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260 [2003/07/28]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2186 . Uwe Anton / Der neue Souverän / 新宗主
2187 . Horst Hoffmann / Die schwebenden Stadte / 浮遊都市
2188 . Leo Lukas / Gekapert / 拿捕されて
2189 . H. G. Francis / Geheimnis der Kattixu / カチズ族の秘密
2190 . Horst Hoffmann / Metanu-Station / メタヌ・ステーション
2191 . Michael Nagula / Alles für die Ewigkeit / すべては永遠に
2192 . Claudia Kern / Wider den Seelenvampir / 吸魂鬼にたちむかって
2193 . Rainer Castor / Rettungsplan Stimulation / 救済計画・刺激

□ 2186話「新宗主」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2186.html ]

ここまでの話:

 16万年前、トラドム銀河――
 超知性体ヴァイアのトレゴン――トラドム銀河をふくむ8銀河からなる〈善の帝国〉――は、〈理性の異端審問〉の蜂起により瓦解。

「超知性体ヴァイアの意識は~」
「〈超磁石〉をくらって、爆散」
「事件を目撃した、自由テラナー連盟の追跡巡洋艦《ジョルネ》は~」
「余波をくらって、大破」
「この時代に置き去りにされた、旧《ジョルネ》乗員」
「〈善の帝国〉の残党――主力はエルタン人――と、同盟し~」
「未来への布石を、うつのでした」

 エルタン人と旧《ジョルネ》乗員は、〈善の帝国〉の最終拠点〈最後の都市〉を建設し、超空間泡に隠す――計画の最終段階、エルタン人は、時間稼ぎの策として、〈善の帝国〉の象徴〈カルディト宮殿〉を、敵にあけわたした。

「このとき~」
「旧《ジョルネ》乗員9名は、エルタン船《ポットン》で、逃走」
「でも、撃墜され、不時着」
「脱出できたのは~」
「エモシオ航法士、ジム・ノーヴェンバー」
「テフローダー女医、ライエ・コロナ」
「わずか2名」
「残る7名――マークスのグレク665半人前をふくむ――は、大破したエルタン船《ポットン》の中」
「――たすけてー」
「と、叫んでみたら~」
「やってきたのは、〈理性の異端審問〉のカーフヤーム種族」

以下、今回の話:

 〈理性の異端審問〉の昆虫型種族カーフヤーム――別名、カーフ遺伝学者――は、画策する。

「――エルタン人遺伝子には、種族衰亡の因子を仕組んだから、もう安心」
「――〈理性の異端審問〉主力種族トンキーンも、種ナシにしておきましょう」
「――〈ヴァイア布告者〉アングエラのクローンを……」
「――クローンを?」
「――宗教法人〈アングエラの眼〉の教祖にしては?」
「――」
「――あと、必要なのは、権力者ですが」
「――もちろん、傀儡です」
「――よかろう」
「……」
「カーフヤーム種族は~」
「旧《ジョルネ》乗員8名を、魅力的な素材とみなす」
「8名?」
「マークスのグレク665半人前には、魅力がなかったようです」
「で、即日処分」
「ほか、テラナーとか、テフローダーとかは~」
「――すばらしー」
「特に、エモシオ航法士の、プシ潜在力とか~」
「テフローダーの、パラ腺とか~」
「――絶賛ー」
「テラナーとテフローダーの遺伝子から~」
「有機部品〈骸兵〉が、生産ラインにのりました」
「強靭な肉体と行動力をもった征服士も、いいかんじ」
「――あと、必要なのは、権力者ですが」
「――もちろん、傀儡です」
「旧《ジョルネ》乗員8名は~」
「すでに、原型を保っていません」
「記憶も、ほとんど残っていないようです」
「――ぶくぶく」
「――ぼく、ノーヴェンバー(ジムという名前は、忘れています)」
「――わたし、コロナ(ライエという名前は、忘れています)」
「――故郷は、ル・エリクス(《レイフ・エーリクソン》が、訛っています)」

 〈理性の異端審問〉の主力種族トンキーンは、カーフヤーム種族の陰謀を知らない。

「〈理性の宗主〉――トンキーン種族の首長シクズ・ウクナディ――は~」
「超知性体ヴァイアの本体――意識はなし――が眠る〈鼓動〉を狙う」
「――〈鼓動〉のメガ=ドームに、到達するには~」
「――〈無限への架け橋〉を、渡ればよいのだ」
「〈ヴァイア布告者〉アングエラの日記など、読んでみて~」
「パッサンタム――〈ヴァイア布告者〉の通行証――を、使ってみましょう」
「だめなようです」
「クィンタータの怪物たち+有機部品〈骸兵〉を、使ってみましょう」
「惑星フリエゾンのピルツドームから、〈無限への架け橋〉に侵入できました」
「でも、〈鼓動〉のメガ=ドームには、でられません」
「――いつの日にかっ」
「でも、トンキーン種族に、明日はないのです」

 〈善の帝国〉の残党エルタン人は、活動する。

「太古、伝説のクェヴァヤーン種族は~」
「〈ヴァイアの子〉――今日の〈アングエラの眼B〉――に~」
「ステーション〈サヒンの星〉を、設置した、という」
「〈ヴァイアの子〉の施設は~」
「いまや、稼動を開始し~」
「〈鼓動〉へと、ジェット流の橋をかける」
「橋を、つうじて~」
「超知性体ヴァイアの本体を、覚醒させるのです」
「――いつの日にかっ」
「でも、エルタン人に、明日はないのです」

 超空間泡の〈最後の都市〉でも、エルタン人は活動する。

「――これで、超空間泡には、敵も味方も入ってこれません」
「――敵も、味方も?」
「――しまった」
「……」
「ある日~」
「〈シュメルツヴェヒテ〉――超知性体ヴァイアの意識の破片――が~」
「超空間泡に、迷いこんできました」
「超能力をもったエルタン人が、祈ってみました」
「――むん」
「――〈シュメルツヴェヒテ〉さん、ここにいてください」
「――連絡路に、なってください」
「――外界の〈善の帝国〉の残党を、支援するのです」
「――いつの日にかっ」
「でも、くどいようですが、明日はないのです」

 カーフヤーム種族の計画は最終段階へ。

「――8体の調製が完了しました」
「灰色のただれた皮膚に、うきあがる血管」
「赤い眼と肉食獣の牙」
「日光浴は、避けたほうがよさそうです」
「ヒューマノイドの形は、していますね」
「でも、動作は、ぎこちないです」
「じつは、体細胞は、どんどん死んでいるのですが~」
「他の生物の生命エネルギーを補充すれば、永遠に生存可能」
「――ああ、地域一帯が荒野にっ」
「――吸魂鬼とでも、呼んでおきましょう」
「じつは、吸引した他の生命の意識が邪魔なのですが~」
「それは、〈異端審問要塞〉――かつての〈カルディト宮殿〉――のパラ塵壁に、吸収してもらえば良し」

 トンキーン種族衰退後、8体は〈理性の異端審問官〉に。
 最強のノーヴェンバーは、〈理性の宗主〉の座につく。
 やがて、カーフヤーム種族さえ滅ぼした〈理性の異端審問官〉は、権力拡大を志向する。

「コスモクラート使者ロボット、カイロルと~」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーの、対話」
「――勢力を拡大したいのですか?」
「――そうであるっ」
「――約束ですから、コスモクラートは、トレゴンには干渉しません」
「――ほかのトレゴンなら、襲ってよいのかっ」
「――干渉しません」
「……」
「〈理性の異端審問〉は、拡大します」
「〈無限への架け橋〉で、クィンタータの怪物たち+有機部品〈骸兵〉を派遣」
「〈星界の窓〉で、カタマー艦隊+征服士を派遣」
「……」
「〈理性の異端審問官〉が、唯一おそれるのは~」
「〈鼓動〉に眠る、超知性体ヴァイア本体の、覚醒」
「〈鼓動〉のメガ=ドームに至る道は閉ざされ~」
「〈ヴァイア布告者〉アングエラが隠したらしい〈使徒の船〉も、発見されず」
「――いつの日にかっ」
「そして、16万年の歳月が流れました」

 クィンタータの怪物が、〈無限への架け橋〉のむこうに、銀河系を発見する。

「報告をうけた〈理性の異端審問官〉たちは~」
「なぜか、一瞬、背筋がぴくりとしました」
「――!」
「――?」
「でも、ある程度まで思い出したのは、ただ1体」
「かつてテフローダーだった、〈理性の異端審問官〉コロナ」
「かつてテラナーだった同僚とは、調製の効果が別様だったらしいのです」
「――おまえ、敵に塩を送ったなっ」
「――うっ」
「〈理性の異端審問官〉コロナは~」
「〈理性の宗主〉ノーヴェンバーに、殺されてしまいました」
「――じゅるじゅるじゅるっ……ごっくん」
「生命エネルギーは、〈理性の宗主〉ノーヴェンバーの糧となったそうです」

【追記】旧《ジョルネ》乗員

「じつは~」
「9人以外にも、いたようです」

 10人が、《ジョルネ》搭載艇を《グッド・ホープ》と命名。
 けっきょく、惑星リンクスで、短期間、コロニーを拓いた、とか。

「惑星ポンバルの古代博物館にあった、テラナーの頭蓋骨は~」
「この人々の、モノらしいです」

□ 2187話「浮遊都市」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2187.html ]

 新銀河暦1312年5月、トラドム銀河――

「――新しい情報がつかめたのねっ」
「――過去からきたゾンデと、トラー・ゼブクの椅子からねっ」

 銀河系連合艦隊――自由テラナー連盟、アルコン神聖帝国、ポスビ――22万隻が、デュラバカタベ種族――別名〈トラドム帝国の名誉科学者〉――の研究惑星リファを強襲。

「惑星各所に浮遊する都市施設で~」
「――敵は新兵器をつくっているのねっ」
「――兵器の名は……〈カタパルト〉?」
「〈鼓動〉の超知性体ヴァイアの本体を攻撃する兵器とか、いう」

 トラドム帝国は、〈異端審問要塞〉付属の円盤船2隻――各〈理性の異端審問官〉1名が乗船――と10万隻のカタマー艦隊で、応戦。

「円盤船2隻を、撃沈したわっ」
「でも、〈ゼブクの塔〉型要塞が、〈カタパルト〉を運び去ったよっ」

 一方、〈理性の宗主〉――

「仲間が、2名、死んだようですが~」
「〈カタパルト〉は、回収できたし~」
「別の方面から、なにか大事なモノ発見! の報をうけ~」
「ご満悦の、ようでした」

 以下次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 救われませんね。


d-information ◆ 260 [不定期刊] 2003/07/28
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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