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293 [2004/03/15]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇わたしも知らない作家 Peter Dubina 他


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2220 . Hubert Haensel / Tote leben länger / 死してなお生きて
2221 . H. G. Francis / Die Sekte erwacht / 教団覚醒
2222 . Horst Hoffmann / Rendezvous mit der Ewigkeit / 永遠とランデブー
2223 . Michael Nagula / Die Gotteskriegerin / 神の女戦士
2224 . Leo Lukas / Spezialagent 707 / 特務工作員707
2225 . Rainer Castor / Terraner als Faustpfand / テラナーを担保に
2226 . Uwe Anton / Zwischen den Äonen / 永劫のはざま

□ 2220話「死してなお生きて」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2220.html ]

 マルコム・S・デーリアン――テラ最高の科学者のひとり。

「――どうして、マルコム?」
「――どうしても、行くのだ」
「若くして、USOに志願」
「工作員、兼、キンテク――キント技術者――になる」
「ある日~」
「宇宙船が、大爆発」
「――オレ、死んだの?」
「――まあ、近いですが……」
「――!」
「片足どころか、全身、棺桶――再生タンク――の中」
「でも頭脳は、サート・フードで、ぴぴっと、棺桶を操縦できるのです」
「――オレ、死んだら、だめ?」
「――だめです」
「やがて、おむかえに、来たのは~」
「金の亡者、ホーマー・G・アダムスと~」
「科学の亡者、マイルズ・カンター」
「――あなたは、〈ワリンジャー・アカデミー〉の人になるのです」

 〈ワリンジャー・アカデミー〉――ハイパー物理学的抵抗と戦うため、人類の英知を結集する新研究所――の建設に、幾千人の優秀な人材が集う。

「――これ、着ないと、だめ?」
「――だめです」
「幾千人の優秀な人材が、着用するのは~」
「おそろいのTシャツ」
「ロゴは――ワリンジャー・アカデミー協力隊」
「――たいへんね~」
「――がんばってね~」
「市民の評判は、良いようです」

 新銀河暦1331年12月1日、〈ワリンジャー・アカデミー〉開所式。

「シンボルは、〈レインボー・ドーム〉」
「建築家モルゲム・フェブロさん、設計」
「人工の虹がとりまく、王冠型の知的な建物」
「……」
「マルコムは、あいかわらず、全身、棺桶の中」
「でも、所長です」
「――どうしてですか、マルコム?」
「――どうしてもだ、ロガード」
「部門長のひとり、ロガード・シェベナイアーと、いつも衝突」
「ま、みたところ、仕事中毒同士が仲良く喧嘩……なのでした」

 ある日、発電所で、爆発事故。死者8名。

「マルコム所長は、当時、8名とともに現場を視察中」
「――オレ、死んだの?」
「――まあ、近いですが……」
「――!」
「マルコム所長は、あいかわらず、全身、棺桶の中」
「つまり、かわったところは、ないのでした」
「……」
「やがて、報告に、来たのは~」
「アカデミー保安部」
「――あれは、破壊工作?」
「――犯人は、ホシュマン教授です」
「――尋問しましょう」
「……」
「――犯人は、服毒自殺しました」

 マルコム主導のプロジェクト、新型エネルギー供給システムMTH――マイクロ・トランジション・ハイパーコンヴァーター――が完成。ついに公開実験。

「マルコム所長は、みずから最終チェック」
「ひとりごと、多いです」
「――やれやれ、こんなバグがあったら、大爆発だよー」
「――!」
「――まさか、これは、破壊工作?」
「――アカデミー保安部を、呼ぶ……いや、オレだって、元USO工作員」
「……」
「――あ、犯人が来たっ」
「犯人は~」
「部門長のひとり、仕事中毒のロガード・シェベナイアーと~」
「共犯とおぼしき、教授1名」
「――ばーん」
「マルコム所長は、棺桶についた武器で、ふたりを殺害」
「逮捕されました」
「――オレ、死刑?」
「……」
「やがて、やって、来たのは~」
「TLDの人たち」
「――シェベナイアーたちは、ゴン・オルボン教団の信者でした」
「――あなたは、無罪放免です」
「――よいお年を~」

 大晦日、新設ハイパー通信リレーにより、惑星フェロルと超光速通信再開。

「ワリンジャー・アカデミーは、また、やりました」
「――たいへんね~」
「――がんばってね~」
「人類に、少し、希望が見えてきました」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆わたしも知らない作家 Peter Dubina 他

□ Peter Dubina

 1940年生まれ。多くの筆名で、ジュブナイル、冒険小説を執筆。ミステリーと西部劇だけで約150冊、とか。

・Mars-Planet der Geister / 幽霊惑星・火星 / Boje 社 1969
・Entscheidung im Weltraum / 宇宙の決戦 / Boje 社 1973

Wayne Coover 名義:

・Bis ans Ende der Welt / 世界の果てまで / Dörner 社
・Der graue Stern / 灰色星 / Dörner 社
・Geschäft mit der Sonne / 太陽で商売 / Dörner 社
・Phantom / 亡霊 / Dörner 社
・Planet der Träume / 夢の惑星 / Dörner 社

編纂:

・Waffenschmuggel im Kosmos / 宇宙武器密売 / Utopia Zukunft 1959

□ Arl Dumcan

 ドイツ人作家。ヘフト Erde 2000 にも参加。

・Planet des blauen Feuers / 青炎の惑星 / Zauberkreis SF 1979
・Computer-Parasiten / コンピューター共生体 / Zauberkreis SF 1980 - Thomas Lockwood と共著

□ Dürrenmatt Friedrich

 1921年生まれ。スイス人作家。たぶん、執筆はドイツ語です。

・Der Untergang der Wega / ヴェガの日没 / Die Arche 社 1959
・Die Physiker / 物理学者たち / Die Arche 社 1962
・Der Winterkrieg in Tibet. Stoffe 1 / チベット冬戦争第1巻 / Diogenes 社 1981

□ Edwin Erich Dwinger

 1898年生まれ、1981年没。

・Es geschah im Jahre 1965 / 1965年のできごと / Pilgram 社 1957

□ J. C. Dwynn

 1941年生まれ。ホラー作家――Terence Brown、John Blood、Robert Lamont、Marcus Mongo――として、多数執筆。

・Die Flucht aus dem All / 宇宙から逃走 / Wiesemann 社 1958
・Ranger, Roboter und Raketen / レンジャー、ロボット、ロケット / Wiesemann 社 1958
・Menschen-Mächte-Mutanten / 人類・権力・ミュータント / Wiesemann 社 1959
・Das Zeitphantom / 時の亡霊 / Bewin 社 1963
・Gehirne, Geister und Gewalten / 脳、心、力 / Bewin 社 1963
・Die Stimme aus dem All / 宇宙からの声 / Bewin 社

 Utopia Zukunft は、Moewig 社のヘフト。
 Zauberkreis SF は、Zauberkreis 社のヘフト。
 情報源は、おなじみ Heyne 社の Lexikon der Science Fiction Literatur。

【関連サイト】
・Heyne 社のサイト
[ http://www.heyne.de/ ]


◆今回のひとこと

 ロゴ入りTシャツで、連帯感。


d-information ◆ 293 [不定期刊] 2004/03/15
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