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258 [2003/07/14]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2185 . Uwe Anton / Souverän der Vernunft / 理性の宗主
2186 . Uwe Anton / Der neue Souverän / 新宗主
2187 . Horst Hoffmann / Die schwebenden Stadte / 浮遊都市
2188 . Leo Lukas / Gekapert / 拿捕されて
2189 . H. G. Francis / Geheimnis der Kattixu / カチズ族の秘密
2190 . Horst Hoffmann / Metanu-Station / メタヌ・ステーション
2191 . Michael Nagula / Alles für die Ewigkeit / すべては永遠に

□ 2185話「理性の宗主」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2185.html ]

 新銀河暦1312年5月、トラドム銀河――
 自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンの《レイフ・エーリクソン》は、16万年前に失踪した追跡巡洋艦《ジョルネ》のゾンデを回収していた。

「――記録媒体をつつむ停滞場を、解除します」
「――あ」
「記憶媒体は、塵にかえり~」
「空中に、声だけが、のこったそうじゃ」
「――あー、本日は晴天なり」
「――こちら、16万年前の、ジム・ノーヴェンバー」
「追跡巡洋艦《ジョルネ》のエモシオ航法士は、語るのです」

 16万年前――

「超知性体ヴァイアの〈善の帝国〉は、瓦解」
「かつての秘密結社〈理性の異端審問〉が、権力を掌握したわけです」
「……」
「超知性体ヴァイアは、25万の意識断片に分断され、四散」
「周囲一帯、大災害ばーん」
「いあわせた、テラナーの追跡巡洋艦《ジョルネ》」
「絶体絶命」
「が」
「エモシオ航法士ジム・ノーヴェンバーの、機転で~」
「〈シュメルツヴェヒテ〉――超知性体ヴァイアの遺骸――のひとつに、突入」
「九死に一生」
「とりあえず」

 追跡巡洋艦《ジョルネ》は、10万光年を跳躍。

「大破して、不時着」
「――死者15名」
「――超光速航行とか?」
「――超光速通信とか?」
「――不可っ」
「――不可っ」
「……」
「修理が終わるころには~」
「母艦《レイフ・エーリクソン》は~」
「とっくに、未来に帰っていることでしょう」

 それでも、延々とつづく、修復作業。

「――さあっ」
「――試験飛行っ」
「――爆発ばーん」
「……」
「大破して、ふたたび不時着」
「――搭載艇《SJ-2》で、脱出をっ」
「追跡巡洋艦《ジョルネ》大炎上ばーん」
「――死者25名」
「――酸素惑星なのは、不幸中のさいわいでした」
「――水素もいるよー」
「グレク665半人前――賓客のマークス――は、水素を呼吸するのでした」

 自動で発した救難信号が、〈理性の異端審問〉のカタマー艦を呼ぶ。

「追跡巡洋艦《ジョルネ》の残骸を~」
「さらに、破壊」
「――生存者9名」
「エモシオ航法士ジム・ノーヴェンバー」
「を、はじめ~」
「テラナー7名」
「テフローダー女医ライエ・コロナ」
「グレク665半人前」

 自動で発した救難信号が、〈善の帝国〉の残党、エルタン人の船を呼ぶ。

「救助されました」
「――エルタン人の指導者ジョ・ヴァンピュセです」
「――ぼくは、ジム・ノーヴェンバー」
「――?」
「――同志!」
「――同志?」
「――ともに、明るい未来の礎となろうっ」
「ま」
「未来人である事実は、伏せておくことにして」
「……」
「――同志!」
「――?」
「――〈パラ次元装甲破り〉を、開発するのだ」
「――でないと、将来、困るからね」
「……」
「――同志、科学者コプラダ・ジット!」
「――?」
「――小型宇宙戦闘艇を、設計するのだ」
「――小型宇宙戦闘艇の名は、キミの名をとって〈コジト〉に決定だ」
「――でないと、将来、困るからね」

 そのあいだにも、〈理性の異端審問〉――〈理性の宗主〉=トンキーン種族のシクズ・ウクナディ率いる――は、エルタン人を追いこんでいく。

「――同志、ジム・ノーヴェンバー!」
「――同志、ジョ・ヴァンピュセ?」
「――秘密を、教えようっ」
「――!」
「――超知性体ヴァイアの本体は~」
「――いまも~」
「――トラドム銀河近傍の〈鼓動〉――今日の〈アングエラの眼〉――で~」
「――眠っているのだっ」
「――超知性体ヴァイアの意識は~」
「――〈シュメルツヴェヒテ〉となって、飛散した」
「――が」
「――超知性体ヴァイアの意識を回収すれば~」
「――超知性体ヴァイア復活も、夢ではないのだぁっ」
「……」
「太古、伝説のクェヴァヤーン種族は~」
「〈ヴァイアの子〉――今日の〈アングエラの眼B〉――に~」
「施設を、設置し~」
「〈鼓動〉周囲に~」
「防衛要塞を、設置し~」
「のちに、精神化」
「超知性体ヴァイアに吸収された、という」
「〈ヴァイアの子〉の施設は~」
「いまや、稼動を開始し~」
「〈鼓動〉へと~」
「橋を、かけ~」
「遠い未来には、なるでしょうが~」
「〈善の帝国〉の後継者の前に、道をひらくのです」

 そのあいだにも、〈理性の異端審問〉は、エルタン人を追いこんでいく。

「エルタン人は~」
「〈最後の都市〉を、建設し~」
「異空間に、隠し~」
「ジムは~」
「座標データ隠蔽とか、手伝いました」
「……」
「――同志、ジム・ノーヴェンバー!」
「――同志、ジョ・ヴァンピュセ?」
「――最終撤退だっ」
「――!」
「――〈カルディト宮殿〉開城を条件に、退去の時間をつくった」
「――キミたち異国のヒトたちは、《ポットン》で脱出するのだ」
「――グレク665半人前も、つくったゾンデ持って、いっしょに脱出だよー」
「――さあっ」
「――発進だっ」
「――撃墜ばーん」
「……」
「《ポットン》は、大破して、不時着」
「脱出できたのは~」
「テラナー、ジム・ノーヴェンバー」
「テフローダー、ライエ・コロナ」
「わずか2名」
「――あ、あそこに誰かいるわ」
「――たすけてー」
「――あ」
「――!」
「やってきたのは、昆虫種族カーフヤーム」
「〈理性の異端審問〉を構成する、遺伝子学者種族だったのです……」

 16万年後――

「――ざざざ、ぷちっ」
「……」

 ローダンは、2基目のゾンデを探索せよ、と命令を発した。

追記:
 前回《レイフ・エーリクソン》に収容したアングエラは、まだ覚醒しないようです。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 〈理性の宗主〉シクズ・ウンカディ……シクズ・ウクナディに訂正です。


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