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255 [2003/06/23]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2181 . Hubert Haensel / Die Liebenden der Zeit / 時の恋人たち
2182 . Hubert Haensel / Der THOREGON-Plan / トレゴン計画
2183 . Ernst Vlcek / Mit den Augen der Cishaba / キシャバの眼とともに
2184 . Arndt Ellmer / Orakel in Gefahr / 危難の神託
2185 . Uwe Anton / Souverän der Vernunft / 理性の宗主
2186 . Uwe Anton / Der neue Souverän / 新宗主
2187 . Horst Hoffmann / Die schwebenden Stadte / 浮遊都市
2188 . Leo Lukas / Gekapert / 拿捕されて

□ 2181話「時の恋人たち」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2181.html ]

 舞台は、〈最初のトレゴン〉中枢部、逃走中の《ソル》艦内――

「アルゴリアンふたり覚醒、の報をうけ~」
「かけつける、アトラン」
「……」
「太古種族アルゴリアン」
「脚が4本、腕が4本、頭部は犬猫のよう」
「尊大な、態度です」
「しかも~」
「コスモクラートも~」
「〈太陽神トレゴン〉も~」
「敵視して、いるようです」
「いあわせたモチチ族を、鼻にもかけず」
「テラナーたちを、カチズ族あつかい」
「アトランに〈深淵の騎士〉のオーラを、みとめ~」
「ようやく、まともに目をあわせてくれました」
「ていうか、睨んでます」

 アトランは、アルゴリアン両名を、司令室に案内。

「《ソル》の全体像などを、投影」
「レセプションなど、はじめようかと……」
「その、矢先」
「――あ、この宇宙船、見たことあるわ」
「――見たことあるねー」
「――?」
「――1800万年前、セガフレンドー銀河で」
「――セガフレンドー銀河でねー」
「――!」
「一同、唖然」
「でも、アトランは、なすべきことを知っていました」
「にっこり笑って、こう問いかけたのです」
「――いろいろと、ご教示いただけまいか?」

 アルゴリアンの男女は、語る――

「――わたしは、レ・アニャンテ」
「――ぼくは、クルカリェン・ヴァランティル」
「――2000万年前ごろ、わたしたちは~」
「――ぼくたちは~」

 太古――
 アルゴリアン種族――故郷惑星は、アンソーリャ系トゥラカメ――は、コスモクラートの使命をうけるまで、すでに13万年間、ザンサラーン銀河を支配していた。
 ザンサラーン銀河近傍には、コスモヌクレオチド〈ザンリークレ1〉。
 6万4000光年離れた惑星ザンスのザンサル聖堂を拠点とする〈守護騎士団〉は、すでに120万年間、幾多の〈大群〉を宇宙に送り出していた。

「ふたりが生まれた、時代~」
「アルゴリアン種族は、コスモクラート陣営でも屈指のエンジニア」
「――あなたは、屈指のポテンシャル建築家」
「――きみは、基礎安定技術者だったよねー」
「――当時から、このヒトは、妙に鬱陶しいのでした」

 アルゴリアン種族のクルカリェン・ヴァランティルは、時空エンジニア種族の技術〈ポテンシャル場〉を応用。〈時の泉〉――〈大群〉監視のため、予定航路の要所に口をあけた汎宇宙個体搬送システム――を設計。

「〈ポテンシャル場〉が、入荷します」
「――実験しようねー」
「――あれ?」
「――!」
「――ぼんっ」
「実験中の事故で、ふたりは死んでしまいました」

 ふたりの意識と記憶は――原因は、〈ポテンシャル場〉実験事故の副作用と推測される――数百年後、アルゴリアン種族の新生児の肉体に覚醒する。

「――このヒトを、恨んでいました」
「――!」
「――でも、記録をみたら、くやしいことに、本当に不慮の事故」
「――許してよー」
「――しょーがない、許してあげる」
「――ありがとー」
「――転生しても、このヒトは、妙に鬱陶しいのでした」

 ふたりは、転生を重ね、数千年後――

「アルゴリアン種族は、コスモクラートに離反」
「――ぼくらを、道具としか、みていないしー」
「――目的も、教えてくれないしー」
「一方、コスモクラートは、アルゴリアン種族に罰をくだした、とか」
「――出生率低下?」
「――種族の危機?」
「……」
「――この頃には、もう、妙に鬱陶しいのにも、なれちゃって」
「――ハニーっ」
「――ま、いいかな、って」

 アルゴリアン種族は、世代宇宙船〈トゥラ〉で、安住の地をもとめ、〈星のメールストローム〉へ。

「アルゴリアン種族は、惑星トゥラカメ2に植民」
「周辺宙域に、拡大」
「〈星のメールストローム〉に、探検行」
「そして~」
「〈絶対真空〉――エネルギー集積中の静謐な空間――を発見する」
「当時、〈絶対真空〉は、無人でした」
「なぜか~」
「正体不明の銀色の光球だけが、いくつか、飛んでいたのです」

 ある日、アルゴリアン種族のもとへ、銀色の光球――超知性体〈トレゴン〉の使者ヘリオートス――が、飛来する。

「――超知性体〈トレゴン〉のところに、来てください」
「案内されたのは、ある小星団の連星系トレゴン・チェンチャ」
「2つの、工業惑星と~」
「1つの、居住可能な酸素惑星」
「でも、超知性体は、そこにはいないのです」
「……」
「超知性体〈トレゴン〉とは~」
「星団全域に散在する、プシオン場の集合体」
「各プシオン場は、恒星にあって、恒星の活動に存在を依存するのです」
「緑のヘリオートスは~」
「恒星間の情報を運び、時に、武器として機能」
「銀のヘリオートスは~」
「超知性体〈トレゴン〉の意識断片をもち、使者として機能」
「赤いヘリオートスは~」
「失敗作で、危険なのだとか」
「……」
「超知性体〈トレゴン〉、曰く」
「――コスモクラートは、宇宙に生命と知性を播種しました」
「――でも、増やしすぎたのです」
「――超知性体は、いまや誕生ラッシュ」
「――全員が、必要な規模の〈力の球形体〉をもてません」
「――全員が、〈物質の泉〉に進化するわけにはいかないのです」
「――コスモクラートは、超知性体を、間引きするつもりです」
「……」
「超知性体〈トレゴン〉は~」
「若冠200万歳」
「思考も、のろい」
「力も、弱い」
「――間引きされる前に、隠れないと」
「――〈星のメールストローム〉の〈絶対真空〉へ」
「――援助してください」

 アルゴリアン種族は、超知性体〈トレゴン〉を構成する星々を、〈星のメールストローム〉の〈絶対真空〉に移転。

「最終段階は、連星系トレゴン・チェンチャの移転」
「コスモクラート配下の艦隊が、攻めてきました」
「――どんぱち」
「でも、なんとか、移転に成功したのです」

□ 2182話「トレゴン計画」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2182.html ]

 アルゴリアンふたり――レ・アニャンテとクルカリェン・ヴァランティル――が、ともにすごした歳月は、すでに数万年。

「超知性体〈トレゴン〉は~」
「〈絶対真空〉=〈鼓動〉に居をかまえ~」
「コスモクラートと、相互不可侵条約を締結」
「――超知性体〈トレゴン〉は、〈鼓動〉を拡張しない」
「――この条件が守られるかぎり、コスモクラートは、マハグール銀河に干渉しない」
「……」
「が」
「超知性体〈トレゴン〉の計画は、ここで終わりではなかったのです」

 〈鼓動〉にて、超知性体〈トレゴン〉、最初の依頼――

「――〈鼓動〉と外界をむすぶ通路を、建設してください」
「……」
「じつは~」
「超知性体〈トレゴン〉を構成する星々は、徐々に質量を失いつつありました」
「恒星は、光と熱を、放出しますが~」
「〈絶対真空〉から、物質の補給は、ないのです」
「アルゴリアン種族は~」
「数千年、数世代をかけて~」
「〈鼓動〉と外界のあいだに~」
「〈物質ポンプ〉のようなもの、を建設」
「……」
「一方~」
「アルゴリアン種族は、衰退しています」
「――〈鼓動〉の種族に、次代をになってもらいましょう」

 超知性体〈トレゴン〉、第2の依頼――

「――〈無限への架け橋〉を、建設してください」
「……」
「アルゴリアン種族は~」
「数千年、数世代をかけて~」
「〈時の泉〉のようなもの、を建設」
「宇宙船も通行可能な巨大な橋脚――〈メガ=ドーム〉」
「個体通行用の小型の橋脚――〈ピルツドーム〉」
「どちらも、〈ポテンシャル場〉技術の産なのでした」

 超知性体〈トレゴン〉、第3の依頼――

「――セガフレンドー銀河に、〈メガ=ドーム〉を設置してください」
「……」
「ふたりは、設置現場の監督として、出張します」
「〈エスタルトゥ〉――セガフレンドー銀河の超知性体――は~」
「〈夜〉と命名した、小規模な〈鼓動〉に居をかまえ~」
「コスモクラートとも、相互不可侵条約を締結」
「――〈エスタルトゥ〉は、〈夜〉を拡張しない」
「――〈エスタルトゥ〉は、新しい〈トレゴン〉創設をこころみない」
「――この条件が守られるかぎり、コスモクラートは、セガフレンドー銀河に干渉しない」
「……」
「そして~」
「〈メガ=ドーム〉を介して~」
「超知性体〈トレゴン〉と超知性体〈エスタルトゥ〉は、秘密の長電話」
「……」
「一方~」
「アルゴリアン種族は、見てるだけです」
「――これでは、コスモクラートに仕えていたのと、同じかも」

 次の人生――

「セガフレンドー銀河を、見てみれば~」
「超知性体〈ク・ウーガル〉麾下の、ムンデーン人が襲来」
「超知性体〈エスタルトゥ〉は~」
「すでに、滅亡」
「セガフレンドー銀河の〈銀河冠〉も~」
「もう、滅亡寸前」
「――あ、金色の変な船が」

 数人生後――

「幾多のトレゴンが、誕生」
「……」
「一方~」
「アルゴリアン種族は、さらに衰退しています」

 次の人生は、1400万年後――

「――世代交代の間隔が、長くなってるってこと?」
「アルゴリアン種族は~」
「惑星トゥラカメ2を、停滞場で封印」
「必要なときだけ、覚醒する」
「……」
「――〈鼓動〉の種族に、次代をになってもらえそう?」
「モチチ族の、能力では~」
「〈メガ=ドーム〉と〈ピルツドーム〉の生産ラインが、限界かも」
「……」
「――これでは、コスモクラートに仕えていたのと、同じかも」
「モチチ族に、抵抗運動を、組織させましょう」
「〈ヘリオートスに見つからない首輪〉も、開発しておきましょう」

 次の人生――

「数万のヘリオートスと~」
「大型牽引船団が~」
「巨大なプシオン塊――死に瀕した超知性体〈カッバ〉――を~」
「外界から、運んできました」
「……」
「銀のヘリオートス、曰く」
「――新時代が、はじまるのです」
「――超知性体の死骸から~」
「――〈擬似ヌクレオチド〉を、創るのです」
「……」
「――これでは、コスモクラートに仕えていたのより、悪いかも」
「しかも~」
「超知性体〈トレゴン〉は~」
「アルゴリアン種族の離反を、察知していました」
「外界から招聘されたカチズ族が、アルゴリアン種族を拘束」
「最後のアルゴリアンたちは~」
「惑星アルダリメルへ、追放されたのです」

 以上、昔話でした。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 今回、なぜか大変でした……。


d-information ◆ 255 [不定期刊] 2003/06/23
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