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216 [2002/09/23]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇わたしも知らない作家 Karl-Ulrich Burgdorf 他


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2139 . Horst Hoffmann / Die Eltanen / エルタン人
2140 . Horst Hoffmann / Der kindliche Herrscher / 無邪気な君主
2141 . Susan Schwartz / Der verlorene Wurm / 失われた虫
2142 . Uwe Anton & Rainer Castor / Im Reich der Aarus / アールスの国で
2143 . Uwe Anton & Rainer Castor / Gegen die Fensterstation / 〈星界の窓〉ステーション攻撃
2144 . H. G. Francis / Vor der Konjunktion / 朔の前
2145 . Arndt Ellmer / Gestrandet auf Vision / ヴィジョンに不時着
2146 . Arndt Ellmer / Die Pangalaktischen Statistiker / 汎銀河統計者
2147 . Robert Feldhoff / Die große Konjunktion / 大朔
2148 . Susan Schwartz / Galaktische Feuerprobe / 銀河の火の試練
2149 . Robert Feldhoff / Paradimjäger / パラ次元ハンター

□ 2139話「エルタン人」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2139.html ]

 前回のあらすじ――

「トラドム帝国に捕獲され~」
「惑星グ・イパンで尋問をうける~」
「〈廃墟帝国〉の廃墟探検隊隊長チル・ユーピング」
「自由テラナー連盟政庁主席ローダンの《レイフ・エーリクソン》と~」
「アルコン提督ヴィヴォ家のアスカリの《カーリボ》は~」
「陽動作戦」
「トム・キャットとシーキャット――シガ人が操縦するロボット――、潜入」
「――アルコン爆弾点火っ」
「混乱のなか~」
「廃墟探検隊隊長チル・ユーピングと~」
「その考古船《スピット》を~」
「奪回したのです」
「《レイフ・エーリクソン》と《カーリボ》は~」
「当面の基地とさだめた《アールス・ジマ》へ」

――以上、前回のあらすじでした。

 16万年前、トラドム銀河を含むこの銀河団では、タトリックス文明――別名〈幸福帝国〉――が繁栄していた。いま、エルタン人が指導する〈廃墟帝国〉は、タトリックス文明の遺産を武器に、トラドム帝国の圧政下にあるトラドム銀河の解放を企図しているという……。

 少し前、〈廃墟帝国〉の本拠、エルタン人の〈最後の都市〉――

「エルタン人には、ここ数十年、新世代の誕生がありません」
「で」
「一組の夫婦がいます」
「そこそこ高齢の旦那さまは、フェキ・ヒウレ――」
「エルタン人を主導する8人の哲学者の〈評議会〉のひとり」
「まだ、若い奥さまは、コリナ・コーエン――」
「――子供がほしいの」
「――?」
「――せっかくだから、活力ある若~いヒトの遺伝子を、人工授精して」
「――!」
「翌朝、旦那さまフェキ・ヒウレは、家をでたそうです」
「……」

 現在、《アールス・ジマ》――

「廃墟探検隊隊長チル・ユーピング、ヴィヴォ家のアスカリ、ローダンの~」
「3者会談」
「――エルタン人の〈最後の都市〉に行くには~」
「――?」
「――3つのものが必要であるっ」
「――?」
「――1つは、考古船《スピット》。ただし、今回、同行できるのは2名まで」
「――ほう」
「――2つ目は、〈キタのかけら〉」
「――ほほう」
「――3つ目は、〈綺麗な心〉」
「――うっほほほぅ!」
「新銀河暦1312年1月6日――」
「廃墟探検隊隊長チル・ユーピング、ヴィヴォ家のアスカリ、ローダンの~」
「考古船《スピット》は~」
「意気揚々、《アールス・ジマ》を発進したそうです」
「……」

 ふたたび、少し前、〈廃墟帝国〉の本拠、エルタン人の〈最後の都市〉――

「エルタン人が察知した情報」
「――トラドム帝国、銀河系侵攻を決定せり?」
「――警告しなければ」
「――コジト宇宙戦闘艇をジャンカロン種族に与え、急使をたてるのです」
「――〈星界の天窓〉の機能を、とめなければ」
「――急使が通過したあと、トラドム銀河向き、一方通行にするのです」
「そうして発進する《タトリックス》」
「エルタン人が所有する、わずか2隻の宇宙船の1隻」
「船長ルイム・オジャルは、活力ある若いヒト」
「で」
「発進……のまえに、こんな事件がありました」
「――子供がほしいのです」
「コリナ・コーエンは、人工授精して、受胎したそうです」
「……」

 現在、考古船《スピット》――

「廃墟探検隊隊長チル・ユーピング、ヴィヴォ家のアスカリ、ローダンの~」
「考古船《スピット》は~」
「〈シュメルツヴェヒテ〉――トラドム銀河に2万5000基ある太古の転送施設――の1基に接近」
「――これより、〈シュメルツヴェヒテ〉に、堕ちるっ」
「――!」
「――さすれば~」
「――?」
「廃墟探検隊隊長チル・ユーピングが、とりだしたのは~」
「重さ1Kg、青い水晶塊」
「――〈キタのかけら〉が、めざす〈シュメルツヴェヒテ〉に導くのだっ」
「――!」
「――ただし、〈綺麗な心〉でいないと、はじかれてしまうのだ」
「――心配ご無用!」
「――さあっ」
「16万年前、タトリックス文明崩壊のとき~」
「エルタン人と他種族10万人が~」
「エルタン人の〈最後の都市〉に逃れ~」
「いまでも、そこに、いるのだそうです」
「……」

 ふたたび、少し前、〈廃墟帝国〉の本拠、エルタン人の〈最後の都市〉――

「連絡員からの情報」
「――《タトリックス》、任務完遂。撃沈」
「船長ルイム・オジャルの消息は、知れません」
「コリナ・コーエンは、誓います」
「――この子は、わたしひとりで、立派に育ててみせるわっ」
「が」
「エルタン人には、じつは、派閥がありました」
「――〈廃墟帝国〉を導いて、トラドム帝国を、なんとかかんとか」
「とか」
「――もう疲れたよ~。滅びちゃおうよ~」
「とか」
「後者を代表する、秘密結社〈真生同盟〉は~」
「新生児誕生――つまり、コリナ・コーエンの受胎を、よく思っていません」
「――誘拐だっ」
「女医ハラ・ゲーブルと~」
「かけつけた旦那さまフェキ・ヒウレの、活躍」
「コリナ・コーエン、無事解放」
「秘密結社〈真生同盟〉の首領――〈評議会〉の哲学者のひとり――も、失脚」
「旦那さまフェキ・ヒウレ、コリナ・コーエンの瞳をじっとみつめて~」
「――この子は、わたしたちの子だっ」
「――がしっ」
「こうして誕生した、新生児トロイム・レカロ」
「〈ロッケナ〉――エルタン人の生誕儀式――には~」
「何百というエルタン人が、参列」
「新たな世代に、自分の知識をわけあたえたのです」
「……」
「さて、よその星の文化は摩訶不思議」
「新生児トロイム・レカロ――」
「いまや、最高の活力と最高の知識をもつエルタン人」
「新生児トロイム・レカロ――」
「この瞬間から、エルタン人の指導者なのです」
「……」

 現在、考古船《スピット》――

「廃墟探検隊隊長チル・ユーピング、ヴィヴォ家のアスカリ、ローダンの~」
「考古船《スピット》は~」
「直径300万kmの半空間泡の〈キタの星〉――恒星のように輝く〈シュメルツヴェヒテ〉――で、無事、再物質化」
「エルタン人の〈最後の都市〉――〈キタの星〉を距離75万kmで周回するステーション――に到達」
「エルタン人の〈最後の都市〉――」
「2枚の板を、1辺で直角に接合したL字型」
「床板部分は3550m×4200m、厚さ750m」
「壁板部分は3550m×4300m、厚さ750m」
「L字の内側、人工大気の箱庭には、各種族が居住し~」
「そびえる壁面の穴々には、穴居生活者エルタン人が居住するという」
「……」
「エルタン人の出迎えが、やってきました」
「その中央に、乳母車が1台」
「――?」
「――ばぶばぶ」
「――?」
「――ようこちょ。ボクがエルタンじんのちどーちゃでちゅ」

 つづく。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆わたしも知らない作家 Karl-Ulrich Burgdorf 他

□ Karl-Ulrich Burgdorf

 1952年生まれ。

・Delphinenspiele / イルカ・ゲーム / Arena 社 1977

Martin Hollburg 名義、Wolfgang Hohlbein と共著:
・Der Tiger von Vaultron / ヴァウルトロンの虎 / Franckh 社 1984

編纂:
・Nijha, der Attentäter / 暗殺者ニジャ / Zauberkreis SF 1974

□ Bruno H. Bürgel

 1875年生まれ、1948年没。

・Die seltsamen Geschichten des Dr. Ulebuhle / ウレブレ博士奇譚集 / Ullstein 社 1920
・Der Stern von Afrika / アフリカの星 / Ullstein 社 1921
・Dr. Ulebuhles Abenteuerbuch / ウレブレ博士冒険の書 / Ullstein 社 1928

□ Randolph Burkley

 あるオーストリア作家の筆名。

・Raubzug aus dem Weltall / 宇宙からの略奪行 / Uranus 1957

 Uranus は Steffek 社のヘフト。
 情報源は、おなじみ Heyne 社の Lexikon der Science Fiction Literatur。

【関連サイト】
・Heyne 社のサイト
[ http://www.heyne.de/ ]


◆今回のひとこと

 〈綺麗な心〉って、ようするに、エルタン人の味方ってことで。


d-information ◆ 216 [不定期刊] 2002/09/23
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