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357 [2005/06/06]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2285 . Leo Lukas / Tag der Verkündung / 宣告の日
2286 . Uwe Anton / TRIPTYCHON / 《トリプティコン》
2287 . Uwe Anton / Die Träume der Schohaaken / ショハーク人の夢
2288 . Arndt Ellmer / Notruf von Terra / テラからの救難信号
2289 . Gisbert Haefs / Der eiserne Finger Gottes / 神の鉄指
2290 . Michael Marcus Thurner / Daellians Kampf / デーリアンの闘い

□ 2285話「宣告の日」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2285.html ]

 新銀河暦1333年、惑星テラ――

「自由テラナー連盟は、ゴン・オルボンさまに全面降伏」
「――ゴン・オルボンさまの御言葉を、伝えましょうっ」
「――4月15日までに、テラナーを吟味しますっ」
「――補助種族として無能なら……天罰ですっ」

 ベスビオ火山、ノクターン柱塊――

「ゴン・オルボンさま、ロボット侍従ミリトロンに、告げて曰く」
「――ブルなるテラナー捕虜を、連れてまいれ」
「レジナルド・ブルに、語りて曰く」
「――余のメンタル・ディスロケーター能力は、すごいのである」
「――ほほう……意識を分割して、10億人のテラナーに憑依させる?」
「――すごいのである」
「――なんか雲母だか薄氷みたいな……たいへんでしょ?」
「……」
「どうして、ブルを連れてきて会話しているの?」
「まさか、自慢の能力、細胞活性装置所持者には効かないの?」
「ゴン・オルボンさま、語るに、おちてます」
「と、いうか~」
「やがて、次第に、明らかになるように~」
「10億人どころか~」
「じつは、相当ピンポイントにしか効果がないらしい、のでした」

 古都ウィーン――

「マッチ・ディ・ロシェは、小さなサーカスの団長さん」
「自由テラナー連盟政庁大臣、ホーマー・G・アダムズ」
「自由テラナー連盟政庁次官、モンドラ・ダイアモンド」
「ノーマン――ペットのミニ象」
「ふたりと1匹を、サーカス団に匿っています」
「……」
「マッチ・ディ・ロシェは、趣味で科学もするヒトです」
「――わたしの発明です……マグマまで潜れる、地底探査機」
「――このキカイが、ベスビオ火山の地下に潜ったら、すごいですねー」
「――ゴン・オルボンが、ばーん、て?」
「――そう、ばーん、て」
「早速、部品を調達です」
「アダムズがおもむく取引場所は、郊外の遊園地・大観覧車」
「――まずい! 警察だ」
「――ちがう! 商売だ」
「汚職警官、なのでした」
「……」
「取引の、帰り道~」
「――アダムズさんが、ひったくり反重力バイクにやられた?」
「――怪我したの?」
「――部品も、奪還よっ」
「サーカス団のおかみさんシレーネと団員一同、部品を無事奪還」
「団長マッチ・ディ・ロシェは、キカイ製作に没頭し~」
「部品は、ゴン・オルボンさま攻撃兵器へと、姿を変えていきます」
「団員の綱渡り芸人バベットさんは、負傷したアダムズを介護して~」
「同情は、いつしか恋心へと、育っていくのでした」
「……」
「サーカス団は、ウィーンを離れ~」
「ゴン・オルボンさまのお膝元、ナポリの町へ」

 ベスビオ火山、ノクターン柱塊――

「ゴン・オルボンさま、ロボット侍従ミリトロンに、告げて曰く」
「――余は、恒星ソルにある超知性体の遺骸を、もって帰りたいのである」
「――だが、手段を思いつかないのである」
「……」
「ちなみに~」
「〈守護者〉ゴン・オルボンの肉体が、ノクターン柱から10m離れると~」
「超存在としてのゴン・オルボンさまは、瓦解してしまうようです」
「――だから、早く帰りたいのである」

 ベスビオ火山のふもと、都市ナポリ――

「上空に遊弋する、幾隻もの巨艦〈キブ・タイタン〉」
「すっかり、占領軍暫定政府の首都のおもむき」
「……」
「ロシュ巡回サーカス団が、到着」
「団員ピッコは、無抵抗主義団体〈やさしい反逆団〉の以前の同志をさがし~」
「他の団員たちも、街で情報収集」
「地元マフィア〈カモッラ〉からも、情報を買ってみたり」
「……」
「――団長、ゴン・オルボン教団からお客さんです」
「一瞬、ギクリ、としましたが~」
「――4月15日〈宣告の日〉に、地元名物〈溶岩レース〉を開催します」
「――団員の方も参加して、大いに盛りあげてください」
「ことわる理由は、ありません」
「……」
「キブ一族の着ぐるみを発注したり、していると~」
「4月15日は、もうすぐです」
「……」
「そんな間にも~」
「地元マフィア〈カモッラ〉の殺し屋マリオ・モデストが~」
「ゴン・オルボン教団に、組織の内幕を漏洩してみたり」
「水面下で、教団とマフィアの、静かなる抗争が、続きます」
「ゴン・オルボンさまも、本場のマフィアに手を焼いているのでした」

 ベスビオ火山、ノクターン柱塊――

「ゴン・オルボンさま、ロボット侍従ミリトロンに、告げて曰く」
「――余は、〈守護者〉タッグ・カルザニはもう限界と、かく思う」
「――〈キブ・タイタン〉積載のノクターン塊では、延命には不足であろ」
「――大マゼラン星雲に帰還するまで、ご老体は、もたないであろ」
「――〈守護者〉タッグ・カルザニが身罷れば、キブたちは騒ぐであろ」
「――しかして~」
「――〈キブ・タイタン〉全艦に、ノクターン塊を設置しておくのである」

 4月15日〈宣告の日〉――

「ナポリの町は、お祭り騒ぎ」
「ロシュ巡回サーカス団も、興行的・大成功」
「地元名物〈溶岩レース〉も、大盛況」
「反重力サーフボードが、びゅんびゅん溶岩流の上を滑空する……」
「――あ、ひとり落ちた」
「――あれって、サーカス団のヒトでしょ」
「……」
「サーカス団、拝謁の儀」
「――反重力サーフボードを、団員モンドラの形見にください」
「――余は、認めてやろうと、かく思う」
「宣告の儀」
「――テラナーを、補助種族と認めていただけるので?」
「――余は、認めてやろうと、かく思う」
「サーカス団、作戦会議」
「――それで、敵陣は、どうでした?」
「――国防大臣レジナルド・ブルが、捕虜としてノクターン柱の中にいる」
「――あのキカイが、ベスビオ火山の地下に潜ったら」
「――ブリーも一緒に、ばーん、て?」
「――マズイでしょ?」
「――いや、人類のためだ。ブリーなら、わかってくれる」
「モンドラさんの派手な墜落は、もちろん偽装なのでした」

 その晩――

「地元マフィア〈カモッラ〉の、下っ端が~」
「密輸に、精を出していたとか」
「搬入先は、地元マフィア〈カモッラ〉の親分ドン・ミゲル・カレラの工場」
「でも~」
「箱には、サーカス芸人ツンクが隠れていたのです」
「手引きをうけて、工場に潜入する~」
「モンドラと、バベット、ゲルトラウディスのサーカス団員」
「爆薬をごっそり、いただいて~」
「――ばーん」
「工場・爆発」
「一方~」
「街では、正体不明の自称〈アルコン人〉が~」
「地元マフィア〈カモッラ〉の口座から、金をごっそり」
「……」
「――これは、ほんの、お礼です」
「――サーカスの皆さんには、お世話になりました」
「すべての仕掛けが、終われば~」
「自由テラナー連盟政庁大臣、ホーマー・G・アダムズ」
「自由テラナー連盟政庁次官、モンドラ・ダイアモンド」
「ノーマン――ペットのミニ象」
「ふたりと1匹は、サーカス団と別の方面へ、逃走するのです」
「――ああっ」
「――アダムズさんは、行ってしまう……」
「綱渡り芸人バベットさんは、アダムズに恋心を抱いています」
「これでお別れ、と思ったら、心にぽっかり穴」
「その瞬間、ゴン・オルボンさまの影響下におかれてしまったのでした」
「――!」
「ミニ象ノーマンを人質に、綱渡り芸人バベットさんは、逃げる」
「モンドラさんが、追う」
「――!」
「綱渡り芸人バベットさんは、ミニ象ノーマンを抱えたまま、縦穴に転落」
「深さ3000m」
「モンドラさんは、助けようとしますが~」
「深さ3000m」
「……」
「昔、何かを試掘したらしい、この深い穴」
「底部からベスビオ火山へむけて、キカイが進んでいきます」
「マッチ・ディ・ロシェ設計の、マグマまで潜れる、地底探査機」
「大観覧車で入手した、ポジトロニクス・チップと~」
「地元マフィア〈カモッラ〉の工場から盗んだ、爆薬と~」
「人類最後の希望を、乗せて~」
「40日かけて、ゴン・オルボンさまの真下に到達するのです」

 ベスビオ火山、ノクターン柱塊――

「ゴン・オルボンさま、ロボット侍従ミリトロンに、告げて曰く」
「――ブルなるテラナー捕虜を、連れてまいれ」
「レジナルド・ブルに、語りて曰く」
「――余は、恒星ソルにある超知性体の遺骸を、もって帰りたいのである」
「――ほほう」
「――そのための手段も、思いついたのである」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 次回、舞台はふたたび恒星ソルの中へ……かな。


d-information ◆ 357 [不定期刊] 2005/06/06
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