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267 [2003/09/15]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2194 . Leo Lukas / Der Vierte Inquisitor / 第四異端審問官
2195 . Uwe Anton / VAIA erwacht / ヴァイア目覚める
2196 . Michael Nagula / METANU-Nabelplatz / メタヌ中心
2197 . Arndt Ellmer / Der Jahrmillionenplan / 2000万年計画
2198 . Uwe Anton / Plan des Kosmokraten / コスモクラートの計画
2199 . Uwe Anton / Düstere Zukunft / 仄暗い未来
2200 . Robert Feldhoff / Der Sternenbasterd / 星の私生児

□ 補足:ヴァイア技術者――現地語でヴァイア・カターン

「16万年前~」
「グヤール種族の、有資格者の称号だった、らしい」
「種族全員が有資格者では、ありがたみがない、ので~」
「種族の2割まで、との規定あり」
「この資格~」
「ティムディト――直径3メートル球状重機――の運転免許を兼ねる、という」
「推測まじりですが~」
「ティムディト=〈銀球〉ですね」

□ 2194話「第四異端審問官」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2194.html ]

 新銀河暦1312年5月、トラドム銀河――

「〈理性の異端審問官〉は、のこり、ふたり」
「……」
「ひとりは、〈理性の宗主〉ノーヴェンバー――」
「かつての~」
「自由テラナー連盟所属、追跡巡洋艦《ジョルネ》の~」
「エモシオ航法士、ジム・ノーヴェンバー」
「16万年前~」
「カーフヤーム種族の手で、改造されて~」
「世の生命の生気を、啜り~」
「16万年、生きてきました」
「かつての記憶は、ほとんどなし」
「でも、昔の人格は、ある程度、残っているようです」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーの野望は~」
「――全宇宙のトレゴン、完全支配!」
「かつて、ジム・ノーヴェンバーは、ローダンに憧れていたのです」
「……」
「もうひとりは、〈第四異端審問官〉ハトキン――」
「かつての~」
「自由テラナー連盟所属、追跡巡洋艦《ジョルネ》の~」
「兵站担当、にして、コック」
「ジェレミア・ハトキン」
「おなじく、改造されて~」
「16万年、生きてきました」
「かつての記憶は、ほとんどなし」
「でも、嗜好・性向は、ある程度、残っているようです」
「〈第四異端審問官〉ハトキンは、惑星カーフ――居住者、カーフヤーム種族は、すでに滅亡――を、管理する遺伝子工学担当」
「それだけでは、ありません」
「――じゅるじゅるじゅる……ぺっ」
「――?」
「――この種族の生気は、できそこないだ。食べられないよ」
「食通、なのです」

 〈理性の宗主〉ノーヴェンバーは、〈アングエラの眼〉――超知性体ヴァイア本体が眠る――侵攻に、失敗。
 〈異端審問要塞〉と残存するカタマー艦隊は、惑星カーフへ撤退する。

「――征服士トラー・カトレーからの報告は、まだかっ」
「征服士トラー・カトレーは~」
「《セタ・ワエ》探索の命をうけ、現在、鋭意活動中」
「ヴァイア布告者――トレゴンの使徒――の船《セタ・ワエ》」
「これさえ、あれば~」
「〈アングエラの眼〉侵攻も、難事ではない」
「ところが~」
「数ヶ月前~」
「〈第一異端審問官〉コロナが~」
「――はっ」
「いきなり、かつての記憶をとりもどし~」
「正気にかえり~」
「《セタ・ワエ》を、隠してしまった、ようなのです」

 自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンと、アルコン神聖帝国提督ヴィヴォ家のアスカリは、銀河系連合艦隊22万隻で、惑星カーフへ追撃。

「――ヴァイア布告者アングエラさんに、秘策があるそうだ」
「――ヴァイア布告者アングエラさんに、秘策が?」
「16万年前~」
「カルディト宮殿――〈異端審問要塞〉――から、戦術的撤退したとき~」
「あとで制御を奪取できるように、特別の暗証番号を、しかけたのです」
「――でも、逃げるのは、卑怯だわ」
「――戦術的撤退は、卑怯とちがうっ」
「……」
「――突撃よっ」
「――突撃だっ」
「惑星カーフ上空で、戦闘開始」
「すかさず~」
「自由テラナー連盟旗艦《レイフ・エーリクソン》が~」
「――アンティの超能力で、バリア強化っ」
「――アングエラさんの暗証番号で、敵陣撹乱っ」
「――〈異端審問要塞〉に、肉薄っ」
「――ばりばりっ(バリア同士が衝突する音)」
「すかさず~」
「かつての《ソル》搭載巡洋艦《バレトゥス》が~」
「――《レイフ・エーリクソン》格納庫、オープンっ」
「――射出っ」
「――特攻っ」
「――めりっ(硬い巡洋艦が〈異端審問要塞〉にめりこむ音)」
「すかさず~」
「エルトルス人レッカ・バレトゥス麾下の、精鋭突入部隊が~」
「タラ-V-Uh型戦闘ロボット部隊が~」
「――うおー」
「――がおー」
「精鋭突入部隊は、副司令室のひとつを占拠」
「――アングエラさん、お願いします」

 〈第四異端審問官〉ハトキンが、介入する。

「武器は、遺伝子工学の最新製品~」
「新製品1号~」
「超能力強化型の新型ヴァレンター――エクスヴァレンターっ」
「新製品2号~」
「〈骸兵〉のニューラインナップ――〈統兵〉っ」
「……」
「〈第四異端審問官〉ハトキンの部隊は~」
「〈統兵〉がまとう、パラ現実混沌界を、遮蔽に~」
「惑星カーフから、〈異端審問要塞〉へ」
「占拠された副司令室へ」
「――!」
「――これはっ、究極の食材っ」
「――!」
「――いただきまーすっ」
「――!」
「――?」
「〈第四異端審問官〉ハトキン」
「アングエラさんが展開したパラ次元装甲に、歯がたちません」
「――きーっ」
「〈第四異端審問官〉ハトキンは、けっこう短気な食通です」
「目のまえには、至高の食材」
「そこを、おあずけくらって~」
「錯乱したのだと、いうことです」
「――喰いたいっ」
「手の届くモノ~」
「口にはいるモノ~」
「なにも考えずに、齧ったそうです」
「――がじがじがじ……うっ」
「……」
「憶えているでしょうか?」
「ここは、〈異端審問要塞〉」
「16万年間、〈異端審問官〉が消化できずに排泄した毒素――生気に混在する個体意識――が、堆積・醗酵してきた場所なのでした」
「――うっ」
「〈第四異端審問官〉ハトキン、死去」
「享年――16万歳」
「死因――急性食中毒」

 ヴァイア布告者アングエラは、〈異端審問要塞〉の制御を奪取。

「――おおっ」
「――〈異端審問要塞〉上空に、〈廃墟帝国〉のシンボルがっ」
「――!」
「カタマー艦隊は、ちりぢりに、敗走」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーも、惑星カーフを緊急脱出し、ラトロス系へ」
「――逃げたわ。卑怯だわ」
「――戦術的撤退かも」

 自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンは、〈理性の宗主〉ノーヴェンバーを追撃。

「そして、ラトロス系――」
「――おおっ」
「――見慣れない宇宙船が、逃げていく」
「――あれは、《セタ・ワエ》?」
「ヴァイア布告者――トレゴンの使徒――の船《セタ・ワエ》」
「現在、〈アングエラの眼〉内部にいたる、唯一の手段」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーが、侵入に成功すれば~」
「超知性体ヴァイアの危機」
「が」
「――道は、まだ、あるでしょ」
「〈トレゴンの使徒〉ローダンが、〈無限への架け橋〉で駆けつければ~」
「超知性体ヴァイアを、救えるかも」

追記:
 ヴァイア布告者アングエラ――
 ミヌル同盟を指導し、トラドム銀河再建に尽力する、ようです。

「――私怨による復讐は、いけないよ~」
「――むろん、わたしも、種族の仇はうちたいさ~」
「――が」
「――ヴァレンターには、法廷で、裁きをうけさせるべきだよ~」

□ 2195話「ヴァイア目覚める」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2195.html ]

 冒頭、いきなり――

「――死ねぇ、ペリー・ローダンっ! じゅるじゅるじゅるっ」
「――うおおおおっ、死んだぁっ」

 このすこし前――

「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーの《セタ・ワエ》」
「搭乗者――」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバー」
「科学者種族デュラバカタベ4名」
「クィンタータの怪物6体」
「〈骸兵〉2体」
「ヴァレンター数名――たぶん、非常食あつかい」
「《セタ・ワエ》――クェヴァヤーン技術の粋――は~」
「〈アングエラの眼〉防衛要塞の誘導で~」
「ついに、灼熱域の内側――〈絶対真空〉=〈鼓動〉に到達」
「が」
「《セタ・ワエ》は、灼熱域の通過中に大破」
「〈鼓動〉唯一の惑星――茶色の霧に覆われた――に、不時着する」
「――感じるっ」
「――超知性体ヴァイア、本格覚醒前に、抹殺しなければっ」

 一方、ローダンの《レイフ・エーリクソン》は、フリエゾン第1惑星へ。

「――16万年前、アングエラさんは~」
「――フリエゾン第1惑星のピルツドームから、〈無限への架け橋〉を渡橋~」
「――〈鼓動〉に行こうとして、失敗している、が~」
「――超知性体ヴァイアが覚醒したら、鍵をあけてくれるかも」
「――やってみよう」
「……」
「フリエゾン第1惑星のピルツドームを封鎖する〈暗黒都市〉」
「激戦の結果、占拠しました」
「――では、諸君、わたしは単身、危険な戦いにおもむくぞ」
「〈無限への架け橋〉を、渡橋できるのは~」
「通行許可証をもつ〈トレゴンの使徒〉と、同行者若干名だけなのです」
「――ボクもいくよっ」
「――?」
「――クィンタータの怪物と対決して、トラウマを克服しなくっちゃ」
「――!」

 ローダンとグッキーは、〈鼓動〉のメガ=ドームに到達成功。

「――あんなところに、惑星がっ」
「――あの惑星に、超知性体ヴァイアの意識が集まってくるよ」

 一方、〈理性の宗主〉ノーヴェンバーの《セタ・ワエ》。

「生存者は~」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバー」
「科学者種族デュラバカタベ2名」
「クィンタータの怪物5体」
「不時着地は~」
「直径11kmの島」
「――不時着のとき、地面に穴があきました」
「――地下に、施設があるようです」
「……」
「一行は、船外へ」
「――あー、うっとおしい茶色の霧」
「――!」
「――ていうか、超知性体ヴァイアの本体って、この茶色の霧?」
「クィンタータの怪物は~」
「茶色の霧を、攻撃」
「効果なし」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーは~」
「茶色の霧の生気を、喰ってしまおうっ」
「無理でした」
「……」
「一行は、地下施設へ」
「――棺のようなものが、あります」
「――小さな人のミイラが、安置されています」
「小さな人――ハトル人支族?――は~」
「太古の〈深淵の騎士〉ヴァニルーンのヴァイカンの、オービター」
「いまは、超知性体ヴァイアのアンカーとして、機能しているのです」
「クィンタータの怪物は~」
「棺を、攻撃」
「効果あり」
「超知性体ヴァイアは、ショックをうけているようです」
「――ようしっ。こいつらみんな、破壊っ」

 ローダンとグッキーは、メガ=ドームの小型艇で、ヴァイアの惑星へ。

「――超知性体ヴァイアが、ショックをうけてるよ」
「――てことは、その場所に〈理性の宗主〉がいるぞ、グッキー」
「ふたりは、地下施設へ」
「ローダンは、地下施設最奥の〈鼓動〉防衛要塞制御ステーションを、めざす」

 〈理性の宗主〉ノーヴェンバーが、ローダンを発見する。

「――ずぎゅーん」
「科学者種族デュラバカタベ2名が、ローダンを銃撃」
「対するローダンは、2名を射殺」
「ローダンが、〈理性の宗主〉ノーヴェンバーを銃撃」
「近くのエネルギー・タンクが、大爆発ばーん」
「余波を、くらい~」
「ローダンと〈理性の宗主〉ノーヴェンバー、両名ともに、バリアが消滅する」
「――あ、バリアが」
「――おお、バリアがっ」
「――!」
「――死ねぇ、ペリー・ローダンっ! じゅるじゅるじゅるっ」
「――うおおおおっ、死んだぁっ」
「――」
「――復活っ……細胞活性装置さん、ありがとう」
「――!」
「――ていうか、〈理性の宗主〉の正体って、ジム?」
「――!!」
「――」
「――はっ」
「かつての記憶が~」
「走馬灯のように」
「――ジュリーっ」
「――ライエーっ」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーは、近所の機械につまずいて、転倒しました」
「もともと、その肉体、頑健にあらず」
「最近、まともに食事もしてないし~」
「打ちどころも、悪かったようです」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバー、あっという間に、虫の息」
「――ペリー……ボクを、許してくれますか?」
「――ああ、許すともさ、ジム」
「――これを……」
「――て、コレ、追跡巡洋艦《ジョルネ》ゾンデの記録媒体の、つづき?」
「――がっくり」

 一方、グッキーは、クィンタータの怪物5体と対峙。

「――超知性体ヴァイアの潜在力に圧倒されて、超能力がつかえないのにっ」
「――ずん」
「――ああっ、迫ってくるよっ」
「――ずんずん」
「――ああっ、ナイフ投げようとしてるよっ」
「――ずんずんずん」
「――うおおおおっ、死ぬぅっ」
「……」
「――ばりばりっ(超知性体ヴァイアがグッキーを充電した、みたいな感じ)」
「――超テレキネシスで、投げナイフ反転」
「――ぐっさり」
「――超知性体ヴァイアさん、ありがとう」

 合流した、ローダンとグッキーは、覚醒した超知性体ヴァイアの使者――超知性体の核=〈深淵の騎士〉ヴァニルーンのヴァイカン――と、対面。

「――ていうか、これってネズミビーバー?」
「――ハロー」
「――は、はろー?」
「〈深淵の騎士〉ヴァニルーンのヴァイカンは~」
「超知性体ヴァイアの歴史など、いろいろ、語ってくれたのです」
「ジムの記録もあわせれば、トラドム銀河の歴史すべてが、わかるでしょう」
「――さて」
「――はて」
「――ひとつ願いの儀、これあり」
「――ほほう?」
「――トレゴンの、はじまりの地へ行きたいのです」
「――?」
「――なんだか、最近、ヘリオートスって、信じられない気がして」
「――と、あらば、〈最初のトレゴン〉への通行手形をしたためて進ぜよう」

 ローダンとグッキーは、〈無限への架け橋〉で、フリエゾン第一惑星へ。
 ローダンは、その足で、ひとり〈最初のトレゴン〉へ向かう。

「――いざっ。〈最初のトレゴン〉へ!」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 かくして、男は妊娠した恋人をのこし、昔の女のもとへ走るのです。


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