物知性には、向かない惑星」
「でも~」
「船は、拡散して、もうありません」
「――この土地で、生きていくためには~」
「――人間という存在を、なんとかしなければ」

 Wurdack 社の短篇集 Überschuß『余剰』に収録

□ Planck-Zeit「プランク時代」

 Michael K. Iwoleit 著。

「粒子加速器を、あれこれ、しているような」
「――2037年5月5日、この世界は無から作られた」
「――その前は?」
「……」
「安直には、紹介できない、雰囲気です」

 こちらも、『エデン伝説、その他の展望2005』に収録

□ Psyhack「サイハック」

 Michael K. Iwoleit の、候補作2つめ。

「9kmの、宇宙?」
「……」
「こちらも、ちょっとムズカシイ、かんじです」

 Nummer Eins 社のSF誌 Nova 8号に掲載

□ Fallstudie: Terroristin Jenny S.「事例研究――ミス・テロリスト、ジェニー・S」

 Heidrun Jänchen 著。

「ジェニー・サイデル――母はアル中、父不明」
「子供のころは、貧乏で、苦労つづき」
「今は、立派な看護士です」
「勤務先は、富裕層相手の特殊な病院」
「――ここで飼育する金持ちのクローンには、人格も個性もない」
「――本体に臓器を提供して、長生きしてもらうのが、ビジネスです」
「とか、いう」
「……」
「ジェニーの心に、どんな葛藤があったのでしょうか?」
「生後6ヶ月の幼児――クローン――を、誘拐」
「警官に射殺されたジェニーを、世間はテロリストと呼ぶのです」

 『余剰』収録

□ Krabbelwelt「這いまわる世界」

 Klaus Vor der Landwehr 著。

「たぶん、未来から~」
「電気仕掛けの娘さん――名前は、ヨハンナ――が、やってきました」
「侵略者の、圧政から~」
「地球を、解放するために」
「そこに~」
「侵略者――形はカブトムシ――のパトロールが、カサカサとやってきました」
「で」
「――計算が、終了しました」
「――?」
「――これが、侵略者の弱点です」
「――ぐいっ」
「ひっくりかえされた、カブトムシ侵略者」
「自分では、起きあがることが、できません」
「しかも、いつもは隠れている部分が、剥きだしに」
「羞恥心から、怒り心頭の、様子です」
「――憶えていろっ」
「――みんな、滅ぼしてやるっ」
「一部始終を見ていた、少年少女は~」
「顔を隠して、コソコソと、その場を立ち去るのでした」

 Nummer Eins 社のSF誌 Nova 7号に掲載

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.epilog.de/go/klp/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2327 . Uwe Anton / Risikoplan Charlie / 危機対応計画チャーリー
2328 . Frank Borsch / Mission der SOL / 《ソル》の使命
2329 . Hubert Haensel / Gestrandet in Hangay / ハンガイに難破
2330 . Arndt Ellmer / Spur ins Nichts / 虚無につづくシュプール
2331 . Uwe Anton / Die Eisstadt von Vaccao / ヴァッカオの氷都市
2332 . Michael Marcus Thurner / Die Psychial-Werber / サイシャル徴兵者

□ 2327話「危機対応計画チャーリー」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2327.html ]

 新銀河暦1344年、銀河系――

「銀河系の誇る歴史と遺跡の星団――ハヨク」
「自由テラナー連盟と、アルコン帝国、永年の係争地」
「昨今は、アルコン帝国の版図」
「……でした」
「が」
「〈反逆者〉の戦隊要塞、展開」
「アルコン帝国、陥落」
「現在は、すっかり〈混沌の勢力〉の版図」
「で」
「――しまった」
「と、ホゾを咬むのは、USO」
「ハイパー物理学的抵抗の、増大前~」
「USO本部〈キント・センター〉は、ハヨク星団のご近所へ」
「ハイパー物理学的抵抗の、増大後~」
「動けなく、なっていたのです」

 ハヨク星団――

「USOのラドゥク・ヘフナー少佐は~」
「アルコン人の、ふりして~」
「当地のセンテンザ――アルコン・マフィアのようなもの――のボスと、接触」
「無理かな、と思いながら~」
「――〈反逆者〉と、ワタリをつけてください」
「――お支払いは、殺人1回、先払いで」
「マフィアって、すごいです」
「USOのラドゥク・ヘフナー少佐は~」
「指定された某アルコン人を、排除して~」
「いとも簡単に、戦隊要塞〈反逆コーン〉へ」

 戦隊要塞〈反逆コーン〉――

「USOのラドゥク・ヘフナー少佐は~」
「アルコン人の、ふりして~」
「双頭副大佐カルデヌク――戦隊要塞〈反逆コーン〉司令官――と、対面」
「――故郷の資源採掘惑星化=全面露天掘を、勘弁してほしいのです」
「――ほほう?」
「――USO司令部〈キント・センター〉の座標を、さしあげます」
「――よかろう」
「守るつもりもない、約束です」
「双頭副大佐カルデヌクは~」
「指定座標に、〈反逆タンク〉数ダースを向かわせ、陣頭指揮」
「情報提供者ラドゥク・ヘフナーも、道連れです」

 ハヨク星団近傍の、小惑星――

「双頭副大佐カルデヌクは~」
「功を焦って、失敗する類型のようです」
「――あれかっ」
「――退路を断ったほうが、良いかも」
「――包囲だっ」
「――隙間から、逃げられるかも」
「――密集陣形だっ」
「――うむ……静かだし、敵は、いないのかも」
「――〈暗黒フィールド〉、解除だっ」
「が」
「小惑星の周囲は、機雷原でした」
「――ばーん」
「〈反逆カー〉数隻が~」
「大破・撃沈」
「――ばばーん」
「双頭副大佐カルデヌクの、乗艦も~」
「大破」
「さすがに、双頭副大佐カルデヌクも、気がつきます」
「――まさか、罠?」
「……」
「じつは~」
「USOのラドゥク・ヘフナー少佐は~」
「そもそも、余命、数週間」
「先だっての、作戦で~」
「某アルコン人――センテンザの敵でもあった――と、関わったとき~」
「――アラスの毒?」
「――触れた者、皆、やがて苦しみぬいて、死ぬのです」
「で」
「――お願いです。最後に、こうパァッと一花」
「――お願いです。苦しんで無駄死、なんて、勘弁です」
「と、作戦志願」
「そもそも、最初から、この作戦で死ぬつもり」
「双頭副大佐カルデヌクは、道連れです」
「……」
「――まさか、これは〈キント・センター〉と違う?」
「――ご慧眼。この小惑星は、コードネーム〈チャーリー〉というのです」
「双頭副大佐カルデヌクの、乗艦は~」
「撃沈」

 ハヨク星団近傍、USO司令部〈キント・センター〉――

「ラドゥク・ヘフナー少佐の、犠牲と~」
「財務外郭団体〈タックスイット〉の船団による、牽制作戦」
「USOは、貴重な時間を、かせぎました」
「……」
「ハイパー物理学的抵抗の、増大前~」
「USO本部〈キント・センター〉の移動手段は、メタグラヴ駆動」
「ハイパー物理学的抵抗の、増大後~」
「リニア駆動に、換装」
「した、ものの~」
「超空間に移行するには、光速の50%が必要」
「半光速に加速するのに、現在の動力系では、数週間」
「途中で、追撃されることは、必至」
「が」
「――惑星テラから、希少物質サルクリットをもらったぞっ」
「――安全な場所に、撤退できるのだっ」
「……」
「ロワ・ダントン――《LE大絢爛》から11月6日に、帰還――や~」
「USO司令官モンキーも~」
「ひと安心」
「――ごごごっ」
「USO旗艦《トラヤヌス》は~」
「小惑星チャーリー周囲から、〈反逆タンク〉残骸を、サルベージ」
「――敵の秘密を、解明するぞっ」
「――〈リコディン連結物質〉の、謎を解くのだっ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 来週は、《ソル》の長旅の話です。


d-information ◆ 399 [不定期刊] 2005/03/27
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