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219 [2002/10/14]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇わたしも知らない作家 Terry Cane 他


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2140 . Horst Hoffmann / Der kindliche Herrscher / 幼君
2141 . Susan Schwartz / Der verlorene Wurm / 失われた虫
2142 . Uwe Anton & Rainer Castor / Im Reich der Aarus / アールスの国で
2143 . Uwe Anton & Rainer Castor / Gegen die Fensterstation / 〈星界の窓〉ステーション攻撃
2144 . H. G. Francis / Vor der Konjunktion / 朔の前
2145 . Arndt Ellmer / Gestrandet auf Vision / ヴィジョンに不時着
2146 . Arndt Ellmer / Die Pangalaktischen Statistiker / 汎銀河統計者
2147 . Robert Feldhoff / Die große Konjunktion / 大朔
2148 . Susan Schwartz / Galaktische Feuerprobe / 銀河の火の試練
2149 . Robert Feldhoff / Paradimjäger / パラ次元ハンター
2150 . Uwe Anton / Festung der Inquisition / 異端審問の砦
2151 . Hubert Haensel / Zentrum der Inquisition / 異端審問の中枢
2152 . Horst Hoffmann / Der Markt der Ito / イトの市場

□ 2140話「幼君」補足2
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2140.html ]

 トラドム銀河、半空間泡に隠されたエルタン人の〈最後の都市〉――
 自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンと、アルコン神聖帝国提督ヴィヴォ家のアスカリは、エルタン人の指導者トロイム・レカロとともに、〈最後の都市〉のコンピュータ〈カウシオ〉のもとへ。
 コンピュータ〈カウシオ〉は、ローダンとアスカリのみならず、エルタン人の指導者トロイム・レカロさえ権限なしとし、幾多の質問――太古の技術、〈最後の都市〉の起源など――の回答をこばむ。

「でも~」
「わかったのです」
「じつは~」
「〈最後の都市〉のコンピュータ〈カウシオ〉の、奥の奥に~」
「なにやら、立入禁止の区画が、あるのでした」

 立入禁止区画の反撥フィールドは、エルタン人の指導者トロイム・レカロとムー――ローダンの〈ガローン服〉に付属する小型の超ロボット――の侵入を阻止。だが、ローダン自身がこころみると、区画は、なんなく進入を許す。

「理由は~」
「――細胞活性装置?」
「――〈ガローン服〉?」
「――〈深淵の騎士〉のオーラ?」
「わかりません」
「……」
「しばらく進むと~」
「背後の視界は、とざされ~」
「技術的な連絡手段も、ことごとく不可能に」
「――おお」
「ぼうっ、とした光が!」
「のぞきこむと、直径3mほどの空間」
「室内の壁面を、拡大して見れば~」
「微細な六角形の素子が、敷きつめられて~」
「推定182万基?」
「――ほう」
「一歩、踏みこむと~」
「浮揚力場が、ローダンを部屋の中心へ」
「微細な六角形の素子が、さらに、ぼうっ、と光を増して~」
「――ほほう」
「ローダン、肩の投光器を~」
「ぴかっ」
「すると、前方の壁面が、反応」
「ぴかっ」
「反対側の壁面が、連鎖反応」
「ぴかぴかっ」
「室内全域が、連鎖反応」
「ぴかぴかぴかっ」
「――ふむ。一種の感光素子なのだな」
「ぴかっ」

 その瞬間、エルタン人の〈最後の都市〉に、重力異常発生。

「――このままではっ」
「――〈最後の都市〉が、通常空間に落下してしまうっ」
「〈最後の都市〉のエルタン人3000名と協力種族は、パニックです」
「……」
「エルタン人の指導者トロイム・レカロ、原因をたずねます」
「と、コンピュータ〈カウシオ〉、こたえて曰く」
「――わ、わたしは……せ、制御されて……い、いるのです」
「――?」
「それを聞いた、アスカリさん」
「やおら、立入禁止区画につめよると、叫んで曰く」
「――ペリーっ!」
「――」
「――バカやってないで、早くもどってらっしゃいっ」
「――ん、呼んだかね?」
「……」
「ともあれ~」
「エルタン人の〈最後の都市〉は、危機を脱し~」
「エルタン人の指導者トロイム・レカロは、さらに意気消沈したのでした」

□ 2141話「失われた虫」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2141.html ]

 エルタン人の〈最後の都市〉から巨大航宙施設《アールス・ジマ》に帰還した、アルコン神聖帝国提督ヴィヴォ家のアスカリと、自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダン。

「――首尾は?」
「――エルタン人との、同盟は?」
「――収穫は、〈星界の窓〉ステーションの図面と〈パラ次元装甲破り〉のデータだけですか?」
「――」
「――さあ、次の作戦よっ」
「――作戦だっ」
「――!」
「銀河系のハヨク散開星団から、トラドム銀河のロアンナ星域を直結する~」
「〈星界の窓〉=〈星界の天窓〉通路」
「いまは~」
「エルタン人の干渉で~」
「銀河系からトラドム銀河へ、一方通行」
「で?」
「ロアンナ星域は、何回も偵察してますが~」
「トラドム帝国の銀河系侵攻艦隊に、まじって~」
「よく見かけてたのが~」
「そういえば~」
「〈星界の天窓〉復旧工事にあたるとおぼしき、巨大な影」
「全長60Km。うねうねっと、のたくるミミズのようなバリア」
「なかには、幾多の構造物」
「――そうよ、あれって、アールス種族の巨大航宙施設〈虫〉なのよ」
「――?」
「――潜入よっ」
「――潜入だっ」

 巨大航宙施設《アールス・ジマ》のアールス2名――〈虫使い〉ケプリンと技術者スサ――が、巨大航宙施設《アールス・カールト》――トラドム帝国に接収された〈虫〉――に潜入。

「中は、がらん、としています」
「居住していたアールス種族は~」
「総出で、〈星界の窓〉ステーション復旧工事に?」
「……」
「潜んでいた老人、曰く」
「――トラドム帝国の征服士トラー・ゼブクが~」
「――なにがなんでも、期限までに、〈星界の窓〉を修理しろって?」
「……」
「巨大航宙施設《アールス・カールト》の〈虫使い〉サプリッティ、曰く」
「――納期遅延のお詫びに、行ってくる」
「〈虫使い〉サプリッティは~」
「死を覚悟で、トラドム帝国の征服士トラー・ゼブクの旗艦へ」
「おそらく、生還することは、ないのです」

 〈虫使い〉ケプリンと技術者スサは、巨大航宙施設《アールス・カールト》の転送機を起動。グッキーをふくむ潜入部隊が、到着する。
 目標は――〈星界の窓〉ステーション攻略である。

 つづく。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆わたしも知らない作家 Terry Cane 他

□ Terry Cane

 ジュブナイル・シリーズ Raumpatrouille「宇宙パトロール」の著者。
 あるドイツ作家の筆名らしい。

Raumpatrouille / 宇宙パトロール
・Angriff der Praitaner / プライト人の攻撃 / Weichert 社 1982
・Kampf auf dem Planeten Prait / 惑星プライト上陸戦 / Weichert 社 1982
・Rettung der Basis Imperial / 帝国基地救援 / Weichert 社 1982
・Unbekannte Dimension / 未知次元 / Weichert 社 1982
・Flugechsen im Fadenkreuz / 照準にとらえたトビトカゲ / Weichert 社 1983
・Der falsche Commander / 偽コマンダー / Weichert 社 1983

□ Cal Canter

 ヘフト Ren Dhark の作家のひとり。この仕事専用の筆名だったらしい。

□ Alexander Carr

 あるドイツ作家の筆名。

・Die schwarzen Adler / 黒鷲の群れ / Utopia Großband 1961
・Riesentermiten greifen an / 巨大白蟻襲来 / Utopia Zukunft 1962
・Der letzte Einsatz / 最後の出動 / Utopia Zukunft 1962

 Utopia Großband と Utopia Zukunft は、Pabel、Moewig のヘフト。
 情報源は、おなじみ Heyne 社の Lexikon der Science Fiction Literatur。

【関連サイト】
・Heyne 社のサイト
[ http://www.heyne.de/ ]


◆今回のひとこと

 筆名ばかり――正体を隠す理由は、さまざま、あるのでしょう。


d-information ◆ 219 [不定期刊] 2002/10/14
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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