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257 [2003/07/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2184 . Arndt Ellmer / Orakel in Gefahr / 神託の危機
2185 . Uwe Anton / Souverän der Vernunft / 理性の宗主
2186 . Uwe Anton / Der neue Souverän / 新宗主
2187 . Horst Hoffmann / Die schwebenden Stadte / 浮遊都市
2188 . Leo Lukas / Gekapert / 拿捕されて
2189 . H. G. Francis / Geheimnis der Kattixu / カチズ族の秘密
2190 . Horst Hoffmann / Metanu-Station / メタヌ・ステーション

□ Perry Rhodan-Heft 2184話「神託の危機」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2184.html ]

 新銀河暦1312年5月、トラドム銀河――
 自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンの《レイフ・エーリクソン》は、16万年前失踪した追跡巡洋艦《ジョルネ》のゾンデを回収する。

「なかには、記録媒体」
「読むまでには、少々、時間がかかりそう」

 ローダンのもとに、アルコン神聖帝国提督ヴィヴォ家のアスカリが来訪する。

「――トラドム帝国を、総攻撃しましょう」
「――それでは、双方、犠牲が……」
「――そーこーげきー」
「――わかった……」
「――?」
「――まず、銀河系連合艦隊は、〈星界の窓〉を破壊するのだ……」
「――敵の補給路と退路を断つのねっ」
「――いや、そうすれば、本来は無関係な銀河をまきこまずに……」
「――全艦、発進よぉぉ」

 一方、トラドム銀河を巡航する、コジト宇宙戦闘艇――

「――ボクたち~」
「――宇宙の偵察隊~」
「乗員は~」
「ロクソ・クァドロン麾下」
「ジャンカロン特命隊の面々」
「使命は~」
「連敗つづきのトラドム帝国は、すでに、統治機能なし」
「トラドム銀河の現状を、掌握しておかねば」
「……」
「すでに、地方勢力がいくつも勃興しているようです」
「最大のものが、ここ、ミヌリ連盟」
「――!」
「――?」
「――隊長、う"、う"、ヴァイア布告者のシグナルであります」
「――い、いくぞっ」
「発信源は、シャラム系の惑星シャラマンディ」
「住民は、クルン人」
「山腹の洞が発するシャナ・カミーの神託を、崇拝しているとか」
「玄室には、なにが、あるのでしょう」
「はいってみましょう」
「……」
「――ここで、質問です」
「――?」
「――タトリックス文明の、かつての中心惑星は?」
「――か、か、カルデラ」
「――カルディト球の、プシ物質は?」
「――て、て、テュムカル」
「――カルディト球内の移動手段は?」
「――か、か、カルドゥル……一人乗りのパラ塵帆船であります」
「16万年前のことは、いろいろ、聞いて、知っています」
「3つの質問に、首尾よく回答」
「ジャンカロン特命隊は、洞窟奥の玄室へ、導かれます」
「――!」
「包帯で覆われた、光る遺骸がひとつ」

 惑星シャラマンディ上空に、宇宙要塞〈ゼブクの塔〉とカタマー艦隊が出現。

「――て、撤退だっ」
「――あ、あれも、もっていくんだな」
「ジャンカロン特命隊は、洞窟奥の玄室の死体をふりかえります」
「――!」
「遺骸の位置が、先刻と、かわっていました」
「――い、い、遺体だと思ったら、生きているであります」
「――と、とにかく、撤退だっ」
「ジャンカロン特命隊は、遺骸――生きてる?――をかついで、玄室をあとに」
「……」
「外では~」
「ヴァレンターの降下部隊が、上陸中」
「――!」
「――隊長、た、た、魂が抜かれるであります」
「ヴァレンター降下部隊が搬送してきた、黒い卵型の棺」
「近隣の生命力を~」
「吸引するようです」
「しかたないので、遠くから、観察していましょう」
「黒い卵からあらわれたヒューマノイドが、山腹の洞に……」
「――ばーん」
「大爆発」
「玄室には、保安機構も、あるのでしょう」

 惑星シャラマンディ上空に、ジャンカロン特命隊の救難信号にこたえた《レイフ・エーリクソン》とポスビ艦隊が出現。
 宇宙要塞〈ゼブクの塔〉は、破壊される。

「――ローダン、こ、こ、こんなヒトが寝ていました」
「――アングエラ……!?」
「玄室に眠っていたのは、最後のヴァイア布告者だったのです」

追記:
 トラドム銀河の〈星界の窓〉は、銀河系との経路をのぞいて、すべて破壊されたようです。

□ ATLAN-Centauri Heft

12 . Uwe Anton / Finale am Sonnentransmitter
/ 恒星転送機のほとりのフィナーレ

 半年つづいた企画ものヘフト。最終話です。

□ ATLAN-Centauri Heft 12話「恒星転送機のほとりのフィナーレ」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/centauri/12.html ]

 新銀河暦1225年3月14日――
 舞台は、球状星団ケンタウルス座オメガ――

「カラグ鋼鉄惑星――」
「直径10万kmの半空間泡にある、ロボット・ステーション」
「素材――鉄とニッケルの小惑星――が、直径524km」
「中央に穿たれた空洞が、内径124km」
「そこに浮遊する中核球体は、直径およそ60km」
「……」
「転送機で潜入したのが~」
「アトラン」
「ツォルトラル家のリー」
「ザナルグン」
「カルサン・ゴロ」
「ドリュハン人ウルバギムーン」

 カラグ鋼鉄惑星の制御脳は、ふたりのタム評議員――クリシュンをまとうアトランとクレスト・タロ――を前に、すでに中立を宣言。
 敵は、クレスト・タロとその配下のみ。

「――これはっ」
「――古代レムール人の遺伝子実験施設?」
「――これのおかげで、ツォルトラル家は家業繁盛、だったのですね」
「クレスト・タロを家長とする、ツォルトラル家」
「最近は、遺伝子工学で、儲けていたのです」
「……」
「――あれはっ」
「――猿のような蛮人?」
「アトランは、西暦2406年の、惑星タマニウムを思い出します」
「あのとき~」
「愛するミロナ――じつは最後の〈島の王〉――が~」
「クランタル――猿のような蛮人――を、麻酔銃で撃ったり~」
「アトランが、その蛮人を、介抱したり~」
「いろいろ、思い出しているとっ」
「――!」
「ツォルトラル家のリーさんが~」
「蛮人を、麻酔銃で撃ってしまったり~」
「アトランは、その蛮人を、介抱したり~」
「――きみを、クランタルと呼ぼう」
「――うっきー」

 アトラン一行は、分断され、アトランとリーは、クレスト・タロの一党に捕らえられる。

「――わたしの、勝ちのようだな」
「――くっ」
「――冥土のみやげに、カラグ鋼鉄惑星の最大の秘密を、お目にかけよう」
「――?」
「――〈意識転送機〉だっ」
「つまり~」
「任意の意識を、任意の肉体に、転送する機械」
「――ぜんぶ、この装置で、やったのだな」
「――オルバナショル家造船所の警備を突破して、暗殺事件も?」
「――古代博物館で、クリシュン強奪も?」
「――このアトランへの、精神攻撃も?」
「――リーさんが、ときどき、オレに冷たいのも?」
「……」
「クローン技術+〈意識転送機〉=不死」
「――このタム評議員ネヴス・マルコーヴァ=バンは……」
「――?」
「――もとい、クレスト・タロは~」
「――永遠に生きるのだっ」
「どうやら~」
「クレスト・タロの頭のなか~」
「自身の記憶と~」
「ネヴス・マルコーヴァ=バンの記憶――カラグ鋼鉄惑星の制御脳が、入場試験のためにダウンロードした――が~」
「まざっています」

 クレスト・タロは、〈意識転送機〉の示威実験。

「転送される意識――」
「ツォルトラル家のリー」
「転送先の肉体――」
「太古のタム評議員ネヴス・マルコーヴァ=バンの、保存死体」
「――ちょっと待てっ」
「――ぶーんっ」

 突如、警報が響く。

「――〈意識転送機〉が、オーバーヒートしました。全施設が爆発します」
「カラグ鋼鉄惑星の制御脳が、報告する」
「――ひーっ」
「クレスト・タロとその一党は、右往左往」
「――ぞんびー」
「太古のタム評議員ネヴス・マルコーヴァ=バンの死体が、立ち上がる」
「――!」
「魂をなくしたリーの肉体が、アトランを襲う」
「――うっきー」
「蛮人クランタルの槍が、リーの肉体を貫き、アトランを救う」
「――ミロナっ……」
「――?」
「――もとい、リーっ~」
「アトランの頭のなかも~」
「まざっているようです」
「――シッカリシロ、バカモノッ!」
「〈付帯脳〉が、叱咤するのでした」

 突如、〈解体者〉――コスモクラートのアンドロイド部隊――が出現。
 〈意識転送機〉を解体し、カラグ鋼鉄惑星爆発の危機を回避する。

「――失敗だったのです」
「ザムカル――コスモクラートのロボット――が、いう」
「ザムカル――西暦3587年、エランテルノーレ銀河で登場したザムカル」
「ザムカル――〈深淵の騎士〉になるはずだった、もとはヒューマノイド」
「ザムカル――今回は、〈解体者〉を統率しているらしい」
「ザムカル――リーさんの遺体をかかえて、つづけて曰く」
「――このヒトに、ふたつめの意識を植えつけておいたのです」
「――きみを監視するためにです」
「――〈深淵の騎士〉アトランは、今後も必要なのです」
「――死なせるわけにはいかないのです」
「――だから、監視役をつけておいたのですが」
「――その監視役が、暴走してしまったのです」
「――ふたつ意識があるものを、〈意識転送機〉にかけるから、悪いのです」
「――では」

 ザムカルと〈解体者〉は、去る。
 太古のタム評議員ネヴス・マルコーヴァ=バンの遺体は、崩壊する。
 クレスト・タロ一党は、逮捕。

「アトラン、カラグ鋼鉄惑星の制御脳にむかって曰く」
「――カラグ鋼鉄惑星は、封印する」
「――はい」
「――このアトランか、タム評議員以外、立入禁止だ」
「――了解しました」

 《トソマ》は、球状星団ケンタウルス座オメガを離脱する。
 事件は、終わったのだ。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 七夕……晴れるといいですね。


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